ラジオ大阪 OBC

防災ラジオステーション

2022/6/17(3)『かぶりつきフライデー!』大阪トヨタのたすかんねん・大阪モノレールの取り組み

 

大阪府北部地震から4年の2022年6月17日(金)、今期3回目の防災特別企画は「防災を日常生活の一部に」をテーマにお送りしました。

 

原田年晴 かぶりつきフライデー!』では、大阪トヨタ自動車本社ビルにある「たすかんねん」を和田麻実子アナウンサーが、4年前の地震で被災した大阪モノレールの被害と対策を原田年晴アナウンサーがレポートしました。

 

大阪トヨタ自動車本社ビルの「たすかんねん」って何だろう?

前回の防災ウォーク中に、「たすかんねん」という防災設備の案内板を発見した和田アナウンサー。

 

「たすかんねん」って何だろう?ということで、今回、取材させていただきました。

大阪市福島区の大阪トヨタ本社ビルの屋上に設置された大きな柱のような「たすかんねん」は、「発電」「充電」「通信接続」ができる、 “独立電源通信装置” 。
自然エネルギーを利用して発電、発電した電力はバッテリーに蓄えられ、付属のLEDライトを点灯させたり、ACコンセントやUSB端子を通じてスマートフォンやタブレットなどを充電することができます。また、大手通信会社の回線パンクなどによって通信障害が起きた際には、データ通信も可能だそう。
「たすかんねん」は、災害時、地域の皆さんの力強い味方になる防災設備でした!

 

 

 

大阪府北部地震から4年・大阪モノレールの震災被害と災害対策

大阪北部地震発生時、震源近くを走っていた大阪モノレールの当時の様子はどうだったのか?原田アナウンサーが取材しました。

 

 

「大阪モノレール」様のご協力で、地震発生時に指令室と各列車の間で交わされた緊迫した交信の音声をラジオでお届けしました。運転していた運転士さんは、地震発生時、電車が後方部分へ大きく引き戻されるように感じ、激しく壊れたかのような感覚で、とっさに非常ブレーキをかけた、と当時の様子をお話くださいました。乗客の方々は、皆さん冷静だったということです。

地震が発生した7時58分、ラッシュ時でたくさんの電車が出ていましたが、阪神淡路大震災以降、橋脚などは強化され大事に至りませんでしたが、点検に時間がかかった反省点から、7カ所に地震計を設置して、コンピューターで点検の重点ポイントを算出できるようになり、復旧時間を短縮できるようになったということです。

 

 

鉄道好きの原田アナウンサーのレポートにも熱が入りました。