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12/7(金)キャプテンの一言

▼伊豆諸島の鳥島から小笠原諸島の聟島(むこじま)
へのアホウドリの移住計画が最終局面に入った。
NHKによると、4年前にヒナの時に人工的に
移住したオスがつがいとなって帰り、先月14日、
足元に卵が確認されたという。人工営巣地を
作ったため、作り物の卵もあり、移住を進めた山階
(やましな)鳥類研究所が詳細に映像分析した結果、
間違いなく本物と確認された。なぜ、350㌔も離れた
島に移住を計画したかといえば、国の特別天然記念物に
指定されている「アホウドリ」が絶滅の危機に瀕した。
1910年までは羽毛が輸出品だったが禁止されると、
国内流通のため630万羽が殺されたという。
それ以後、1949年まで生存が確認されず絶滅したと
思われたが、1951年に鳥島で突然、生存が確認された。

▼これ以後、鳥島で保護と監視が続けられていたが、
1965年に火山性群発地震によって中断された。
1976年に再開されたものの、火山の不安が
ぬぐえないということで、壮大な移住計画が
立てられた。その候補地が鳥島から南へ350㌔離れた
無人の聟島というわけだ。4年前、ヒナの移住から
始まり、先月巣立ったオスが別のメスとともに
帰っていて卵を産んだ。アホウドリは大人になるまで、
どこでなにをしているのか、よく分かって
いなかったが、NHKが「アリューシャン・マジック」
を取材している過程で「YO10」という輪を付けた
聟島育ちのアホウドリを偶然発見した。
聟島からの距離、なんと5000㌔。今年の2月に
聟島で確認されたという。実際に繁殖で
帰ってきたのは「YO1」だったが、元気に長い
距離を旅していることが確認された
ビッグニュースだった。アリューシャン・マジックは
そこで大発生するオキアミにめぐる生き物の壮大な
ドラマである。映像で見ると自然の力に圧倒される
大迫力。機会があれば是非見てもらいたい。
感動すると思います。

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