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8/30(水)キャプテンの一言

▼環境は地球とまったく違うのに兄弟星とか姉妹
星とかいわれている太陽系第2惑星「金星」に到着
した日本の探査機「あかつき」が赤道付近の高度
45キロから55キロの中低層でジェット気流を発見
した。JAXA=宇宙航空研究開発機構=が29日
発表したもの。「あかつき」は2010年5月21日に
種子島宇宙センターから打ち上げられ、2012年
12月に金星軌道に投入するはずだったが、周回
軌道に入るための噴射に失敗、2015年12月の
再投入に挑戦して成功した。小惑星探査機「はやぶさ」
を再現するような快挙に盛り上がっていた。打ち上げ
から5年半もかかってしまったが。以前から金星の
大気上層部(高度およそ70キロ付近)にはスーパー
ローテーションといわれる時速100キロの強風が
吹いていることが知られていたが、その下の部分
でもジェット気流が吹き荒れていることを「あかつき」
の赤外線カメラが初めてとらえた。金星は太陽の周り
を地球時間換算でおよそ224日で公転している。
地球の内側にあるのだから理解できるが、1日は
地球でいう117日もあり、2日で太陽を一回りしてしまう。
地上はおよそ90気圧もあり、硫酸の雨が降り注いで
いる過酷な世界。佐島勤(さとう・つとむ)氏の「魔法科
高校の劣等生」という物語の23巻には金星を再生して
人類移住計画が登場する。現在の科学では不可能
だろうが、未来はどうなるか誰も分からない。ただ、
ボクは太陽から地球より離れた場所が理想だと思って
いる。火星の先、木星の衛星が理想なのだが…。

▼直虎自身が死んだ小野政次が会いに来る、あるいは
囲碁の相手にやって来るという設定は一瞬なら分から
ないではないが、1話の半分以上も費やすのは余りにも
おかしい。もちろん政次の意を汲んでの結果(脚本家の
話)とはいえ、ただ50話を引き延ばしただけの不要な
“コマ”だったと思う。やはりといったら失礼だが、27日
放送されたNHK大河「おんな城主 直虎」の視聴率は
11・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。この
数字は第31回の「虎松の首」(8月6日)の10・6%、
第17回の「消えた種子島」(4月30日)の11・0%に
次ぐワースト3位だった。サブタイトルは「隠し港の龍雲
丸」だが、これ自体が作り話だからどうしてもウソにウソ
を重ねている印象しか残らない。以前にもこのコーナー
でも書いたように堀川城は大沢元胤勢に抑えられており、
気賀の民はほとんどが徳川勢によって殺戮されている。
そこには龍雲丸一派は存在しない。ただし井伊谷三人
衆の一人、鈴木重時が徳川側として戦い討ち死にした
のは事実のようだ。別れ際に南渓和尚から「政次を
生きて返してくれ」といわれていたが、これも間違いだろう。

▼鈴木重時の正室は奥山朝利(大河ではでんでんさん
が演じる)の娘で、つまり直政の母、しのとは姉妹になる。
奥山家は井伊家の分家になり、そこから妻を貰っている
ことから同じ井伊谷三人衆の近藤康用(やすもち)とは
立場が違う。だから南渓和尚とのやり取りはなかったの
ではないかと推測する。ただし徳川方として堀川城攻め
に参加して討ち死にしたのは事実のようである。跡を
継いだ重好(しげよし)は井伊直政、その子直継の家老
として仕えたが同僚の讒言に会い追放された。しかし、
元から事実ではなかったようで、のち水戸徳川家の家老
となる。直虎の家老として武士らしからぬ活躍をみせ存在
感を示している奥山六左衛門は奥山朝忠のことで朝利の
長男、朝宗の息子とみられる。ちなみに小野政次の弟、
玄蕃に嫁いだ「なつ」は「しの」の妹なので、もう一つの
家老、中野家も含めて周辺にいるほとんどが井伊家の
血縁関係となる。

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