侍J プレミア12初優勝

 野球の東京五輪予選を兼ねた国際大会「第2回プレミア12」決勝は日本代表「侍ジャパン」が前回覇者の韓国を5―3で破り、初優勝を果たした。主要国際大会では、2009年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)以来の優勝。

◆日本は山田哲人の3ランで逆転、7、8、9回の必勝リレーで韓国の反撃をかわした。大会のMVP(最優秀選手)には侍Jの4番として3本塁打13打点の鈴木誠也が輝いた。陰のMVPは、7回甲斐野央-8回山本由伸-9回山崎泰晃の継投だろう。
 試合終了直後、采配をとった”兄貴的存在”稲葉篤紀監督(47)の涙が印象的だった。

◆プレミア12は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催。米国、日本、韓国、メキシコ、豪州など12ヵ国・地域を選び、4年に1度開催される野球の代表戦による国際大会。野球・ソフトボールをオリンピック競技にする”後押し”大会とも言える。国によって温度差、選手派遣や対応も違っている。
 ゆえに、メジャーリーガー参加は0、現役大リーガーが多く参加しているWBC(MLB・選手会が立ち上げたWBCI主催)に比べると大会レベルが低いことは否めない。

◆baseballの国・アメリカは、野球はメジャーリーグだけとの自負か…WBCですらベストメンバーを揃えない。
 ルールの点でも、プレミア12に球数制限はないがWBCは球数制限がある。メジャーの選手を使いすぎてチームから反発がくるからだ…選手個人にも「名誉」以外に、見合う金銭的額面ではない点なども指摘される。また今回は日本と台湾での開催。予選から決勝まで米本土で戦えるWBCとは違う。国による違いや悩ましい課題は続かざるを得ないだろう。

◆明るいニュースでもあり「世界一だ」の報道が目をひいたが、今ひとつしっくり、納得できないのは…日本とメジャー軍団の対決を見たいのが、野球ファンの本音?
 日本は事情を抱えつつ、ベストと言えないまでも錚々たるプロ野球メンバー。「侍ジャパン」はドリームチームに変わりはない…国民に何かを与えてくれる。

日の丸背負う 重み
<2019.11.18 S>