キャプテンの一言 » 2015 » 1月

1/30(金)キャプテンの一言

2015/01/30 金曜日 - 22:20:05 by captain

▼きのう予定されていた政府の情報収集衛星レーダー
予備機を搭載したH2Aロケット27号機の打ち上げが
種子島宇宙センター上空に雷雲の発生の恐れがあると
して中止になった。JAXA=宇宙航空研究開発機構と
三菱重工から発表され、あさって2月1日に延期となった。
今回の打ち上げは安倍総理が盛んに発言している安全
保障政策の一環である。先の宇宙開発戦略本部の会合
(1月9日)で安倍総理が重点課題に掲げたのが宇宙を
科学的に探求するよりも安全保障と産業利用で、今回の
打ち上げも安全保障のための情報収集が目的。また、
JAXAは2日前の28日には去年12月に打ち上げられた
小惑星探査機「はやぶさ2」についてイオンエンジンが
十分に働き、24時間連続での運転や自ら制御する自動運転
にも成功したことを明らかにした。初代のはやぶさは、
このイオンエンジンに不具合が起こって宇宙大航海した
のは記憶に新しい。2月いっぱいは機能の確認などを終え、
3月から本格宇宙飛行に移るとしている。こちらは地球の
生命の起源を探るなど科学的な成果を求めたもので、
明らかにロマンがある。

▼こうした中、ドラゴン宇宙船で有人飛行をめざす
アメリカのスペースX社は26日、スペースシャトルの
後継としてドラゴン宇宙船で初めての有人飛行を2017年
初頭に実施すると発表した。
さらにボーイング社も開発中の宇宙船を使って有人飛行を
2017年7月に行うことを明らかにした。こうしたことから
NASA=アメリカ航空宇宙局=ではISS=国際宇宙
ステーション=への飛行士の輸送を民間宇宙船に委ねる
考えを示した。

▼きょう朝刊各紙(1紙はきのう夕刊)で大きく取り上げ
られていた纏向遺跡。初期ヤマト政権の都や邪馬台国が
あったともいわれている奈良県桜井市の纏向遺跡から占いに
使われたイノシシの骨「卜骨」(ぼっこつ)が初めて
見つかった。3世紀後半から4世紀前半のもの。
邪馬台国で有名な女王「卑弥呼」は247年か248年に
死亡したといわれているので、時代としては卑弥呼のあと
男王を立てたが収まらず、卑弥呼の宗女、壹与を立て
国が治まったという、壹与の時代かもしれない。
2人とも「鬼道をよくした」であろうから、祭祀として
動物の骨が使われたことは当然、想像できる。
纏向遺跡の中にある箸墓古墳はヤマトトトヒモモソヒメと
されているが、これこそ卑弥呼あるいは壹与だと主張する
人もいる。ヤマトトトヒモモソヒメの夫は三輪山の神と
される大物主だが、大物主は大国主命ともいわれている。
初代・神武天皇の妃は言代主=大物主=の娘だから、
組み合わせが逆になっているが、同じ大和王朝と出雲王朝
との組み合わせということになる。神武天皇は九州から
東征したとされ、大和に先に入ったニギハヤヒ=物部氏の
祖とされる=大物主=大国主命と一緒に政権を打ち立てた
とする方が素直ではないか。つまり、箸墓古墳が卑弥呼の
可能性は低いとみる。魏志倭人伝には卑弥呼が亡くなると
径百歩(150㍍くらいか)の冢をつくるとある。
冢=ちょう=は丸いものと思われるので前方後円墳は
違うと思う。

1/28(水)キャプテンの一言

2015/01/28 水曜日 - 22:22:59 by captain

▼ことし12月にフランスのパリで開催される第21回の
気候変動の枠組みに関する締約国会議=COP21=の
前哨戦ともいえる地球温暖化対策の会合がきょう東京で
始まった。温室効果ガスの排出量が世界で1、2位の
アメリカと中国を初め26の世界の国と地域が参加した。
昨年末、南米ペルーのリマで行われたCOP20では
日本は失態を演じている。
つまり、削減目標を提示できなかった。
それまで温室効果ガスが出すわ、会議は無視するわ、
世界の排出王だったアメリカは2025年までに05年比で
26%から28%削減するとし、中国は2030年をピークに
減少に転じさせると公表した。どちらも目標というには
恥ずかしくなってしまう内容であるが、日本はその2国
より下に見られてしまった。つまり、おおざっぱでも
いいから発表すればよかったのだ。
しかもことし3月末という猶予をもらったが、これも
現段階ではムリのよう。確かに東日本大震災の津波に
よる福島第一原発の事故の影響で全国の原発が停止し、
火力発電が増えたことによって計算できなくなったと
いうことは分かるが、米中両国並みの目標ならなんとか
なるはずである。
それもせずにいると、他国の排出余裕量をお金で買う
ことになる。これでは世界の理解が得られないのは
明白である。温暖化は人類がもたらす地球環境の破壊
そのものといえる。もっと真摯に対応してもらいたい。

▼温暖化は海の環境も変える。
今まで本州の海にいなかった猛毒を持つヒョウモンダコが
東京湾や日本海の京都付近でも頻繁に見つかるように
なった。日本海のダイオウイカについては温暖化の影響か
どうかは分かっていないが、環境変化があったことは
明らか。海といえば先週末にCNNなど多くのメディアが
伝えたのが、300本の歯を持つラブカという深海に住む
サメが網にかかったという話。
これは全豪オープンテニスが行われている
(日本の錦織圭選手はきょう、残念ながら準々決勝で
前年の覇者スイスのワウリンカ選手にストレートで
敗れた)オーストラリアの南西部の沿岸での出来事で
水深1100㍍の底引き網で引き上げたという。ラブカは
「生きた化石」といわれているサメで、8000万年前
(白亜紀)にすでに祖先が生きていたといわれている。
ヘビ(ウナギかも)のような長細い形で、網にかかった
のは1㍍80㌢ほどだった。一般的なサメは、歯が奥に
並んでいて折れたり抜けたりすると前へ出てくるという
優れた構造になっている。
しかしラブカの歯は300本並んでいるわけではない。
普通の歯並びながら1本1本の歯に小さい歯が生えて
いるように見える実に不思議な構造。あす鹿児島県の
種子島宇宙センターから政府の情報収集衛星がH2A
ロケットで打ち上げられるが、宇宙も素敵だが海も
まだまだ未知の世界がいっぱいある。

1/26(月)キャプテンの一言

2015/01/26 月曜日 - 22:25:21 by captain

▼毎日コーヒーを飲んでいる人に朗報が飛び込んできた。
今までもカフェインが脂肪分解を促進するからダイエットに
効くとか、循環器疾患にいいなど提供されてきた。ボクの場合、
体にいいとかといった理由で飲んでいるわけではなく、
ただ単に好きというか体質に合うということで毎日5杯から
8杯飲んでいる。もちろんブラックで他人から見れば「薄すぎ」
というくらい結構アメリカン。
AFP時事が26日配信したところによると、コーヒーには
鎮痛作用があるという。これはコーヒーの本場ともいえる
ブラジル農牧研究公社とブラジル大学が24日、発表したもの。
それによると両者は、コーヒーの成分の中に鎮痛作用のある
ペプチド「オピオイドペプチド」を発見したという。
マウスによる実験では痛み止めの代表ともいえるモルヒネより
も効果が長続きした。そういえばボクは他の人より痛みに
強いような気がする。きょうも包丁で右手薬指(包丁、ハサミは
左利きのため)を切ってしまいそれなりの出血はあったものの
救急絆創膏を貼って終わり。
これもコーヒーをよく飲むおかげなのだろうか。

▼ペプチドとはアミノ酸が2個以上結合したもののことで、
一番有名なのはダイエット甘味料として使われている
アスパルテームだろう。
他に脳で鎮痛作用を持つ「エンケファリン」や空腹で血液中の
ブドウ糖が減少したときに肝臓のグリコーゲンを分解して
ブドウ糖の生成を促す役目をするのはすい臓で作られる
「グルカゴン」など無尽蔵にあるといってもいいのでは。
コーヒーに存在する「オピオイドペプチド」はこれまでに
知られていなかったものとのこと。

▼きのう、NHKの「ダウィーンが来た!」では「タチウオ」
が主役だった。タチウオの千本刀(センボンガタナ)を
見つけて撮影するというもの。最初は関サバ(関漁港に水揚げ
されたもの)などで知られる豊後水道だったが流れが速く
タチウオの立ち姿を撮影することができなかった。タチウオは
世界中の温帯から熱帯の広範囲に生息している魚で、
豊後水道を選ぶ必要がないと思った。
撮影を成功したのは東京湾だった。当然、豊後水道に比べものに
ならないくらい穏やかな海だから、タチウオも1000匹以上とも
思えるくらい数多い群れがしっかり立ち姿を魅せていた。
ひねくれた見方かもしれないが、この場面を感動的に見せる
ために、あえて流れの速い豊後水道でも撮影失敗を見せたの
ではと疑ってしまった。ところでタチウオは当然、刀のような
形をしているから名前がついたと思っていた。
もちろん、この説もあるが今回の映像のように「立ち姿」の
立ちのほうから「タチウオ」になったという説もあるよう。
奥が深い。

1/23(金)キャプテンの一言

2015/01/23 金曜日 - 22:22:34 by captain

▼滋賀県文化財保護協会がきのう発表した、天下統一を
めざす織田信長が、近江の浅井長政を滅ぼすために
築いたとみられる包囲網の遺構(堀切)発見が、きょうの
朝刊各紙も大きく取り上げていた。1570年(元亀元年)に
佐和山城を包囲したときのものとみられている。
1570年といえば織田信長・徳川家康連合軍が浅井長政・
朝倉義景連合軍との戦いで「姉川の戦い」が近江の琵琶湖
東岸の姉川を挟んで行われたことで有名だ。
この時、佐和山城は浅井旗下の磯野員昌(かずまさ)が城主で、
京と美濃の間にある重要な拠点だった。姉川の戦いは織田・
徳川軍の勝利になり、佐和山城は孤立してしまった。
翌元亀2年に磯野は降伏して織田傘下に入った。つまり、
姉川の戦いのあと、包囲網が設置されたわけで、その遺構が
今回発見されたということだろう。磯野員昌は姉川の戦いで
浅井軍の先峰として織田軍の苦しめたと伝えられている。
また、織田に属したものの、長く続かず出奔し、帰農したのち
石田三成―藤堂高虎に仕え、家名を繋いだという。

▼この遺構を誰が作ったかだが、当時、小谷城を見張る形で
横山城に木下藤吉郎のちの豊臣秀吉が入っていた。信長の命を
受けた秀吉が作ったと考えると、秀吉のその後の戦略に包囲
作戦(水攻めや一夜城を含めて)が多用されたことに納得が
いく。また、秀吉の朝鮮出兵についても信長が世界(南蛮=
ヨーロッパ)を見据えていたことに触発されたと考えれば
分かりやすい。秀吉の商売の才があったというのであれば
戦いではなく、貿易で世界制覇を狙えばよかったのにと
思ってしまう。

▼アウストラロピテクス・アフリカヌス=アフリカヌス猿人が
これまでの定説を覆し道具を使える手の構造をしていた。
これはAFP時事がきょう伝えたもので、それによると
イギリスのケント大学の研究チームが22日、アメリカの
科学誌「サイエンス」で発表したもの。アフリカヌス猿人は
200万年前から300万年前に現在の南アフリカに住んでいて、
これまでは道具を作っていなかったといわれている。しかし、
今回手のひらの標本から明らかに道具を使える構造だと
している。
チンパンジーよりも道具を使ったネアンデルタール人に近い
という。道具といえばボクはニューカレドニアのカレドニア
ガラスを思い出す。彼らはクチバシでククイノキという
アロエというかサボテンのようなトゲのある植物をノコギリの
形になるように削り取り、これを使って昆虫の幼虫を釣り上げて
食べる。まさに道具を使って獲物を獲って生活している。
映像でみると実に素晴らしい。オマキザルの仲間も石を使って
ヤシの実を割る。こちらは使うだけだから道具を作るカレド
ニアガラスの方が優秀ということなのだろうか。

1/21(水)キャプテンの一言

2015/01/21 水曜日 - 22:20:09 by captain

▼東京湾にも生息している生きた化石「メガマウス」
(古代ザメの一種)の歯の化石が沖縄県で発見された。
琉球新報がきょう配信したもの。現在は太平洋やインド洋を
中心に全世界の熱帯から温帯にかけての水深200㍍付近に
生息しているとみられている。
しかし化石は北アメリカやヨーロッパなどで発見されており、
琉球新報によるとアジアでは初めてだとしている。
世界中合わせても生きた「メガマウス」の発見は100例も
ないのだが、日本近海で多く見つかっている。去年の4月、
静岡県の由比漁港所属の漁船の定置網にメガマウスが入り
水揚げされた。世界で58例目(日本では17例目)のこの
ニュースが大きく取り上げられたのはゴールデンウイーク
期間中だった。東海大学海洋科学博物館の特別企画として
行われた公開解剖だろう。
ボクはいつだったかは忘れてしまったが、NHKの番組で、
三重県沖で撮影に成功した映像を見たことがある。
昼は元々の住み処、深海にいて夜になるとエサとなる
プランクトンを求めて海面近くまで上がってくるらしい。
エサを口に納める様子はサメというよりヒゲクジラに近いと
専門家は話している。

▼メガマウスは最大でも7㍍くらいだが、最近借りたDVD
「メガシャークVsメカシャーク」に出てくるメガシャークは
全長60㍍もあり、アメリカ海軍やオーストラリア海軍の戦艦や
空母を撃沈させてしまう。去年のアメリカ映画でエジプトまで
運ばれた南極海の氷山が割れて出てきた。何百年もの眠りから
覚めたということなのか。設定としては目覚めたのはいいが、
現代には繁殖相手がいないことに荒れ狂うというもの。
そして人類が作ったメカシャークで倒そうとするが最初は
うまくいかず、最後の最後に勝利する。まあB級映画の域を
出ないと思うが、この映画は「メガシャークVsクロコザウルス」
の続編なのだ。B級映画好きのボクとしてはどうしても最初の
作品も見てみたい。

▼現実の世界に話を戻すと、東京の葛飾臨海水族園での
クロマグロなどの怪死はどうなっているのだろう。
去年12月1日現在、クロマグロ63匹、スマ67匹、ハガツオ35匹
の合計165匹泳いでいたものが、きのうの段階でクロマグロ3匹、
ハガツオ4匹の7匹のみとなった。きょうの夕刊フジによると、
外部機関に病理検査を依頼した検査結果でクロマグロの脾臓
から悪いウイルスが検出されたという。このウイルスはスマが
原因ではないかと疑われている。
クロマグロに異変が起こったのが去年11月6日スマ搬入
(この時は31匹)以降であること。さらにスマが最初に全滅
したなどから有力では考えられるという。実はスマ、この
出来事ではなくクロマグロの代替品として注目を集めている。
小型ではあるが、養殖が簡単なうえ、味がクロマグロに似て
いて負けぬくらい美味しいという。
これはテレビ番組で試食していた人の話だが本当らしい。
だからスマが今回の犯人であっても、スマもどこからか
移された被害者(魚)であってほしい。

1/19(月)キャプテンの一言

2015/01/19 月曜日 - 22:28:23 by captain

▼先週、NASA=アメリカ航空宇宙局とNOAA=
アメリカ海洋大気局が2014年の平均気温が1880年以降、
最高だったと発表した。
特にアメリカ西海岸のカリフォルニア州では干ばつが続き、
穀物の収穫に被害を与え、土地を手放さざるを得ない農家も
合ったと聞く。また、オーストラリア沿岸部では猛暑に加え、
山火事も発生して稀少種コアラが多く焼け出されたり、
やけどを負ったりしたニュースが流された。去年の平均気温は
14・59度で日本に住んでいるわれわれからみれば、あまり暑い
と感じない気温だが、南極や北極地方も、もちろん赤道付近も
含め世界およそ6300カ所の観測データによって得られたもの
だから正しいしっかりした数字である。
ところが、去年の日本の夏はかなり天候不順で、広島での
土石流災害などが発生した。だから猛暑という感覚はなかった。
それだけに、この結果には驚いた。

▼この暑さの要因についてNASAは「多くはCO2などの
排出量がふえたことにある」と指摘している。日本も東電の
福島第1原発事故以降、化石燃料による電力発電が大幅に
増えているのだから、責任がないとは言い切れない。
もちろん、最大の輩出国はアメリカと中国ではあるが。ただ、
気温の上昇がもたらす台風の大型化は日本に直接の影響を
与える。雨の降り方も半端なものではなく、常にゲリラ豪雨が
襲うようになってくる。もちろん、大気汚染に伴う健康被害も
ますます大きくなるだろう。このままなら、少なくとも中国の
北京な大都市やインドのニューデリーでは人は住めなくなる
可能性が大きい。どこかのコマーシャルに地球1個分の
生活をと呼びかけているが、まさしく「おっしゃるとおり」
だと思う。もっといえば地球半個分での利用で我慢することが
望ましい。その点、トヨタ自動車の水素自動車「ミライ」は
素晴らしい。予定を超える注文が殺到しているとのことなので、
日本も捨てたものでもない。
今後は水素ステーションを増やして個人にも広がることを
期待する。

▼きょう19日、宮崎県えびの市の教育委員会は同市島内の
島内地下式横穴墓群から男女とみられる2体の人骨と装飾
された朝鮮半島の太刀など大量の副葬品を納めた墓が見つかった
と発表した。未盗掘のほぼ完全な状態といい、副葬品の中には
大和朝廷との関係を示すものもあったという。これらも墓群は
5世紀から6世紀のものとみられる。若干幅がありすぎるが、
527年には古代の反乱として著名な「磐井の反乱」が起こった。
第26代継体天皇の時代である。反乱鎮圧に功績があったのが、
逆に磐井側の人だったのだろうか。そういえば先週の金曜日、
奈良県明日香村の小山田遺跡から一辺50㍍の方墳とみられる
ものが見つかった。
しかも舒明天皇の最初の陵墓が有力だという(蘇我蝦夷との
指摘もあるし、墓ではないとの意見もある)。
第34代舒明天皇は前記、継体天皇の直系であり、乙支の変で
蘇我本宗家を滅ぼした天智天皇の父でもある。

1/16(金)キャプテンの一言

2015/01/16 金曜日 - 22:06:50 by captain

▼気象庁は、戦後最悪の火山災害となった去年9月27日の
御嶽山の噴火を受けて全国48火山の火口付近の観測体制の
強化に乗り出す。これは9日の閣議決定された今年度の補正
予算案に関連予算合わせて64億9100万円を盛り込んだもの。
現在、47ある常時観測火山に八甲田山など3つの火山を加え
50として、火口付近に立ち入ることができない桜島と
沖永良部島の2つを除いた48の火山に火口監視カメラや
傾斜計の設置に加え、新たに熱映像監視カメラ、広帯域地震計
などを設置することにしている。ことしに入っても13日に
阿蘇山で噴煙が上空1300㍍に達した。鹿児島県の桜島や
山形県と福島県の境界にある吾妻山、さらに北海道の十勝岳
など活動の活発化する動きがみられ、北は北海道から南は
沖縄まで日本の火山活動が活発になっている。
噴火はもちろん怖い。規模にもよるが巨大噴火は歴史が
物語るように都市(イタリアのポンペイなど)を壊滅する。
ここで思うのは、人類は宇宙へ進出して新しいものを発見
しているし、細胞の分野ではips細胞を使って何でも
再生できるようになってきている。それなら火山予知は
可能になるのではないかということ。
さすがに東日本大震災の原因となったプレート境界での
地震については、現段階では難しそうだが。

▼ことしになって、東日本大震災を引き起こしたのが発生前、
10年近くも続いていた「ゆっくり滑り」が引き金ではないか
という論文が発表された。これは東大の纐纈一起(こうけつ
・かずき)氏と横田裕輔氏の研究チームが6日、イギリスの
科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載したもの。
それによると、北米プレートと太平洋プレート(潜り込み)
が10年近くも人知れず、押しつぶされ、ねじ曲げられてきた
というもの。それが2011年3月11日にイッキに解放されたのが
東日本大震災だったらしい。こうした現象に比べたら火山の
観察のほうが精度は上がると思うのは間違いなのだろうか。

▼ただ、地球は生きている。われわれが暮らす地上も動いて
いるということも認識しなければならないのではないか。
世界の屋根といわれるヒマラヤ山脈から貝類の化石が出て
くるのはその場所が海だった証拠。もちろん8000㍍地点に
海があったわけではなく、海だった土地が盛り上がった結果、
生き物も一緒に盛り上がり化石になったということ。これは
現在のインドが7000万年前から5000万年前までにユーラシア
大陸にぶつかって押し上げ続けたことで、世界の屋根が出来
上がった。日本列島にしても大陸とつながっていたことは
分かっている。東日本大震災以降、注目が高まっている東海、
東南海、南海の南海トラフ巨大地震である。この地震は
東日本大震災を引き起こした地震と同じプレート境界型で、
きのうは神戸市で訓練が行われ、きょうも大阪市などが
訓練した。
東海が単独でおこるケースはなく、東海で起こった場合、
2連動ないし3連動が起こる。もっとも近い発生は3連動では
1854年(32時間の時差あり)に、単独では東南海が1944年、
南海が1946年に発生している。地震は津波を誘発し、
こちらの方が人的にも物的にも被害が大きい。われわれの
すべきことは「一番に逃げる」。
逃げるルートだけはしっかり把握しておこう。

1/14(水)キャプテンの一言

2015/01/14 水曜日 - 22:21:16 by captain

▼去年の9月18日、スコットランドの独立の是非を問う
住民投票が行われた時も話題になったネス湖のネッシーの存在。
独立賛成派が勝利すれば、スコットランドにあるネス湖の
ネッシーも一緒にイギリスから独立することになるからだ。
幸いといっていいのかどうかは判断できないが、反対派が
かろうじて過半数を上回り、現状維持となった。
そのスコットランド北西部のスカイ島で巨大な海竜の化石が
見つかった。AFP時事が12日伝えたもの。ネッシーの祖先
かもしれないと話題になった。全長4メートルで想像図からは
巨大クロマグロにカジキの長くて鋭いクチバシ(吻)がついて
いるように見える。1億7000万年前の地層から発見された
化石はスコットランドでは初めての種で明らかな新種だという。
1億7000万年前といえばジュラ紀(およそ1億9960万年前から
およそ1億4550万年前)で、この前の三畳紀末に生命の大量
絶滅が起こったとされている。特に陸地の方が激しかったと
されている。そして現在より気温が高く、降水量も多く、
地上では裸子植物(イチョウなど)が栄え、海では魚類と
海生は虫類つまり恐竜が大繁栄した。その時代に生きていたと
思われる今回の化石の主。

▼実は住民投票の1週間ほど前にスコットランドとイングランド
の国境から南(イングランド寄り)におよそ300㌔のところに
あるウィンダミア湖で巨大な生き物が撮影され、ネッシーが
スコットランドから引っ越してきたと現地では大きく取り
上げられた。スコットランドの独立に反対したと見られたから
だが、ネッシーかどうかは確認されていない。そのネッシー、
実は西暦690年ごろにアダムナンが書いた「聖コロンバ伝」
という書物にネス川の怪物として出てくる。
ただし、現在つながっていないネス川とネス湖が当時どう
なっていたか分からない。1933年以降にネス湖のネッシーの
目撃情報が飛躍的に増えた。今回の化石が海生恐竜が栄えていた
1億7000億年前の地層から発見された意味は大きいと思う。
今回の化石の主がネッシーの祖先であっても驚けない。

▼日本でも一時期話題になったのは鹿児島県指宿(いぶすき)市
の池田湖のイッシーだろう。最初の目撃は1961年ごろとされて
いる。注目されたのは1978年9月3日に20人以上の人が1度に
目撃したことでイッキに有名になった。正体は現在でもナゾの
ままで、大型魚の大群だったとか昔から池田湖に住むオオウナギ
の中でも特別巨大のものだとかいわれているが、説明がつかない
部分も多い。ネッシーもそうだが、イッシーにしても最新の
科学を駆使して探し出すのではなく、「きっといるはず」と
思っていればいいのではないか。
ボクは「地球外生命は必ずいる」と信じている。

1/12(月)キャプテンの一言

2015/01/12 月曜日 - 22:07:26 by captain

▼ISS=国際宇宙ステーションに食料などの物資を輸送する
無人補給機「ドラゴン」が先週の土曜にアメリカ・フロリダに
あるケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。
実は6日に予定されていたが、打ち上げに使用されるファルコン
ロケットに不具合がみつかり、延期されていたもので無事に
打ち上げられた。ただ、今回は第1弾ロケットを海洋上で回収
するというミッションも行われたが、こちらは失敗した。
ドラゴンを打ち上げたのはアメリカの民間企業「スペースX社」で、
有人宇宙飛行を年内にも計画している。つい5日前、高松聡さんが
記者会見してISSに向かう計画を発表したが、こちらは
「スペース・アドベンチャーズ」という別の民間宇宙旅行会社。
この会社からISSに行った人は過去7人いる。高松さんの前に
ホリエモンこと堀江貴文さんが20数億円支払ったという報道も
あったが、高松さんは明らかにしていない。堀江さんは健康面で
アウトになった。
「スペース・アドベンチャーズ」は1人2000万㌦の価格を設定
しているので、24億円くらいはかかるのだろう。
実は「スペース・アドベンチャーズ」は月旅行を計画しており、
価格は1億㌦から1億5000万㌦といわれている。120億円から
180億円である。残念ながら日本人で健康面をクリアした上で
払える人はいないのではないか。

▼WHO=世界保健機関=が9日、明らかにしたところによると、
エボラ出血熱のワクチンを、健常者を対象にした臨床試験を
まもなく始めるとのこと。
先週、死者が8000人を超えたエボラ出血熱。WHOが5日発表
した数字では、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの
3カ国での感染者は2万656人で、うち8153人が亡くなった。
2種類のワクチンはアメリカとイギリスの製薬会社のもので、
ともに有効な結果を得られているという。
これによって新たな感染者が出ないことを祈るばかりだ。一方、
エボラ出血熱の宿主と思われていたオオコウモリではなく、
ギニア南東部に生息している地元では「ロリベロ」と呼ばれる
小型の「オヒキコウモリ」が有力だという。
これは9日、ナショナルジオグラフィック日本版が伝えたもので、
ドイツのロベルト・コッホ研究所のリーンデルツ医師が各分野の
専門家を集結させて感染地域に潜入して調べたものという。
以前にこのコーナーでボク自身、オオコウモリは違うのではと
書いたことがある。オオコウモリならもっと頻繁にエボラ出血熱
が発生したはずとしていた。問題はこの「オヒキコウモリ」が
日本にも生息していることだ。確認情報は少ないが北海道から
九州まで広く分布しているらしい。宮崎県、高知県、広島県、
京都府では集団が確認されている。名前が一緒だからといって
全く同じとは限らないし、アフリカのようにコウモリを食用に
する習慣もないのだから過度に心配する必要はないが厚労省には
1度調べてもらいたい。

1/9(金)キャプテンの一言

2015/01/09 金曜日 - 22:19:00 by captain

▼政府はきょう、安倍総理も出席して宇宙開発戦略本部の
会合を開き、新たな「宇宙基本計画」を正式に決定した。
それによると、宇宙安全保障の確保に重点が置かれた内容に
なっており、アメリカとの協力(GPSの相互補完など)を
強化して監視体制を確立するとした軍事面が強調されたもの
となっている。そのほかスペースデブリ=宇宙ゴミ=の
監視体制の確立、宇宙関連産業の規模を10年間で5兆円規模に
拡大するとともに海外市場開拓に取り組む、ISS=国際宇宙
ステーション=の運用延長(現在2020年だが、NASA=
アメリカ航空宇宙局は延長が各国に提案)について2016年度
までに結論などとなっている。
また、今後10年間で防衛や情報収集などを目的とした中型衛星
3基(H2Aロケット)、小型衛星5基(イプシロンロケット)
の科学衛星を打ち上げるなどとなっている。産業育成分野での
衛星については10年間で最大45基打ち上げることを挙げている。

▼このように安全保障関係に重点がおかれ、アメリカや中国
などが積極的な火星への飛行(有人・無人含めて)は明示され
なかったし、ISSの運用4年延長についても参加国の趨勢は
「OK」なのに、わが国は結論を2016年度まで先送りする
という極めて消極的なものになった。5月末には自衛隊出身の
宇宙飛行士、油井亀美也(ゆい・きみや)さんがISSに向かう。
およそ半年の長期滞在となり、日本人として10人目の宇宙飛行と
なる。ISSでの長期滞在としては5人目。ISSについては
去年からNASAが運用延長を打診しており、政治的に険悪な
関係にあるロシアは了解する見通しなのに、日米同盟を全面に
出している安倍政権が結論を先送りするのは奇っ怪としか
思えない。ISSが日米安保にとりわけ有用でないとの判断
からであるならなおさらのことである。

▼宇宙といえば、7日にラブジョイ彗星が地球からおよそ7000万
㌔まで最接近する。このラブジョイ彗星は過去4回見つかって
いるが、すべて別物で今回の№5もかつての彗星とは違う。今、
接近しているラブジョイ彗星は「C/2014Q2」という名前で、
去年の8月17日にオーストラリアのテリー・ラブジョイさんに
よって発見された。
彼が発見した彗星はすべて「ラブジョイ彗星」と名付けられて
いる。7日に倉敷科学センターが撮影に成功した。現在、5等級
くらいの輝きがあるということで、視力のいい人ならひょっと
したら肉眼で見えるかもしれない。今月いっぱい日没から
1時間の間で、東の空にあるオリオン座に重なっているので
空気の澄んだ日に観察してみてはいかが。