キャプテンの一言 » 2016 » 10月

10/31(月)キャプテンの一言

2016/10/31 月曜日 - 22:24:58 by captain

▼きのう、予定通り日本人宇宙飛行士、大西卓也さんが、
およそ4カ月間(115日間)滞在したISS=国際宇宙
ステーション=から地球(カザフスタンの草原)に帰還した。
第一声は「空気がおいしい」だった。われわれは普段、
空気に対する感想といえば春先の「黄砂が飛んで気持ち
悪い」とか、雨が近いと「空気が湿っている」などが大半
で、たまに海へ行くと「潮の香りがする」などと感じる。
緑の多い山などで時々「空気がうまい」という。
大西さんによると、宇宙は「焦げ臭い」らしいから、
カザフスタンの草原の空気はよっぽど「おいしかった」
のだろう。帰還直後のNASA=アメリカ航空宇宙局=
インタビューでは「初飛行のすべてが思い出深い。
特に軌道上で私たちが行った数々の実験は素晴らしい
ものだった」と話している。また帰還したばかりだという
のに「アメリカやロシアの飛行士から多くのことを学んだ。
2回目の飛行では、新人飛行士に同じことをしてあげたい」
とすでに次の宇宙への夢を語っている。前任者の油井
亀美也さんや若田光一さんもすぐにでも宇宙をめざしたい
と話している。それだけ宇宙には魅力があるということだろう。
しかし、現在のISSの運用は2024年までとなっている。
これは2020年までの予定を延長してのもの。今のところ、
次の宇宙ステーションの予定はない。あるのは、この
コーナーでも何度も書いているように、中国が一国のみ
で建設を進行中のステーションだけになってしまう。
これでは、中国以外の宇宙飛行士は火星旅行のための
訓練すらできなくなってしまう。新たな国際宇宙ステーション
の建設をめざしてもらいたい。大西さんはきょうアメリカ
のヒューストンにあるNASAの施設へ移動した。
カザフスタンを出発する際、同僚の油井さんに支えられた
らしい。長期宇宙滞在での弱点は著しく骨密度と筋肉が
低下すること。大西さんはリハビリにとって回復を図る
わけが、わずか4カ月間でかなりのリハビリが必要と
なるなら、火星までの往復には5倍以上の無重力生活
が待っている。この問題を克服しない限り危険な宇宙
旅行になってしまう。早急な解決策が求められる。

▼きのう東京競馬場で行われたGⅠ「天皇賞・秋」を
勝利したのは、世界№1ともいわれているライアン・
ムーア騎手に操られた1番人気で去年の年度代表馬
モーリスだった。圧倒的な強さに脱帽したわけだが、
2000㍍のこのレースとしては珍しいスローペースだった。
逃げたエイシンヒカリ(2番人気)は予定通りだったの
だろうが、競りかける馬も見当たらず、前半の1000㍍
を60秒8で通過した。普通なら先行した馬が有利なの
だが、逃げたエイシンヒカリが12着、2番手を進んだ
ラブリーデイは9着、3番手(4コーナー)ヤマカツエース
が最下位15着とそれぞれ馬群に沈んでしまった。
先行勢の中で好走したのは勝ったモーリスと5着の
ロゴタイプだけだった。ボクの本命、ステファノスは後方
2番手から3着まで上がった。また、2着のリアルスティール
は後方3番手から末脚を発揮、この2,3着馬がともに
最速の上がり(3F33秒5)を記録した。唯一の牝馬
ルージュバックは7着に終わった。というわけで馬券は
外れてしまったが、同じ日に行われたボートレースSG
「ダービー」(福岡ボート場)の優勝戦で1号艇の地元・
瓜生正義選手から購入して大敗することは免れた。「ホッ」。
今週は競馬のGⅠはなく、次は13日のエリザベス女王杯
になる。有馬記念で頑張りましょう。

10/28(金)キャプテンの一言

2016/10/28 金曜日 - 22:00:35 by captain

▼2005年にオーストラリア北東部で発掘された大型
草食恐竜の化石が新種で「サバンナサウルス」と命名
された。これは25日、ナショナルジオグラフィック日本
版やAFP時事などが伝えたもの。草原で見つかった
ことからこの名前がついたという。9500万年から
9800万年の地層から発掘された「サバンナサウルス」
はアタマから尾まで14㍍、体高6㍍、体重15トンから
20トンと推定される大型にも関わらず、「首と脚が
長いカバのよう」と表現されている。これまでの恐竜
とは趣を異にしている。これまでオーストラリアは恐竜
に関してはほとんど注目されたことがなかった。孤立
した独立大陸だったからだが、では彼(彼女)らがどう
やってオーストラリアにやってきたのだろうか。この
答えは南極大陸にあるとしている。化石が見つかった
白亜紀は、そのほとんどがオーストラリア大陸と南極
大陸の間が現在と同じように海で隔離されていたから。
しかし、1億500年前に一時的に陸続きになり、この
ときに「サバンナサウルス」の祖先が南アメリカ大陸
から南極大陸経由でオーストラリア大陸に渡ったと
いう結論に達した。こうしてみると地球が生きている
ということを実感せずにはいられない。

▼そして今、南極大陸が不気味な動きをしている。
AFP時事が26日伝えたところによると、NASA=
アメリカ航空宇宙局の調査として南極の氷が急速
に減少していると発表した。2002年から2009年
の間に氷河の厚さが最大500㍍も薄くなって
しまったという。1年間でみると、およそ70㍍の減少
したことになる。これは太平洋側にあるアムンゼン
海に注いでいるスミス氷河で、2009年以降、やや
減速したものの消失は依然早いペースで続きて
いるという。去年11月にNASAは「南極の氷は
増えている」と発表して話題になった。これは温暖
化によって海水の蒸発量が増えることによって
結果として南極上空では雪の降る量が多くなると
いうことに基づくものだった。しかし、増えたのは
特定の場所だったり、一時的なものだった可能性
が強い。温暖化の影響を最も強く受けているのは
南極であり、北極である。北極についてホッキョク
グマが海氷を利用してアザラシなどの狩りができ
なくなり、絶滅は時間の問題とされていることは
依然にも紹介した。南極では氷と海の接地面の
溶ける速度が速くなり、その結果、棚氷が滑り
やすくなって速度を上げて海へ落ちていく状態に
なっている。日本はきょう、やっとパリ協定の批准
案が参議院本会議を通過して衆議院に回された。
国連への提出のタイムリミットは19日だったから、
今後の締約国会議の成り行きに注目せざるを得ない。

▼あさっては東京競馬場でことし最も難解とも思える
GⅠ「天皇賞・秋」(芝、2000㍍)が行われる。馬券を
購入ときに軸馬を決めるのが基本で、決まらないと
ダラダラと点数ばかり増えていく。5頭いるGⅠ馬に
するか、それ以外にするか、今回は後者を選択したい。
去年2着だったステファノスがことしも同じ14番を引いた。
差し脚勝負の馬なので外枠でも影響ないと判断した。
藤原英調教師もデキに太鼓判を押しており、人気が
あまりないなら、さらによし。相手1番手もGⅠ未勝利
の9番ルージュバックを狙いたい。唯一の牝馬だが、
牡馬相手に勝ってきている。鞍上もリーディング
ジョッキーの戸崎圭太騎手でグッド。GⅠ馬も抑えたい
がエイシンヒカリとロゴタイプそれにリアルスティール
はパスして、内の3番を引いて窮屈なレースになりそう
だが、差し馬同士の決着とみたので抑えたい。
読み通りの展開になりますように!

10/26(水)キャプテンの一言

2016/10/26 水曜日 - 22:24:28 by captain

▼ISS=国際宇宙ステーション=に滞在中の日本人
宇宙飛行士、大西卓也さんが今度の日曜日(30日)
地球に帰還することになっている。当初予定されていた
日本の無人補給機「こうのとり6号機」とのドッキングを
主導するキャッチする作業については、10月1日
打ち上げ予定だった「こうのとり6号機」が配管に
ガス漏れが見つかり、12月以降に延期され実現しな
かった。そのかわりといっては何だが、23日にアメリカ
の民間宇宙企業「オービタルATK」が打ち上げた
無人補給機「シグナス」のキャッチしてドッキングを成功
させた。このシグナス打ち上げに使用された「アンタレス」
ロケットは2年前の2014年10月の打ち上げ直後に
爆発事故を起こしていた。そのため改良が行われ、
今回の打ち上げとなったという経緯がある。大西さん
より一足早く8月末地球に帰還した宇宙マウスが、
帰りを待っている。この宇宙マウス、すでに先月子ども
を産んでおり、大西さんは帰還後宇宙での生活で変化
したマウスの世代継続がどう変化していくのかを研究
することになっている。現在、宇宙にいるのはISS以外
に中国の宇宙ステーションの前段階「天宮2号」に
中国人宇宙飛行士が2人滞在している。ISSはNASA
(アメリカ)、ロシア、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)をはじめ
日本などが参加しているが、「天宮2号」は中国独自
のもの。今後、ドッキングを繰り返して最終的に2022年
ごろまでに完成させるとしている。一方、ISSは2000年
までの運用を2024年までの延長を決めた。しかし、
それ以降は白紙状態になっている。これでは宇宙は
中国の思いのままに活用、あるいは支配されてしまう。
現在、宇宙へ人類を運ぶことのできるロケットプラス
宇宙船を持っているのはロシアと中国だけという現実
がある。宇宙先進国のアメリカが自力で人を宇宙に
運ぶことができないという恐ろしい現実だが、アメリカは
火星へ人を送るというプロジェクトを進めている。
では日本はどうか? 全くないというのが正解。軍が
指揮している「天宮2号」は地上わずか390キロ地点
を回っている。世界各国はISSの後継を考えるべきだろう。

▼きょう30日に東京競馬場で行われるGⅠ「天皇賞・秋」
(芝、2000㍍)の追い切りが東西トレセンで行われた。
競馬週刊誌のデータを見てみるとG誌はアンビシャスを
推薦し、B誌は牝馬のルージュバックを本命に推して
いる。ともに勝って何の不思議はない実力馬だと思うし、
勝たれても素直に納得してしまう。しかし、マイル王から
中距離にも進出してきたモーリス、海外のGⅠを連勝
したエーシンヒカリ、去年の覇者ラブリーデイ、同じく2着
のステファノス、さらにはUAEのGⅠを勝った
リアルスティールなど優勝候補がザクザク状態。ボクは
9日の毎日王冠が終わった時点で前記アンビシャスを
最有力候補に挙げていたが、ルメール騎手が騎乗する
ことが前提だった。ルメール騎手のアンビシャスの成績
は5戦1着3回、2着2回と連対パーフェクトだ。全体が
12戦5勝、2着2回(3着2回、5着1回、着外2回)だから、
この相性の良さは抜群といっていい。しかし、今回は
横山典弘騎手になる。春の産経大阪杯を勝っている
ので、気にしなくてもいいといえばそれまでだが、前走・
宝塚記念での16着大敗は気がかりで軸にするには
危険すぎると思い、どの馬を軸にするのか迷っている
というのが正直なところ。あと数日じっくり考えたい。

10/24(月)キャプテンの一言

2016/10/24 月曜日 - 22:01:35 by captain

▼越前松平家は徳川家康の次男、秀康を祖とする。
徳川と羽柴が和議をした際、羽柴秀吉(のちの豊臣
秀吉)の養子となり羽柴秀康と名乗ったが、のちに
結城秀康となった。関ヶ原の合戦のあと、結城の所領
に加え越前67万石、合わせて75万石の大大名となり、
姓を松平に戻したとされる。本流は福井藩となり、明治
時代まで続いている。福井県立図書館で今回、1615
年の「大坂夏の陣」の重要な手紙が見つかった。秀康
の子、忠直は1万5000の兵を率いて大坂夏の陣に
参戦している。きのうのNHK大河「真田丸」の主役、
真田幸村(本当は信繁)と直接戦っている。鉄砲組頭
の西尾宗次が幸村に遭遇して討ち取ったとされている。
しかし、疲れ果てた幸村が自ら首を取れと差し出したのか、
それとも槍を突き合わせて討ち取ったのか、定説は
なかった。今回見つかった西尾の手紙によると「自分が
槍を交え、討ち捕らえた」と書かれていた。ドラマではまだ
冬の陣前夜(1614年)だが、すでに敗戦を予感させるよう
な出来事が起こっている。総大将すら決めることができない
「寄せ集め」では局地戦で勝利したとしても、大局的な戦に
勝利することはできない。これは真田昌幸が2度にわたって
徳川軍を撃退した「上田城の戦い」にも共通することろが
ある。豊臣軍がいかにもバランスが悪い。秀頼は戦その
ものを全く知らないし、教える重臣もいない。しかも戦に
過去を引きずる淀殿が絶対的な権力を持っている。確か
に集まった関ヶ原の合戦の負け組はかつての栄光を取り
戻そうと必死だろうが、すでに14年も経過しているという
ことを忘れてはならない。時代の流れというものは何人たり
とも止めることはできなかったということだろう。ちなみに
福井松平藩から幕末、藩政改革や井伊直弼と対立した
政治家、16代藩主・慶永(春嶽、田安家からの養子だが)
が出ている。蛇足ながらふるさと島根県の松江松平藩も
秀康の三男・直政が祖になっている。

▼きのうの菊花賞は勝った1番人気サトノダイヤモンドも
強さが際立ったレースに見えた。人気を分け合ったディー
マジェスティは鞍上の蛯名正義騎手が強い馬の王道とも
いうべき「不利を受けない外、外」を回った結果、2着は
あったのに4着になってしまったようなレースをしてしまった
気がしてならない。皐月賞馬で2番人気だから、当然勝つ
前提でレースをしているが、すべての馬が初の3000㍍
なのだから、なるべく距離ロスなく走らせたいと思うもの。
勝てば誰も文句をいうことはないが、負ければ「一言言い
たい」という気持ちは当然だろう。競馬は強い馬が勝つ
ものだが、強い馬が1頭とは限らない。今回はこれが強く
でたような気がする。ディーマジェスティとは逆に距離ロス
を少なくうまく内を突いて3着になったのが武豊騎手のエア
スピネルだろう。ディーマジェスティは3枠6番を生かすレース
をしなかったのに対してエアスピネルは7枠13番という外枠
ながら内、内を回り直線も内から伸びて3着を確保した。
2着したレインボーラインは福永祐一騎手の好騎乗の賜物
だろう。外から良く伸びていた。馬券は外したが見応えある
レースだったと思う。今週はことし一番の難解GⅠの「天皇
賞・秋」が行われる。今から週末をワクワクしながら待つ
高揚感が素晴らしい。

10/21(金)キャプテンの一言

2016/10/21 金曜日 - 22:13:40 by captain

▼およそ3年前の2013年11月に噴火が確認された
小笠原諸島の西之島にきのう(20日)、東京大学地震
研究所などの研究チームのメンバーが上陸した。現在
2・68平方キロ㍍の広さがあり、元の西之島に比べて
12倍になっている。去年の11月以降噴火が収まって
おり、ことし7月になって無人機によって調査が行われた。
その時には海鳥の生息が確認されており、観測チーム
から歓声が挙がっていた。これは確かNHKで放送された
と記憶している。ボクも自然は凄いと感動したことを覚え
ている。今回、テレビ朝日によると、観測チームは途中
から海を泳いで上陸したということだが、研究者としては
当然だろう。まだ人の手が入っていない領域に島に関係
ないものが入り込んでしまったら、研究が成り立たない。
火山の成り立ちを調べるための岩石採取や地震計の
設置、そして海鳥の生態系調査のための録音機を設置
するなど、島の周辺も含めて広範囲で調査されるので、
結果がどんなものになるのか楽しみがいっぱい。一方、
海上保安庁も22日から調査に乗り出す。こちらは日本
の領海が、EEZ=排他的経済水域=が拡大するのに
伴っての海図を作成することが目的となる。今や中国に
よる海や宇宙でも勢力拡大が加速している。尖閣諸島
はもちろん、この西之島もしっかり守ってもらいたい。

▼あさっては3歳3冠レースの最終GⅠ「77回菊花賞」
が京都競馬場で行われる。JRAからきのう枠順が発表
されたが、距離が3000㍍ということもあり有利不利は
考える必要はないだろう。注目は皐月賞馬でダービー
2着のディーマジェスティ(3枠6番)と皐月賞3着、
ダービー2着のサトノダイヤモンド(2枠3番)のどちらが
勝つかという点。今週のスポーツ紙では3000㍍の重賞
を勝っていない2頭の父ディープインパクトがテーマと
なっている。確かに事実だが、だからといってすべて着外
ということもない。2着も3着もあるし、去年勝った
キタサンブラックの父ブラックタイドは、父も母もディープ
インパクトと同じ全兄弟なのだから、血統上の距離を心配
する必要はないと判断する。要は出走馬の中に3000㍍
に特化した強力なライバルがいるかどうかだろう。
そこそこ人気しそうなプロディガルサン(8枠16番)、
マウントロブソン(8枠18番)や穴人気しそうなウムブルフ
(5枠10番)は同じ父ディープインパクトなので前記2頭に
はかなわないと思われる。また、3番人気かもしれない
ミッキーロケット(4枠8番)の父キングカメハメハは
ディープインパクトよりさらに3000㍍は苦手にしている
データがある。今回の18頭のメンバーの中で距離が合う
のは父ステイゴールド(2頭)とハーツクライ(1頭)になる。
その中で前記2頭と張り合えるのはハーツクライ産駒の
1枠1番を引いたカフジプリンスと決めた。ハーツクライは
有馬記念でディープインパクトを破った実績もある。すで
に15戦も消化していて使い過ぎではあるが、半面タフな
馬だということの証明にもある。初勝利が2200㍍(3月
12日)、2勝目が2300㍍(4月23日)、3勝目が2600㍍
(7月30日)とまさに菊花賞を狙いすましたような使い方
をしている。2強の壁はかなり分厚いがどちかを負かす
ことができないだろうか。

10/19(水)キャプテンの一言

2016/10/19 水曜日 - 21:48:24 by captain

▼倭人、帯方郡の東南の大海の中に在り―で始まり、
30カ国が使者を通わせる―と続く魏志倭人伝。ここに
出てくる「30か国」の一つではないかと色めきだった
報道が月曜日にマスコミ一斉にあった。滋賀県彦根市
が17日に発表した弥生時代から古墳時代にかけての
稲部遺跡で3世紀中ごろの国内最大級の大型建物跡
一棟が出土というニュース。時代的に奈良県の纏向
遺跡とほぼ同時代と思われる。特に注目されるのは
鉄器を生産したとみられる鍛冶工房が20棟以上も
確認された点だろう。古代において鉄器は生産性を
イッキに高める農機具になり、同時に勢力範囲を拡大
する協力な武器になる。古代を制するといっても過言
ではない重要なもの。つまり、現代の彦根市周辺には
古代から(すでに3世紀)大きな勢力が存在していた
ことの証明になる。魏志倭人伝が示す「30カ国」の
一つであるなら、当時の倭国は最低でも近畿まで含
まれたことになり、近江と尾張の深い関係から現在の
名古屋あたりまで含まれてもおかしくないということに
なる。そうなると邪馬台国が近畿に存在したとしても
不思議な話ではないのだはないか。特に今回発掘が
あった彦根市周辺は古くから「息長族」が繁栄した地域
で、今では伝説上の人物になってしまった感のある「神功
皇后」の出身地と思われる。隣の米原市には神功皇后
の先祖に当た「息長宿禰王(おきながすくねおう)」を祭る
日撫神社(ひなでじんじゃ)がある。日本書紀によれば
神功皇后が活躍したのは3世紀半ばといわれているから、
今回の発見と同時代ということになる。ボクは第15代
応神天皇の母である神功皇后は実在したと考えている。
神功皇后はひょっとすると魏志倭人伝にでてくる卑弥呼
の宗女・壱与かもしれないと思っている。そうであれば、
壱与の時代には近畿を拠点とした巨大勢力を形成して
いたことになる。その場所こよが今回の稲部遺跡かも
しれない。邪馬台国については九州の地とした方が分かり
やすいが、近畿説も近年の考古学から否定されるもの
でのない。とにかく古代史が面白く発見があったとニュース
に接してワクワクした。

▼16日、ついに真田信繁改め幸村が大阪城に入城した。
「関ヶ原の合戦」の負け組中心におよそ10万人の浪人
たちが大阪城に集まった。しかし、戦を指揮する武将が
いない。少なくとも最初の時点では幸村も父・昌幸の名声
によるところが拠り所になっている。また、変わり者として
後藤又兵衛は常に徳川の味方をした黒田長政の家臣
だった人物。2年前の「軍師官兵衛」を見ていた人には
ピ~ンとくるだろうが、小さい頃から一緒に育った仲で、
それ故に長政に出しゃばりを嫌われたといわれている。
さらに大阪城を仕切っているのが、片桐且元ではなく、
ほぼ無能力といっても過言ではない大野治長(母は大蔵
卿局)ではまともな戦にはならない。幸村は大河のタイトル
通り「真田丸」を大阪城の南に築いて善戦したものの、
結果として和議に持ち込まれ、じり貧になっていった。
父・昌幸なら、最初から「籠城」と聞いてうなづいた上で
奇襲や野戦を実行していったと思われる。つまり、幸村
が最初に建てた近江当たりまで進出して戦を展開して
いれば、出鼻をくじいて混乱に陥れるとこができたの
ではないか。ただ、最終的な勝利にはつながらなかった
かもしれないが。どことなく負けを覚悟した楠正成の戦い
のように思えてしまう。

10/17(月)キャプテンの一言

2016/10/17 月曜日 - 22:11:26 by captain

▼「理想のタイミングで追い出せましたし、思い描いて
いた競馬ができました」。これはきのうのGⅠ「秋華賞」
での福永祐一騎手の勝利後の言葉。
3番人気のヴィブロスは好スタートを決めたが、中団まで
下げ、前の一団と2、3馬身差でぽつんと包まれることの
ない絶好のポジションをキープ。4コーナーを回る時には
かなりの差があったが、ラスト3F33・4秒の最速タイの
末脚を発揮して3歳牝馬3冠の最後「秋華賞」を手にした。
ヴィブロスの姉ヴィルシーナは2着
(3冠すべてジェンティルドンナの2着)だったので、
悲願達成となった。ちなみにいずれもオーナーは元プロ
野球選手の大魔神こと佐々木主浩さんで、ヴィブロスと
ヴィルシーナの間となる牡馬シュヴァルグランも所有して
いる。また、福永騎手は、秋初戦のGⅠ「スプリンターズS」
で1番人気ビッグアーサーでの敗戦の雪辱を直後のGⅠ
で晴らしたことになる。これで福永騎手はG120勝となった。
元々「牝馬のユーイチ」といわれていたが、最近は
ジャスタウェイやエピファエイアなど牡馬で目立っていたが、
やはりここぞでは「牝馬のユーイチ」が甦った感じがした。
いつものことだが、勝った馬の位置取りは素晴らしく
「勝つべくして勝った」としか思えない。競馬とはうまく
レースを作った馬により多くのチャンスが生まれるという
ことだろうか。もちろん、実力がないと、この法則には
当てはまらないだろうが。

▼4万人を超える大観衆になったこの日は、もう一つ
注目のレースがあった。ボクもレース観戦としてはこちら
を優先して京都競馬場まで足を運んだ。第5レース新馬戦
に出走したコロナシオンという2歳牝馬。この馬は牝馬
ながらGⅠを6勝した名牝ブエナビスタの初めての子ども
でパドック(レース前に馬を見ることができる下見所)は
大勢の人で溢れていた。456キロと牝馬として平均的
な馬体重だったが、非常におとなしく見えた。隣を回って
いた5番のサトノシャーク(順番通りに歩いていなかった)
が524キロもある牡馬だったので、かなり小さく見えたの
は事実だった。レースでは行き脚がつかなかったのか
後方に置かれて10頭立ての前7頭から離れた8番手
を進んでいた。しかも3コーナーまでほとんど変わらない
位置に、4コーナーでもまだまだ先頭から大きく離れた
ところを走っていた。場内からは悲鳴に近い「大丈夫か」
「これは無理や」といった声が聞こえてきた。ところが
残り200㍍からギュイ~ンという音が聞こえてくるくらい
の凄い加速でアッという間に先頭に躍り出た。
「おお~」「来年のクラシック決まりや」と先ほどとは真逆
の歓声とため息が競馬場に充満した。これが良血馬
たる所以だろうと誰もが納得する勝利だった。鞍上の
ルメール騎手も「エンジンのかかるまでが時間がかかった。
でも直線を向いてからの反応はよかった。能力を発揮
してくれし、距離は2000㍍でも大丈夫。血統的な
ポテンシャルがあり重賞にいける馬」と話し池添調教師
も「最初は進んでいかず心配したが、加速してからは
すごかった」と注目の良血馬の初勝利にホッとした様子
だった。次走は未定だが、GⅠ6勝の偉大な母を目標に
今後も勢いある走りを見せてもらいたい。

10/14(金)キャプテンの一言

2016/10/14 金曜日 - 22:00:04 by captain

▼宇宙にはおよそ2000億個の銀河があるといわれてきたが、
今回イギリスのノッティンガム大学などの研究チームが「2兆個」
あると発表した。AFP時事などが伝えたもので、その中で研究
を主導した同大学のクリストファー・コンセーリチェ氏は「銀河の
90%以上がまだ未調査だ」と話している。これに従えば宇宙は
ほぼ無限であって銀河もそれに相当する数が存在するという
ことになる。今回の結果は、ハッブル宇宙望遠鏡の20年間の
データを元に3次元モデルで割り出された推定値。われわれが
住む太陽系は銀河系のいう銀河の中に存在している。その
銀河が2000億個でも物凄い数字なのに2兆個もあって、それ
以上の可能性を指摘しているわけだからほぼ無限といって間違い
とはいえないのでは。宇宙が猛烈なスピードで膨張していること
はよく知られている。ただし、どこまで膨張するのかは分かって
いない。永久に膨張し続ける可能性だって否定できない。星を
作る物質が宇宙全体のおよそ5%であっても銀河は消滅したり、
誕生したりを繰り返して宇宙は永遠に続くように思える。一方、
NASA=アメリカ航空宇宙局=は地球の衛星「月」が8万1000
年ごとに表面の全面的な衣替えを行っているという論文を発表
した。研究チームの観測データによると、毎年、直径10㍍以上
のクレータがおよそ180個できているという。これはNASAの
無人月探査機「ルナー・リコナイサンス・オービター」による観測
結果に基づきたものだが、正直ビックリしている。なぜなら、太陽
系誕生からすでにおよそ46億年もたっているのに、まだ多くの
小惑星や彗星が周辺を飛行しているとは思ってもみなかった。
ここでも宇宙の”無限性”に驚かされた。

▼あさって(16日)京都競馬場で行われる3歳牝馬の3冠目と
なるGⅠ「秋華賞」の枠順がきょう確定した。水曜日にも触れ
たように大本命と目されていたオークス馬・シンハライトが故障
で回避したことによって混戦ムードになった。さらにオークス2着
のチェッキーノもいない。桜花賞でシンハライトをハナ差下し
女王に輝いたジュエラー(1枠2番)は前哨戦のローズSで11着
大敗してる。こうした中で中心になるのはオークス3着で秋初戦
となる紫苑Sを快勝したビッシュ(5枠10番)を挙げるのが順当
と思われる。しかし、狙いたいのは、その紫苑Sでビッシュに
敗れた(2着)4枠7番のヴィブロス。このレース、鞍上の福永
祐一騎手が3コーナーで「落馬しそうになった」というくらいの
不利を受けながら2馬身と2分の1まで詰め寄った根性は不利
さえならればと思わせるもの。また、秋初戦のGⅠ
「スプリンターズS」で「失敗した」と騎乗を悔やんだ福永騎手が
ここで雪辱するというストーリーはでき過ぎだろうか。なかなか
いい物語だと思うのだが。相手1番手は前記ビッシュ。そして
鞍上デムーロ騎手もあり人気しそうな桜花賞馬ジュエラーは、
姉ワンカラットから判断すると短距離向きな血統だと思うので
見送りたい。そこで登場する穴馬はビッシュと同じ美浦・鹿戸
雄厩舎の8枠16番ダイワドレッサー。前走のGⅢ
「ラジオNIKKEI賞」で牡馬相手に2着と好走。勝ったセーヴィント
は次走GⅡ「セントライト記念」でさつき賞馬ディーマジェスティ
(ダービーは3着)の2着となっており、1勝馬ながら牝馬同士
なら見劣ることはないだろう。勝っても不思議はないくらいに
思っている。もう1頭はシンハライトが勝ったGⅡ「ローズS」で
ハナ差2着に逃げ粘ったクロコスミア(5枠9番)にも注意したい。

10/12(水)キャプテンの一言

2016/10/12 水曜日 - 22:12:10 by captain

▼きょうのニュースにも入っているようにWHO=世界保健
機関=が11日、世界各国に対して砂糖を多く使った清涼
飲料水に重い税金を課すよう要請した。これは世界に蔓延
する肥満と糖尿病を予防するためのもの。WHOによると、
世界の糖尿病患者は2014年段階で4億2200万人に達して
いるという。1980年には1億800万人だったから34年で2倍
以上になっている。世界の中にはフランスやメキシコのように
すでに砂糖入り清涼飲料水が課税対象になっている国が
存在する。また、イギリスはことし2018年から導入することを
決めている。特にメキシコは糖分によるとみられる死亡者数が
100万人当たり450人と、アメリカの同125人に比べて非常に
多くなっている。そのためメキシコは2014年、砂糖入り飲料
1リットルに対して1ペソ=日本円でおよそ6円=の税金を課した。
WHOは1日当たりの砂糖摂取量を25グラムと試算している。
これは缶入り炭酸飲料1本で「アウト」といわれてしまう数字。
WHOの考え方は砂糖をたばこやアルコールと同じで健康に
悪いものと定義して、課税することによって消費を減らそうと
するもの。では日本はどうなるのか? 実はたばこ、アルコール
同様、砂糖も健康リスクに対する課税の対象となっている。これ
は厚労省の有識者会議による提言で2035年に日本を健康先
進国にするため、として課税(加税)して社会保障の財源にする
こととしている。しかし、日本の砂糖は国内生産者を守るために
輸入品について”高い税”が積み上げられていて、すでにそれ
相応の負担をしているということで、具体的に進んでいるという
話は出てきていない。糖分に関してボクも他人事ではなく、会社
の健康診断でもう10年以上血糖値は高く「要治療」といわれている。
ただ特段、ひどい症状が出ているわけでもないので、多少食事
に気を遣う程度で日々暮らしている。変わった税金で一躍有名
になったのは2011年にハンガリーで導入された「ポテトチップス
税」だろう。こんほかにもデンマークでは「脂肪税」が導入されている。

▼栄養を摂取したら、消費すればいいということは常識。9日の
日曜日は京都競馬場へ出かけた。パドックや馬場を往復するだけ
でかなり歩くことになる。この日は夕刊フジ杯「オパールS」(芝、
1200㍍)がメインレースで、東京競馬場ではGⅡの毎日王冠(芝、
1800㍍)が行われた。オパールSは13頭立ての13番人気の
ラインスピリットが逃げ切ってしまった。当然のことながら馬券の
方はかすりのしなかった。悔しかったのは毎日王冠の方で12頭
立て12番人気の4番・ロギングダンサーを購入していた。3着まで
に入ってくれれば「よっしゃ~!」という声が出たのに、こちらは
4着という結果に終わり、馬券は紙くずになってしまった。しかし、
競馬は今秋もある、しかもGⅠ「秋華賞」(芝、2000㍍)なのだ。
断然の1番人気になるはずだったシンハライトが故障したため
「堅い」というレースではなくなったが、配当面は俄然面白くなった。
また、同じ日の新馬戦にGⅠ6勝を挙げた名牝ブエナビスタの
初めての子ども「コロナシオン」(牝馬)がデビューする。
こちらも見逃せない。

10/10(月)キャプテンの一言

2016/10/10 月曜日 - 22:24:31 by captain

▼ついに「真田幸村」となったNHK大河「真田丸」の
主人公・信繁。当然のとこながら史実ではない。
信繁が生前、「幸村」と名乗ったという古文書の類は
見つかっていないし、信繁自身は最後(死ぬまで)
まで真田信繁だった。江戸時代の寛文12年(1672年
の軍記物が初登場ということになっている。幸村と
名乗ってないことは広く知られており、それをあえて
きのう放送のように蟄居先「九度山村」の「村」からと
いう発想になったのだろうか。というより信繁のまま
最後まで通した方がよかったのではないか。
ナレーションで繰り返し「幸村」と語れば、それで
良かったようにも思える。しかしドラマなので、面白さや
意外性を優先したということにすることにしよう。
元々、三谷幸喜氏の脚本なのだからと思ってみたいと
考え直すことにしたいと思うのだが、片桐且元について
はちょっと違うではと感じてしまった。方広寺の鐘銘事件
の下りで且元自身が勝手に考えたと放送された3つの
条件、①豊臣秀頼の大和などへの改易、②淀殿の江戸
での人質、③秀頼の参勤交代―は明らかに徳川側が
出したものとしか考えられない。確かにこの事件以降、
且元は徳川と接近して豊臣を裏切ったように思われ
がちだが、秀吉亡き後から関ヶ原の合戦以降、豊臣家
を支えてきたのは且元ただ一人といってもいいくらい
主家思いだった。且元は豊臣に巣くう利益受益者に
よって失脚させられたのだろう。また秀吉が柴田勝家
と戦った戦(いくさ)で「賤ヶ岳の7本鑓」に数えられた
くらいの勇将で、朝鮮出兵もして数々の戦果を挙げて
いる。石田三成のように事務系に特化した大名ではない。
居城(茨木城、ただし本拠は大和の竜田)があった
茨木市に住んでいるから味方しているわけではない。

▼「幸村」をどんな経緯で名乗ったかは「くじ」ではなく、
のちの作家が名付けたというのが有力だが室町幕府
の第6代将軍、足利義教は紛れもなく「くじ」によって
選ばれた将軍で、こちらの方が驚き度数で数段破壊力
がある。義教は第3代将軍で一休さんでのお馴染み
の義満の五男であったが9歳で青蓮院に入った。のち
義圓と名乗り大153代天台座主になるほどの逸材
だったとされている。しかし、5代将軍・義量(よしかず)
が死に、父で4代将軍の義持が代行していたが、義持
が死に際して後継を指名することを拒否するに至って
群臣らが協議して岩清水八幡宮で4人の中から将軍
を選ぶための「くじ」が行われ義円が”当選”した。
ただ五男というだけのことで、父・義満、母・藤原慶子、
兄・義持だから足利本流である。前記の通り優秀なこと
も実証済みであったが「くじ引き将軍」と呼ばれたことは
本人にとっては事実とはいえ愉快ではなかっただろう。
また、彼の子どもが7代将軍・義勝、そして8代将軍が
銀閣寺(慈照寺)を建立した義政である。いわば足利・
室町幕府の頂点であった義満を父に、第2の繁栄期が
子の義政の間を繋いだ優秀な将軍といえる。こちらは
本物の「くじ」で選ばれたわけだが、こうした過去の事例
まで読んで、この手法を用いたのかどうかは分からない。
それでも事実は小説より奇なりとはよくいったものだと
思われる出来事だとつくづく思った次第。