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【防災特別企画】2022/1/17(1)和田麻実子アナウンサーの防災さんぽ

2022年1月17日の防災特別企画は「阪神・淡路大震災から27年、当時の記憶から改めて防災・減災への取り組み方を考える」をテーマにお送りしました。

「防災シミュレーション『和田麻実子アナウンサーの防災さんぽ』」では、大阪梅田近辺の職場で地震が起きたと想定し、電車などの交通機関がストップした中で、西宮方面の住宅地までの最善の帰宅経路を考え、和田アナウンサーがそのルートを歩きました。
中継レポートは、「ハッピー・プラス」「かぶりつきマンデー」の2番組の中で計6回行い、スタートからゴールまでの各地点を紹介しました。
※防災さんぽ・・・防災目線で街をチェックして歩くこと

 

 

【9:00頃】「防災さんぽ」中継(1)梅田ブリーゼタワー前より

国道2号線で、野田阪神駅前を通り淀川へ

梅田ブリーゼタワー前で中継>>>災害時帰宅支援ステーション発見>>>津波避難ビル+独立電源通信装置あり(大阪トヨタ本社ビル)>>>広域避難場所案内

 

【9:40頃】「防災さんぽ」中継(2)淀川大橋周辺より

淀川大橋は700m以上あります。災害時には尼崎・西宮方面の帰宅困難者が殺到し、混雑が予想されます。この日はかなりの強風でした。

 

 

 

【10:40頃】「防災さんぽ」中継(3)神崎川周辺~杭瀬駅へ

神崎川周辺の土地は海抜0m地帯が多く、津波・高潮や豪雨による河川の氾濫による水害への備えがされています。神崎大橋には大きな防潮鉄扉が設置されています。(27年前の阪神・淡路大震災で、西淀川区は液状化などで大きな被害が出ました。)

 

淀川大橋>>>海抜マイナス0.3m表示>>>神崎大橋の左岸防潮鉄扉>>>津波避難ビル表示

 

 

【11:30頃】「防災さんぽ」中継(4)大物公園周辺~尼崎市防災センター

尼崎市に入り国道2号線沿いに進むと大物公園があり、被災時の避難場所となっています。さらに国道2号線を歩くと尼崎市防災センターがありました。無料で入館でき、気軽に消火体験などができる設備があります。

 

 

 

 

【12:20頃】「防災さんぽ」中継(5)尼崎市内を進み武庫川へ

 

 

尼崎市昭和通四丁目交差点で中継>>>武庫川に到着>>>武庫川西側の住宅地にも津波避難ビルが

 

 

【13:40頃】「防災さんぽ」中継(4)JR甲子園口でゴール

 

 

「防災さんぽ」まとめ

防災目線で歩くと、日常に溶け込んでいる風景に危険が潜んでいることに気づきます。 特に今回は大きな河川が多く、海抜0m地帯もありました。津波・高潮や豪雨による河川の氾濫に備え、大きな防潮鉄扉が設置されており、災害時の恐怖が伝わって来ました。そして尼崎・西宮方面の帰宅困難者にとってはこの場所が大きなポイントとなるでしょう。 防災士の方の話では、トレーニングをしていない一般女性の歩行速度は4.2km/hで、 4時間程が体力の限界とのこと。今回、和田麻実子アナウンサーが、梅田から西宮北口駅を目指して歩き、ゴールはできませんでしたが、甲子園口駅まではなんとか歩けました。 距離にして12kmくらいです。何度も中継で足を止めたことを考慮すると妥当な結果です。 ただし当日はスニーカー(運動靴)を履いており、革靴・かかとの高い靴では1時間も歩けないでしょう。日頃から職場のロッカーに歩きやすい靴を常備するのも大切です。