宣言解除 スポーツと桜

関西圏など6府県の緊急事態宣言が解除されたが、”手放し”の解除ではない。弥生3月は別れと出会いの季節、かけがえのない時だ…しかし今年はもう一つ、個々が気をつけて動く時。

◆スポーツ界が動き出した。
瀬古利彦や宗兄弟らを輩出したびわ湖毎日マラソン最後のレース(来年から大阪マラソンに統合)が行われ、鈴木健吾(25)が2時間4分56秒の日本新で優勝した(2月28日)。

サッカーJ1がひと足先に先月26日開幕、大相撲三月場所は大阪から国技館に変更し今月14日に初日を迎える。19日にはセンバツ高校野球32校の熱戦が始まり、プロ野球も26日にセ・パ同時開幕する。感染を抑えつつ、観客数に制限はあるが徐々に増加をめざす。

スポーツは踏ん張る力、諦めない勇気をくれる。

その先に、コロナに勝った東京五輪を示したい。だが「勝った」とは一体何を意味するのか…完全な「安全・安心」はない、人知を傾けて少しでも「安全・安心」の形を求める。ただ経済のためだけの五輪はいらない。そして多くの人々が待ち望み、楽しみに感じないなら止めるがいい。

◆3月は桜月(さくらづき)ともいわれる。
多くの花は少しずつしぼみ、枯れていく。桜は決してそんな姿を見せず、一瞬に花びらを舞い散らせて終わり夏に繋ぐ…日本人の死生観。

初ざくら 見つゝもこぼす 涙かな
あこがれの たましひ宿れ 山桜
散る桜 残る桜も 散る桜
家族で、恋人と、一人でも…静かに桜を愛でて命を思う、それもまたいい。

今を生き 春の足音
<2021.3.1 S>