ニュースキャプテン 喜怒哀楽 » Blog Archive » 容赦ない 自然猛威

容赦ない 自然猛威

記録的豪雨で甚大被害を出した近畿・九州北部・中国・東海で9日、一転梅雨が明けた。猛暑の追い打ち…被災地が案じられる。

◆前日まで、西日本を中心に歴史的大雨が襲った。数日間大雨が続いた地域もあり、九州から東海地方まで家屋水没、土砂崩れ、交通網、ライフラインの寸断など甚大な被害をもたらし、死者は120人を超え、安否不明80人以上(7月9日現在)、なお全容は見えない。平成最悪の豪雨災害となってしまった。

福岡、佐賀、長崎から広島、岡山、鳥取、愛媛、高知、京都、兵庫、岐阜まで広範囲に大雨「特別警報」が発令され、各自治体は避難指示を出した。

この「特別警報」は、気象庁の「警報」基準をはるかに超える数十年に一度の規模で起きる様な甚大な災害の恐れ、最大級の警戒が必要な場合に適用される。すぐにでも命の危険が迫ることを知らせるものだ。

「これまでに経験したことのないような大雨となっています。直ちに命を守る行動をとってください」。繰り返し放送された。

しかし、被害が出た後での「特別警報」だった地区もあったのでは…さらに早く発令する方法はなかったものか。

◆1959年9月26日の伊勢湾台風(死者4,697人=犠牲者数は1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生するまで、第二次世界大戦後の自然災害で最多)。

約60年前の私事だが、この時三重県に居住していたため流されかけた経験がある。と言っても記憶はなく、周りからの伝え聞きを覚えているだけだが…。

私と祖父が畳ごと流されそうになるのを、母は畳の縁をつかみ、爪が剥がれても放さなかったと聞いた。「少し離れた場所で、親の手から子どもの手が放れ流されていった光景が忘れられない」とも。

自然の猛威に、情けはない。犠牲になった方々・被災した方々には家族があり人生がある、それさえも一瞬に奪う。

◆法とは、そこに生きる人のためにある。支援のため国・自治体は、時に法の壁を超えてでも、臨機応変にかつ公明に税金を投入してほしい。しっかりとした説明責任の上なら、誰も異論はとなえないだろう。

人・物・心、継続した被災地支援が急務だ。

◆自然科学の進歩で予知や警報、SNSなどで被害は抑えられる。しかし容赦なく人知を超えてくる自然災害。

進歩し続けてきた現代社会。改めて立ち止まれ!間違えた部分はないのか、と突きつけられているようにも思える。

それでも備えるしかない、個々が家族が地域が国が。そして久しく聞かなくなった減災へ、もう一度具体的に考え迅速に動かなければ…言うは易しだが。

島国日本 乗り越える。

<2018.7.9>

Comments are closed.