キャプテンの一言 » 2016 » 7月

7/29(金)キャプテンの一言

2016/07/29 金曜日 - 22:12:52 by captain

▼地球上で最大の哺乳類は海で暮らすクジラである
ことは間違いない。小型のものを特にイルカと呼ぶが
クジラ(ひげクジラと歯クジラがいてイルカは歯クジラ)
の仲間である。大きさから考えて新種が見つかるとは
思ってもみなかったが、アメリカ・アラスカ州の人口およそ
100人の小さな島で新種とみられるクジラの死体が
見つかった。これはナショナルジオグラフィック日本版
が28日伝えたもの。それによると、アラスカ州、
ベーリング海に浮かぶプリビロフ諸島のセントジョージ
島で2014年6月打ち上げられていた体調7・3メートル
のクジラで、当初はツチクジラの仲間とみられているたが、
専門家が背びれの大きさや位置、歯の状態から生体と
みられるにもかかわらず、小さすぎるなど特徴が違うこと
が分かった。ではどの種類のクジラなのか。発見者が
その道の専門家に連絡して、最終的にはNOAA=
アメリカ海洋大気局南西水産化学センターのフィリップ・
モリン氏がDNA分析を行った結果、新種のクジラだと分かった。

▼実はこの新種のクジラ、日本では小さく黒っぽい
ツチクジラということで「カラス」と呼ばれ、北海道大学の
研究チームが調査していたという。日本ではすでに1940年
代以降、捕鯨船の人たちには知られていたらしい。
ただし、北海道大学のチームは2013年の論文で検体が
3頭しかなく、DNAから結論を導かざるを得ず、さらに
根拠が必要と締めくくった。この北海道沖で座礁したクジラ
こそが、今回アラスカ州で発見された新種だという。クジラ
という巨大な生き物に21世紀になって新種が見つかるなど
想像もしなかったが、見つけていながら新種と理解して
いなかったということではないか。実際、北海道の根室海峡
で4月から6月にかけてみられたという。世界の海が広い
ので、人類があまり近づかない北極海や南極海にはまだ
まだ未知のクジラが生息しているかもしれない。

▼太陽系第5惑星「木星」にはイオ、エウロパ、ガニメデ、
カリストというガリレオ衛星があることで知られているが、
もう一つ「大赤斑(だいせきはん)」といわれる台風が高速
で上空を周回している。この大赤斑が強力な熱源だった
ことが分かった。これはCNNなどが29日伝えたもので、
大赤斑の上空の大気が非常に高温で、しかもその温度は
およそ930度から1330度にも達するという。これは地球
でいえば火山の溶岩よりも高いことになり、木星そのもの
の熱源が周回する衛星にも影響を与えている可能性さえ
出てくる。木星の大赤斑は長径2万4000キロから4万キロ、
短径1万2000キロから1万4000キロの楕円形をしており、
時速680キロという猛烈なスピードで、木星を6日で1周
している。大赤斑の存在が確認されたのは少なくても1831
年で、およそ300年間、1度も消えたことはない。今度も木星
から無くなることはないと予想されている。ことし7月5日に
NASA=アメリカ航空宇宙局=の探査機「ジュノー」が木星
軌道に投入され、今後最新データが届くと思われる。その
内容は人類初のものになる可能性がある。期待して待ちたい。

7/27(水)キャプテンの一言

2016/07/27 水曜日 - 22:26:22 by captain

▼サイと思っていたら、実はすでに絶滅している哺乳類
「カリコテリウム」だったことが分かった。これはきのう、
岐阜県博物館が発表したもの。きょうのニュースの中
にも入っているが、日本で「カリコテリウム」の化石が
見つかったのは初めてのこと。1800万年まえの地層
から見つかった「カリコテリウム」は新生代中新世を中心
としてユーラシア大陸を中心に北アメリカやアフリカに
生息していた全長2メートル、体高1・8メートル、体重
1000キロほどの哺乳類で、かなりおかしな歩き方を
していたと思われる。現在、アメリカのサバンナで悪役
とみられているハイエナのように半立ちスタイルで、
長い前脚(手のように使っていたよう)には鋭い鉤爪が
ある。その一方で奇蹄目に分類され、サイやウマの
仲間ということで、草食だった。78万年前に絶滅した
といわれており、当初はユーラシアを中心に生息して
いたと思われていたが、かなり広範囲に暮らしていた
のかもしれない。恰好はハイエナだが、顔はウマに
近い長めで想像画を見る限り、ユニークで地球上の
生命には似つかわしくない。絶滅の原因としては、
地球の寒冷化や乾燥化により生活の場である温暖な
森林が減ったためとみられている。

▼それにしても、狭い日本でも恐竜をはじめ、思いも
よらないいろいろな化石は次々と発見されている。
さらに古い時代、およそ8000万年の白亜紀の地層
から直径1・2メートルもある恐竜の足跡が25日、
南アメリカのボリビアで発見された。これはAFP時事
がきのう(26日)伝えたもの。ボリビアはオリンピック
が開催されるブラジルの西に位置しており、首都
ブラジリアの西に当たる。リオデジャネイロの西、
渇水のワニがピンチになっているパラグアイの北に
位置する国。発見者のボリビアの古生物学者、
オマル・メディナ氏によると今回、見つかった前脚の
持ち主はアベリサウルス科に属する肉食恐竜で、
体高はおよそ15メートルだという。南米はボリビアの
ほか、アルゼンチンも恐竜の化石の宝庫で、
アルゼンチンでは世界最大級の恐竜化石が無尽蔵と
いえるくらい出土している。足跡でもアルゼンチンでは
直径2メートルのものが見つかっている。
科学がますます発展すれば、映画「ジュラシックパーク」
も夢ではないかもしれない。

▼科学といえば当然、宇宙探査なども著しく進展している。
JAXA=宇宙航空研究開発機構=によると、現在ISS
=国際宇宙ステーション=に滞在している日本人宇宙
飛行士、大西卓也さんに物資を届けるため(実は大西さん
個人というわけではない)無人補給機「こうのとり」6号機
を10月1日に打ち上げる。先週はアメリカの民間企業
「スペースX社」のドラゴン補給船が到着したばかりだが、
このドラゴン補給船と入れ替わる形で「こうのとり」が
ドッキングする。日本製のリチウムイオン電池などを
運ぶことになっている。ドラゴン補給船ではできなかった
ドッキング作業を大西さんが行う可能性が高い。
実現するよう期待しよう。

7/25(月)キャプテンの一言

2016/07/25 月曜日 - 22:16:10 by captain

▼昨夜のNHK大河「真田丸」は天下人、豊臣秀吉の末期が
突然訪れ、あれだけ”羽振り“よく号令したのがウソのように
弱気の老人になっていた。もちろん、主役ではないので当然
といえば当然だが、こうした手法が多いように感じる。タイトル
の「真田丸」までにまだまだ先が長い。秀吉亡き後、歴史は
ものすごい勢いで徳川の世に動いていく。その前に伏見城、
確かに真田昌幸が普請を担当したことは事実のようだが、
縄張り(設計図)をしたということではないと思う。難攻不落の
上田城として居城は有名だが、それは地形も含めての話。
伏見城のような平城では、数に任せて力攻めされれば、
ひとたまりもない。きのう普請していた伏見城は初代のもの
で、「指月城」といわれた幻の城で、ことし6月に420年ぶり
に遺構が発見され話題を集めた。JR奈良線の桃山駅の
南南西の場所、マンション造成地から姿を現した。指月城は
伝説化されていて、場所すら特定されていなかった。それが
偶然発見され、工法が同時期に建設された聚楽第(じゅらく
てい)や秀吉が築城した初期大阪城と同じことから、「幻の
指月城」に間違いないとなった。

▼昨夜の「真田丸」では昌幸が絵図面を見て「ここに出城を
築いて真田が入る」といっていた木幡山は、再建された伏見
城ということになる。指月城から北東に1キロにある木幡山
に築かれたもの。1596年(文禄5年)閏7月に襲った「慶長
伏見地震」(この年、慶長に元号が変わる)で初代の指月
伏見城は天守二層が倒壊した。このとき、500人以上が城
で亡くなったとされているが、秀吉は無事だった。しかし、
すぐさま二代目の「木幡山伏見城」の築城を始めた。そして
新しいこの城で1598年(慶長3年)没した。ただ、この二代目
の伏見城も1600年(慶長5年)の関ヶ原の合戦の前哨戦と
なる「伏見城の戦い」で落城している。ここは当時、徳川家康
の家臣、鳥居元忠が城代となっており、西軍の小早川秀秋
と島津義弘の軍勢に力攻めされて落城、石田三成の命令で
火をかけられて灰塵となってしまった。

▼こののち、大阪城も大阪冬の陣、夏の陣でこの世から消えて
しまったわけで、まさに「浪花のことは夢のまた夢」となって
しまった。しかし、現代にも引き継がれているものがある。
その一つがあすから住之江ボートで開幕するGⅠ「太閤賞」
競走である。住之江ボートの開設記念競走でことしは60周
年の節目、しかもナイターとしては初となる。これまでは冬季
に行われていて、今回からナイターになった。地元からことし
のオーシャンカップの覇者、石野貴之選手の名前はみえない
のは残念だが、松井繁選手、田中信一郎選手、太田和美
選手、湯川浩司選手、丸岡正典選手らSG覇者がズラリと
並ぶ。ほか吉永則雄選手ら合わせて10選手が出場する。
大阪勢以外も山崎智也選手(群馬)、瓜生正義選手(福岡)、
井口佳典選手(三重)ら超豪華メンバーが揃い、6日間の
熱戦を繰り広げる。「真田丸」に相応しい盛り上がりを期待
して、ボクも舟券で参加したい。

7/22(金)キャプテンの一言

2016/07/22 金曜日 - 22:09:10 by captain

▼水曜日に紹介したアメリカの民間宇宙ベンチャー企業
「スペースX社」の無人補給船「ドラゴン」(打ち上げは17
日)は、その日の夜、ISS=国際宇宙ステーション=との
ドッキングに成功した。ISSでは日本人宇宙飛行士、大西
卓也さんが待ち構えていた。それは「ドラゴン」に実験で
使うマウス12匹が搭載されていたからだ。ドッキング作業
はアメリカ人飛行士が行い、大西さんは興味深く見入って
いたという。マウスを使う実験では、無重力と日本の実験棟
「きぼう」にある重力装置の2カ所で飼育を行い、臓器や
筋肉、骨量などマウスに与える影響を比較する。このデータ
によって、地上の人類に起こる骨粗しょう症などの病気へ
の対応を研究するという計画。およそ40日間飼育すること
になっている。

▼今回「ドラゴン」が打ち上げからドッキングまでおよそ2日
間かかった。物資はマウスをはじめ総量およそ2270キロ
が届けられたが、その中に「新型ドッキングアダプター」も
あった。これは有人宇宙船でもどんな回転角になっても
ドッキングできる優れもの。「スペースX社}」ではことし春に
2018年に火星探査機「レッド・ドラゴン」を打ち上げる計画
を発表している。そして人類を送る前に火星に「コロニー」
を作ることをめざす。この計画にはNASA=アメリカ航空宇宙
局=も協力することになっており、順調に進めば2030年代
には人類を送ることになっている。もう一つの民間企業
「マーズ・ワン」の片道切符の火星移住計画(行った人が移住
施設を作る)とはここが決定的に違う。この計画のために「スペ
ースX社」は今回の「ドラゴン補給船」は有人でも大丈夫な設計
になっている。また、打ち上げに使われたファルコンロケットは
フロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地に帰還することにも
成功している。これも頻繁な打ち上げで使い捨てにするわけ
には行かないので、宇宙旅行では重要な要素になってくる。

▼宇宙の大半(およそ8割)を占めているといわれている
「ダークマター=暗黒物質」の探索を行っていたアメリカと
ヨーロッパの大学チームによる「大型地下キセノン実験」で
「ダークマターは検出されなかった」と21日発表した。これは
2014年からことしにかけてアメリカのサウスダコタ州の地下
およそ1500メートルにある施設で実験していたもの。検出器
は巨大水槽で中は液体キセノンで覆われている。秒速260キロ
で飛んでくるとみられるダークマター粒子が液体キセノンと衝突
した時の光を捉える仕組みになっている。世界トップの感度を
誇るとされ、期待されていたが、今回は残念な結果となった。
しかし、2020年ごろに再挑戦するという。実は日本でもノーベル
賞を受賞した梶田さんが所長を務める東大宇宙線研究所の岐阜
県にある鉱山跡の施設で同様の観測が行われている。また、
ヨーロッパでは巨大加速器を使って人工的に発生させようとする
試みも行われている。ダークマターの謎が解けない限り宇宙の
謎も解けないから。少なくてもダークマターを解明するより火星
旅行の方が早いように思う。GPSもグーグルの地図もないから
ポケモンGOはできないけど…。

7/20(水)キャプテンの一言

2016/07/20 水曜日 - 21:56:15 by captain

▼1月から6月の世界の平均気温は観測記録が残る
1880年以降で最高になったことが分かった。これは
NASA=アメリカ航空宇宙局=が19日発表したもの。
去年も過去一番の暑さを記録したが、このまま推移
すると、またしても更新してしまいそうだ。こうした状況
から北極海の海氷の範囲も半年のうち5カ月で過去
最小になったという。北極海に面したアラスカでも信じ
られないような気温を先週記録したというニュースが
あった。この時期の平均気温が14度の地方で13日に
29・4度を記録した。北海道の釧路よりはるかに暑い
ということになる。もちろん同様の緯度にあるカナダでも
記録的な気温となっている。アラスカ州のほぼ中央部
に位置するフェアバンクスでは日本でいう真夏日の30
度を突破して31度まで上昇した。アラスカではことしの
夏だけでなく、冬も“暖かく”地球温暖化の影響をほか
の地域に比べ2倍も受けているという。これでは生態系
に影響が出ないはずはない。それでなくても絶滅の
危機にあるホッキョクグマは間違いなく地上から消えて
しまう運命だろう。

▼2020年以降の気温上昇を決める去年末のパリ協定
では産業革命前に比べて気温上昇を2度未満に抑える
ことを目標に掲げているが、このままではとてもできそう
もない。海水温の上昇でサンゴ礁がピンチになっている
ということを最近、このコーナーで紹介したが、海水温
(液体)の温度変化は時間がかかり、一度上昇してしま
えば簡単には下がらない。このまま上昇が続けば陸上
だけでなく、パラグアイ川のワニの例を持ち出すまでも
なく海生生物を含む水が多く必要な生命の多くが絶滅
してしまいそうだ。その前に、2030年までに世界の生産
性が低下するによる経済的損失はおよそ212兆円に
達するという試算もある。それを阻止できるのは人類だけ、
温室効果ガスの排出を徹底的に減少する方向にしないと、
地球そのものが生命に適さない星になってしまうだろう。

▼地上に比べれば、400キロ上空はまだましな環境だろう。
きのう(19日)ISS=国際宇宙ステーション=に滞在して
いる日本人宇宙飛行士、大西卓也さんがJAXA=宇宙
航空研究開発機構=の東京事務所と回線を結んで記者
会見を行った。7日に地球を出発、9日にドッキングして
すっかり無重力を満喫している大西さんは「10日間で宇宙
空間に適応した」と余裕で答えていた。そして「ふわふわ
浮いているのも慣れてくると快適」、さらに「朝も寝癖の
心配がまったくない」と根っから宇宙飛行士というイメージ
を受けた。10月末まで滞在する予定で「これからバリバリ
仕事して、実験の成果を地上に持って帰りたい」とマウス
を使った実験など任務への意欲を語った。実はアメリカの
スペースX社が18日にISSへの「ドラゴン補給船」の打ち
上げに成功した。さらに使用されたファルコン9ロケットの
地上での回収にも成功した。まもなくISSとドッキングする
予定。日本の「こうのとり」も予定されており、ISSの大西
さんらに必要な物資を無事届けてもらいたい。

7/18(月)キャプテンの一言

2016/07/18 月曜日 - 22:15:51 by captain

▼ブラジルの南部リオデジャネイロやサンパウロの西、
南米大陸の中央部に位置するパラグアイではここ19年
で最悪の干ばつに見舞われており、アルゼンチン、
ボリビアとの国境沿いを流れるピルコマジョ川では生息
するワニが大ピンチに陥っている。これはAFP時事など
が18日伝えたもの。南米に生息しているワニはアマゾン
でよく知られているアリゲーターの仲間で「カイマン」と
いわれる種類。ハンドバックなど皮革製品にすると皮が
硬いことから高級品になるという。先月後半の映像を
見ても、すでに川は泥田状態でわれわれが目にする
川にはとても見えないし、「ここはどこ?」と問われても、
正解しないだろう。ピルコマジョ川はパラグアイ川の西部
を流れる支流で流域およそ27万平方キロメートルもある
大河である。その川が渇水状態だというのだから尋常
ではない。確かに、この地域はブラジルの同緯度地帯
を含めて季節は冬で、雨量は少ない季節ではあるが、
先月始まったばかりの季節で普段は10月まで続く。
数千匹ともいわれているワニたちの運命はどうなるの
だろうか。

▼この異常気象ともいえる状態が、現在この地域を
襲っているブタインフルエンザ(H1N1型)と関係が
あるのか、とても気になるところ。ブラジルの保健相は
先月末に発表した1月からブタインフルエンザによる
死者は1003人に上り、非常に緊張した事態になって
いる。実はブタインフルエンザはメキシコが震源地かも
しれない。現在、メキシコでは1000人弱が感染して
68人が死亡している。去年は感染者そのものが4人
だったのだから、その数字の大きさが伺い知れる。
メキシコでは2009年にブタインフルエンザが大流行
して、これが一部アメリカにも飛び火したが、一番被害
が大きかったのがブラジル。この時の死者は2060人
に達し、WHO=世界保健機関=はパンデミック=世界
的流行=を宣言している。インフルエンザウイルスは
乾燥した季節に活発で感染する。つまり南米大陸(中央
より南)は現在、冬であり大きな川は渇水するほど乾燥
した状態にあり、今後も拡大する危険をはらんでいると
いうことになる。感染経路は人から人への感染をもっとも
警戒する必要がある。症状はわれわれが日本で罹る
インフルエンザと変わりなく、鼻、喉、頭痛、筋肉痛、
吐き気などで、重度になると呼吸困難に陥る。治療薬
としてはタミフルやリレンザなど人のインフルエンザと
同様、有効ということなのでオリンピックなどブラジルへ
旅行を計画している人は用意しておいた方がいいかも
しれない。もちろん、冬とはいえ熱帯や亜熱帯地域も
多いブラジルだからジカ熱やデング熱もある。
ネッタイシマカやヒトスジシマカなどウイルスを媒介
するカには十分警戒してもらいたい。現地の専門家も
最大の防御は「カに刺されないこと」と断言している。
それでもブラジルはアマゾンを筆頭に人が魅入られて
しまう素晴らしい場所がいっぱいある。ブラジルへの
旅行を計画している人がうらやましい。
特にアマゾンへ行く人が…。

7/15(金)キャプテンの一言

2016/07/15 金曜日 - 22:17:07 by captain

▼ブラジルに生息するオマキザルが道具を使って
ヤシの実を割ることは以前からよく知られており、
テレビでも何度も紹介されている。しかし、いつごろ
から道具を使っていたのかは分かっていなかった。
それが何と700年も前から、石の道具をブラジルの
ヒゲオマキザルが使っていたことが分かった。これは
ナショナルジオグラフィック日本版が13日伝えた。
イギリスのオックスフォード大学やブラジルの
サンパウロ大学などの研究チームが明らかにした
もので、彼らヒゲオマキザルが使った台石から100世代
に渡って“世襲”したものだったことが分かったという。
実はヒゲオマキザルが台石にヤシの実を置いて、丸く
て確実に的中するような叩く石を持って中の実を取り
出す姿をテレビで見たことがある。700年前から
カシューの実を割って食べていたのは世界遺産の
セラ・ダ・カピバラ国立公園に住んでいるヒゲオマキザル
で、南北アメリカ大陸では人類以外ではこのサルだけ。
道具を使うということはボクでも映像を見たわけで珍しい
ことではない。

▼これまでは、ヒゲオマキザルが現地の人類か、
ヨーロッパ人が道具を使っているところを見て、マネをした
と考えられていた。700年前から使用していたことで、
コロンブスがアメリカ大陸に到着した200年前にすでに
道具を用いていたが分かったということは、少なくとも
ヨーロッパ人から学んだのではないことが分かった。
当然といえば当然だが、この時代に人類がこんな原始的
な方法で木の実を取るということは考えられない。つまり、
彼らヒゲオマキザルは、この方法を自ら編み出したか、
この地域に古くから(6万年前の遺跡もある)住んでいた
人類を真似たものと思われる。これが100代も続いた
わけだから、さらに進化するのかも注目したい。ちなみに
道具を使うサルの仲間はほかにチンパンジーと
カニクイザルだという。ボクが見たカンボジアのカニクイザル
は歯磨きをしていた。毛を使ったいわゆる「歯間ブラシ」、
これは自ら編み出したのだろうか。ほかのサルはなぜ道具
を使わないのだろうか。ブラジルやアフリカには数知れぬ
くらいの種がいるというのに。ニホンザルは温泉に入るから、
もっとも人類に近づいているのかもしれない。

▼長径700キロもある準惑星が発見されたと、AFPなどが
13日伝えた。これは天文学者でつくるOSSOS=「太陽系
外縁部起源探査」チームが発表したもので、太陽をおよそ
700年かけて公転しているという。太陽から30天文単位
から50天文単位(1天文単位はおよそ1億5000万キロ)
に広がるエッジワース・カイパーベルトという領域で作られる
大半を氷でできたものとみられ、太陽に最も接近する近日
点は50億キロ、遠日点は190億キロのもなるらしい。これ
は去年9月に撮影したものを分析して、ことし2月にわかった
もの。準惑星のエリスや冥王星に比べるとかなり小さいが、
それでもこれまで確認されている準惑星の中では大きい部類
に入る。近年は遠くの銀河や太陽系外惑星など遠くの天体
を観測することが中心になっているため、近すぎる天体は
逆に観測機器が違うため難しくなっているという。

7/13(水)キャプテンの一言

2016/07/13 水曜日 - 22:24:07 by captain

▼11日と12日の2日間、北海道苫小牧市のノーザンホースパーク
で行われた国内最大のサラブレッドの競り市で1億円を超えた馬が
過去最多の23頭に上った。初日は1歳セール(去年生まれた馬)、
2日目は当歳セール(今年生まれた馬)が行われ、2日間で467頭
(12頭欠場を除く)が上場され、390頭が売却され落札率81・4%と
なった。落札総額は149億4210万円となり、去年の131億7350
万円を上回り過去最高となった。2日間ともトップはディープインパクト
産駒で当歳馬では母イルーシヴウェーヴ16、母マルペンサ16でとも
に2億8000万円(税別)だった。1歳馬では母オーサムフェザー15
の2億6000万円だった。主催した社台ファーム代表で日本競走馬
協会副会長の吉田照哉氏は「外国の方が増え、日本人の新しい
馬主も増えた。海外で通用する馬がいるんだということが、みなさん
の気持ちを高めたのでは。繁殖レベルも上がっている。それが活気
につながった」と話している。一方、ことし初めて子どもが誕生した
のが、レイティングで世界一となったジャスタウェイ。生まれたばかり
の仔馬に1億4000万円の値がついた。母アドマイヤテレサ16で
落札したのは「アドマイヤ」の冠号で多くの競走馬を所有している
近藤利一氏。オーストラリアで非業の死を遂げたアドマイヤラクティ
の弟にあたり、近藤氏は「ラクティの弔い。何があっても、この馬だけ
は絶対に落とさないとダメ」と強烈な思いを語っている。

▼競馬を長く楽しんでいると、競馬場で応援していた馬の子どもが
ターフに戻ってくるというドラマに遭遇することがある。牡馬の場合
は子どもの数が多いので強い馬を応援することが可能だが、牝馬
の場合は1年の1頭(例外はあるが)しか生まないので、その子ども
が強くなかったら、馬券代がかさんでしまう事態に陥ることがある
ので注意しなければならない。ことしの2歳馬で、ボクが現役時代
に応援したブエナビスタの子どもコロナシオンという馬がデビュー
を待っている。ブエナビスタの母、ビワハイジも応援していたので、
こうなってくるととことん応援してしまう。そして気がつけば競馬歴
「40ん年」となってしまった。それでも単純に馬券だけを対象にして
いるよりは、ずいぶん楽しむことができたと思っている。競馬をただ
ギャンブルとして捉えるのではなく、父から、母から何代も続いて
いく血の流れはブラッドスポーツといわれる競馬の醍醐味のように
思う。また、馬券だって展開を考えて馬場状態を予測して推理した
結論を購入すれば、頭の体操になって「ボケ防止」にもつながる
ことは間違いないのではないか。まあ、競馬好きのこじつけと
思われても仕方ないことだが、60年以上生きてきて大きな病気
もなく、物忘れが多少ひどくなった程度で、頑張れているということ
はやっぱり「いい」方に作用していると信じたい。

7/11(月)キャプテンの一言

2016/07/11 月曜日 - 22:35:04 by captain

▼足利義満といえば、金閣寺(鹿苑寺)を建てたことで
知られる室町幕府3代将軍だが、この金閣寺が北山殿
と呼ばれたころに建てられたといわれてきた「北山大塔
(きたやまだいとう)」のものとみられる「相輪」の9つの
輪のうち、一部の破片3個が見つかったことが先週の
金曜日、京都埋蔵文化財研究所から発表された。
金閣寺は現在の地に1397年(応永8年)、西園寺家の
「北山弟(きたやまてい)」を譲り受け(ただというわけ
ではない)舎利殿つまり金閣を中心とした「北山第
(きたやまてい)または北山殿」の建立を始めた。
この時、巨大な七重の大塔が建てられ、その一番上に
そびえる相輪の大きさは直径2・4メートルという巨大な
もの。その飾りといえる金輪の一部が見つかったわけ
で、これまで遺物が全く見つかっていなかった。どうも
1416年、完成前に落雷で焼け落ち、「幻の塔」といわ
れていたが、ほんの一部とはいえ、見つかったことは
当時の義満の絶大な権勢を偲ぶのにいいきっかけに
なったと思う。

▼足利義満といえば「天皇」になろうとした将軍として
有名。本当にそうなのだろうか。義満は日明貿易(中国
は当時、明の時代)で莫大な利益をもたらし、日本では
「明銭」という貨幣が大量に輸入され、貨幣経済が拡大
した。この時、義満は明から「日本国王」という称号を
もらっている。義満は1358年(延文3年)生まれで、
1408年(応永15年)に亡くなっている。暗殺説がある
くらいだが、実態は違うように思われる。50歳だから、
当時の寿命からすれば、それなりとも受け取れるし、
若すぎるといわれればそうかもしれず、といったところ
だろう。義満は時の後円融天皇と折り合いが悪く、
そのため、次の後小松天皇に譲位をされるために衝突
して、皇位簒奪という噂がのちの時代に立ち上ったの
ではないか。ただし、義満の母・紀良子は順徳天皇の
5代孫にあたるし、本人は清和天皇から出た清和源氏
の流れを組んでいるので、血統上は天皇になったとして
も不思議ではないと思う。継体天皇も応神天皇の5代孫
だったが、ちゃんと天皇となり、今に続いている。ただし、
義満自身は天皇になる気はなかったのではないか。

▼きのうのNHK大河「真田丸」は参議院選挙の影響で
50分早く、7時10分から始まった。ついに関白・秀次の
失脚になる。だいたい秀次を描く場合、気が弱くて、
冷淡ないやな人物とすることが多い。罪なき人を殺した
とかも記録されいるが、「真田丸」では、第2の武田勝頼
のように優しい人物として描かれており、これも殺伐な
戦国時代を少しでも和ませようとする意図なのだろう。
とはいえ、ひとたび終了した戦国ではあったが、朝鮮
出兵で再び戦国ムードに戻ってしまった。その空気の
まま、秀次の抹消につながり、秀吉の死へと続き関ケ原
の合戦へと突き進んでしまう。まあ、これまでの流れから
いくと、あまり殺伐とした内容にはならないだろう。
一番難しいのは九度山蟄居の22年間なのかもしれない。

7/8(金)キャプテンの一言

2016/07/08 金曜日 - 22:01:37 by captain

▼きのう午前、日本人飛行士、大西卓也さんを乗せた
ソユーズ宇宙船がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地
から無事、打ち上げられた。改良型の宇宙船のテスト
などあって、ドッキングは日本時間のあす9日午後1時
13分になる予定。この大西さんの影に隠れる形で、
もう一つ大きな発表がJAXA=宇宙航空研究開発機構
=からされていた。それは4月28日の段階で運用を断念
すると発表されたX線天文衛星「ひとみ」(2月17日打ち
上げ)について、人的ミスで太陽パネルなどが破壊され
空中分解する前、試験運用されたデータを解析した
結果、ブラックホールの中心付近のガスを観測していた
ことが分かった。「ひとみ」は地球からおよそ2億5000
万光年離れたペルセウス座銀河団を観測した。その
結果、中心付近のガスの動きは、従来考えられていた、
およそ秒速1000キロ以上ではなく、実際は秒速およそ
150キロから200キロだったという。ガスの温度はおよそ
5000万度だった。これは世界で初めての成果で、理論
値よりかなり低速だった理由は分かっていない。まだ、
全データの解析は終わっていないので、さらなる成果
が期待されるが、それにも増して、これだけ優秀だった
だけに人的ミスで計画がとん挫したことが返す返す悔や
まれる。

▼ブラックホールは太陽の質量8倍以上の恒星が最後
を迎え、収縮して小さくなるが質量が巨大になったもの。
20倍以上になると巨大ブラックホールになる可能性が
高い。また、銀河の中心にも巨大ブラックホールがある
といわれている。宇宙はおよそ138億年前にビッグバン
によって誕生したといわれている。37万年後に光が進む
ようになり、原子が生まれたとされる。科学雑誌「ニュートン」
8月号に宇宙の大規模構造という特集があった。四方
八方に飛び散った物質は濃度の濃淡があり、濃い部分
に物質が集まり、徐々に大きくなり、さらに回転をはじめ
初期の星を形成したという論理は以前からいわれていた
が、今回の特集では星に先んじてダークマター(暗黒
物質)が集まり、それを追いかけるように星になる物質
が集まったとしている。これは現在の銀河や銀河団が
ダークマターに包まれた状態になっていることから導き
出されたという。ただし宇宙の質量の85%も占めている
といわれるダークマターが何なのかは不明で、科学者は
謎の解明に日夜取り組んでいる。もう一つ、大きな謎で
ある宇宙の膨張については、ダークエネルギーは影響
しているといわれているが、こちらも解明されていない。
現在のところ人類はわれわれが住んでいる宇宙の将来、
つまり、このまま膨張を続けていくのか、速度が落ちて
膨張が停止するのか、はたまた膨張を止めたあと、
収縮していくのか分かっていない。収縮もある程度の
ところで止まって安定するのか、138億年前の「無」の
状態になってしまうのかも分からない。宇宙はまだまだ
謎に満ちていて魅力あふれるところ。