島国の自然猛威 河川氾濫

 最大級の台風19号は、関東、東北、中部地方を舐めるように襲い、またも甚大な被害を出した。死者60人を超え行方不明者も多い…正確な数はなお分からない。東日本の自治体では警察や消防、自衛隊などが行方不明者の捜索などを続けた。

◆「命の危険・命を守る行動を!」を示す特別警報が1都6県に発令。気象庁が”しつこい”警鐘、JRは48時間前に異例の計画運休可能性を発表し、最小限に被害を抑えたと言える。
 しかし想定を超える事態も起こった。多摩川や千曲川、阿武隈川など47河川が氾濫したことだ。60カ所以上で決壊した。こうも川は弱かったか?…上空からのヘリ映像を見ると、どこからが川でどこが町なのか区別がつかず愕然とする。今なお多くの住民が孤立している。ライフライン、そして地中に溜まった水が再び溢れ出したり、遅れてやってくる土砂災害も心配だ。
 もはや「想定外」の言葉は通じず、自治体などは「想定外」を想定する準備・減災システムを構築する必要がある。一刻も早く点検、対処しなくてはいけない。

◆SNS(会員制交流サイト)で、「孤立している」「外部からの支援が届かない」などの呼びかけも多く発信された。このSNSを活用することも現代の一つの防衛策だ。同時に、災害時の”虚報”は厳に慎まなければならない。

◆国土の狭い島国日本。正確な情報を見据え、まずは準備と自衛を心がける。さらに自らの命は自ら守る意識を、より強く持たざるを得ない。
 そして国や自治体は激甚災害指定し、全力で物心両面の継続的支援を急げ!

想定外 問われる国力
<2019.10.15 S>