キャプテンの一言 » 2015 » 7月

7/31(金)キャプテンの一言

2015/07/31 金曜日 - 22:17:01 by captain

▼日本人宇宙飛行士、油井亀美也さんが23日にISS=
国際宇宙ステーション=に到着してから1週間が経った。
29日にはマシンを使ってランニングする様子がツイッター
で投稿され「ハードだけど楽しい」とコメントしています。
ところで油井さんの滞在しているISSを見ることができる。
名古屋市科学館によればチャンスはきょう31日から
8月3日までと8月5日。きょうはすでに時間が過ぎて
しまったが、あすからは天気も大丈夫そうなので、1度空を
見上げてみたらどうだろう。ボクも1度だけ見たことがあるが
意外とスピードがあり、短い時間なので注意が必要。
油井さんもきょうのツイッターで「ISSを見つけて手を
振って下さい」としている。今夜も見ることができたが、
「いいおとな」のメンバーは全員、油井さんに手を振ったが
ボクだけいい場所を探している間に通過してしまった。
言い出しっぺなのでけっこう恥ずかしい。
1日は19時40分ごろからおよそ6分(南西―南―北西)、
2日は20時24分ごろからおよそ5分(西―北―北東)、
3日は19時30分ごろからおよそ6分(南西―西―北西)、
そして5日は19時24分ごろからおよそ2分(北西―低く
なりながら北)となっている。1日と3日はかなり高い位置を
通るので分かりやすいかもしれない。夜空の星より明るく
かなりのスピードなのでUFOと間違わないようにしてほしい。

▼油井さんは5カ月間の滞在期間中、ダークマター=
暗黒物質の観測を行う。宇宙全体を占めている質量に
うち、われわれが棲む地球や太陽などの星はわずか4%
しかなく、残りは油井さんが観測しようとしているダーク
マターとダークエネルギーということになる。
愛読書「ニュートン」の9月号によると、われわれ太陽系が
所属している天の川銀河と250万光年離れている
アンドロメダ銀河が衝突するという。それもほぼ確実として
いる。ただし37億年から38億年後に衝突が始まるから、
そこまで人類が存在していることはないだろうから、いらぬ
心配かもしれない。ニュートンの特集によると、この衝突は
ダークマターの影響によるものだとしている。
銀河団や銀河群、そして銀河はダークマターのかたまり
ダークハローに包まれていて、これらの重力が銀河団や
銀河群の中にある銀河を引きつけ合っているという。
そのため同じ銀河群の中にある天の川銀河とアンドロメダ
銀河はダークマターの重力によって引き合い衝突する。
宇宙では頻繁に銀河同士の衝突が起こっているが、
現在その確率は1%程度らしいが、過去は10%と高い
確率だったという。かなり未来の話ではあるが、ISSの
油井さんがダークマターを解明すればノーベル賞はもちろん、
銀河の衝突を回避する可能性も見つかるかもしれない。
見つからないと人類の移住先が無くなってしまう。

7/29(水)キャプテンの一言

2015/07/29 水曜日 - 22:28:29 by captain

▼きのう文化審議会から発表された2017年の世界文化遺産
候補に決まったのは福岡県宗像市、福津市にある「宗像・沖の
島と関連遺産群」が選ばれた。4つの候補の中からの選出
だったが、他の3候補は青森県の三内丸山古墳を中心とした
「北海道・北東北を中心とした縄文遺産群」新潟県の「金を
中心とした佐渡鉱山の遺跡群」そして大阪府の「百舌鳥・
古市古墳群」。この中で文化遺産にどこがふさわしいかは
個人差があって選びにくいと思う。1年に1カ所しか推薦
できないため、3カ所は次のチャンスを待つことになるが
それでも1カ所なのでなかなか厳しい。それを突破した前記
「宗像・沖の島」は文句なしといってもいい。今まで世界遺産
になっていない事の方が不思議なくらい。特に宗像大社の
沖津宮がある沖の島(中津宮も)は奈良県東大寺の正倉院
に対して「海の正倉院」といわれるくらいで、4世紀から9世紀
にかけて国家的祭祀が行われ、朝鮮半島やペルシャなど
からもたらされた8万点にも及ぶ出土品はすべて国宝に指定
されている。日本の宝といえる所だといえるのではないか。

▼この島の沖津宮と中津宮、そして九州本島にある辺津宮
にはそれぞれ女神が祭られている。ただし祭られている
女神の名前はちょっとずつ違っている。古事記では
①沖津宮=多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)②中津宮
=市寸島比売命(いちきしまひめ)③辺津宮=多岐都命
(たぎつひめ)となっている。日本書紀では①田心姫
(たごりひめ)②湍津姫(たぎつひめ)③市杵嶋姫
(いちきしまひめ)となり、日本書紀には本文のほかに
『ある一書』として違った説を載せている。その2には
①市杵嶋姫②田心姫③湍津姫など3つの違った説が
載っている。そして宗像大社の社伝には①田心姫
②湍津姫③市杵島姫とほぼ書紀の本文と同じに
なっている。この3女神は天照大神と素戔嗚尊が
高天原で誓約(うけい)をしたときに生まれたとされる
神様で素戔嗚尊の娘とされている。つまり出雲大社
の大国主命とは同祖ということになる。今回の明治
産業革命と同様、朝鮮半島との関係はあるが、
時代が1400年から1700年の前のことなので韓国
から横やりは入らないだろう。2年後には晴れて世界遺産に
なってもらいたい。

▼残念だったのが大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」、堺市の
ハニワ課長も「中身が空洞な埴輪だけに頭の中が空っぽで
真っ白」と悔しさをシャレで表現した。確かに仁徳天皇陵と
伝えられている大山古墳や応神天皇陵などの巨大古墳群
は文化遺産に値すると思うのだが、問題になるのが実際に
誰の墓であるのかが確定していないという点。これは
宮内庁が学術調査を拒否しているからだが、これでは巨大
な墓の遺跡ということで、建造物としての価値しかない。
調査によって当時の支配者「○○天皇」の陵墓であるということ
が学術的に確定すれば、さらに文化的価値がアップすること
間違いないのだが…。

7/27(月)キャプテンの一言

2015/07/27 月曜日 - 22:25:56 by captain

▼ディープインパクトに勲章がまた1つ増えた。きのうの
函館競馬場は前日からの雨で馬場状態は「稍重」。2歳戦
ではことし最初となる重賞GⅢ「函館2歳S」に初めて参戦
したディープインパクト産駒2頭。勝ったのは1番人気の
ブランボヌール。種牡馬としてグレード制が導入された
1984年以降8頭目の10場重賞制覇を達成した。過去に
サンデーサイレンス、その産駒のフジキセキ、マンハッタンカフェ
、そしてノーザンテースト、トニービン、キングカメハメハ、
クロフネとすべて社台の名種牡馬が名を連ねている。しかし
ブランボヌールは社台グループの生産馬ではない。キズナ
やワンアンドオンリーなどで有名な「ノースヒルズ」。

▼それにしても強烈な勝ち方だった。1200㍍にも拘わらず
道中、中断につけて3コーナー手前から進出を初め、4コーナー
では一番外を回って先頭に並び駆ける勢い。直線半ばから
イッキに突き放しにかかった。2着メジャータイフーンにつけた
差は3馬身2分の1。圧勝といっていいだろう。函館のリーディング
ジョッキーとなった岩田騎手は「強いとわかっていたので外を
回った。どれだけ脚を使ってくれるかと思っていたけど、本当に
いい脚でしたね」と話した上で母ルシュクルが1200㍍中心に
活躍したが、グランボヌールは「距離は延びても大丈夫」とサンスポ
紙上で話した。今後は新冠町のノースヒルズに放牧、年末の
GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(1600㍍)を目標に調整される
とのこと。直接か1戦挟むことになるかは未定らしい。ちょっと
残念だったのはカンテレの中継がなかったこと。27時間テレビ
だったが内容は全く興味のないもので、それでも重賞レースは
あると思ったが中京記念のみ放送された。1分少々くらい融通
して欲しかった。

▼先週は油井亀美也さんのISS=国際宇宙ステーション=
無事到着やNASA=アメリカ航空宇宙局=が1600光年の
距離に「地球のいとこ」を見つけたなど宇宙の話題が盛りだく
さんだった。その日本人10人目の宇宙へ飛び出した人と
なった油井さんはきのうツイッターで日本の夜景を見た感想
を「なんと美しい! まだ、ISSで写真を撮る技術は十分では
ないので、スコット・ケリー飛行士に教わりながらです。スコット
さんの撮った写真はすごいですよ! 是非彼のツイートでご覧
になって下さい」としている。また、日本のモジュール「きぼう」
についてもとても大きく静かで機能も盛りだくさんで、今後の
実験に胸が高鳴るとツイートしている。日本の夜景は各社が
配信していて、それを見ると中京地区を中心に関東、関西が
写っているのだが関西地方ははっきりしていないのが残念。
しかし、これから5カ月間の滞在するのだから感動する写真を
一杯地球に届けてくれるだろう。きょうは日没直後の地球で
雷が光ったという。そこで油井さんの感想は「あの雲の下にいる
人たちは大丈夫かな? と考えてしまいます」と優しさ溢れる
言葉を綴っている。また、金星と木星が並んで地球に沈んだ
としている。宇宙でいることを実感していると思うととてもうらやましい。

7/24(金)キャプテンの一言

2015/07/24 金曜日 - 22:25:07 by captain

▼宇宙が広いのは分かっているが、NASA=アメリカ航空
宇宙局のやることは憎いなあと思った。きのう油井亀美也
さんのISS=国際宇宙ステーションへ到着で沸いた高揚感
が残っているところへきょう(現地23日)NASAが「地球の
いとこを見つけた」と発表した。地球から1400光年に距離
にある「ケプラー452b」という惑星で直径が1・6倍、質量
は5倍とちょっと重たいが恒星からの距離は1億5750万㌔
とほとんど同じ。また公転周期も385日で1年がほぼ同じ。
大気が存在して水もある可能性が高いという。おそらく生命
が存在するだろう。ケプラー宇宙望遠鏡はNASAが
2009年3月6日に打ち上げた太陽系外惑星を探査に特化
した優れもの。2013年にはトラブルが発生して100%の
観測はできなくなったが今も頑張っている。すでに観測した
データが膨大にあるため、さらに地球の兄弟のような惑星
が発見されるだろうが、とにかく「ケプラー452b」に行こう。
計算してみると時速6万キロのロケット(標準的なもの)で
2520万年かかると出た。さすがにこれは現代の科学では
ムリ、進化した宇宙船が開発されることを期待したい。

▼太陽光パネルが開かないトラブルはあったが、日本人
10人目となる宇宙への旅、油井亀美也さんはきのう午後、
無事ISS=国際宇宙ステーションへ到着した。カザフスタン
のバイコヌール宇宙基地へ息子の打ち上げを間近で見た
父親の誧司(すけじ)さんの「本当に宇宙に行ってしまった。
スーパーマンになっちゃったんだ」という言葉は優しさが
滲んでいて味があると感心した。レタス農家で育ち、レタス畑
から宇宙へ旅立った油井さん、元同僚の航空自衛隊のテスト
パイロットの「油井さんは野菜が苦手で食事はカプセルで
十分といっていたので宇宙飛行士に向いていると思う」と
話していたが、野菜嫌いとは、と驚いてしまった。

▼6月6日に始まったJRAの新馬戦もはや2カ月が過ぎよう
としている。今週は2歳最初の重賞GⅢ「函館2歳S」(26日)
が函館競馬場で行われる。この重賞には今まで
ディープインパクトの産駒が出走していなかった。
ディープの子どもにはクラシック制覇の期待がかかるので、
2歳のこの時期にデビューすることも珍しいし、デビューした
としても1600㍍以上の長い距離が多い。1200㍍のこの
重賞を目標にすることがなかったと思われる。しかし、ことしは
2頭の出走してきた。ブランボヌールとメジェルダの牝馬2頭。
この2頭は6月27日のデビュー戦で対戦して、ブランボヌール
がクビ差制している。メジェルダは7月11日の未勝利戦を圧勝
して、ここに登録、3分の2の抽選を勝ち抜いてきた。ともに
人気すると思われるし、レース内容から勝ってもおかしくない。
もし、2頭のいずれかが優勝すると父ディープインパクトの産駒
の10場重賞制覇の記録もイッキに達成することになる。
ディープは現2歳馬が6世代目に当たる。
達成すれば父サンデーサイレンス(6世代目)に並ぶことになる。
当日の空模様が気になるところだが、ぜひとも達成してもらいたい。

7/22(水)キャプテンの一言

2015/07/22 水曜日 - 22:24:47 by captain

▼いよいよ、あすに迫った日本人宇宙飛行士、油井亀美也さん
のISS=国際宇宙ステーション=の旅立ち。カザフスタンの
バイコヌール宇宙基地からソユーズ宇宙船が日本時間のあす
午前6時すぎに打ち上げられる。これを前にきのう記者会見
した油井さんは父親や奥さんの前で、英語で「全てを前向きに
考えている。飛行でき幸せな気持ちだ」心境を語り、打ち上げ
についてはロシア語で「何も心配することはない。できるだけ
家族に安心して打ち上げを見てもらいたい」と余裕ある笑顔
で話した。油井さんは防衛大学から航空自衛隊に入り、
戦闘機のパイロットだった。その後、テストパイロットとなった
が、その理由について宇宙飛行士への道が開ける可能性が
あるからとしている。油井さんの今回のミッションの中に宇宙
の始まりから存在していると見られる暗黒物質=ダークマター
の観測装置の設置と観測がある。光や電気では捉えられない
が質量を持っている。宇宙の中で最も多く存在するといわれ
ながら観測されていないナゾの物質でダークエネルギーと
ともに宇宙のほとんど(およそ96%)を構成するともいわれて
いる。つまりわれわれの体や地球などの星を構成する水素
や酸素などの元素で出来ているものは4%しかないことに
なる。もし油井さんがこれらを発見することができたら、
間違いなくノーベル賞だろう。

▼また、油井さんはISSとのドッキングを行うロボットアーム
の操作を行うことが正式に決まった。これにより日本が
8月16日に打ち上げを予定しているISSへの補給機
「こうのとり」とのドッキングも担当する。ドッキングを地上で
担当するのは前回ISSに滞在していた若田光一さん。
NASA=アメリカ航空宇宙局=の管制室で行う。日本人同士
でドッキング作業はもちろん初めてのこと。このことについて
下村文部科学大臣はきのう「日本人チームが大いに貢献
するミッションになり喜ばしい」と話して日本人の活躍を期待
している。若田さんはすでに火星への有人飛行に意欲を
燃やしているが、若田さんを尊敬する油井さんも同様に
火星への飛行に胸を膨らませている。火星への有人飛行は
日本ではなく。NASAが最初になるだろう。すでに2030年代
を目標に様々な実験を行っている。油井さんもおよそ5カ月
のISS生活の経験を積んで夢に近づいてもらいたい。

▼宇宙といえばJAXA=宇宙航空研究開発機構=は現在、
小惑星「1999JU3」に向かっている「はやぶさ2」に関して、
きょうから小惑星「1999JU3」のネーミングの募集を始めた。
8月31日までJAXAのホームページやハガキで受け付けて
いる。「はやぶさ」(鳥)がめざしているので、その辺から発想
するとかっこいい名前が浮かんでくるかもしれない。
興味のある人は応募してみてはどう?

7/20(月)キャプテンの一言

2015/07/20 月曜日 - 22:31:47 by captain

▼きょうは海の日、海のそばで育ったボクとしては大好きな日
のはずなのだが最近、海にはご無沙汰している。子どもの頃
は5月の連休には、親に隠れて泳いだことを思い出した。きょう
も番組はあるから朝から風呂に入ろうと準備をしていたら、
テレビでなにやら面白そうなものをやっていた。テレ朝で10時前
「ナゾ解き大化の改新 逆賊の大臣Vs真の黒幕」という番組。
大化の改新はボク的には「乙巳の変」(645年)であって、
蘇我入鹿(蝦夷も)が暗殺され、変わって中臣氏(藤原氏)が
その地位に就いただけのこと。しかも蘇我時代より良くなったとは
とても思えない。斉明天皇(皇極天皇が重祚)は大がかりな事業
好きで「たぶれ心の溝」に代表される石を使った事業を繰り返した
。乙巳の変の主役、天智天皇は滅亡している百済救済という
名目で朝鮮半島に大軍を投入して新羅・唐軍に大敗(白村江の
戦い)した。その上、唐軍が日本に攻めてくるとの恐怖から西日本
(九州中心)に水城(みずき=防壁のようなもの)を築いて国力を
疲弊された。その後は政権が交代(天武天皇)したことで安定し
つつあったが、持統天皇の時代になると乙巳の変のもう一人の
主役藤原鎌足の息子、不比等が台頭して蘇我氏が行ってきた
外戚政治をめざした。天智天皇が行ったといわれる戸籍(庚午
年籍)など実際は蘇我氏がすでに行いつつあったものではない
のかという説もある。政権交代したことは事実であるが、どこに
改新があったのか、疑問をいわざるを得ない。個人的な意見だが
、蘇我氏の政治が独断だったとは思っていない。

▼最終的に藤原不比等が主導したと思われる古事記や日本書紀
でも蘇我蝦夷が天皇人選に独断した様子はなく、物部氏が滅んだ
後も豪族による合議制だった点も窺える。もし本当に蘇我氏が
独裁的な手法をとったとすれば推古天皇の後に舒明天皇には
ならなかったのではないか。ただし、歴史はここで面白い展開を
する舒明天皇の皇后が斉明天皇。父が茅渟王(押坂彦人大兄皇子
=おしさかひこひとおおえのみこ=父は敏達天皇)、母親は吉備姫王
(きびひめのみこ)。この吉備姫王の父は桜井皇子というのだが、
桜井皇子こそ欽明天皇と堅塩姫(きたしひめ)の子どもである。堅塩姫
は推古天皇や用明天皇の母であり、父は蘇我稲目で蘇我氏繁栄の
基礎を築いた人。堅塩姫と馬子は兄弟ということになる。藤原4兄弟
のところでも触れた話だが、斉明天皇の子どもが天智天皇なのだから
、蘇我の血が入っていることになる。つまり、この時代の主役たちは
、蘇我の血筋が何らかの形で入っているということになる。だから
記紀も入鹿を悪く書くものの他の蘇我の人たちを悪く書いていない。
崇峻天皇を暗殺したとされる馬子さえ優秀な政治家として描いている。
きょうは朝からこんなことを考えてしまった。

7/17(金)キャプテンの一言

2015/07/17 金曜日 - 22:24:59 by captain

▼奈良県明日香村の「キトラ古墳」がまた脚光を浴びた。
きのうの新聞が一斉に掲載していたもので、四方の壁に
描かれた四神の方ではなく、天井に描かれた星座=
天文図が中国の唐の都、長安(今の西安市)か北魏の
都だった洛陽から見た天空だった可能性が高いことが
判明した。これまでは朝鮮半島の今のソウルかピョンヤン
から見たものとの見方が強かった。唐代の貴重な天文図
を使用できるということは当時の身分が相当高く、皇族の
可能性が高くなった。この古墳はこれまで皇族なら
天武天皇の長男、高市皇子(たけちのみこ)や第9皇子
(第6皇子とも)の弓削皇子(ゆげのみこ)右大臣の
安倍御主人(あべのみうし)、または当時、百済など半島の
国から来ていた王族ではないかという、いろいろな説が
あったが、今回の発見により、当時の最新の中国の文化
を持つことができる天武天皇に深く関係のある人物。
その中でも皇太子でもあり、太政大臣でもあった第1皇子
の高市皇子がふさわしいと思う。ほぼ日本の皇族である
ことが明らかになった。

▼今週最大のニュースはやはりNASA=アメリカ航空
宇宙局=の無人探査機「ニュー・ホライズンズ」が太陽系
元第9惑星冥王星に1万2500㌔まで最接近したことだろう。
その時に撮影したものが公開されたが、最果ての星という
イメージではなく、衛星カロンとともに「きれいな」星だった。
冥王星の極付近には氷でできた3500㍍級の山々が
連なっていた。人類初の快挙であり、喝采に値するが少し
だけ疑問が残る。それは冥王星がアメリカ人の
クライド・トンボーによって1930年に発見されたが、これが
当時としてアメリカ人が発見した唯一の惑星だった。
そしてニュー・ホライズンズが打ち上げられたのが2006年
の1月19日で、同じ年の8月24日の国際天文連合の会合
で惑星から準惑星に格下げされた。つまり、打ち上げた時は
第9惑星冥王星探査だったものが、途中から準惑星探査に
変わってしまった。NASAとしては当然、アメリカ人が発見
した最も外側にある惑星を探査することで、太陽系の成り立ち
での惑星の位置と形成を探査するつもりだったと思われるので、
準惑星ではその性格が違うため当初の目的から多少
(あるいは大きく)変わった可能性がある。ただし、冥王星、
そのものを探査には変わりない。観測データは1年以上地球に
送り続けるということなので、新たなる発見に期待したい。

▼今、福井県の三国ボート場ではSGのオーシャンカップが
行われている。さすがにきょうは台風11号の影響から順延に
なると思っていたら、レースが行われた。風速は最大で
5メートルで、だいたい2㍍から3㍍の風が吹いていた。
ちょっとした高台にあるボート場なのに、影響は少なかった
のだろうか。それにしても後半5レースを含め12レースの
半分、6レースも3連単万舟券だった。もし参加していたら
どうなっていたのだろう? 台風で順延だと信じ込んでいたので…。

7/15(水)キャプテンの一言

2015/07/15 水曜日 - 22:19:38 by captain

▼ついにNASA=アメリカ航空宇宙局=の無人探査機
「ニュー・ホライズンズ」が太陽系の元第9惑星「冥王星」に
およそ1万2500㌔地点まで最接近した。日本時間のきのう
午後8時49分だった。今後は、これまでに観測したデータを
地球に送信する作業に入る。通信に片道およそ4時間半も
かかるため、これらのデータが発表されるのはもう少し
かかかるかもしれない。接近する中で分かったことは、直径が
およそ2370㌔だということだろうか。とにかく地球からの
探査機は初めてのことなので、どんな発見が出てくるのか
ゾクゾクする。地球からの距離はおよそ49億㌔といわれて
いるが、冥王星の軌道は楕円(これが惑星を否定された大きな
理由の一つ)なので、距離は一定ではない。平均距離はおよそ
60億㌔といわれている。NASAの主任研究者、アラン・スターン
博士は第一声で「最新の画像からは地形に隕石の衝突や大気
の影響が残っているのが見て取れる」と話している。

▼宇宙といえば、日本の宇宙飛行士、油井亀美也さんについて
JAXA=宇宙航空研究開発機構=の奥村理事長はきょう
「安全性に悪影響を及ぼさないと結論づけた」とロシアのソユーズ
宇宙船に問題ないとの見解を語った。ISSへの打ち上げはもう
来週(23日)に迫っている。ロスコスモス=ロシア宇宙庁=は4月
の無人輸送機プログレス補給船の失敗について、3段目ロケット
の燃料タンクに力がかかり破損したのが原因と特定したという。
さらにソユーズ宇宙船を打ち上げるロケットは構造やエンジンに
共通部分があるとしたものの、ソユーズ宇宙船の打ち上げ時には
破損させるような力はかからないと説明した。またJAXAは去年
12月に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」が向かっている
小惑星「1999JU3」に一般公募で名前を付けると発表した。
命名権は発見者にあるがJAXAは発見者であるアメリカの
マサチューセッツ工科大学のチームと交渉して了解をもらっている
と話している。応募期間は22日から8月31日で、ネーミングに
ついて奥村理事長は「簡潔で親しみがある名前に決まってくれたら」
と話している。ちなみに「はやぶさ2」は2018年に「1999JU3」に
到着して岩石などを採取して東京オリンピック・パラリンピックの年、
2020年に地球に帰還する予定になっている。

▼「はやぶさ2」が帰還するころ、JAXAは火星に向け探査機を
打ち上げる予定になっている。火星本体ではなく衛星(内側を回る
フォボスと外側を回るダイモスの2つがある)に着陸するもので
「はやぶさ」「はやぶさ2」と2019年に打ち上げ予定の月面着陸機
「SLIM(スリム)」の技術を生かすことになっている。2020年の
東京オリンピック・パラリンピックといえば、高額な建設費が問題に
なっている新国立競技場について政府はきょう、計画を縮小して
費用も当然削減する検討をするという。当然といえば当然のこと。
今さら箱物に莫大な費用を使うなんて、決めた政治家のセンスが
疑うものだったが、遅いとはいえ政府もさすがに風当たりの大きさ
に気づいたことに少しホッとした。

7/13(月)キャプテンの一言

2015/07/13 月曜日 - 22:25:26 by captain

▼あす日本時間午後8時49分に人類の探査機として初めて
かつての太陽系第9惑星、今は準惑星となった「冥王星」に
NASA=アメリカ航空宇宙局=の探査機「ニュー・ホライズンズ」
がおよそ1万2500㌔まで最接近する。すでに何枚かの写真
を地球に届けているが、11日に撮影されたものも公開され、
そこにはクレーターと思われる円形の窪みが写っていた。
冥王星は直径およそ2380㌔で半分の大きさ直径およそ1200㌔
の衛星カロンとともに連星のように動いている。地球は直径
およそ1万2800㌔に対して月はおよそ4分の1のおよそ3500㌔。
月は地球誕生のわずか1億年後の今からおよそ45億年前
に衝突したといわれている。いわゆるジャイアント・インパクト
といわれるもので、地球に衛星ができ、さらにお互いの引力に
よってその後地球にできた海に大きな影響を与えた。それは
われわれ生命の誕生に関わることだったともいわれている。

▼日本は月面に日本として初めて探査機を送り込む計画を
ことし春に発表している。すでに米露をはじめ中国はすでに
成功しており、インドと日本がこれに続こうとしている。2018年度
に打ち上げが計画されているJAXA=宇宙航空研究開発機構=
の月面探査機は「SLIM(スリム)」で、もちろん日本の小型ロケット
「イプシロン」を使って鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から
打ち上げられる予定になっている。自慢としているのは着陸地点
の精度を高めているという点。これまでの各国の着陸機は1㌔
から数㌔の範囲に降りればOKだったものを100㍍以内のピン
ポイントで着陸させようとするもの。日本は小惑星「イトカワ」への
着陸はあるが、大きな天体への挑戦がなかった。月への成功
から導かれるのは火星への着陸ということだろう。是非とも頑張って
もらいたい。

▼冥王星の話に戻ると、今月7日から本格運用が始まった日本
の気象観測衛星「ひまわり8号」は上空3万6000㌔の静止軌道
にある。「ニュー・ホライズンズ」は冥王星からわずか1万2500㌔
まで接近する。カメラなど観測機器の性能の差はあるにしても、
NASAの機器で間近で撮影されたものなら「ひまわり8号」の映像
のようなものが撮れたら、まさに「ブラボー」と叫びたくなる。冥王星
は英名では「Pluto(プルート)」という。1930年1月23日に、アメリカ
の天文学者クライド・トンボー氏によって発見され、晴れて太陽系
第9惑星になった。ところで命名者は誰かというとイギリスに住む
11歳の少女だった。彼女はローマ神話とギリシャ神話に興味が
あり、ギリシャ神話のハデスに対応するローマ神話の神、冥府を
司る「プルート」を思いつきたという。発見者であるトンボー氏は
優先権のあるローウェル天文台のスライファー所長にあったが
『いいネーミングが浮かばなかったのか』採用には至らなかったらしい。
いろいろな話がある冥王星=プルートが新たなどんな姿を現す
のか、注目したい。

7/10(金)キャプテンの一言

2015/07/10 金曜日 - 22:18:28 by captain

▼現生人類の繁栄は言葉を話して知識を世代に繋いで
いったことだという。これはNHKスペシャルで3回に渡って
放送されたもので、5日が最終回だった。放送の中で一番
ビックリしたのは、脳の発達が人類より恐竜が先だった
かもしれないということ。「トロオドン」という名前の獣脚類で
白亜紀後期の6550万年前から7400万年前に北アメリカ
に生息していた。大きさは1㍍50から2㍍で体重は50㌔
くらいだから現代の人類より軽い程度で大差ない。
この体で脳の重さは700㌘もあったとみられている。
もちろん現代人の男性およそ1400㌘前後、女性およそ
1250㌘前後に比べれば、はるかに軽い。しかし、白亜紀
では体重に比べてはもちろん、同じ時代に生きていた
5から6㌧もあったティラノザウルスはおよそ200㌘だから、
その巨大さが分かろうというもの。

▼しかしトロオドンは6550万年前にメキシコ湾に直経10㌔
の隕石が落ちた生命大絶滅で絶滅してしまった。
トロオドンに代わって大きな脳を獲得したのは10㌢にも
満たないアドロコリウムというほ乳類だったという。
ここから脳の大きさはほ乳類がリードしていった。
そして人類にも分岐点があった。今から⒋万1000年前、
我々の祖先ホモ・サピエンスと全滅してしまった人類
ネアンデルタール人は同居していたらしい。そして体格、
脳の大きさなどほとんどの面でネアンデルタール人が
勝っていた。1つを除いて。それが「言葉」だった。番組
では両者のDNAを調べた結果として40万個に塩基配列
の内、たった1個の違いを発見した。
現代人ではT=チミンであるところが、ネアンデルタール人
ではA=アデニンだった。DNAの塩基配列はT、Aのほか
C=シトシン、G=グアニンという4個で構成されている。
その40万個の配列でたった1カ所の違い、それこそが
言葉を司る場所だった。このことが技術、文化を世代に
伝える役割を果たし、現在の繁栄を築くことになった。
ある意味正しいと思うがネアンデルタール人が全く「0」に
消えてしまったのか。

▼放送ではそこまで言及していなかったが、ある学者の
研究によると現代の特にヨーロッパ人の遺伝子には
ネアンデルタール人が入っていると指摘している。
言葉も全く話せないというのではなかったのではないか。
それは今後の研究に委ねたい。それより「ドラえもん」は
凄いと思った。というのも1987年に公開されたアニメ
映画「ドラえもん のび太と竜の騎士」でトロオドンから
進化した地底人が登場しているのだ。今から28年前だが、
構想から考えるとかなり前から恐竜人がイメージされて
いたことになる。しかもモデルは脳の大きい「トロオドン」
だった。ボクもかつては「ドラえもん」を見たことはあるが、
それも遠い昔の話。こんな素晴らしいアイデアが詰め
込まれているなら、子どもの見るものという先入観を
持ってはならないとつくづく思った。