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1/12(金)キャプテンの一言

2018/01/12 金曜日 - 22:00:49 by captain

▼水曜日のこのコーナーでもお伝えしたが、民間に
よる月面探査賞金レース「グーグル・ルナ・エックス
プライズ」(優勝賞金およそ22億円)に参加している
日本のチーム「HAKUTO」が月に降り立つ前に障害
に直面している。去年末、打ち上げ地のインドに月面
探査機「SORATO」を送り込んでいた。そして同じく
レースに参加するインドチームと一緒に月をめざす
ことになっていた。ところが今年に入って打ち上げが
できない状況になった。理由を資金面としているが、
事実お金だけの問題ならスポンサーを含めて民間
企業に応援を求めれば最悪の事態は避けられるよう
に思う。しかし、チーム「HAKUTO」は主催者(グーグル
傘下)に対して3月末までの実施期間を延期してほしい
と要求したという報道がなされた。つまり、このまま
インドだ頼りでは打ち上げというより探査機を月に
送り込めないということを意味している。これはインド
チームが用意する予定だった「SORATO」を月面に
着陸させるための着陸機の準備も整っていないという
ことなのだろう。インドでの打ち上げ費用がどれくらいか
分からないが日本のH2Aロケットの場合100億円くらい
といわれている。これは探査機などの費用を含めず
純粋にロケットを打ち上げて運んでいる探査機を軌道
に乗せるというもの。

▼今回のレースに参加している日本、インド以外の
イスラエル、アメリカ、混成の3つのチームもまだ
探査機を打ち上げていない。1月から3月末までに
①月面にロボット探査機を着陸機させる、②着陸地点
から探査機を500メートル以上移動させる、③高解像度
の動画及び静止画像を地球に送信する―の3つの課題
をクリアするというもの。おそらく、この中で一番難しい
のは探査機を月面に故障なく着陸させることだろう。
その第1関門でチーム「HAKUTO」はつまづいたこと
になる。もちろん、期限延長が決まれば新たな発射機関
を探す必要があるだろうが、着陸機の開発が進んで
いなければ厳しいと言わざるを得ない。残りの3チーム
に探査機を乗せる余裕があるなら希望が出てくる。
とはいえ非常に厳しい状況であることは間違いない。

▼香川県さぬき市の養鶏場で鳥インフルエンザの疑い
が出た問題で再検査の結果、H5亜型のウイルスが
確認され、およそ9万2000羽の殺処分を行っていて
今夜完了した。ことしは島根県や東京都で野鳥から
鳥インフルエンザが確認されているが、養鶏場からの
発生は初めて。鳥インフルエンザといえば去年のこの
時期、韓国で猛威を振るい1000万羽以上が殺処分
された。韓国では鶏肉はもちろん、鶏卵が高騰して
ケーキなどお菓子類に大きな影響が出たことが記憶
に新しい。その韓国では去年末、全羅北道でアヒル
から鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が確認され、
1万2000羽以上が殺処分されている。もちろん、野鳥
から感染したものだから野鳥からも発見されている。
ことしは来月9日からピョンチャン・オリンピック・パラ
リンピックが開幕する。北朝鮮との緊張状態は9日の
南北高官級会談で北朝鮮がオリンピック参加を表明
したことでひと段落したものの、鳥インフルエンザが
去年のように大流行すれば、これはこれで大変なこと
になる。鳥インフルエンザについては朝鮮半島のカモ
類がきげんという説もあり今後とも油断できない。日本
では野菜の値段がべらぼうに高い中、鶏肉まで値
上がりしたら庶民の生活は大ピンチになってしまう。
香川県のお隣、愛媛県の養鶏場でも消毒などの対策
が始まる。濃厚接触でない限り人への感染は報告
されていないが、とにかくウイルスは変異が得意なので
必要以上の接触は避けよう。