• 「文楽」再開!!8月31日「ニュースパレード」をお聴き下さい

    2020年8月28日 - 11:10 AM by 藤川 貴央

    今月22日(土)大阪市中央区日本橋の国立文楽劇場で「素浄瑠璃の会」が行われました。

    正面玄関には、半年ぶりに色とりどりの幟が上がり、再開を待ちわびたお客さんを迎えました。

    新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため客席は半分に減らされましたが、
    使用しない座席には人形に着せる衣装の柄がプリントされた紙が貼られて華やかな雰囲気。
    文楽劇場らしい粋なソーシャルディスタンスです。
    入場時の検温はもちろん、チケットのもぎりもお客さん自ら行うなどの対策がとられました。

    最初の演目は「日吉丸稚桜(ひよしまるわかきのさくら)」。

    鶴澤寛太郎さん(33)が三味線を務めました。
    心中などの悲劇が多い文楽には珍しく、豊臣秀吉が主人公の縁起の良い“出世もの”です。

    「素浄瑠璃の会」は人間国宝の豊竹咲太夫さんをはじめ、大ベテランが顔を揃えます。

    寛太郎さんは「この企画に出して頂くには余りにも未熟で飛び級感がありますが…芸を磨く上で転機になる演目としてどのような演奏を今の僕がするかというのを聴きに来て頂ければ」と意気込みを語っていました。

    本番では、竹本錣太夫さんの語りを、華やかな演奏でドラマティックに盛り上げ、私も取材を忘れて物語の世界に引き込まれました。

    感染症対策として一時は稽古場も閉鎖され、自宅での稽古を余儀なくされたと言います。
    「三味線を手にできない中で何ができるかな?再開に向けて繋がる何かがあるのかな?」と考え、SNSを強化したり、動画配信に向けて勉強をしたりして過ごしたという寛太郎さん。
    “お喋り”の才能も生かして、ラジオ大阪の番組「寛太郎とたかおのツレビキ!(水曜深夜11時30分)」でも情報や思いを発信しています。

    出番を終えた寛太郎さんは「無事に舞台に立てたことが大きな一歩。お客さんがいる客席は嬉しいですね。当たり前だったことが全然当たり前ではなくなっていたので、感慨深い景色でした。」と喜びを噛みしめていました。

    今回の公演は29日(土)から、株式会社イープラスが提供する動画ストリーミングサービス「Streaming+」で有料配信されます。
    詳しくは国立文楽劇場のホームページをご覧下さい。

    また、文化放送をキーステーションに全国32局ネットでお送りしている「ニュースパレード 夏企画」で、この模様を放送します。

    8月31日(月)午後5時~5時12分(夏企画は3分ほどのコーナーです。)
    関西圏ではラジオ大阪 AM1314kHz/FM91.9MHzでお聴き下さい。