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つないだ夢!サムライブルー

波乱のロシア大会と言われた2018年W杯サッカーが終わった。

◆フランス(世界ランキング7位)がクロアチア(同20位)を4-2で下し、1998年大会以来20年ぶり2度目の優勝を果たした。

準決勝では、ベルギー(同3位)との死闘を制し1-0、薄氷の決勝進出だった。ベルギーは結局、3位決定戦でイングランド(同12位)に2-0で快勝。世界一流の超速カウンターは、他国を震え上がらせた。

◆そのベルギー相手に3度目の決勝トーナメントに進出した日本(同61位)は1回戦、2-3で逆転負けを喫し、過去2度(2002年・0-1トルコ、2010年・0-0PK3-5パラグアイ)と同じように8強入りの悲願は砕かれた。アディショナルタイムに3点目を奪いにいった西野J、10秒足らずの圧巻カウンター攻撃に「最後の30分、何もできなかった」。今大会戦績としては1勝2敗1分け、素晴らしい結果とは言い難い。

しかしサムライブルーは”世界の扉”をようやく開けた。一歩踏み出したにすぎないが、確実に踏み出したと言える。フィジカルな個人力アップだけでなく、揺るぎない戦略的サッカーができたからだ。

黄金世代ともいわれる”赤い悪魔”に真っ向挑み、本気にさせた。決勝トーナメント以降、ベルギーから2点以上取ったのは日本だけ。原口、乾のゴールは日本にとって決勝トーナメント史上初の得点だ。

敗戦後「他に戦い方があったはずだ」と、厳しい指摘もあったが…過去出場5回のような”弱者のサッカー”から抜け出し、地に足をつけた試合運びができるようになった。何より、世界の舞台で戦える「自信」を得たことが大きい。

次の世代に繋いでほしい。

◆「自信の舞台」が終わると同時に、サムライブルーを牽引してきた3人が日本代表から去った。

西野朗監督63歳。

「この任を受けた瞬間から、W杯終了までという気持ちだけでここまできた。今は任期を全うした気持ちでいる」。

「戦い終わった後の背中に感じた芝生、見上げた空の色は忘れるな。ベンチにいた選手の居心地の悪いおしりの感触をわすれるな。それに対抗していくのが、これからだ」。

本田圭祐32歳。

「この意思を次に引き継いでもらいたい。まだ優勝ということを口にする選手はいないので…なんと言われようと『優勝』と言い続ける奴が、次を引っ張っていく」。

長谷部誠34歳。

「僕にとって日の丸を胸に戦った時間は、背中に荷物を背負っていった感覚、それよりも誇りの方が大きかった」「同じ時代に戦えた事は幸せでした」。

いろいろと物議をかもしたこともあったが、功績は現としてある。将来を望む!いや報われなければならない。新たな更なる「日本サッカー」のために。

◆そしてアディショナルタイム4分、ベルギーに決勝点を許すまじとシャドリを最後まで追い、走り続けたJリーガー昌子源(25)。敗戦のホイッスルに、突っ伏して何度もピッチを激しく叩いた姿。

そこに4年後の光を見た。

サムライブルー  いざ!カタール

<2018.7.16>

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