キャプテンの一言 » 2014 » 5月

5/30(金)キャプテンの一言

2014/05/30 金曜日 - 22:26:44 by captain

▼今月14日にISS=国際宇宙ステーションから地球に帰ってきた
宇宙飛行士の若田光一さん、現在アメリカ、ヒューストンでリハビリ
などを行っている。日本時間の28日、帰還後初めての記者会見を行った。
コマンダーとしての話はこれまでにも多く報道されているので、ここでは
他の興味深い点に焦点を当ててみたい。まずはソユーズでの大気圏突入に
ついて。若田さんはソユーズの大気圏突入はかなりダイナミックだと
聞いていたがその通りだったとした上で、もっとも激しく揺れたのは
「パラシュートが開いた瞬間だった」と話している。凄い急ブレーキが
かかるのだから、想像しても衝撃がとてつもなく凄そう。

▼誰もが思うことは、ウクライナ問題がどのような影響を及ぼしたか
だろう。これについて若田さんは「閉鎖環境で6人が1つの目標に向かって
いるのでまったく問題はありません」と影響がなかったことを断言して
いる。そして、こうした協力関係が宇宙分野にとどまらず、あらゆる
分野に波及していくことを強く希望している。宇宙をめざす上では
世界の協力が非常に重要だということはいうまでもない。
これは現実でも、アニメも世界でも同じである。そしてもう1つは
若田さんの今後の夢。現在50歳の若田さん、生涯現役で頑張りたいと
意気込んでいる。アメリカやロシアでは50代、60代で飛んでいる
飛行士がたくさんいることを挙げて宇宙活動発展のために捧げたいと
している。また、新人の宇宙飛行士の活躍を支えていくことへの強い
意欲を示し、日本から第2、第3のコマンダー(船長)が生まれるよう
努めたいとしている。さらにISSでやり残したこともあるという。
地上では殺伐とした国と国の関係も宇宙では1つだということを今の
指導者にもしっかり理解してもらいたい。

▼さあ、競馬の祭典「日本ダービー」が今度の日曜に迫った。きのう、
すでに枠順が発表され、皐月賞馬のイスラボニータは7枠13番に入った。
ことしはJRA創設60周年の記念の年。30周年の年にはシンボリル
ドルフが3冠馬に、40周年の時はナリタブライアンが3冠馬になって
いる。50周年は皐月賞馬ダイワメジャーが7着に敗れているが、皐月賞
不出走のキングカメハメハが勝っている。キングカメハメハはダービー
前にGⅠNHKマイルを勝利して変則2冠を達成している。この法則から
いくと、ことしは2冠馬になる資格があるのはイスラボニータのみとなる。
個人的には1枠2番のワンアンドオンリーの末脚に魅力を感じているので、
2頭軸で攻めようと思っている。

5/28(水)キャプテンの一言

2014/05/28 水曜日 - 22:28:34 by captain

▼西アフリカのギニアでことしに入って猛威を振るっていた恐怖のエボラ
出血熱。隣国シエラレオネ政府は26日、同国で初めてエボラ出血熱で
死者が出たと発表した。感染拡大を防ぐため一部地域で立ち入り制限が
取られた。きのうAFP時事が伝えたもの。カーボ保健相は国民に厳重な
注意を呼びかけるとともに、感染の中心地ギニアでの葬儀参列の禁止を
強調した。亡くなったのは女性の伝統治療師でギナアでの葬儀に参列した
という。ギニアでは葬儀の時、身内の人が死者に触れて弔うという伝統が
あり、これがエボラ出血熱の感染拡大につながっているとみられている。
致死率が50~90%と非常に高く、発症が確認された2月からこれまでに
ギニアで170人以上、ギニアの南隣リベリアでおよそ10人が死亡している。
両国に挟まれたシエラレオネでもついに死者が出た。エボラウイルスの
宿主に関しては不明だったが、最近アフリカのコウモリという説が有力に
なってきている。

▼そのアフリカで今度はコレラが流行しているという。
現大統領派と前副大統領派による内戦が続く中央部の南スーダンでWHO
=世界保健機関によると、すでに670人以上の感染が確認され、23人が
死亡しているという。患者はすべて首都ジュバで確認されたもので地方の
状況は未確認だという。国連南スーダン派遣団の広報によると、ジュバの
国連トンピン施設ではリスク軽減のため、避難民を別の場所に移している
このこと。現地は今、豪雨が発生しており、さらに流行の悪化が懸念
されている。自然は世界のどこよりも美しいが、衛生環境という観点から
見るといかに悪いかがうかがえる。

▼今週はダービーウイークだが、ボートレースでもきのうからSG
オールスター(去年まで笹川賞)が九州の福岡ボートで行われている。
この競走はファン投票でメンバーが決定する。1位の大阪・松井繁選手は
きのう初日のドリームレースを1号艇で登場してインから堂々逃げ切った。
初日に珍しい出来事があった。まず、女性レーサーが大活躍して魚谷香織
選手、宇野弥生選手、山川美由紀選手が勝利した。特に宇野選手はSG
初勝利で、水神祭(仲間にレース場の水面に投げ落とされる)の祝福を
受けた。これは微笑ましいいい話だが一方、9レースでアッと驚く事が
起こった。1号艇の山口剛選手がコンマ07のフライングを切った。
100分の7秒だが、ボートレースでは普通01とか02くらいが多い。
しかも去年11月に導入された「非常識なフライング」に該当するとして、
即日帰郷の処分となった。本人も「情けないです」と肩を落とした。

5/26(月)キャプテンの一言

2014/05/26 月曜日 - 22:27:43 by captain

▼オークス史上歴代3位65・3%の支持を集めたハープスターは2着に
敗れた。きのう東京競馬場で行われたGⅠ「第75回オークス」は
圧倒的1番人気ディープインパクト産駒のハープスターをハーツクライ
産駒の2番人気ヌーヴォレコルトがクビ差しのいで優勝を飾った。
当然ながら翌日きょうのスポーツ紙は、2005年(平成17年)に行われた
「第50回有馬記念」と取り上げて、父娘2代に亘る因縁の戦いを記事に
している。この時の有馬記念はディープインパクト一色だった。
デビュー以来無敗(7戦全勝)のクラシック3冠馬はどんな勝ち方を
するのかに焦点が集まっていた。レース展開はオークスと同じように
ハーツクライは道中3番手、ヌーヴォレコルトは中断よりやや前の位置。
一方、ディープインパクトは16頭立ての10番手くらい、ハープスターは
18頭立ての15、16番手、いつもよりは前にいた。結果はともに前に
位置したハーツクライとヌーヴォレコルトが勝利を収めた。こうして
振り返ると競馬の歴史を感じてしまう。そして血統を戦いが繰り返される
度に、競馬にさらにのめり込んでいく自分がいることを痛感した。

▼今回のオークスではもう1つ、大記録が達成された。
ヌーヴォレコルトを勝利に導いた鞍上の岩田康誠(やすなり)
ジョッキーは、地方出身として初めて5大クラシック(皐月賞、
ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス)を制覇した。実はここにも
少なからず因縁めいたものがある。
岩田ジョッキーはジェンティルドンナで桜花賞を勝っている。
ジェンティルドンナはオークスも勝利しているが、その時の鞍上は
今回のハープスターの川田将雅(ゆうが)ジョッキーだった。不思議な
糸が絡み合って競馬が成り立っていることを感じゾクゾクしてしまう。
ちなみに皐月賞をアンライバルドとヴィクトワールピサで、ダービーは
ディープブリランテ、菊花賞はデルタブルースで制している。

▼オークスは②、①、③番人気の決着となったが、今週の競馬の祭典
「第81回ダービー(東京優駿)」は一筋縄では決まらないように思う。
皐月賞のイスラボニータは確かに強かった。そして東京コースも
4戦全勝。それでもほかに魅力的な馬が多い。皐月賞で2着だった
トゥザワールド、鞍上はオークスで悔しい思いをした川田ジョッキー。
起死回生を当然狙ってくるだろう。皐月賞4着ながら強烈な末脚を
見せつけたワンアンドオンリーはハーツクライ産駒で、しかも管理する
橋口弘次郎トレーナーはハーツクライも管理していた。
また、桜花賞2着馬レッドリヴェールの参戦も盛り上げる。

5/23(金)キャプテンの一言

2014/05/23 金曜日 - 22:21:33 by captain

▼25日の日曜日、東京競馬場で行われる3歳牝馬の2冠目のレースGⅠ
「第75回オークス(優駿牝馬)」の枠順がきのう、JRAから発表
された。注目の桜花賞馬ハープスターは5枠10番に入った。
スポーツ各紙は能力を認めつつ、後方一気のレースパターンが今の
東京競馬場の馬場に不向きということ、また穴馬探しの観点から
いろいろな馬をクローズアップしている。しかし、桜花賞でも過去に
ない4コーナー最後方から17頭すべてを抜き去った破壊力には身震い
するほどだった。確かに馬体は胴が詰まって見え、2400㍍に適して
いるとは思えないが、管理する松田博資調教師もスポーツ紙で
「個人的には距離は大丈夫。経験上、桜花賞上位馬はオークスでも
上位にくるからな」と話している。血統的にはまったく心配する
必要はない。父ディープインパクトはダービー馬もオークス馬も
出している。母ヒストリックスターは未出走だが、ファルブラヴと
ベガの子ども。ファルブラヴはジャパンカップ(中山2200㍍に変更
の時)に優勝しているし、父フェアリーキングはノーザンダンサーの
仔、母方にはシアトルスルー、リボーが入っている。ベガは桜花賞、
オークスを勝っている。距離は問題ないと思う。
また、きのうのサンスポによると、全兄(ハープスターと父と母が
同じ兄)のピュアソウル(5歳)が21日の朝、腹痛の症状が悪化して
天国へ旅立った。まさに運命で弔いの勝利をつかみ取るとみた。

▼ハープは竪琴、スターは星でこと座の主星ベガを意味しており、
ベガと同じ、言い換えだけで意味は同じ。オークスの前日のあす、
JAXA=宇宙航空研究開発機構と三菱重工が鹿児島県の種子島
宇宙センターからH2Aロケットで「だいち2号」を打ち上げる。
こと座をめざすわけではないが、前祝いの打ち上げになりそう。
「だいち2号」は陸域観測技術衛星で、東日本大震災の時に被害状況
などの観測に活躍した「だいち」の後継機に当たる。日本国内は
もとより、海外も含めて大規模な自然災害に対して、高分解能かつ
広域の観測データを迅速に取得。そして配信するシステムを構築して
防災活動に貢献することを目的にしている。
ISS=国際宇宙ステーションが周回している地上およそ400㌔より
遠く高度628㌔を周回することになっている。今回も副衛星として
和歌山大学や東北大学など4個の小型衛星が同時に打ち上げられる。
宇宙からの見張り番として活躍してもらいたい。

5/21(水)キャプテンの一言

2014/05/21 水曜日 - 22:05:36 by captain

▼大阪の水族館「海遊館」の商魂? には驚いた。
このコーナーで月曜、火曜と連続で取り上げたタイワンイトマキエイの
話題。きのう一般公開の予定だったが、午前1時15分ごろ死んでしま
った。そしてきょうコツメカワウソの四つ子の公開を始めた。
体長30㌢のカワウソと3㍍のイトマキエイではまったく別物とは思うが、
話題を与え続ける努力は素晴らしい。タイワンイトマキエイはトビエイ科
イトマキエイ属に分類され、マンタ=オニイトマキエイに大きさなど
似ているが、口の位置や背びれのトゲなどに大きな違いがある。太平洋、
大西洋、インド洋と広範囲で確認されていることから熱帯、亜熱帯の海に
広く生息しているとみられるものの、その実態は謎が多い。海遊館では
去年8月に高知県土佐清水市以布利(いぶり)の沖合の定置網にかかった
ものを、海遊館が土佐清水市で運営する「海洋生物研究所以布利センター」
で飼育していた。飼育を開始してから50日目にエサを食べていることを
確認したが、これがなんと世界で2例目の快挙だった。

▼世界で最初にタイワンイトマキエイの餌付けに成功したのは、アメリカ、
ジョージア州アトランタにあるジョージア水族館が台湾で行ったもの。
2005年、アメリカ最大の住宅リフォーム・建設資材などの小売りチェーン
「ザ・ホーム・デポ」の創業者、バーニー・マーカスさんが2億5000万
ドルをジョージア州とアトランタ市に寄付したことによって建設された。
ジンベイザメなど大型魚類をはじめ500種以上、12万匹を観賞できる
超巨大水族館である。

▼大阪の海遊館としては、タイワンイトマキエイが移送後わずか4時間弱で
死んでしまったことが悔やまれてならないだろう。トラックによる長距離
輸送が原因とみられる。海遊館では「この経験を生かし、これからも海の
珍しい生き物を紹介できるように努めます」というコメントを発表し、
死んだタイワンイトマキエイは標本にして活用するとしている。今回、
9カ月も飼育に成功しているのだから、もし今度タイワンイトマキエイが
捕獲されることがあれば、飼育においては大丈夫なのだから輸送の方法を
研究してもらいたい。それにしても世界の海に幅広く生息していながら
謎が多いタイワンイトマキエイを生きた状態でみてみたい。今やダイオウ
イカは「珍しい」の範疇からはずれつつあるが、メガマウス(サメの仲間)
をはじめ海にはわれわれの想像を超えた生き物がまだたくさんいると
思われる。海遊館にはいつまでも挑戦を続けてもらいたい。

5/19(月)キャプテンの一言

2014/05/19 月曜日 - 22:36:19 by captain

▼南極で氷床が猛烈な勢いで流出していると、このコーナーで紹介したが、
今回オーストラリア国立大学の研究者らが発表した研究論文によると
過去1000年でもっとも強烈な風が吹いているという。
AFP時事によると、20世紀にも風速200㌔程度の西風が吹いていたが、
現在これを上回る強い風になっている。原因は温暖化によるCO2濃度の
上昇だという。特に風の影響を受けているのは南極半島でこの地域に限り、
気温の上昇がみられるとのこと。つまり、この海域では氷床の融解が
確実に進んでいくということになる。すでにNASA=アメリカ航空
宇宙局=が今月12日に「南極の氷が将来崩壊せずにすむ限界点を超えて
しまった」と話している。今回の調査でも、そのことが明らかになったが、
原因がCO2濃度の上昇というということは、人間の活動に起因する
温暖化であることは決定的だろう。

▼南極ではもう一つ厄介なことが起こっている。それはアメリカ微生物
学会が今月発表したもので、昭和基地の近くを繁殖地とするアデリー
ペンギンから新種の鳥インフルエンザウイルスが発見されたこと。
およそ300羽からサンプルを採取し調べた結果、およそ3%に当たる
8羽から生きた状態の鳥インフルエンザウイルスが検出された。しかも
H11N2型とみられていたが、これまで確認されたことのない新種だった
という。ただし感染しているすべてのペンギンに症状が出ておらず、
今のところ元気な状態。WHO=世界保健機関=の研究員によると
「鳥インフルエンザウイルスは南極まで到達し、ペンギンの個体群の間で
維持されていることを示す発見だ」としている。ペンギンは空を飛べる
わけではない。しかも他種との交流がない隔絶した場所に生息している。
初めて発見されたのだから感染したかもしれないが、新種ということも
あり、本来ペンギン(他の種のペンギンかも)が持っていたものかも
しれない。症状が出ていないのがせめてもの救い。

▼今週のJRAは3歳牝馬のGI「第75回オークス、(優駿牝馬)」が
東京競馬場(芝2400㍍)で行われる。ことしは桜花賞で18番手から
17頭すべてを抜き去って優勝したハープスターに注目が集まっている。
そして2着になった宿敵レッドリヴェールがオークスではなくダービーへ
出走することになり、ハープスターの2冠への興味がさらに加熱する。
そして、来週のダービーではレッドリヴェールの走りも注目したい。
皐月賞馬のイスラボニータがハープスターに新潟2歳Sで完敗(3馬身差)
していることも理由になっている。

5/16(金)キャプテンの一言

2014/05/16 金曜日 - 22:10:25 by captain

▼西インド諸島のハイチで重大な発見があった。きのうの新聞各紙が
朝刊や夕刊で伝えている。
イタリア生まれでスペインの女王イザベル1世の庇護を受けて、1492年に
西回り航路でアジア大陸インドをめざしたクリストファー・コロンブス。
旗艦サンタマリア号とニーニャ号、ペンタ号の3隻に総勢90人(120人
説も)で8月3日パロス港を出港した。この内のサンタマリア号はイスパー
ニャ島付近(島の西部が現在のハイチ)で座礁してしまう。このサンタ
マリア号をアメリカの海洋探検家のバリー・クリフォードさんが発見した
と現地13日に発表、そして14日には会見を行い、ハイチ政府に保存を
要請した。また、船に積まれていた荷物(財宝か文化財か)は数ヶ月前か
数年前に盗まれたとも話している。CNNによると、ハイチのラモット
首相の上席顧問は「当局は沈没船がサンタマリア号なのか承知していない」
としながらも、「サンタマリア号であるならば、ハイチだけでなく世界の
歴史において非常に重要な意味を持つ」という首相の発言を紹介した。

▼コロンブスは1451年にイタリアのジェノヴァ生まれとされているが、
1492年にインドめざして船出するまで、かなり不遇だったようだが、
スペインのイザベル1世の庇護の元、航海に成功してからは奴隷商人
としても悪名をとどろかせ、決して英雄ではなかった。イザベル1世が
亡くなるとスペイン政府からも冷遇されたようだ。コロンブスが大航海を
めざしたのは、マルコ・ポーロの東方見聞録、つまり「黄金の国ジパング」
に魅せられたという説が有力である。やっぱり根本には『欲』があった
と思われる。

▼ところで、発見された海域は、トレジャーハンターの活躍の場でもある。
アメリカ、フロリダには過去沈没した船舶に積み込まれた金貨など財宝を
求めてトレジャーハンターが集まり、しのぎを削っている。もちろん、
船主が判明しているものなら、許可がいるし、海域によっては国の許可を
得なければならないのは仕方ないところだろう。もう1つ、カリブ海
といえばジョニー・デップの海賊ジャック・スパロウが活躍?する
「パイレーツ・オブ・カリビアン」だろう。
ブラックパール号や摩訶不思議な登場人物?(亡霊や人魚など多数)は
けっこう長い作品ながら時間を忘れて見入ってしまう。
この海域はジャック・スパロウはもちろんコロンブス、そしてトレジャー
ハンターを魅了してやまない海なのだろう。お宝探しに興味のある方は
挑戦してみては、何が起ころうとも責任は持てないけれど…。

5/14(水)キャプテンの一言

2014/05/14 水曜日 - 22:05:48 by captain

▼「やっぱり地球はいいです」。
これは188日間のISS=国際宇宙ステーション滞在からきょう、
日本時間の午前10時58分カザフスタンの草原に帰還した若田光一さんの
言葉。最初にソユーズから姿を現したロシアのミハエル・チューリン
宇宙飛行士に比べ、若田さんは、すごく元気で自ら手袋のようなものを
外し、笑顔で地上スタッフに答えていた。
アメリカのリチャード・マストラキオ宇宙飛行士と3人での帰還となった。
この間、最後の66日間はアジア人として初めてコマンダー(司令官、
日本の報道では船長)を「和の心」で完遂した。宇宙ではチームワーク
よく職務を全うして帰ってきたのに、地上では宇宙開発でもロシアと
アメリカの対立が表面化してきた。ロシアの宇宙計画を担当している
ロゴジン副首相が13日、アメリカの求めていたISSの2024年までの
運用延長を当初の予定通り2020年までとする方針を明らかにした。
同時にアメリカに提供してきたロケット用エンジンについても停止する
とした。これに対してアメリカのサキ報道官は「われわれはロシアと
ともに、宇宙開発計画を長年協力してきた。継続されることを希望して
いる」というコメントが出した。これらはすべてウクライナ紛争に
よるものである。1つの事案で対立しているからといってすべてで
対立するのは子どものケンカのようなもの。ここ数年、日韓関係でも
そうだったが、最近では政治と経済は別物の認識が芽生えてきた。
大人の対応で「できること」「できないこと」を分けてもらいたい。

▼地球上の自然界では厄介なことが起こっている。
宇宙開発でも有名なNASA=アメリカ航空宇宙局=が12日発表した
温暖化による南極の氷床の融解は予測をはるかに超えたという。
研究者は「南極の氷が将来崩壊せずにすむ限界点を超えてしまった」と
話している。
これはレーダー衛星の観測データを使い、氷床の構造変化を分析した
結果、西側の氷床の下に温かい海水が入り込んでしまい、すでに融解が
始まっており、支えを失った氷が浮いた状態になってしまっている
という。このことを知っていたかのようにアメリカのケリー国務長官は
ことしの2月、島国であるインドネシアで「気候変動問題は、世界で
最も恐ろしい大量破壊兵器だとみなすことができる」と強調している。
そして人類の活動が温暖化を招いているのは「科学的な事実」とし、
これを認めないのは「ごく一部のまやかしの科学者や極端な空想家だ」
と結んでいる。まさにその通り、できることなら火星より遠い宇宙へ
逃げ出したい。

5/12(月)キャプテンの一言

2014/05/12 月曜日 - 22:30:31 by captain

▼再来年のNHK大河が真田十勇士など、英雄として扱われることの
多い真田幸村を主人公とした「真田丸」に決まった。NHKがきょう
発表したもので、三谷幸喜さんの脚本となる。去年は綾瀬はるかさん
主演の「八重の桜」で幕末から明治をえがいたもの。
来年が井上真央さんで吉田松陰の妹を描いたもので、これまた幕末から
明治。そして現在、さまに再来年と同じ時代、1600年を挟んだ戦国時代
の終わりから江戸時代となっている。これにはNHKの意図があるの
だろうか。確かに戦国時代も明治維新前後も人気のある時代だと思うが、
後者の人選がなかなか難しく素人ではすぐについていけない部分がある。
1年おきに男女を振り分けているとしか思えない。そして男性対象に時、
つまりことしの場合は戦国時代で比較的分かりやすいストーリーに
しているように感じる。ちなみに三谷幸喜さんは「新撰組」(普通は
新選組と表す)でNHK大河を担当しており、今回で2度目となる。
偶然だろうが維新から戦国へ移った形となった。真田幸村、本当は
真田信繁という。関ヶ原の戦いで兄の信之は徳川家康に味方し、
父・昌幸と幸村が石田三成、つまり豊臣秀頼側についた。こうすれば、
どちらが勝利しても真田の家は残る。父・昌幸の深慮ともいわれている。
幸村が西軍・大谷吉継の娘を正妻にしているのに対して、兄・信之は
家康の家臣、本多忠勝の娘を正妻としており、順当な結果ともいえる。
このおかげで西軍についた昌幸・幸村親子は命を助けられている。
その場所が有名な九度山である。

▼「軍師官兵衛」では、ついに有岡城の牢獄へ幽閉されてしまった
官兵衛。織田信長は荒木村重討伐へ苛烈な戦いを行う。ところで、
信長が比叡山を焼き討ちしたことについて、修行もせず堕落した僧に
怒り(もちろん敵である朝倉義景に味方したことや足利義昭の誘いに
乗ったなど理由はいっぱいある)行動に出たという見方が多いが、
竹村公太郎氏が「日本史の謎は地形で解ける」という著書で奇抜な
論を展開している。それは尾張から京へ入る時に入り口といえる
「逢坂山」と通るのだが、ここに比叡山から睨まれた地形で心置きなく
通れないから、だと説いている。当時は地形によって戦闘の勝敗が
決まるくらい重要なファクターだ。もちろん、1つだけの理由で
比叡山を焼き払ったわけではないだろうが、こののど元に槍を突き
付けられたような状況に、あの信長が納得するわけもなく、天下に
近づいた段階で決断したのかもしれない。何事もいろいろな見方が
あって、10人いれば10に答えがあっても不思議ではない。

5/9(金)キャプテンの一言

2014/05/09 金曜日 - 22:17:49 by captain

▼WHO=世界保健機関が7日、世界91カ国、1629都市の2008年から
2013年にかけて行った微小粒子状物質PM2・5とPM10の大気汚染
状況調査の結果を発表した。われわれは、隣国である中国・北京の
最悪な環境をニュースでよく見るため、中国の大気汚染が世界一だと
感じていたが、今回の結果をみるともっと酷い都市があった。WHOが
定めた年間許容量は1立方メートル当たり、PM2・5で10マイクロ
グラム(マイクロは100万分の1)、PM10で20マイクログラムと
なっている。この基準値に対して北京はおよそ6倍だったが、インドの
ニューデリーでおよそ10倍、デリーでおよそ15倍、パキスタンの
カラチでおよそ10倍となっている。カタールのドーハでおよそ9倍、
そして日本では、さいたま市(浦和区)で1・4倍、神戸市(東灘区)
が1・1倍となっている。WHOによると、対象都市の人口の88%が、
深刻な大気汚染にさらされているとしている。

▼微粒子状物質は主に人間の活動によって生じたもので、工場の粉塵や
車の排気ガスやスス、黄砂などの土壌があり、大きさが10マイクロ㍍
(10万分の1㍍)以下のもので、採集装置(微粒子を捕らえる装置)
を50%透過するものをPM10という。1987年、アメリカで初めて
環境基準が設定された。PM2・5はさらに小さいもの。呼吸器系の
疾患の原因となるが、粒子が小さいほど健康被害は大きいとされている。
そのためPM2・5対策は地球全体で急務の課題となっている。

▼沖縄県名護市のハブ取り名人が8日、天然記念物(1982年指定)の
ヤンバルクイナを飲み込んでいる状態で見つけて捕まえたと琉球新報が
伝えている。さらに名人の真喜志さんがハブ酒にしようと解剖した
ところヤンバルクイナのものとみられる卵が4個見つかった。実は
真喜志さん、先月28日にもハブを捕まえていて、この時沖縄タイムス
によると「ハブがクイナを食べているのを見たのは今回で2回目。
見つけられるのはとても珍しいはず」と語っていた。それがわずか
10日で『珍事』に遭遇しているのは、強運なのかハブハンターの
資質なのだろうか。絶滅危惧種の個体数は12年度1500羽と回復傾向
だという。これは環境省が行っている調査で明らかになった。
発見された当初(1981年に新種と確認、85年時)1800羽で、
2005年には717羽まで減っていた。沖縄県北部にのみ生息する
飛べない鳥。真喜志さんにはこれからもハブハンターの名人として
活躍してもらいたい。