• 言葉シリーズ「不要不急」の対義語(反対語)って…何だろう?

    2020年5月3日 - 10:00 AM by 藤川 貴央


    「不要不急の外出を控えるように」と言われ続けて早2か月。

    では、どんな時なら外出しても良いのでしょうか?
    「不要不急」の対義語(反対語)を考えてみることにしましょう。

    先の大戦中、軍事輸送の観点から重要ではない鉄道路線が次々に廃止されました。
    こういった路線を「不要不急線」と呼んだことがこの言葉のルーツとする説があり、
    もちろん造語のため直接の対義語はありません。

    ということで「不要」と「不急」に分けて考える必要がありそうです。

    広辞苑によりますと

    不要…必要でないこと。いらないこと。

    対義語はもちろん「必要」です。*ちなみに「必要」も「不要」も、幕末から明治期にかけて造られた言葉です。

    続いて

    不急…急を要しない事。さし当たって用のないこと とあります。

    対義語は「火が燃え広がるように急なこと。非常にさしせまっていること」を意味する「火急」です。

    つまり「不要不急」の反対(対義語)は「必要火急」ということになります!

    一方で「緊急」ではダメなのか?という疑問が湧いてきますよね。

    確かに「緊急」も事がさしせまって対策などを急がなければならない時に使いますが、
    急ぐ理由が「火急」とは異なるのです。

    急いでいる理由全般に使うことができる「火急」に対して、「緊急」は身の危険が迫っている場合に使います。
    急がないと命が危ない!と言う場合は「緊急」です。

    生活する上で必要、または差し迫っている事情がある「必要火急」の用件の時か、
    その事情が誰かの命に係わる「必要緊急」の場合のみお出かけ下さい。