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2023/09/01(3)『かぶりつきフライデー!』辻直美さん「災害は怖い。でも防災はおもしろい!」/大阪880万人訓練/常磐もの/方丈記

防災の日」であり関東大震災から100年の節目でもある2023年9月1日(金)、今年4回目の防災特別企画は、「過去の災害に学び、備えに取り組む」をテーマに、6:30から16:30までのワイド番組で、様々な視点から災害と備えを取り上げてお送りしました。

 

「OBCグッドアフタヌーン!原田年晴 かぶりつきフライデー!」(11:00~14:00、出演:原田年晴アナウンサー、和田麻実子アナウンサー)では、「災害は怖い。でも防災はおもしろい!」という言葉が印象的な国際災害レスキューナース辻直美さんとお電話をつないだほか、支援の機運が高まる「常磐もの」や、『方丈記』の災害の記述に着目して、様々な角度から防災や災害を考えました。また、放送時間中に実施された『令和5年度 第12回 大阪880万人訓練』は、スタジオでも通知を受けながら、リスナーの皆さんに呼びかけ、訓練を共有しました。

 

 

「災害は怖い。でも防災はおもしろい!」

電話ゲスト:辻直美さん(国際災害レスキューナース)

 

国際災害レスキューナース 辻直美さんにお電話をつないで、ユニークな防災への考え方を伺いました。

「災害は怖い。でも防災はおもしろい」
「防災を考えることは人間力をあげること」
「防災を極めると、生活の質が爆上がりする」
力強いひとことひとことに、おっくうになりがちな防災や備えも「やってみようかな」という気にさせられます。
原田アナウンサー・和田アナウンサーもすっかりその人柄に魅せられたようでした。

100円ショップで買えるアイテムでつくる“プチプラ防災”は、防災へのハードルが下がり、身近に感じられます。

 

 

『令和5年度 第12回 大阪880万人訓練』について

大阪府全体で一斉に実施されるこの訓練。
年に1度のこの訓練を生かして万が一のことを想像してみましょう!と、リスナーの皆さんへ呼びかけました。

 

 

“プロが認める魚” 『常磐もの』

日本全国の名物・名所をご紹介する「ご当地かぶりつきの旅」のコーナーでは、「常磐もの」を取り上げ、いわき市水産課の村瀬さんにお電話を繋いでお話を伺いました。

関西ではあまり馴染みがない「常磐(じょうばん)もの」とは、常陸(茨城)と磐城(福島)の沿岸海域で獲れる魚介類を指し、ブランドとしてPRしているそうです。
秋にかけては、ヒラメ、カレイ類、アナゴが旬を迎えます!
常磐ものについて、詳しくはこちらもご覧ください。
http://joban-mono.jp/

大阪では、大阪府庁の食堂で常磐ものを使ったランチを提供しているそうですよ(2023年9月現在)。

 

 

『方丈記』に見る当時の災害と防災

「古典から学ぶ防災」として、鴨長明『方丈記』にある災害の記述に注目しました。
木村 耕一さん著「こころに響く方丈記 〜鴨長明さんの弾き語り」から読み解きます。

鎌倉時代初期に起きた京都での地震とその被害、そして年月とともにそれを忘れてゆく人々への疑問。
現代にも通じる、数多くの描写に驚きます。