今回、生誕100周年記念として、初めて山崎豊子作品の朗読番組を制作、放送いたします。山崎豊子の作品は朗読文化において一つの重要な要素となります。彼女の作品は多くの人々に愛されていて、人間の心情や人生の喜びや苦しみを深く描写したものであり、その作品は朗読に適しています。山崎豊子の作品を朗読することで、その作品の持つ情感やメッセージをより深く味わうことができます。朗読によって、言葉のリズムや響きがより際立ち、聴衆は物語の世界に引き込まれるでしょう。また、山崎豊子の作品を新たな視点から楽しむ方法です。その言葉の力と物語の深さが、聴衆に感動を与えられることと思います。
山崎豊子
大阪市南区(現:中央区)船場出身
1924年1月2日生まれ~2013年9月29日(89歳没)
毎日新聞社大阪本社調査部を経て、学芸部にて当時の副部長であり、のちに作家となる井上靖のもとで記者としての訓練を受け、勤務のかたわら小説を書き始めた。『暖簾』を刊行して作家デビュー。『花のれん』にて第39回直木賞を受賞。のちも大阪を舞台とした作品を多く執筆した。作家生活の中期以降は戦争の非人間性など社会問題を取り上げた作品を中心に『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』戦争三部作を執筆。その後、大手航空会社内の腐敗やジャンボ機墜落事故を扱った『沈まぬ太陽』を発表。すべてベストセラーとなった。1991年、菊池寛賞受賞。2009年『運命の人』を刊行し、毎日出版文化賞特別賞を受賞。大作『約束の海』を遺作として2013(平成25)年に逝去。
©山崎定樹/新潮社
朗読/畑中ふう
1959年7月31日生まれ。大阪府枚方市出身。龍谷大学経済学部卒業。
フリーランスのナレーター、ラジオパーソナリティとして数々の人気番組を担当。
「M-1グランプリ」「千原ジュニアの座王」などのナレーションをはじめ、大阪を中心に、ライブやトークイベントなども精力的におこなう。