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100回目の夏 頑張ろう!日本

「夏の甲子園」100回記念大会(8月5日開幕)、過去最多の56校が出場する。全国地方では3789高校の熱戦が繰り広げられ、すでに北北海道・旭川大高が甲子園一番乗り。栃木・作新学院や香川・丸亀城西、熊本・東海大星翔、沖縄・興南など続々と出場を決めている。

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◆選抜高校野球と違い、負ければ終わりの一発勝負。地方大会を勝ち抜かなければ、甲子園の土を踏めない。

甲子園入り口には歴代優勝校旗が飾られる。これも夏だけの風物詩だ…はるか半世紀以上前の”奇跡”、母校の校旗も浜風に揺れる。

そして記念大会のため松井秀喜(星稜)、桑田真澄(PL学園)ら甲子園のレジェンドたちの始球式や、NPB屈指のスラッガー中田翔(大阪桐蔭)、T―岡田(履正社)らが母校のユニホーム姿で球児たちにメッセージを送る。懐かしく楽しみの一つだ。

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◆2011年の夏の甲子園。当時東京単身赴任時代に法事で帰省し、炎天下の外野席で観戦した。近畿勢の対戦カードでもないのに超満員だった。

この年3月11日に未曾有の自然災害、東日本大震災が起きていた。自粛の声もあったが、白球ドラマは行われ、球児たちの全力プレーや聞こえてくるお国訛り、例年通り変わりない応援と歓声。したたり落ちる汗を忘れて観戦した。

だがこの年は、やはりちょっと違った。球場入り口にさり気なく置かれた募金箱、銀傘の下のスコアボードの上に「頑張ろう!日本」の横断幕。力づけられたことを思い出す。

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◆今年も大阪北部地震、西日本記録的豪雨と続いた。

広島大会は甚大被害で、予定より10日遅れの全国で最も遅い開幕となった。入場行進もなかったが、安芸南の田代キャプテンが思いを込めて宣誓した。

「野球ができることに感謝します。どんな状況も克服し、それを乗り越えて挑戦します。被災された方々に勇気と力を与えられるよう、支えてくれたすべての人々への感謝を胸に、がむしゃらにプレーすることを誓います」(抜粋)…

なお被災地では普通の生活は遠い。いぜん行方不明の方さえいる。

もう一度「頑張ろう!日本」。

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◆酷暑の中、熱戦真っただ中の地方大会。一度も敗れなかった1校だけが、”100回目”の深紅の優勝旗を手にすることができる。しかし残る3788校も一度しか敗れていない。

いまの一生懸命、胸を張れ!

試合には敗れても”負けなかった夏”だから。

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若人よいざ! 栄冠は君に。

<2018.7.23>

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