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[第599回 大阪放送番組審議会議事録]

          
1. 開催日時 平成29年7月25日 (火) 午後2時00分~3時10分
2. 開催場所 ラジオ大阪役員会議室
3. 委員の出欠
   
委員の総数 7名
出席委員数 7名
出席委員の氏名 井上宏 成瀬國晴
たつみ都志 河内厚郎
萩原章男 堀川晶伸
鎌田雅子
放送事業者側
出席者の氏名
吉田禎宏 城康博
上野慶子 藤野浩史
和田麻実子
4. 議     題
1) 番組審議『見えない世界に その声を』  
 
5. 議事の概要
議題2)について
『見えない世界に その声を』について番組の企画意図と内容を説明し、番組を聴取した後審議に入った。 
 
6. 審 議 内 容
社側 『見えない世界にその声を』は、2017年5月30日に放送した60分の特別番組。 目の不自由な人が、駅ホームから転落する事故が多いという問題を取り上げており、自分に何が出来るのかを考えるきっかけになればと企画した。 視覚障害者のホーム転落防止という堅いテーマではあるが、視覚障害者の落語を取材し、少々ユーモアの力を借りて、番組意図が伝わりやすくなるようにしている。 また、番組では転落を防ぐのに有効とされるホームドア、ホーム柵設置についても取り上げ、番組全体で視覚障害者の駅ホーム安全について考える内容にした。 視覚障害者の方が使っている白杖の音を印象的に用い、彼らが駅ホームを歩く時どのような感覚なのかを伝えるなど、音だけのメディアであるラジオで“見えない世界”を 1人でも多くの人に感じてもらえるような構成を目指した。

委員 番組構成がとてもよく、聴きやすい番組だった。目の不自由な人に対して、役に立ちたいと思っても何ができるのか戸惑う人が多いと思うが、 そういう思いに対して落語という分かりやすさを通じて、明るく向き合っているのが良い。 ただ点字ブロックの配列の意味など、番組内で出てきた健常者があまり知らないような情報には、もっと触れてほしいと思った。 また「声かけをしよう」という呼びかけで番組が終わっているが、具体的にどんな声かけをしたらよいのか、もっと知りたいと思った。

委員 とてもやさしい番組だと思った。「ゆるやかに助け合う社会の実現」に向かっていこうとしているのが良い。視覚障害者の方の通勤に同行した場面は、具体的で分かりやすかった。 点字ブロックに物を置かないようにするというのはすぐにできそうだ。しかし全体的に、視覚障害者に対する実際の声かけなどにつなげるには、もう少し具体的な内容が欲しかった。 視覚障害者の方へのインタビューの中で出てきた「社会に見捨てられたような気持ちになった」というコメントからは、社会全体が彼らに気を遣わせてしまっているということが感じられ、考えさせられた。

委員 構成がとても良く、至れり尽くせりな丁寧な番組だと思った。番組意図にもあったが、白杖の音が印象的で効果的に使われていると思う。 駅にホーム柵を取り付ける難しさが取り上げられているだけでなく、では何ができるのかまで考えられているのが良い。 1回聴くだけできちんと理解できる番組になっていた。このような番組をもっと作ってほしいと思った。

委員 この番組を聴いて実際に声かけをすることができたので、番組の狙いは達成できていると思う。私が声をかけた方は、向かう先がはっきりしていたようで、私が案内しようとするのを丁寧に断られた。 一般の人は通れないが視覚障害者の方は通れる、特別なルートがその駅ホームにはあったようだ。そのような出来事があったので、今度は声をかけた後、どういう対応をすればよいのかが知りたいと思った。 1つのテーマとして今後も番組を作り続けてほしい。また番組内では落語が所々に使われていたが、その落語を全部通して聴いてみたいと思った。

社側 声をかけた後の対応だが、視覚障害者の方は通勤ルートなどをしっかり決めている場合が多いので、声をかけて断られた時は、それ以上声をかけないようにした方が良いと思う。

委員 取材が幅広く丁寧に行われていたと思う。ホームドアに関する問題について、一般の人、鉄道会社の人、メーカーの人など関係する人々を網羅した取材がされており、浮かんだ様々な疑問に対して答えが用意されていてよかった。 また構成も非常によく、ストレスなく聴き入ることができた。視覚障害者の方の通勤場面が最も印象に残っており、その音を聴きながら周囲の様子を想像することで疑似体験ができた。 狙い通り、ラジオならではの強みが発揮されていたと思う。全体的に素晴らしいが、冒頭でも紹介されていた視覚障害者の方の「社会に見捨てられたような気持ちになった」という言葉は、訴求性が強い言葉だと思うので、 この言葉に焦点を当ててもう少し厚みを出す工夫があると面白いと思う。

委員 ラジオだからできる番組だったと思う。落語は楽しくて分かりやすく、通勤場面は非常にリアルだった。転落事故の話では、実際に被害に合われた方のインタビューなどから大変さが伝わってきた。 ただ最後に、視覚障害者の方に限定しない全般的な転落事故のデータを提示していたが、この番組の場合は一般化しなくても良いのではないかと感じた。HPへの誘導が少し分かりにくかった。 またどうしたら声かけしやすくなるのか、もっと深く突っ込んでほしいと思った。全体的に意図が良く伝わる番組だったので、今後も続けて作っていってほしい。

委員 タイトルと内容がマッチしていて、自然に最後まで聴くことができた。視覚障害者の方の心の中が分かる良い番組だった。ホーム転落事故の被害者には、視覚障害者の方が多いと思っていたが、最後に提示されたデータにより、 酔っ払いが一番多いということが分かり、驚いた。番組では転落事故防止策のハード面として、ホームドア設置が取り上げられていたが、例えば自動車の自動運転など、現代では驚くほど技術が進歩しているので、 こうした最新技術が何か視覚障害者のために役立たないのかなど、番組で触れられていなかった他の技術開発についてもいろいろと考えさせられた。 また番組で少し触れられていた、駅員の教育については、もう少し詳しく教えてほしいと思った。全体を通して流れが良く聴きやすいのだが、現状の説明だけにとどまらず、問題提起を行っても良いのではないかと思う。

社側 貴重なご意見、ありがとうございました。

7. 審議会の答申又は改善意見に対してとった措置および年月日
なし
8. 審議会の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその公表内容・方法
及び年月日
・ 「番組審議会だより」 (第599回大阪放送番組審議会議事録の要約)
・ 「愛してラジオ大阪」内で放送
       放送日  平成29年8月26日(土)28時15分~28時30分
・ 「番組審議会だより」 (第599回大阪放送番組審議会議事録)
ラジオ大阪ホームページ(http://www.obc1314.co.jp)に掲載
・番組審議会の議事録の原本は事務局立ち会いのもと閲覧に応じる。
 
以    上