「一生サポートものわすれクリニック」2017年9月5日放送

投稿日: 作成者: ラジオ大阪



出 演/
松本診療所ものわすれクリニック院長 松本一生(いっしょう)先生
原田年晴(ラジオ大阪アナウンサー)
大西ユカリ(火曜アシスタント)

認知症は10年後に730万人 高齢者の5人に1人と言われる時代。
認知症の方、また、介護する家族を応援するコーナー。
介護する方の悩みを募集し、松本先生に答えてもらいます。
お悩みの方がいらっしゃいましたら番組までお便りをお寄せください。

原田:今回は、女性の方からお手紙をいただきました。

「仕事の量を減らしてもらいながら、母の介護をしています。
8/2は母の73才の誕生日でした。ときどき喧嘩もしながら母との暮らしを楽しんでいます。
でも、何かにつけできない母を指摘してしまい、怒ってしまいます。
怒ってはダメだとわかってはいるのですが。いつもそのあと後悔します。
お母さんごめんね。そして、誕生日おめでとう。」

原田:仕事の量を減らしている、ということですが、
仕事と介護の両立というのは難しい所がありますよね。

松本:介護も仕事も両立できている人は少数派で、多くの人は
介護離職が避けて通れない道になっている。

原田:法律的には応援してくれることになっているが、現状はなかなかそこに行かない・・。

松本:本音と建前になっています。
僕も介護をしていて
この方の、一番仕事でがんばれる時期を介護のために
減らしているというのは他人事ではないです。

大西:今の73歳は若いですからね。
うちでもそうですけど、おかあちゃんがおこってくれる
くらいが安心。
気持ち的に おかあちゃんが怒れるところぐらいに、
もうちょと余裕をもってもっていけたらいいかもしれんけど、、
仕事のこともありはるからねぇ。。

原田:この方は怒ってしまったあと、
後悔の念に駆られるということですが、ありがちですよね。

松本:当然ですよ。
介護をして仕事を減らしてその人にとって、
「こんなはずではない、介護者の自分」と向き合うっていう人生でしょ。

ほんとなら仕事の全力をつくせるはずなのに
リミットをかけた感じとか。
そういうので、
いつもニコニコというわけにはいけない。

ただ、怒ってもなにをしてもいいということにはならない、と言うのは
大前提ですが。

恥ずかしい話ですが、・・僕、妻の介護をしていて
怒らない日ないですからね。

原田:先生は温厚そうですが

松本:ここで白状するのはマズいですが。。
イライラしない日はないです。。(苦笑)

大西:いーーってなったりしても、この人のすばらしいところは
後悔しているところ。
ごめんねって。

松本:73歳だからまだ元気かもしれない。ところが
そこでうまくいかないことがあって、
御嬢さんが自分を責めてしまう。
これはふみとどまってがんばってくれている証なんじゃないですか。

大西:後悔するというのは、すばらしいことと思う
少ない文章からいろんな心が見て取れます。

原田:反省は必要だけれど、若干は仕方ないという心を自分で
もっていたらいいんでしょうね。

松本:それは本音の部分でね。

たとえばこの番組でよく言うみたいに、いろんな社会資源を使って
みんなにやってもらったらすべてうまくいくかというと
(そうではなくて、)介護者の娘さんの自分自身との向き合いの問題ですよね。
自分とみつめあって、こういう自分でもいいのかなと思いつつ
日々の中に少し楽しみを見つけるというのは
すばらしいことと思います。

原田:よくやってますよね。

大西:お母ちゃんわかってはるって。
だから、お母ちゃん、おこらへんのちゃうかな。

松本:ぼくは見習いたいです。

大西:ほんまやったら、喧嘩するぐらいがいい。
女同士やから気楽やし。
だから、ええ具合の日々があるといいなあ、と思いますね。

原田
女性の方からお便りいただいたんですが、
よかったら先生に、もっと詳しく教えてくださいね。
先生怒るらしいですよ(笑)


松本
:自分も日々向き合う。
こうしてお便りで聴かせていただくと
僕もとても救われた気分になります。

原田:この番組に気持ちをストレートにぶつけていただけたらと思います。

匿名・匿住所でとりあげますので。


一生先生ありがとうございました。


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ラジオ大阪 「ほんまもん!原田年晴です ものわすれクリニック」の係


番組HPはこちら→「ほんまもん!原田年晴です
「一生サポート ものわすれクリニック」は毎週火曜日13:40頃の放送です。
ぜひお聞きくださいね!

記事化にあたり編集していますので
オリジナルの音声をお聞きになりたい方はちらからラジコでお聴きいただけます(9/12までです。)