キャプテンの一言 » 2015 » 6月

6/29(月)キャプテンの一言

2015/06/29 月曜日 - 22:23:33 by captain

▼アメリカの民間宇宙企業「スペースX社」が28日、ISS=
国際宇宙ステーション=への物資を運ぶ無人補給機「ドラゴン」
の打ち上げに失敗した。使用された「ファルコン9」ロケットが
打ち上げからおよそ2分後に爆発した。NASA=アメリカ
航空宇宙局=が民間会社に物資輸送を委託しているオービタル社
(アンタレスロケット)も去年10月に失敗しており、NASAの
民間委託の在り方が問われそうだ。一方の雄、ロシアもことし
4月プログレスがISSへの輸送を失敗している。ISSの食料は
あと4カ月大丈夫とされているが、出前のようにはいかないので
今後が心配される。残るは日本の「こうのとり」ということになるの
だろうか。「こうのとり」は8月16日にISSへ食料など物資を運ぶ
ことになっている。なにごともなかったように成功してもらいたい。
無人機とはいえこれだけ失敗が多いのには問題があるのだろう。
アメリカの場合はNASAが前記2社に民間委託しており、民間企業
の宿命として経費削減は当然のこと。しかし安全より優先されている
とすれば、今後予想される有人での宇宙旅行にも暗雲が漂う。

▼今回のファルコン9には千葉工業大学の流星観測カメラシステム
「メテオ」が搭載されていた。実は去年10月のアンタレスロケットにも
搭載しており、2回続けての悲劇となった。メテオは世界で初めて
宇宙からの流星観測プロジェクトでISS軌道上から流星の元となる
塵の大きさや化学組成を調べることを目的に搭載されていた。
「予備機がある」と発表しているが、1度でも確率的に低い数字なのに
、2度までも不幸が続くとは痛ましい限りといわざるを得ない。一方、
来月23日にISSへ旅立つ日本人宇宙飛行士、油井亀美也さんに
ついてNASAは28日「影響ない」との認識を示した。こちらは有人飛行
なので、十分な点検を念には念を入れてやってもらいたい。

▼「やってしまった」がぴったりだったきのうの上半期のグランプリGⅠ
「宝塚記念」。ファン投票1位、単勝1・9倍の断然の1番人気ゴールド
シップはゲート内で立ち上がり10馬身くらいの出遅れとなった。中間
が順調だったことと因果関係はないが、「クセ馬」は得てして反対に
なることが多い。ゴールドシップ絡みに馬券はおよそ121億円もあった。
「競馬に絶対はない」とよくいうが、今回の場合は史上初の同一GⅠ
3連覇がかかっていた。つまり過去に1度も達成されていない記録へ
の挑戦だった。確かに天皇賞・春では最高のパフォーマンスを見せた
が完全無欠の馬というわけではない。過去にも2002年の菊花賞では
1番人気のノーリーズンがスタート直後に落馬した。2000年の皐月賞
では3番人気のラガーレグルスがゲートさえ出なかった。あれもこれも
競馬だと分かって大勝負せずに楽しむことが長続きの秘訣だろう。
ボクは今回痛い目に遭わなかった(馬券はゴールドシップから購入して
いないが外れ)が、過去には何回か経験している。勝ったラブリーデイ
に拍手、競馬はレジャーとして楽しみましょう。

6/26(金)キャプテンの一言

2015/06/26 金曜日 - 22:15:51 by captain

▼生命の大爆発といわれる古生代最初のカンブリア紀
(およそ5億4200万年前からおよそ4億8830万年前)の
代表生物の1種「ハルキゲニア」についてビッグニュースが
きのう飛び込んできた。AFP時事が伝えたもので、従来の
背中と腹の位置と頭の位置も逆だったという研究成果。
これまで長く腹と思っていたものが背中で、しかも腹から
生えていた固い脚と見られていたものが実は触手で、背中の
7対のトゲと思われていたものが脚だったという話。
さらにお尻と見ていたものがじつは頭だったという凄い勘違い
だった。これはイギリスのケンブリッジ大学とカナダの王立
オンタリオ博物館の研究チームが化石を詳細に調べた結果、
この驚くべき事実が明らかになったという。イギリスの科学誌
ネイチャー電子版に25日、発表された。

▼カンブリア紀の化石はロッキー山脈のカナダ側、
ブリティッリュコロンビア州のバージェス山にあるバージェス
頁岩(本のページのように薄く剥がれる岩)から5億500万年
前の生物の化石が多く出てきている。その中でハルキゲニア
は大きくても3㌢くらいの小さな生き物。最大の生き物で、この
時代の王者は最大1㍍もあったとされる捕食者「アノマロカリス」。
体の前の下側の丸い口を持ち円盤のような歯がカッターのように
動いて獲物を切り刻む特殊な形をしていたといわれている。
残念ながらアノマロカリスは子孫を今に伝えていない。
またオパビニアという目を5つ持った生物も子孫はいない。
一方、われわれ脊椎動物の祖先はこの時代に生まれている。
それはこのコーナーでも何度か登場している「ピカイア」という
生き物。ピカイアは脊椎も元となった脊索を持っていた。さらに
魚や鳥をはじめわれわれほ乳類など多くの生き物が持っている
レンズ眼の元となった光を感知する器官をもっていた。
もし、この時代をアノマロカリスやオパビニアが制圧して子孫を
残していたら人類は誕生しなかったかもしれない。

▼ハルキゲニアのどんでん返しほどではないが、あさって
阪神競馬場で行われる上半期のドリームレースGⅠ「宝塚記念」。
ファン投票1位のゴールドシップは史上初の同一GⅠ
(障害を除く)3連覇がかかっている。常識にかからない悪童
ぶりが有名(前走の天皇賞・春=1着=でもゲート入りを
拒んでスタート時間が遅れた)な馬が、この中間、聞こえてくる
のは優等生ぶりで、関係者も100%の状態で出走できると
自信を深めている。しかし、本来がわがままな馬だけに本番
のレースでは反対に走る気をなくすかもしれない。
まさにハルキゲニアのように。そこで注目は牝馬の7枠13番に
入ったラキシス。マンガ・アニメの「ファイブスター物語」の
3大ヒロインの1人から付けられた馬名で、ひたすら強い。
馬場状態も微妙なだけに前走、不良馬場の産経大阪杯で
キズナらを破り優勝したパワフルな走りをしてくれるのでは
ないかと期待している。
もちろん、相手にゴールドシップを外すことはできないが…。

6/24(水)キャプテンの一言

2015/06/24 水曜日 - 22:23:44 by captain

▼ISAF=「国際サメ襲撃ファイル」をご存知でしょうか? 
ボクも初めて知って驚いた。今はアメリカのフロリダ自然史
博物館が収集しているが、当初軍人が受けたサメの被害の
情報目録を作っていて、1958年から1968年まではアメリカ
合衆国海軍省海軍研究所の資金提供で行われていたという。
また一時期フロリダ州のモート海洋研究所に設置された時期
もあった。ナショナルジオグラフィック日本版が伝えたところに
よるとフロリダ自然史博物館がまとめた最新のISAFでは
「1900年以来、人為的に誘発されたのではないサメの襲撃は
世界中で着実に増加している」と報告している。ISAFによると、
ことしに入って人の誘発によらないサメの襲撃は世界で29件
発生しており、このうち14件はアメリカで起きている。

▼ちなみに映画の「ジョーズ」は最初に観た時はとても
怖かったが、改めて観た時は内容を知っていることもあって
1回目ほどの怖さはなかった。その「ジョーズ」ことしが公開
40周年になる。ここに登場するのはホオジロザメで、サメの
中では最強。ジャンプ力もあり、映画の中だけでなく、本物も
迫力と貫禄は王者と呼ぶにふさわしいと思う。報告ではサメは
むやみやたらと人を襲うことはないとしている。前記、人為的
誘発とは水中銃を持っている時、釣りでサメを狙う時、釣った
サメ、網にかかったサメを外そうとする時などをいう。
そして人為的誘発ではなく狙われやすいのは、海上で激しく
水しぶきを上げることらしい。つまりサーファーがボードに立ち
上げる時に両手で「バチャバチャ」と立てる音がサメには絶好
のエサに見えるとのこと。多くのサメは視力が極度に悪いため、
人を認識して襲っているわけではなく、『ただのエサ』と思い
噛みついているらしい。ただ嗅覚は鋭く血の臭いはしっかり
かぎ分けることができるとのこと。

▼このことから人が襲われる件数が増えて原因は、人が以前
より海辺に多く集まった結果か、被害が以前よりしっかり報告
されるようになったことではないかとしている。人を襲うサメ
には先のホオジロザメを筆頭にイタチザメ、オオメジロザメや
アオザメ、コモリザメがいる。もう1種、シュモクザメも有名だが
報告には入っていなかった。日本でもホオジロザメ、イタチザメ、
オオメジロザメは生息しているらしいので、
これから海のシーズンは最盛期を迎えるので
十分気をつけて楽しんでもらいたい。

▼28日は早朝5時から女子サッカーのワールドカップ・
カナダ大会で日本代表「なでしこジャパン」がベスト4を
かけてオーストラリアと戦う。強敵だが2連覇をめざす
「なでしこジャパン」にとって負けられない1戦。
午後3時40分にはJRA上半期の総まとめGⅠ「宝塚記念」が
発走する。長い1日になりそうだが、どちらもしっかり
応援したい。宝塚記念で購入する馬は天気予報をぎりぎり
まで調べた上で決定しようと考えている。

6/22(月)キャプテンの一言

2015/06/22 月曜日 - 22:28:08 by captain

▼今週、春のドリームレースGⅠ「宝塚記念」(28日、
阪神競馬場、芝2200㍍)が行われると、GⅠレースは
10月4日のスプリンターズSまでない。注目は史上初の
宝塚記念3連覇に挑むゴールドシップだろう。前走、得意
とはいえない京都競馬場で天皇賞・春を2周目の向こう
面からスパートするという荒技で勝利した。それに対して
阪神は7戦6勝、2着1回とほぼ完璧な成績。負ける要素
を探すほうが難しい状況。しかし圧倒的な人気になること
が分かっているのでゴールドシップからは買いたくない。
そこで狙いたいのは前走、得意とは思えない阪神でGⅢの
鳴尾記念を快勝したラブリーデイ。鞍上は岩田康誠騎手から
川田将雅(ゆうが)騎手に乗り変わるがモーリスでGⅠ安田
記念を制すなど、ことし重賞を5勝している『乗れてるジョッキー』
なので期待したい。もちろんゴールドシップも無視するわけ
にはいかない。

▼御嶽山や口永良部島の新岳などの噴火は非常に迷惑だが
、同じ自然現象の噴火でも小笠原諸島の西之島の場合は
人に害が及ぶことはないし、狭い日本に国土が増えるから
いいことかもしれない。ただし、西之島を繁殖地にしていた
海鳥は営巣地を奪われ大変だったと思う。その西之島、きょう
22日に海上保安庁が発表したところによると、18日現在の
面積はおよそ271ヘクタールになり、噴火前のおよそ12倍、
東京ドーム58個分になっているという。地下のマグマが地上
近くまで上昇しており、火山活動は活発な状態が続くとみられる。
観測機に同乗した火山流体研究センターの野上教授は
「およそ1カ月前と比べ、ガスの放出量は明らかに増加している。
マグマの上部が地下の浅い所にあり、供給量が増えている
可能性がある」と話している。火山活動が収まって地面の温度
が下がってくれば、人も住めるようになるだろう。最初から民間人
というわけにはいかないから自衛隊が基地を作ったらどうだろう。
南沙諸島のように複数の国が領有権を主張しているわけではない
、正真正銘の日本の領土だから、どこからも文句をいわれることは
ない。また、あの海域はおそらく、素晴らしい漁場のはずだから
漁業の基地を作っても海外から輸入することに比べれば安上がり
ではないだろうか。

▼日本人宇宙飛行士、油井亀美也さんのISS=国際宇宙ステーション
=への出発が日本時間の7月23日に決定した。これは下村文部科学
大臣がきょう発表したもの。ロスコスモス=ロシア連邦宇宙庁=と
NASA=アメリカ航空宇宙局=などが協議して正式に決めたという。
地球への帰還は年末12月22日を予定しており、滞在はおよそ5カ月
になる。当初5月27日に打ち上げる予定が2カ月近く延びてしまったが
、無事に到着して宇宙をたっぷり味わってきてもらいたい。

6/19(金)キャプテンの一言

2015/06/19 金曜日 - 22:14:43 by captain

▼アメリカのFDA=食品医薬品局が16日(日本時間きのう)
重大な決定を発表した。以前から心臓疾患の重大な原因と
されていたトランス脂肪酸を2018年6月から食品に添加する
ことを全面禁止するというもの。過度に摂取すると、肥満や
悪玉といわれるLDLコレステロールが増える半面、善玉と
いわれるHDLコレステロールが減少してしまう。
そして心臓病へのリスクが高まるとされている。FDAは2013年
に規制案を提示して調査や意見聴取などを行い結論として
「安全とは認められない」とした。FDAのオストロフ局長代理は
「今回の措置により、毎年数千件の致命的な心臓発作を防ぐ
ことができる」と話している。トランス脂肪酸は天然なものとしては
ウシやヒツジなど反芻動物に含まれているが、少量でかつ
天然成分なので問題ないが、マーガリンやファットスプレッド、
そしてショートニングに含まれるものは植物油に水素を添加
した加工品で、禁止対象になった。ファットスプレッドは
マーガリンの軟らかいもので食用油脂が80%未満のものの
名称なので、ほぼ同じものと思っていいし、トランス脂肪酸の
量も100㌘中7・0㌘と変わらない。もっとも多いのはケーキや
お菓子に使われるショートニングで100㌘中13・6㌘もある。

▼WHO=世界保健機関は総摂取エネルギーの1%以内に
するように勧告している。日本ではどうなのか、ちょっと古い
データだが、2008年の農水省の調査によると摂取量は
総摂取エネルギーの0・44%から0・47%だった。
これはあくまで平均の数字であって摂取量は個人差がかなり
あると思われる。それでも内閣府の食品安全委員会は日本人
の摂取量は少なく、通常の食生活では健康に影響はないと
している。おそらくほとんどの人に影響はないかもしれない。
しかし、マーガリンやファットスプレッドを多く摂る人や
ショートニングを使ったお菓子を常食している人は注意した
方はいいだろう。日本人の食生活はかつての米。
魚、野菜中心から大きく変わっていることは米の消費量の
推移をみれば歴然としており、決して楽観視できない。
食べることは個人の嗜好の問題なので国による規制がない
以上、各自が気をつけるしかない。

▼韓国で猛威をふるっているのはMERS(マーズ)=
中東呼吸器症候群=はきょうまでに24人が死亡し感染者は
166人(死者を含む)となった。ヒトコブラクダから人に感染した
ことは明らかだが、ラクダに移したにはコウモリのようだ。
中東で調査したところコウモリがMERSウイルスを持っていた
という。一方、MARS(マーズ、火星)では地表でガラス層が
初めて発見された。これはナショナルジオグラフィック日本版が
19日伝えたもの。NASAの火星を周回する探査機
「マーズ・リコネッサンス・オービター」が南半球にあるが
クレーターで見つけたもので、これまでの火星探査で初の快挙。
火星にはまだまだ新しい発見があるに違いない。

6/17(水)キャプテンの一言

2015/06/17 水曜日 - 22:05:18 by captain

▼先週、朴槿恵(パク・クネ)大統領がアメリカ訪問まで延期
して対応するとした韓国のMERS(マーズ)=中東呼吸器症
候群。今週に入っても収束する気配がない。きょうのニュース
でも伝えたようにWHO=世界保健機関=は17日、去年の
西アフリカのエボラ出血熱による感染に緊急事態を宣言した
ように、韓国のMERSにも緊急事態宣言を出すと思われたが、
専門家による緊急委員会は半日以上にも及ぶ長い検討の
結果、「国際的に懸念される公衆衛生上に緊急事態」には
当たらないとした。しかし、正しい判断だったのか。
むやみに緊急という言葉を連発するのもよくないことだが、
すでに4次感染まで進み、韓国国内では病院以外での感染も
疑われている。さらにドイツやチェコでも隔離して検査が
行われている。日本にも隔離が必要な人が韓国政府の対応
の遅さから帰国している人がいる事態になっている。
ここまで拡大している状況なのだから、世界への警告という
意味でも緊急事態を宣言すべきだと思う。ただし、WHOの
フクダ事務局長補は「懸念すべき事態」しながら、一方で
今回の流行は人や物の移動が激しい世界における感染症
拡大についての「警告」だとしている。まさにその通りで、
1日24時間で世界中に移動できる現代だからこそ緊急事態に
なるといえるのでは。

▼MERSはコロナウイルスによる感染だが。コロナウイルス
とは丸く見える表面に突起物があって、まるで太陽のコロナ
のように見えるところから名前がつけられた。2002年から
03年に中国・広東省で流行したSARS(サーズ)=
重症急性呼吸器症候群=もベータコロナウイルス属で
MERSのコロナウイルスと近い仲間。新型ウイルスとされる
SARSとMERSのウイルス。SARAはコウモリが宿主で
MERAはラクダとされている。しかし確定しているわけではない。
エボラウイルスも今回の緊急事態の感染を受けて研究者が
現地を調査して宿主のコウモリを特定した。
しかし、1種だけが宿主かどうかは確定していない。
MERSの場合、ラクダとされてなるものの果たしてそうなのか、
ラクダは謎の生物からうつられた、つまり2次宿主の可能性
はないのかなどまだまだ疑問は尽きない。

▼なんせウイルスに関しては生物か生物ではないかという
問題が解決されていない。生物の定義ともいうべき「細胞」
がウイルスにはない。そして宿主という存在がいないと
増殖もできない。でも遺伝子を持っており、環境さえ整えば
活発な活動によって増殖して仲間を増やすことができる。
しかし、この時遺伝子が100%正しく伝わらず、いわゆる
変異を起こす。このことが人類にとって悩ましいところで、
せっかく作ったワクチンが変異によって効かなくなってしまう。
ウイルスに意思があるとは思わないが、偶然が頻繁に
起こるウイルスの体質が治療を難しくしている。
これは人類が彼らの環境に踏みいって接触した結果だと思う。
今からでも宇宙を除く地球上の秘境とか未知の場所は
静かなままにしておきたい。

6/15(月)キャプテンの一言

2015/06/15 月曜日 - 22:27:25 by captain

▼映画好きとはいえないボクが何回も観た1つに「ジュラシック・パーク」
がある。「ロストワールド」も何回も観たから恐竜が好きなだけかもしれ
ない。でも理屈抜きで観ていて楽しかった。そのシリーズの最新作
「ジュラシック・ワールド」が10日のアメリカ公開から12日までに60の国
と地域で公開され、最初の週末までに世界でおよそ630億円の興行収入
をあげ歴代トップになったという。これは「ハリーポッターと死の秘宝パート2」
を超えるもの。恐竜満載の島(ジュラシック・ワールド)がついにオープ
ンして大勢の人で賑わった。さすがにこのままでは終わらない。遺伝子操作
で新種の恐竜を作ったところから事件が起こる。日本では8月7日に公開
される予定になっている。もちろん制作総指揮はスティーブン・スピルバーグ
氏である。直接、映画館にいくことはないと思うがDVDになったら、すぐ借り
に行こうと思う。

▼恐竜といえば、ナショナルジオグラフィック日本版が面白いニュースを
伝えてきた。去年、アルゼンチンでおよそ7700万年前の白亜紀の地層
から見つかった恐竜の化石が全長26㍍、体重およそ60㌧と推定され、
「ドレッドノータス」=怖い物なし、怖い物知らず=と命名された。その巨体
ドレッドノータス60㌧説に異を唱えたのが今回のニュース。それによると、
アメリカ、ドレクセル大学の古生物学者のケン・ラコバラ氏は従来の脚の
サイズだけにとらわれず、初めに恐竜の体積を計算する重量計算を用いた
結果、60㌧ではなく30㌧から40㌧との結果を発表した。ただし、全体の
骨格の化石があるわけではないので、40㌧でも60㌧でも、とてつもなく
大きい。先に60㌧としたのは脚のサイズから重量計算したもので、違和感
はない。少なくとも大きな体を支えるには大きな脚が必要という理論はごく
普通だといえる。どちらが正しいかは今後の化石の発見などで明らかに
なってもらいたい。

▼脇道に逸れるが「ドレッドノータス」でピ~ンときたのは、そんな2歳馬
がいた。父ハービンジャー、母ディアデラノビアというオスで、栗東・矢作厩舎
に入る予定になっている。姉にディアデラマドレがいる。馬名の登録はまだ
行われていないが、「ドレッドノータス」になる予定。そうなれば「怖い物なし」
といわれるくらい強いレースをするのだろうか。JRAの2歳新馬戦は日本
ダービー(5月31日)の翌週から始まり、来年のダービーへ向けスタートした。
異色と思ったのが、6月7日の新馬戦でカジノドライブ産駒のコウエイテンマが
芝(1400㍍)を勝利したこと。カジノドライブは現役時代、日米で11戦して4勝
したが、すべてダート戦だった。半兄(母が同じ、父が違う)にGⅠベルモントS
を勝ったジャジルやラグズトゥリッチズがいる良血馬だが、バリバリのダート血統
だと思っていた。しかもコウエイテンマはメンバー最速の上がりを使ったもので
文句なしの内容だった。これから2歳戦を購入するときは十分警戒したい。

6/12(金)キャプテンの一言

2015/06/12 金曜日 - 22:02:49 by captain

▼日本人宇宙飛行士、油井亀美也さんのISS=国際宇宙
ステーション=へ飛び立つは7月23日と決まった。
これはロスコスモス=ロシア連邦宇宙庁が11日発表したもの。
油井さんはロシアのオレッグ・コノネンコ飛行士、NASAの
チェル・リングリン飛行士とともに3人でISSに向かう。
一方、先月14日に帰還する予定だったアントン・シュカプレロフ
(ロスコスモス)、テリー・バーツ(NASA)、
サマンサ・クリストフォレッティ(ESA)の3人に飛行士が
日本時間のきのう午後10時44分、カザフスタンの草原に無事
帰還した。ISSへの滞在は199日に及んだ。油井さんらを
乗せるソユーズ宇宙船を打ち上げる前、7月3日に4月末失敗
したプログレス補給船を打ち上げることにしている。
無人機とはいえ最近、失敗が続いているロシアの打ち上げだが、
人を乗せたものは無事に打ち上げてもらいたい。

▼きのう、非常に興味のある記事が掲載されていた。
これは奈良県明日香村にある日本最古の寺、飛鳥寺で「飛」の
文字が彫られた瓦が見つかったこと。奈良文化財研究所が
10日に発表したもの。「飛」のほかにも「女瓦」(めがわら)
「白髪部」(しらがべ)の文字も見つかった。創建当時の瓦の
可能性も指摘されているが、われわれの知識では飛鳥寺は
創建された時は「法興寺」だった。
用明天皇2年(587年)蘇我馬子の発願で建立が始まり、
日本書紀によると、寺の長官に当たる寺司(てらのつかさ)には
馬子の長男とされる「善徳」(ぜんとこ)が就任したとある。
住職には高句麗の僧、恵慈が就いた。この恵慈という僧は
厩戸皇子(聖徳太子)の師として有名。善徳のその後は謎に
包まれている。父が偉大な大臣であるのに、この事実は非常に
不思議なことである。蝦夷―入鹿の存在は645年の「乙巳の変」
であまりにも有名なのに長男に当たる善徳の生涯はまったくと
いっていいくらい分かっていない。これは日本書紀の編者の作為
によるものとしか思えない。善徳のその後の候補として一番注目
されるのは聖徳太子である。日本最初の飛鳥寺の長官に任命
されたということ自体、仏教への造詣が深かったことが窺えるし、
第一、時の権力者、馬子が指名するくらいだし、将来が嘱望され
ていたと判断してもいいだろう。そんな彼がこの一件以外に
登場しないのは不自然極まりない。

▼ところで「飛」が創建当時のものだとすると、法興寺は飛鳥寺
と呼ばれていたのだろうか。
法興寺のほか、元興寺とも呼ばれていた。法興寺は漢風寺号で、
飛鳥寺は和風寺号だという。しかも漢風寺号は天武天皇8年
(679年)以降という説があり、そうなれば創建当時から飛鳥寺と
呼ばれたということになる。「飛」と刻まれた瓦が創建時代のもの
ということもうなずける。今、明日香村に佇む飛鳥寺は、激動の昔
を伝えるものはすぐそばにある「入鹿の首塚」と「甘樫丘」、
それすら静かな流れの中にある。もう一度訪ねてみたい。

6/10(水)キャプテンの一言

2015/06/10 水曜日 - 22:24:39 by captain

▼先月27日にISS=国際宇宙ステーション=へ飛び立つ予定
だった日本人宇宙飛行士、油井亀美也さんが来月の23日
から25日のいずれかに出発することになった。
これはロスコスモス=ロシア連邦宇宙庁が9日発表したもの。
4月28日にISSへの補給機「プログレス」を打ち上げ、
制御不能に陥って延期されていた。ロシアは先週(日本時間
6月6日)偵察衛星「コーバリトM」を載せたソユーズロケットの
打ち上げに成功した。油井さんら3人が乗る型とは違うが、
ロスコスモスはロケットとプログレスの間にだけ起こる問題で
あるとして、およそ2カ月の延期を経て来月、打ち上げることを
決断した。23日から25日の幅があるのはISSの軌道計算を
正確にした上で決定される。打ち上げは中央アジア、
カザフスタンのバイコヌールにあるロシアの宇宙基地。
油井さんら3人には無事、ISSへ到着してもらいたい。

▼一方、日本のJAXA=宇宙航空研究開発機構=は太陽系
第4惑星「火星」の2つの衛星「フォボス」と「ダイモス」
(いずれか)に着陸して砂や氷を採取して地球に持ち帰ると
いう計画を明らかにした。きょうの朝刊各紙が伝えている。
2021年度をメドに無人探査機を鹿児島の種子島宇宙
センターから打ち上げることにしている。
火星の衛星からサンプルを持ち帰ることができれば、もちろん
世界で初めてのことで快挙である。日本ではすでに小惑星
「イトカワ」で成功しており、この計画でも「はやぶさ」の技術が
使われ、新たな技術を組み合わせる予定になっている。
開発費用はおよそ300億円で予算が付き次第着手するという。
ここで1ついいたいのは素晴らしい計画ではあるが、日本はどう
して惑星本体ではなく、小惑星ともいえる小さな目標設定をする
のだろうか。月面着陸計画ではピンポイントで着陸できる技術を
開発するとしている。将来的なことでいえば、非常に重要な有人
宇宙船の着陸という点では当然、最重要課題ともいえるが、
もっと大きな、つまり火星であり、木星や土星の衛星など現在、
生命の可能性が指摘されている場所への挑戦にも積極的に
行ってもらいたい。

▼どこかのCMでも2030年には地球2個分の資源が必要
だといっている。また、先のドイツで行われたG7でも議題に
なったように温室効果ガスの増加による温暖化は急速に
進んでいる。海水面の上昇はもちろん、中国をみれば歴然の
ように大気汚染は一刻を争うような危機的状況である。
アメリカが本気で火星移住を考えているように、このまま推移
すれば地球の環境は人類の生存に適さなくなるだろう。
NASAは2020年代に木星の衛星エウロパに探査機を送り込む。
エウロパの表面の茶色い筋模様は塩分という発表もあったくらい。
寒いという条件を除けば生命にとって「いい」環境だといえる。
日本もフォボスとダイモスがダメというのではなく、
人類の生存可能な環境を追って、地球外生命の可能性を追って
宇宙に飛び出せと願ってやまない。

6/8(月)キャプテンの一言

2015/06/08 月曜日 - 22:52:33 by captain

▼きのうのHNKスペシャル「生命 大躍進」第2集は「こうして母の愛が
生まれた」だった。第1回の「そして目が生まれた」ではわれわれの祖先
は植物プランクトンから目を獲得したという衝撃的なものだった。しかも
すでに目を獲得していた節足動物の複眼ではなく、レンズ眼に発展して
「はっきりと見える目」を持つことで、その後の進化へと繋がっていった。
第2集のポイントは卵生から胎生への進化だった。生命の大絶滅は
地球上で何回も繰り返されているが、古生代ペルム紀と中生代三畳紀
の間(P―T境界)のおよそ2億5100万年前(正確にはペルム紀末)の
起こった地球最大の生命の大絶滅では海洋生物の90%以上、脊椎
動物でも80%以上の科が絶滅したといわれている。われわれの祖先
とされているネズミ(アテロバシレウス)のような小さなほ乳類がこの
難局を乗り越え胎盤を持ち、卵生から別れを告げた。そのきっかけは
レトロウイルスに感染したことだったという驚き。種の絶滅の危機を
乗り越え一部が耐性を獲得した上に、レトロウイルスから胎盤の遺伝子
を獲得したという。そこから恐竜全盛期を乗り越えておよそ6550万年前
の恐竜絶滅(ユカタン半島に直径およそ10㌔の隕石が落ちたと見られる)
を経て、ほ乳類の全盛期が訪れた。面白いのは、視力(目)は植物
プランクトンから獲得、母親の胎内である程度の大きさまで育てる組織
「胎盤」はレトロウイルスから手に入れたということ。ほ乳類、あるいは
人類はこの方法を使ってさらに進化するのかもしれない。

▼まさか堀厩舎の馬がGⅠを2週連続で勝つことは予想できなかった。
モーリスが1番人気になったので内心「シメシメ」と思っていたのが
大間違いだった。最後はヴァンセンヌに詰め寄られたものの堂々とした
レースっぷりでマイルGⅠ「安田記念」(7日、東京競馬場)を快勝した。
モーリスも凄かったが、海の向こうからはもっとビッグなニュースが飛び
込んできた。日本時間のきのう行われたアメリカ競馬の3歳3冠レースの
最終ベルモントS(ベルモント競馬場、2400㍍)で、すでにケンタッキー
ダービー(2000㍍)、プリークネスS(1900㍍)の2冠を制している
アメリカンファラオが37年ぶりとなる3冠馬となった。日本やイギリスの
場合は春に2つ、秋の1つの3冠だが、アメリカの場合は1カ月ちょっとの
間にすべて施行してしまう。37年前の3冠馬はアファームドで、
アメリカンファラオは12頭目の3冠馬となった。

▼日本の競馬でも来年の3冠馬をめざす2歳新馬戦が始まった。
関西地区では阪神競馬場で土日それぞれ1鞍行われ、ともに1番人気の
馬が負けて終った。新馬戦は血統のいい馬か調教のいい馬が勝ちやすい
レースだが、土曜は1・4倍、日曜は1・7倍の馬が揃って敗れるという
波乱になった。新馬戦には配当に5%の上積みが実施されているので
的中した人はニコニコだろう。