上着が要らないほどの陽気に包まれた4/29(日)の放送日。この日は京都で「天皇賞・春」(G1・芝3200)が行われました。三連単プレゼントは濱野さんがオルフェーヴルを、西村さんがウインバリアシオンを、田辺さんがユニバーサルバンクをそれぞれ指名しました。
ゴールデンウィークということもあり、快晴の京都競馬場には大勢のお客さんが詰めかけました。第145回天皇賞で最も注目を集めたのは、昨年のクラシック三冠と有馬記念を制したオルフェーヴル。前走の阪神大賞典では3コーナーで逸走するも、そこから態勢を立て直し、2着まで追い上げるというケタ違いのレースぶりを見せました。果たしてどんな勝ち方を見せてくれるのかという期待が、単勝1.3倍というオッズにあらわれていました。
レースは、ゴールデンハインドが飛ばし、その直後にビートブラックがつけて、大きく離れた位置にナムラクレセントがいて、その遥か後方に後続馬群という縦長の展開で進みました。坂の下りでビートブラックがゴールデンハインドを抜き去ると、各馬スパートを開始。4コーナーを回ったところで外に出したオルフェーヴルはまだ後方4、5番手。直線に入ってもビートブラックの脚色は衰えず、後続に4馬身の差をつけてそのままゴールイン!重賞初制覇が古馬最高峰のGⅠという大金星を挙げました。そして、注目のオルフェーヴルは直線でも弾けることなく、11着に敗退。京都競馬場は三冠達成時とは違ったどよめきに包まれていました。
三連単は濱野さんのオルフェーヴルが11着、西村さんのウインバリアシオンが3着、田辺さんのユニバーサルバンクが6着となり、最先着馬を指名した西村さんが勝者となりました。
この日のお昼休み。特定のGⅠの時だけ京都競馬場から出されるお弁当を食べる西村さんと三宅さん。
2人は暫し、こんなやりとりをしていました。
西村「三宅くん、絶好の行楽日和やねぇ♪」
三宅「ホンマですねぇ、お弁当もできることなら、芝生の上で食べたいですね」
西村「それにビールがあったら、サイコーやね♪」
2人「はぁ〜(ため息)」
と、2人とも現実を痛感したのか、それぞれ馬券学講座、5レースの準備のため、そそくさと放送席に消えていきました。
さて次週からは5月に突入。5/6(日)の放送日は、東京で「NHKマイルカップ」(G1・芝1600)が行われます。3歳マイル王の称号はどの馬に!?この日のドラマティック競馬も朝10時からON.AIR。それでは皆さん、お聴き逃しなく!