キャプテンの一言 » 2014 » 2月

2/28(金)キャプテンの一言

2014/02/28 金曜日 - 22:21:32 by captain

▼きょう未明、H2Aロケット23号機がGPM=全球降水観測=
計画の衛星などを載せて、3時37分に鹿児島の種子島宇宙センター
からアメリカのキャロライン・ケネディ駐日大使らが見守る中、
宇宙へ旅立った。宇宙といってもわずか、地上からおよそ400㌔㍍
の距離だが、大雨などの災害の予測につながると期待される。
JAXA=宇宙航空研究開発機構=とNASA=アメリカ航空宇宙局=
が共同開発したもので、ESA=ヨーロッパ宇宙機関=、それに
インドの観測衛星との連携で、3時間ごとに地球のおよそ95%を
カバーする。

▼一方、きょうのH2Aロケットには7つの大学の小型衛星も
積み込まれていた。筑波大学、信州大学、帝京大学、多摩美術大学、
大阪府立大学、香川大学、鹿児島大学の7校。
この内、大阪府立大学の衛星「オプサット=愛称こすもず」は、
宇宙空間で太陽電池パネルを広げて地球を周回しながら蓄電する
実験を行う。また、香川大学の「スターズⅡ」は親機と子機に
分離してスペースデブリ=宇宙ゴミ=を捕まえて大気圏に落として
燃え尽きさせる実験に挑むとのこと。

▼NASAがビックリすることを26日(日本時間27日)発表した。
それは、去年7月にISS=国際宇宙ステーションで起こった
事故について「窒息死する恐れがあった」というもの。事故とは
イタリア人宇宙飛行士ルカ・パルミターノ氏が船外活動を
行っていた際、ヘルメット内に水漏れが起こって溺れかけたという。
この件についてパルミターノ氏は去年の8月21日の自身のブログで
振り返っている。それによると「汗にしては冷たすぎると思った。
何より間違いなく量が増えていると感じた」と語っている。交信も
困難になり、やっとの思いでISSに戻ったら、ナイバーグ飛行士が
ヘルメットを脱がせてくれて事なきを得たという。
NASAの発表では、ヘルメット内に1・5リットルの水が
たまっていたが、実は1週間前にも同様に事故が起こっていたのに、
飛行士が船外活動中に飲む飲料水の漏れと思い込んでいたらしい。
この時、調査して改善していれば、2度目の事故は防げたとしている。

▼現在ISSには日本の若田光一さんが滞在している。
JAXAが25日に発表したところによると、日本時間の3月9日に
コマンダーに就任するという。現在のロシアの飛行士との引き継ぎは
午後行われる予定。若田さんは5月中旬までおよそ2カ月間、
コマンダーを務めるが、前記の事故がすでに解決していて
ホッとしている。無事に勤め上げてもらいたいと心から祈っている。

2/26(水)キャプテンの一言

2014/02/26 水曜日 - 22:18:09 by captain

▼月曜のこのコーナーで、乙巳の変(いつしのへん、645年)
の後、皇族を含めて有力豪族が暗殺された、そして首謀者は
藤原不比等と書いてしまいました。正しくは不比等の父、
中臣鎌足でした。きのう、慌てて訂正しましたが、丸1日
間違っていました。大変失礼しました。

▼その中臣鎌足、のちの藤原鎌足は天智天皇の懐刀として、
多くの血を流した。しかし、壬申の乱で天智天皇派、近江朝の
大友皇子(弘文天皇)は敗れ、天武天皇(大海人皇子)が
即位した。つまり、藤原鎌足の子どもの不比等の出番はなかった
はず。それでも、天武天皇の死後、持統天皇の時代になると
異例の大出世を遂げる。なぜか、原因はおそらく持統天皇にある。
もちろん、天武天皇の皇后であるのだが、その前に天智天皇の
娘であるということ。母は遠智娘(おちのいらつめ)で、
その父は乙巳の変で天智天皇に味方した蘇我倉山田石川麻呂
(蘇我入鹿のいとこ)である。孝徳天皇即位と同時に右大臣に
就いている。持統天皇は孫の文武天皇(42代)のあとに、
聖武天皇までの中継ぎとしてまず元明天皇(第43代)を
立てている。彼女は父・天智天皇、母・姪娘(めいのいらつめ)、
この姪娘も実は石川麻呂も娘である。石川麻呂は結果的に無実の
罪で自害している。首謀者は鎌足だといわれている。
このように持統天皇には父・天智天皇が色濃く反映されている。
その中の1つが鎌足の子、不比等ということになる。
父の参謀の息子を自身の参謀にしただけのこと。こうしてみると
当然の成り行きともいえる。

▼時代はイッキに現代に戻る。アメリカのキャロライン・
ケネディ駐日大使がきょう鹿児島県を訪れた。これは全地球の
降水データを観測する降水観測衛星の打ち上げが、あさって
種子島宇宙センターからH2Aロケット23号機によって
行われるのに合わせての訪問になる。この衛星はJAXA
(ジャクサ)=宇宙航空研究開発機構=とNASA=アメリカ
航空宇宙局=との共同開発で作られた。『たられば』の話は
よくないが、今回の観測衛星がもう少し早く打ち上げられて
観測を初めていれば、14日から関東甲信を中心に降った大雪も
事前に察知できて、あそこまで孤立や被害が広がることは
なかったのではないかと考えてしまう。あさって周辺の天気は
曇り時々晴れということで支障はなさそう。打ち上げを担当する
三菱重工の並河チーム長は「気象や整備状況をつぶさに確認し、
確実に打ち上げる」と話している。打ち上げ時間が午前3時37分
の予定なので、朝、起きた時には成功のニュースに接することに
なるだろう。

2/24(月)キャプテンの一言

2014/02/24 月曜日 - 22:27:36 by captain

▼やはり、時代の中でいるという感じが強く出ていた、きのうの
NHK大河「軍師官兵衛」。まだ軍師にはなっていないが、
のち長いつきあいになる羽柴秀吉(豊臣秀吉)との出会いに
よって、観ている側もはっきりと時代が分かるようになった。
信長との謁見の場面は脚色しすぎとは思う。しかし、名刀
「圧切(へしきり)」をもらったのは事実。名前の由来は
番組でもあった通り、信長の逆鱗に触れた茶坊主の観内が、
台所のお膳棚の下に隠れた。刀を振り上げることが出来ない
から圧し切ったといわれている。実は最初、信長が秀吉に贈った
という説もあるが、兎にも角にも官兵衛のものとなった。
現代に伝わっており、福岡市博物館に所蔵されていて、
昭和28年に国宝に指定されている。「圧切」は長谷部国重の作
といわれている。後醍醐天皇の建武時代(1334年から1336年)
の人でお酒でも有名な「正宗」の弟子「正宗十哲」の1人とされる。
正宗は五郎入道正宗とも岡崎正宗ともいわれているが、謎が多く
銘の入っている太刀はないともいわれているらしい。しかし、
名人だからこそ、現代まで知れ渡り、「○○正宗」のように銘酒の
名前にもなったのではないかと思う。国宝に指定されるのだから、
少なくても長谷部国重は名匠だったのだろう。

▼645年6月乙巳の変(いつしのへん)のあと、皇極天皇
(重祚して斉明天皇)から史上初めて譲位されて軽皇子が
孝徳天皇となった。大阪府文化財センターはきょう、
大阪市中央区の難波宮跡で見つかった柱2本について7世紀前半に
伐採されたものと発表した。京都市の総合地球環境学研究所の
中塚武教授が年輪に含まれる酸素原子を使った新しい年代測定法
によるものという。歴史上も645年に即位して難波宮に住んだと
されているので、ピッタリ一致する。孝徳天皇は皇極天皇の
同母弟で、天皇になる資格は当然あったわけだが、この時の
実力者は皇極天皇の子どもで、蘇我入鹿・蝦夷を滅ぼした
中大兄皇子(のちの天智天皇=てんじてんのう)がいた。
天智天皇がなぜ即位しなかったのは、諸説いわれているが、
本当のことが推測するしかない。ボクなりに考えるに、
乙巳の変のあと、かなりの皇族を含めて有力豪族が暗殺
されている。おそらく首謀者は中臣鎌足と思われるのだが、
政敵の力を削ぐまで即位されたくなかったと考える。
孝徳天皇は人望があったとみられるし、子どもの有馬皇子の
有能だったとみられており、切り者の側近がいたら違った
展開があったかもしれない。1300年以上も前の話だが…。

2/21(金)キャプテンの一言

2014/02/21 金曜日 - 22:37:55 by captain

▼日本周辺で、マアジ、ホッケやスケトウダラなど36種の
サカナの資源量が「低位」(量が豊富にある状態が高位、
普通は中位)という結果になり、われわれ日本人の食生活に
少なからず影響を与えそうだ。これは水産庁が19日までに
明らかにしたもので、成魚に達しないものまで獲ってしまう
「乱獲」が原因だとしている。試しにきょう、梅田にある
百貨店の地下を見て回ると、小さなマアジが並んでいた。
南蛮漬けか唐揚げにしかできない大きさ、手間を考えれば
ボクは買いたくない。水産庁は日本周辺海域の重要魚種の
資源量や動向を評価しており、昨年度は魚種と分布海域に
基づき85種に分けて評価した。その中で資源が豊富で
大丈夫だといわれたのは太平洋系ゴマサバや北海道のマダラ
などわずか13種のみ。三河湾系のトラフグも厳しい資源状況に
ある。しかし、トラフグは養殖ものが多く出回っていることから、
食卓にはさほど影響はないのではないか。
というより一般家庭でトラフグを食べるところは、やっぱり
珍しいと思う。かくゆうボクはフグをほとんど食べない。
でもマアジやホッケは大きな問題、居酒屋メニューの定番で
安くておいしい。酒の肴には欠かせない。今からでは
回復しないという見解もあるが、何もしないより、今からでも
型の大きいものだけを獲る漁業を実施してもらいたい。

▼海域といえば、小笠原諸島の西之島の隣にできた新島は
すでに西之島を飲み込んでしまい、今も成長を続けている。
国土地理院がきょう、発表したところによると海面上から
確認できる分だけで東京ドーム6杯分=およそ790万立方
メートル=に相当するという。去年12月に比べて海面に
出ている部分で10倍近くに達している。しかし、もっと
驚くのは高さ、いわゆる標高が66㍍もあり、2カ月で27㍍も
高くなった。今も活動を続けているので、どこまで成長
するかは全く不明だが、できるだけ大きくなってEEZ
=排他的経済水域=を増やして、水産資源の恵みを
いただきたい。そのためにも今ある資源を枯渇させては
ならない。稚魚や小魚もおいしいのは理解しているが、
国民全体で少し我慢すれば、将来、回復してくれるのでは
ないだろうか。

2/19(水)キャプテンの一言

2014/02/19 水曜日 - 22:29:23 by captain

▼南極周辺のペンギンたちが温暖化によるオキアミ減少や
クジラの個体数増加(オキアミ摂取増加)によって厳しい
環境に置かれているという話をしたばかりだが、北極海でも
大変な状況になっている。もちろん、温暖化によるもので、
海氷が溶けて北極海で生息するアザラシなどほ乳類がピンチに
立たされているという。これはナショナルジオグラフィック
公式日本語サイトが18日、伝えたもの。ワモンアザラシは
海氷の上で子育てをするため、減少はその場所を奪われることに
直結する。しかし、もっと怖いのは感染症で、気温上昇が
寄生虫の生息域を広げており、アメリカ科学振興協会の報告に
よると、1つの島のハイイロアザラシはこれらの感染症によって
20%が死滅したとしている。ハイイロアザラシでは、これまで
知られていなかった寄生虫サルコシスチス・ピニペディと
呼ばれるもので、本来はワモンアザラシを宿主としており、
海氷が普通に存在していたら、両者が接触することはなかったが、
海氷の消滅、減少によって生息域が重なったことで、感染したと
考えられる。

▼また、シロイルカも被害に遭っているという。こちらは、
ネコの糞などにみられるトキソプラズマ原虫が北へ生息域を
広げたことによって感染が拡大したもの。これらへの対応に
ついてアメリカ国立アレルギー・感染症研究所のマイケル・
グリッグ研究員は「残念ながら、われわれ人間が寄生虫の
活動を止めることはできないでしょう。これが今では普通の
状態になったのです。(中略)ハイイロアザラシが何らかの
免疫を獲得するまでに、まだ数十年かかるかもしれません」と
話している。

▼一方で、人類は『新しい海』が生まれたことで、新たな競争が
起こる可能性が高まった。北極圏の環境などを研究・調査する
カナダの「アークティック・ネット」のルイ・フォーティエー
代表は、北極圏の海氷が溶けるということはアメリカ、ロシアを
初めとした商業大国や軍事大国にとっては、どちらの面でも
重要性は高いと話している。もちろん、日本にとっても
ヨーロッパとの輸送を考えれば、非常に重要になってくる。
スエズ運河は常に中東の政治不安がつきまとう。そこへ季節を
問わず、北極海を運航できれば、相当なリスクの軽減につながる。
当然、ロシアを筆頭に利権争いはすでに起こっているのだが、
我が国も平和裏な交渉によって有利に持っていってもらいたい。

2/17(月)キャプテンの一言

2014/02/17 月曜日 - 22:29:41 by captain

▼おだてたブタではなく、ワニが木登りするという。それも頻繁に
行っているらしい。これはナショナルジオグラフィック公式日本語
サイトがきょう配信したもの。テネシー大学のウラジミール・
ディネッツ助教によると、「頭上にいるワニを探そうと思いついた
ことがなかった」と話す一方で、クロコダイルの自然な行動を研究
する過程で木に登ったワニを何匹も目にして興味をもったという。
そして研究者より生息地に住む人たちは「ごく普通」に木登りする
ワニを見ていると話している。ディネッツ氏によると、この行動は
体温調節と周囲の監視の2つが主な目的だといい、現生のワニだけ
でなく、太古の絶滅したワニたちも木登りをしたという。

▼ワニの中でも最強はオーストラリアから中国南部まで広範囲に
生息しているクロコダイルの仲間の「イリエワニ」だろう。
オーストラリアの海水浴場で人を襲う凶悪なワニで川はもちろん、
汽水域から海でも平気な荒くれ者。B級映画の人食いワニは、
概ねこのイリエワニだ。このイリエワニ、器用な特技があって、
「ボディーサーフィン」によって島から島へ移動しているという。
オーストラリア、クイーンズランド大学の生物学者、ハミッシュ・
キャンベル氏らの研究チームによると、海流を利用して100㌔以上も
「ボディーサーフィン」で移動したほか、オーストラリア北東部の
ヨーク岬半島沿いにおよそ590㌔を25日かけて移動した例も
確認されたとしている。また、短い距離は「ボディーサーフィン」
を使わずに力任せに泳ぎ切るという。ワニは中生代・三畳紀
(2億5100万年から1億9960万年前)に恐竜と前後して地球に
現れたとされている。姿は元からは多少変わっているが、凄いとしか
いいようがない。

▼ワニの住む川ではなく、NHKの大河「軍師官兵衛」は、
いよいよ織田と毛利の激突前夜。もちろん、両者、織田信長と
毛利輝元が直接、戦うとこはない。中国方面は羽柴秀吉が司令官に
なって、播磨を毛利攻略の拠点にする。織田と武田勝頼が戦った
長篠合戦は天正3年5月のこと。これによって、織田軍は、東を
徳川家康に任せて、西すなわち中国(毛利)攻めに専念できることに
なった(まだ石山本願寺は健在だが)。官兵衛と意気投合して
描かれている荒木村重の謀反は天正6年のこと。ところで、
大河では、いかにも荒木村重の取り次ぎによって官兵衛は
織田信長に謁見したように描かれていたが、歴史上は羽柴秀吉に
よってと認識されている。次回からは竹中半兵衛とのツーショット
もみれるだろうか。

2/14(金)キャプテンの一言

2014/02/14 金曜日 - 22:26:31 by captain

▼13日付けの産経新聞に「敏達天皇系の皇子の墓か」の見出しで
報じられた奈良県上牧町(かんまきちょう)の久度(くど)2号墳。
調査した上牧町教育委員会は7世紀中ごろの円墳だと12日に発表した。
直径はおよそ30㍍、床一面に白い凝灰岩が敷き詰められた珍しい
横穴式の石室が見つかっている。また、天井や壁は赤茶色の自然石
となっており、紅白のコントラストが絶妙とのこと。およそ3年前に
発見されたということだが、すでに盗掘に遭っていて、棺はなかった。
近くには敏達天皇の第1皇子、押坂彦人大兄(おしさかひこひとの
おおえの)皇子、皇子の子ども、茅渟王(ちぬのみこ)らの墓と
いわれている多くがあり、この墓もそうではないかと専門家は
見ている。第30代・敏達天皇の父親は、欽明天皇で、この時代に
朝廷の力が全国的に及んだのではないかといわれている。それは、
天皇家の直轄地「屯倉」が多く作られた時代だから。大和朝廷が
有力豪族の勢いを削いで、天皇家に権力が集中した証拠が全国に
設置された「屯倉」であると思う。墓の主は敏達天皇の子ども
だとしても、最初の皇后、広姫や次の皇后、額田部皇女(ぬかたべ
のひめみこ、後の推古天皇)はじめ、4人の女性との間に分かって
いるだけでも19人もいる。特定するのはなかなか難しい。

▼大型の水槽を使ってニホンウナギの仔魚の飼育が可能になったと
独立行政法人「水産総合研究センターが12日、発表した。うな丼が
高くなり過ぎて食べることができないと思っていた人には朗報だ。
それも人工的に生産した親ウナギから生まれた卵をふ化させ、
200日くらいかけて仔魚レプトセファルスに育て、さらに150日から
400日飼育すると、養殖に使用される「シラスウナギ」になる。
ここまで来れば、あとはエサを与えてぐんぐん大きくするだけになる。
ここまでを新たに開発した容量1000リットルの大きな水槽で成功した。
センターの増養殖研究所、資源生産部・沿岸資源グループの
増田賢嗣さんによると「3つも4つもある壁のうち、大きな壁を
乗り越えたという感じ。まだまだ、エサに使うサメの卵の確保とか、
大衆価格に近づけるためのコストの問題などある。そこを解決できれば
大量生産へ道は開けてくると思う」と話している。それでも、ここまで
来ればあと10年もかかることはないだろう。是非1日も早い成功を
期待する。ウナギの話のあとで、繋がりがないのだが、きょう
鳥羽水族館が絶食6年目に入っていたダイオウグソクムシが死んだと
発表した。2009年1月にアジ1匹食べて以来絶食していた。
死因は不明とのこと。合掌。

2/12(水)キャプテンの一言

2014/02/12 水曜日 - 22:27:19 by captain

▼この日曜、9日のイギリスの科学雑誌「ネイチャー」に
観測史上最古の恒星が発見されたと発表された。この星が
誕生したのは、なんと136億年前だという。しかも場所は、
われわれが存在する銀河系「天の川銀河」の中で地球から
距離は、およそ6000光年とかなり近い位置にある。
発見したのはオーストラリア国立大学の研究チームで、
オーストラリアのニューサウスウェールズ州にある
サイディング・スプリング天文台の望遠鏡「スカイマッパー」
によって。これまでは2007年と去年にそれぞれ発見された
およそ132億年前に誕生した星が観測史上最古とされてきた。
宇宙の年齢は現在のところ138億歳といわれている。
それなら、この発見された星と天の川銀河と、どちらが先に
生まれたのか。宇宙誕生からわずか2億年に誕生しているのだ。
しかし、星が集まっている銀河の観測で最も古いものは
現在およそ133億年前のもの。星は基本的に超新星爆発を
繰り返してできるのだから、星より新しい銀河の中に
古い星が存在することに頭がこんがらがる。研究チームは
「この星のスペクトルには検出可能なレベルの鉄がまったく
存在しない。太古の星だという明らかな証拠だ」と話している。
恒星の年齢を判定する方法の一つが、その星に含まれる
鉄の量を調べることで、含有量が多いほど新しく、
少ないほど古い星になるということ。それは素直に認めると
しても、もう少し確かなものが欲しい。

▼星繋がりで地球の気象の話を少しだけ。先週の土曜、日曜と
首都圏では大雪になったが、イギリスの南部では去年末から
大雨が続き1月の降水量は過去250年ほどの間で最も多くなった
という。このため、各地で洪水が起きてロンドン中心部を
流れるテムズ川の一部で決壊している。
特に南部サマセット州ではおよそ1000棟が浸水の被害が
出ている。キャメロン首相ら閣僚が相次いで訪問して対応を
約束したらしいが、住民から不十分だと批判が出ているらしい。
東日本大震災でも集団移転住宅の建設がまったく進んでいない
というニュースを目にするが、やっぱり災害対策は国に
とっては1番大事なことだと実感した。日本の大雪も
イギリスの大雨も温暖化による副作用かも。

2/10(月)キャプテンの一言

2014/02/10 月曜日 - 22:26:42 by captain

▼ことしの夏は猛暑になるのか? 真冬のさ中、気象庁はきょう、
エルニーニョ監視速報を発表した。それによると、通常の夏と
エルニーニョの夏の確立は5分5分だという。エルニーニョになると、
日本では冷夏、暖冬になりやすい。赤道付近で、東から西へ吹く
貿易風が何らかの原因で弱まると、太平洋の西、インドネシア付近の
温かい海水が東に広がる。もちろん、温かい海水は積乱雲が発生
しやすい。これがエルニーニョで、貿易風が普通(または強く)に
吹くとペルー沖の海水が西へ流され、深海から補うように冷たい
海水が湧き上がってくる。これがラニーニャという。
エルニーニョは世界中に気象異常を起こす。場所によって違うが
日本では、梅雨入りと梅雨明けが遅れて冷夏になるといわれている。
また、暖冬の傾向が強い。エルニーニョはスペイン語で「男の子」
ラニーニャが「女の子」という意味で、エルニーニョは英語なら
ザ・チャイルドで「神の子」になるらしい。それはさておき、
猛暑だけは勘弁してほしい。電気代も毎月上がっているように
思えるし最近、寒さのせいかやたら高く感じる。だから夏より
先に春が早くきてもらいたい。

▼きのうのNHK大河「軍師官兵衛」は東京都知事選の開票速報の
ため、午後7時15分から始まった。テレビ番組で1番好きな
「ダーウィンが来た!」が飛ばされてしまったことがとても
残念だった。「官兵衛」が広い世界に出ていくのはあと少し。
室町幕府が滅び、元号は天正に変わった。茨木城主となった
荒木村重との再会を果たしたわけだが、史実かどうかは疑問。
官兵衛とのやりとりで織田信長について「1回疑われたら滅ぼされる」
「怖いけど引き付けられる」というような会話をしたが、これは、
この後、荒木村重が織田信長に対して謀反を起こすことを
予測させる呼び水のようなもの。5年後の天正6年、官兵衛が
有岡城に幽閉される事件が起こる。このことをきのうの回で
予言したわけであるが、荒木村重が謀反を起こした本当の理由は
分からない。しかし、中川清秀(この時、茨木城主)に「信長は
部下に1度疑いを持ったら、必ず滅ぼす」というようなことを
いわれたために、1度は詫びを入れようとしたが翻意したとも
いわれている。この後、アッという間に、官兵衛を時代の表舞台に
押し上げる。羽柴秀吉と出会うのも時間の問題。
迫力ある演出を期待する。

2/7(金)キャプテンの一言

2014/02/07 金曜日 - 22:23:44 by captain

▼被爆2世で、両耳が聞こえないといわれている佐村河内
(さむらごうち)守さんの話題で盛り上がっているが、
ほぼ同じ時期に報道されたメキシコの37歳の男性漁師、
サルバドール・アルバレンガさんの13カ月、1万2000キロ
漂流も凄かった。サメ漁に出て遭難し、同船の少年は生で
鳥を食べることを拒否したため、遭難から4週間で死亡した
という。アルバレンガさんは鳥やウミガメを捕まえて肉を食べ、
血を水代わりにしたという。日帰りのサメ漁が13カ月に
なってしまったわけだ。凄い精神力と体力だったことは
間違いないが、救出された時の映像を見ると「あれっ」と
思ってしまった。顔があまりにふっくらとしていて、
「奇跡の生還」には似つかわしくなかった。幸い、漂流した
海域が赤道付近だったので、暑さはさておき、寒さ対策は
必要なかったと思われる。

▼漂流といえば「ロビンソン・クルーソー」だろう。
1719年、イギリスの小説家、ダニエル・デフォーが初版を
出した。実際のアレキサンダー・セルカークという人の
実話が元になっているが、漂流したわけではない。
1704年10月、航海長のセルカークは、船長との争いが元で
チリ沖の浮かぶ、無人のマス・ア・ティエラ島(1966年に
ロビンソン・クルーソー島と改名)に置き去りにされて
しまった。セルカークは4年4カ月、この島で暮らすことに
なった。この話は救出したロジャーズの航海日誌で紹介され、
1713年にリチャード・スティールがロンドンの新聞の記事にした。
この記事を元にダニエル・デフォーがロビンソン・クルーソー
として発表した。ちなみに最初のタイトルは『自分以外の
全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの
浜辺、オルーノクという大河近くの無人島で28年もたった
一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられた
ヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と不思議で
驚きに満ちた冒険についての記述』というもの。なにやら
AKB48の新曲のタイトルみたいで覚えられない。

▼ロビンソン・クルーソー島を調査して実生活の跡を
発見したのは日本人探検家・高橋大輔さん。
2005年に発表された。ソチのフィギュアスケートで佐村河内さん
の曲を使用するのも高橋大輔選手。作った人は別人(新垣隆さん)
だったが演技は高橋選手のもの。奇跡の漂流、サルバドール・
アルバレンガさんに不思議な電波をビビッと感じてしまったのも
事実だが、高橋大輔選手には是非、本当のメダルを取って
もらいたい。