第219回 この機会、お見逃しなく!

先週に続きアズマッチさんのアシスタントを務めさせて頂きました。
直接お会いするのは初めてでしたが、
お声はこの番組でもYoutubeでも
お聞きしていたのでずっと前から存じている気持ち。
のびのび楽しいひと時でした。
それもこれもアズマッチさんのお人柄のおかげです。

さて、先週は新しくオープンしたレストランをご紹介しました
「新しもん情報」、
今週は国立国際美術館の展覧会をご紹介しました。
「ピカソとその時代 ベルリン 国立ベルクグリューン美術館展
―ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティ」。
2月4日に開幕し、5月21日まで開催されています。
20世紀を代表する4人の画家の作品で構成されていて、
来日する97点のうち76点が日本初公開。
この規模で見られることはめったにない!
会場内作品写真撮影OKということもピカソではとても珍しいんですよ。
ピカソでは第2次大戦の頃の恋人ドラ・マールを描いた
2つの作品(ドラが亡くなるまで自分の手元に置いていた)が特に素敵でした。
ナチスに押収され他の略奪美術品と共に列車で運ばれるところを
レジスタンスが奪還した、というエピソードがある
「黄色のセーター」も展示されていますよ。

そうそう!ピカソは焼き物やブロンズ像なども作っていて、
身近な廃材を使った「鶴」は何が使われているか探すのも面白いです。
ハインツ・ベルクグリューンはベルリンで生まれ、
アメリカでアートジャーナリストをしたのちに、
戦後のパリで画廊(ベルグラン画廊)を開いた伝説的な画商の1人です。
彼のコレクションを収めた美術館が改修工事のため
一挙にコレクションが国外公開されることとなりました。
なのでこの規模での展覧会を日本で見られるのはこの先ないと考えた方が良いです。

ベルクグリューンの美術商としての視点と、
作家へのコレクターとしての(推し活的な⁉︎)視点、両方から集められていて
偏りなく見ていて心地よい作品群です。
額縁も絵にふさわしいもの、絵が最も美しく見えるよう
選び抜いているので注目してくださいね。

来週はアズマッチさんが参加されたミーグリの話が登場するのでしょうか?
リスナーとしてマチコさんの武勇伝を楽しみにしております♡
(青柳万美)