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7/14(金)キャプテンの一言

▼ついに陸地を離れ氷山となってしまった。
このコーナーでも紹介した南極大陸にある
棚氷「ラーセンC」にあった巨大な亀裂が完全
に離れ、およそ5800平方キロメートル、重さ
およそ1兆トンという過去最大級の氷山となって
南極海に浮かんでしまった。季節的に冬に
向かっているこの時期にこうゆうことが起こる
ということは、とりもなおさず地球温暖化が猛
スピードで進んでいることの証拠だろう。これは
12日、イギリスのスウォンジー大学などの調査
チームが明らかにしたもので、先月初めに氷床
とつながった部分が残り17キロメートルになった
いたが、ついにおよそ200キロメートルが完全に
分離してしまった。切り離れた部分はラーセンC
全体のおよそ12%に当たる。棚氷ラーセンは北
から南へA、B、Cがありノルウェーの捕鯨船の
船長の名前から因んで付けられた。しかし、
1995年「A」が、2002年には「B」が崩壊して
しまい「C」だけが残っている。

▼2004年のアメリカ映画「デイ・アフター・トゥモロー」
は地球温暖化によって南極の棚氷が融けること
によって世界中で異常気象が発生する内容だが、
このとき南極の棚氷が崩壊する映像があった。
その映像こそが2002年に崩壊した「ラーセンB」
の実写だった。映画では東京でゴルフボール大の
雹が降った。この映画は温暖化の影響で海流に
変化が生じ、イッキに寒冷化した異常気象になった
というもの。実際、海底流が停止または速度が著しく
落ちると寒冷化するという説を唱える学者も存在する。
しかし、寒冷化の前に南極の氷の多くが溶け出して
いるだろう。地球上にある氷の90%が南極に
集まっているといわれている。9%が北半球最大の
氷の島グリーンランドで、1%が2か所以外に存在
するすべての氷だというから、南極がいかに凄い
かがうかがえる。この南極の氷がもし、すべて
溶け出してしまったらどうなるのか。一説では
50メートル前後も海水面が上昇らしい。そうである
なら地球上にある東京やニューヨークなどほとんど
の大都市が海の底になってしまう。このままの
スピードで温暖化が進めば現実になってしまう可能
性を否定できない。今からでは遅いかもしれないが、
人類の叡智で南極全体を覆いつくす形で氷を溶かさ
ない技術を開発する必要がある。あるいは気象を
コントロールする技術が必要だろう。

▼ことし10月に木星に突入して任務を終えること
になっているNASA=アメリカ航空宇宙局=の
木星無人探査機「ジュノー」が迫力ある「大赤斑」
の映像を届けてくれた。きのうからきょうにかけて
新聞各紙にも掲載された。木星まで9000キロに
接近してい撮影されたもので、この距離はもちろん
これまででもっとも近づいたもの。以前は木星の
大赤斑といえば巨大な楕円形だったが、最近は
円に近づいてきた。最大時には直径4万キロメートル
にも達していたが今回のジュノーからの映像では
1万6350キロメートルと縮小傾向が続いている。
記事では「大斑点」となっており、大赤斑とは
いわないらしいが、ボクらの世代は「大赤斑」の
方がしっくりくる。大赤斑は土星探査機カッシーニ
で有名なイタリア出身でフランスの天文学者
ジョヴァンニ・カッシーニが1665年に発見した。
きょうまで1度も消滅することなくおよそ350年存在
しているといわれている。ただし1714年から1830
年の113年間は観測されていないため、正確には
分かっていないということ。この大赤斑は円に
近づいて、しかもかなり小さくなっている。楕円
時代は長径4万キロもあったが、今回の観測では
1万6350キロまで縮小した。しかし地球の直径
1万2756キロより大きい。木星がいかに
大きいかが分かる数字。

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