国託す6年 124人実行こそ!

令和初の国政選挙となった第25回参院選(21日投開票)の翌日、新聞各紙の1面には「与党 改選過半数」「改憲勢力 3分の2届かず」の大見出しが躍った。任期6年、3年ごとに半数ずつ改選する参院選。今回124議席の争い…選挙区(改選74)の内訳は自民38、立民9、公明7、維新5、国民3、共産3、無所属9、比例(改選50)は自民19、立民8、公明7、維新5、共産4、国民3、れいわ2、社民1、N国党1となった。

◆それにしても、争点がかみ合わず盛り上がりに欠く選挙だった。参院選を現政権への是非を問う、と位置づければ消極的信任⁈ 野党の攻めがあまりに弱いと言わざるを得ない…欧米に見られる近代政治・二大政党制には程遠い。
しかし数の民主国家日本。自民・安倍政権の宿願「憲法改正」は、この野党との協議など視野に入れざるを得ない…結果的に選挙前と大きな違いはない⁈

◆どこが勝ったのか…あえて勝利を与党以外で挙げるなら倍増に近い立憲民主党と、7議席から10議席に増やした日本維新の会か。選挙区最後の74議席目は東京の維新の会・音喜多駿氏が当選、神奈川でも1議席を獲得した。比例代表も鈴木宗男氏ら5議席を取り、全国政党への本格的”足がかり”と言えよう。
最も気になるのは台風の目となり得る、2議席を獲得した山本太郎氏代表の「れいわ新選組」。身近で現実的な極めて明快な主張、そしてパフォーマンス。「NHKから国民を守る党」とともに得票率が2%を上回り、公選法上の政党要件を満たした。既存の野党を脅かす存在になってくる可能性がある。

◆関西の維新の強さも改めて感じた。投票終了と同時に、大阪選挙区で東、梅村両氏の当確。大阪市・堺市の大票田での強さは予想以上だった。これで参院大阪選挙区は非改選含め全8議席中4議席となった。風は止んでいない…国勢とは言え、都構想へ前進は間違いない。しがらみのない身を切る改革をどこまでできるのか。

◆選挙区の投票率は48.80%で過去2番目の低さ、情けない。参院選での戦後最低は1995年の44.52%。当時、細川連立政権→羽田短命政権→自社さ連立政権…国の指針が定まらぬままコロコロと政権が代わる政治不信の中での参議院。参院不要論まで”噴出”した。同じでは日本の政治は危うい。

令和 日本の将来よ
<2019.7.23 S>