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1/10(水)キャプテンの一言

2018/01/10 水曜日 - 22:07:03 by captain

▼2020年東京オリンピック・パラリンピックの年は
JAXA=宇宙航空研究開発機構=の小惑星探査機
「はやぶさ2」が目的地の「リュウグウ=Ryugu」
から地球に帰還する年でもある。
2014年12月3日にH2Aロケット26号機で
打ち上げられた「はやぶさ2」はことしの6月下旬
から7月上旬に「リュウグウ」に到着する予定に
なっている。JAXAはきょう(10日)到着への
最終段階となるエンジンの連続噴射を開始した。
「リュウグウ」までの距離はおよそ350万キロに
達しているという。小惑星「リュウグウ」について
は詳しいことは分かっていないが、直径およそ
900メートルのサトイモの形をしているとみられる
地球近傍小惑星の一つでおおむね地球と火星の
間をおよそ1年4カ月かけて太陽を1周している。
当初は「1999JU3」と呼ばれていたが、のちに
正式に「Ryugu」となった。この「Ryugu」は
アメリカのマサチューセッツ工科大学とペンタゴン
=国防総省=が出資して1951年に設立した
「リンカーン研究所」の自動観測プログラム
「LINEAR(リニア)」によって1999年5月10日
に発見された。

▼神話に登場する浦島太郎が竜宮城から
持ち帰る「玉手箱」を想起して名付けられた
ように「リュウグウ」は水を含む岩石が存在
するとみられている。つまり太陽系誕生直後の
46億年前の姿を見ることができるかもしれない
ということ。そのため「はやぶさ2」のターゲット
となった。順調に到着すればおよそ18カ月表面
にとどまり、調査し地下の岩石を持ち帰ることに
なっている。
地球への帰還時期は東京オリンピック・
パラリンピックが行われる2020年で、年末になる
予定になっている。生命の起源となる有機物が
見つかるかどうかはオリンピックの後のお楽しみ。

▼フェイクニュースやっちゃいましたね、金井さん。
去年12月19日にISS=国際宇宙ステーション=
に到着した日本人宇宙飛行士の金井宣茂さんの
身長が宇宙滞在わずか3週間で9センチ伸びた
というニュースがきょう(10日付)のスポーツ紙で
大きく取り上げられた。しかし、1日たったきょう、
ツイッターで「大変な話題になったみたいで、
とんだフェイクニュースで失礼しました」と書き込み、
実際に伸びたのは2センチだったと報告した。
今夜のアンカーマン、荻原靖史さんも解説している
が余りに面白いのでボクなりの感想も。
前日のツイートで「重大なご報告があります」で
始まり「な、な、なんと、身長が9センチも伸びたの
です。たった3週間でニョキニョキと。こんなの
中高生のとき以来です」としていた。でもコマンダー
(船長)のロシア人宇宙飛行士、アレクサンダー・
ミシュルキンさんから伸びすぎだろうと指摘され
再測定した結果、伸びたのは2センチで182センチ
だったという。無重力の状況下で身長が伸びる
ということは以前からいわれており、普通は1センチ
から2センチ程度で地球に帰還すれば元に戻って
しまう。また、最初の測定もいくら無重力といっても
測り間違いというより勘違いしただけかもしれない。
でも楽しいフェイクニュースありがとうございました。
「きぼう」でも実験頑張ってください。

▼同じく宇宙の話だが、こちらは暗雲漂う。ことし
1月から3月の期間、民間による月面探査コンテスト
に出場が決まっている日本の「HAKUTO」チーム
の探査車が月に行けない状況になっている。これは
ロケット打ち上げを予定しているインドのメディアが
9日伝えたもの。それによると、インドチームと一緒
に月に向かう予定のロケット打ち上げが資金不足で
メドが立たない状況に陥っているという。
すでにインドで待機しているチーム「HAKUTO」
気が気ではないだろう。