キャプテンの一言 » 2013 » 11月

11/29(金)キャプテンの一言

2013/11/29 金曜日 - 22:24:46 by captain

▼ここ数日はアイソン彗星の話題で世界中が持ちきり
になっている。NASA=アメリカ航空宇宙局=が
26日に崩壊した可能性があると発表してからは拍車を
かけている。きょうになって「蒸発」が現実味を
帯びてきた。日本時間のきょう午前4時ごろ太陽に
およそ110万㌔まで接近した模様だが、その後、
アイソン彗星を確認することはなかったという。
完売されていた空からの観測ツアーは中止も含めて
検討しているという。また、NHKはきょう、来月4日に
予定していた番組のタイトル「遭遇!巨大彗星アイソン」
のタイトルを変更すると発表した。

▼尖閣諸島の上空を含めた防空識別圏を設定した
中国は、宇宙も我が物にしたいと考えている。
26日に国家国防科学技術工業局は月探査衛星
「嫦娥(じょうが)3号」を気象条件が整えば
来月上旬にも打ち上げると発表しました。四川省に
ある衛星発射センターから打ち上げるということだが、
衛星には「玉兎」(ぎょくと)という公募で命名された
月探査機が搭載されることになっている。月面に
着陸させ、地形や月面の物質の成分を調査、
分析することにしている。仮に月面着陸が成功すれば
旧ソビエト、アメリカに続いて3番目に国になる。
あまり目立つ報道されることはないが、実は中国は
宇宙開発に積極的である。欧米、日本などのISS
=国際宇宙ステーション=には若田光一さんが
滞在しているが、中国は単独で宇宙ステーションを
有している。「天宮1号」がそれで、ことし6月、
有人宇宙船「神舟10号」がドッキングに成功しており、
今後「嫦娥5号」まで月面を精査したあとは、
有人月面探査も計画されている。成功すれば宇宙戦争
にもなりかねない。それまでにもっとしっかりした
宇宙ルールを作らなければならないだろう。

▼それにしても「玉兎」とはシャレたネーミングだ。
ぼくが1番に思いついたのは平安時代の陰陽師、
安倍晴明だ。晴明が編纂したとも伝わる占いの秘伝書
「金烏玉兎集」のこと。金烏は、太陽に棲む3本足の
烏の伝説で、火の鳥ということになろうか。
サッカー日本代表のロゴマーク「八咫烏(やたがらす)」
を思い描いて頂ければいいと思う。玉兎は金烏と対を
成すもので、神話の中の天照(あまてらす)と
月読(つくよみ)の関係に似ている。玉兎は文字の通り
仏教や道教の影響を受けた伝説「月の兎」。
インドから中国を経て日本に伝わったとされる説もある。
公募によって月探査機の名前を玉兎と決めたことは
中国の政治姿勢とは裏腹に、応募した人たちに
「夢」があると理解していいのだろうか。

11/27(水)キャプテンの一言

2013/11/27 水曜日 - 22:21:57 by captain

▼若田光一さんがISS=国際宇宙ステーション=
から撮影したアイソン彗星の映像をわれわれに
届けてくれた、というニュースを流したのは
きのうのこと。きょう(配信)になって、NASA
=アメリカ航空宇宙局=は彗星本体の核が完全に
崩壊して、膨大な量のチリを放出している可能性が
あると伝えてきた。さらにそれを証明するように
26日の観測で数日前に比べて暗くなったことで
伝えてきた。一方で、別の専門家はNASAの
太陽調査プロジェクトの彗星探査機STEREO
(ステレオ)の画像を引き合いに「アイソンが存在
する証拠」としているが、今後については「太陽に
最接近した後の姿がどうなるかは、今後数日で
決定的になる」と話している。アイソン彗星は
日本時間29日に太陽からわずかおよそ117万㌔の
距離に達し、その後徐々に離れていき、来月上旬には
再び尾を引いた姿を現すことになっている。これも
NASAの発表が外れていた場合だが。是非とも
外れてもらいたい。

▼一方、アメリカのテキサス大学の研究チームが
タツノオトシゴについて面白い研究成果を26日、
イギリスの科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに
発表した。それは、タツノオトシゴが相手に
見つからないように行動することに長けていて、
流線型の頭部の特性を利用してエサである獲物に
忍び寄るというもの。タツノオトシゴが海の中で進む
(泳ぐ)スピードは時速150㌢程度だといい、とても
素早くエサをとることはできないように見えるが、
忍者のように獲物であるカイアシの1ミリの距離まで
忍び寄るという。カイアシ類は甲殻類の橈(とう)
脚亜綱に属する総称で、ミジンコの似た形やオキアミに
似たものなど多様で多くはプランクトンとして、
海水、淡水、陸地と幅広く生息している。
タツノオトシゴが狙う極小のカイアシは1秒間に
体長の500倍以上の距離を移動できる凄い奴。
人間で例えるならサッカー場10面分をイッキに
飛ぶことになる。そんなカイアシに、実験では84%の
割合で接近に成功したという。そして接近戦での獲物
ゲットは94%にもなったというから、いかに感づかれず
に接近できたかが窺える。しかし、ネット上にアップ
されていたタツノオトシゴがエサ(生きた小エビ)を
食べる瞬間をみると、さすがに動きが鈍く、動画開始
から6分くらい(部分的に早送り)かかってやっと
ゲットしたが、口に運ぶ瞬間だけは目にも止まらぬ
早業だった。普段は浮遊にしか見えないタツノオトシゴ
も生きていくためには凄技を発揮するということ。
生命の不思議といってもいいのでは…。

11/25(月)キャプテンの一言

2013/11/25 月曜日 - 22:27:01 by captain

▼上方、東大阪の「まいど1号」(宇宙)に対抗して
東京・下町の「江戸っ子1号」がきのう、深海およそ
7800㍍から帰還した。映し出された映像の鮮明さには
驚くばかり。海の底というよりショーケースのよう
だった。写っていたのはヨミノアシロという深海魚と
ヨコエビという、エビの仲間ではない甲殻類。
ヨミノアシロは漢字では黄泉阿代と書く。1913年
デンマークの調査隊が大西洋水深8370㍍で発見したのが
人類との初対面。今回の深さの海底にいても何の不思議も
ない。もう1種のヨコエビの仲間と見られる生物。
この種は地球に4000種いるといわれている。凄いのは
海洋の浅い深い、を問わず、淡水もOK。しかも陸上にも
200種以上が生息しているといわれる。いわば環境無視で
生きている。「江戸っ子1号」は今後1万㍍を超える
水深に挑戦するらしいので、また出会えることを
期待している。

▼やっぱり最近の日本は女性の方が強いようだ。24日、
東京競馬場で行われた第33回ジャパンカップは、
1番人気の4歳牝馬で去年の勝ち馬ジェンティルドンナが
好位から早めスパートして史上初の連覇を達成した。
2着にも3歳牝馬のデニムアンドルビーが7番人気にも
かかわらずメンバー最速の上がり33秒2の剛脚で入った。
フランスの凱旋門賞でも3歳牝馬有利が常にいわれてきたが、
日本でも同様の結果になってきたものと思われる。
2番人気のゴールドシップは15着に大敗しているのだから
女性の強さが目立ったレースとなった。アッと驚く逃げに
なった3番人気のエイシンフラッシュはさすがに慣れない
レースとなり10着に沈んだ。

▼一方、きのう津ボート場で行われたSGチャレンジカップ、
優勝したには銀河系軍団といわれる85期、香川の森高一真選手。
この大会は来月20日から住之江ボート場で優勝賞金1億円を
かけて争われる「賞金王決定戦」への出場権をめぐる
ラストチャンスと位置づけられた競走。当然、優勝した
森高選手が優勝賞金2500万円を上積みして滑り込んだと
思われたが、なんと12位とわずか21万円差の13位となり、
SG初優勝の嬉し涙と決定戦落選の悔し涙を1度に味わう
という極めて異例(もちろん初めて)の1日となった。
この結果、決定戦初日のトライアル1回戦の枠順も決まった。
1位の瓜生正義、2位の池田浩二選手がそれぞれ1号艇を
ゲットした。近畿勢は4位の松井繁選手をはじめ、
6位・太田和美、9位・湯川浩司、10位・中島孝平の
大挙4選手が出場を決めた。今から手に汗握る1億円バトルが
楽しみ。

11/22(金)キャプテンの一言

- 22:20:58 by captain

▼進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの名前が
ついている南米チリ、アルゼンチンに生息している
「ダーウィンハナガエル」が絶滅の危機に瀕している。
北部ではすでに絶滅した可能性が高いと20日付けの
アメリカの科学誌プロスワンに発表したのはロンドン
動物学会とアンドレス・ベジョ大学の研究チーム。
原因は皮膚の真菌症が有力だという。ダーウィンは
このカエルを1831年から1836年にかけて行った
ビーグル号の航海中に発見した。研究チームは南部に
ついても、生息数が急激に減少しており、絶滅が
迫っていると警告している。ダーウィンガエルの特徴は、
体長3㌢ほどで広葉樹林に住み、体は枯れ葉のような
模様がある。色は個体によってさまざま。しかし、
1番大きな特徴はオスが鳴き声を増幅させる袋状の器官で
オタマジャクシを育てること。

▼ダーウィンといえば1番に頭に浮かぶのは
ガラパゴス諸島。南アメリカの西側、コロンビアと
ペルーに挟まれたエクアドルの領土で、本国から
赤道上を西へおよそ900㌔の海上にある、名前が
付いているだけで123の島からなる。最も有名な動物は、
おそらく「ロンサム・ジョージ」というピンタ島に
住んでいたガラパゴスリクゾウガメだろう。
去年の6月24日に飼育先のサンタクルス島のチャールズ・
ダーウィン研究所で死亡しているのが見つかった。
推定年齢は100歳以上だった。これでピンタゾウガメは
絶滅した。リクゾウガメの天国だったガラパゴス諸島は
人間の食料にされて絶滅の道を歩んで行った。

▼もう1つ、ガラパゴスの名物はイグアナだろう。
陸に棲む種はウチワサボテンを主食に、海岸に棲む種は
海底の海藻を主食にしている。最近、両者に変化が
起きているという。食料不足から接近するようになり、
それで両者間で交尾が行われ、いうなれば
ハイブリッドイグアナが増えつつあるらしい。しかし、
こうした生まれた個体には今のところ生殖能力がないため、
1代限りで大きな問題にはなっていないが、固有種の
保存という観点から見ると、今後重大なことが
起こることが予測される。近年、海藻の減少も
指摘されているし、陸上では人間が持ち込んだヤギが
ウチワサボテンを食い荒らしているという報告もある。
ガラパゴス諸島は元々、ほ乳類が存在しない珍しい地域で
固有種の楽園といわれてきたが、崩壊するのも時間の
問題となっている。悲しい限り…。

11/20(水)キャプテンの一言

2013/11/20 水曜日 - 22:25:32 by captain

▼きょうの一部新聞の朝刊にビックリする写真が
掲載されていた。ヘビを丸飲みにするカエルのアップ、
普通は「ヘビににらまれたカエル」というくらいで、
カエルにとってヘビは天敵中の天敵のはず。
このむごい光景の現場は沖縄県の石垣島。この2匹には
奇妙な関係がある。食べた側は特定外来生物の
オオヒキガエル、食べられた方は準絶滅危惧種の
サキシマバイカダという小型のヘビ。教科書問題で
話題となっている竹富町の役場の職員が撮影した
ということ。オオヒキガエルは中南米が原産で15㌢にも
なる大型のカエルで、南大東島がサトウキビ畑の
害虫駆除が目的で持ち込み、それがなんらかの荷物に
紛れて35年前石垣島に入り込んだ。自治体では駆除に
努めているが、厄介なことに、このオオヒキガエルには
毒がある。耳の後ろに大きな毒腺があり、敵に襲われると
背中の皮膚から毒を出し、このカエルを食べたイヌでも
死ぬことがあるという。人が毒を触った手で目をこすると
失明の恐れもある怖いカエル。現在、八重山諸島では
石垣島のみに生息している。環境省の石垣自然保護官
事務所は「オオヒキガエルは動く物を口に入れる習性が
あり、小さなヘビでも食べてしまう」と話しており、
稀少種に及ぼす影響から駆除に努めている。

▼日本に現在、入っていると見られる外来種はおよそ
2000種といわれている。この中には渡り鳥や海流に
乗って移動してくる魚、植物は入っていない。特に
有名なものには、ほ乳類ではアライグマがいる。
1962年(昭和37年)に犬山市の動物園から逃げ出した
個体が定着したのが最初だが、1970年代のペットブーム
から全国的な広がりを見せた。雑食性のため、固有の
動植物や昆虫、さらには建物までも被害に遭っている。
は虫類では、世界遺産になっている小笠原諸島に、
アメリカ軍の物資に紛れ込んできたといわれている
グリーンアノールというトカゲ。貪欲な肉食性で父島、
母島では固有種のオガサワラシジミ、オガサワラトンボ、
シマアカネが壊滅的な打撃を受けた。魚類では日本の湖に
必ずといっていいほど生息しているブラックバス
(正しくはオオクチバス)。1925年(大正14年)食料にと、
北アメリカから持ってきて放流された。びわ湖では、
固有種を食い荒らして生態を破壊している。
いい出したらキリがない状況になっているが、
外来種でも「四つ葉のクローバー」のシロツメクサは
若いころの皆さんに役立っていたのではないだろうか。

11/18(月)キャプテンの一言

2013/11/18 月曜日 - 22:25:05 by captain

▼NASA=アメリカ航空宇宙局=は、日本時間の
あす19日午前3時28分にアトラス5ロケットで
無人火星探査機「メイヴン」を打ち上げる。
フロリダ州にあるケネディ宇宙センターでは、
今のところ順調で準備作業は完了しており、
カウントダウンを待つばかりの状態になっている。
「メイヴン」はアメリカ政府の閉鎖のあおりを
受けて準備作業が一時中断されていて、予定の
打ち上げに間に合わない可能性も指摘されていたが、
なんとか予定通りに火星への旅を行えそうだ。
「メイヴン」の任務は気候と居住空間の調査を行い、
すでにいわれているように人類の火星移住に備えるもの。
また、大気の上層部と電離層の活動、さらには過去
あったと考えられる分厚い大気がなぜ失われたのかの
手がかりを探る。「メイヴン」は来年の9月22日には
火星の周回軌道に投入される予定。

▼火星といえば探査車「キュリオシティ」が今も活躍
している。もうすぐ太陽の近日点に到達する(11月29日)
アイソン彗星の撮影が予定されているが、8月中旬には
火星の日食の映像を公開している。8月17日に
撮影されたもので、火星の衛星フォボスによる金環日食を
しっかりと捉えている。火星には衛星が2つある。
内側を回っているのが大きいフォボス、外側を回るのが
小さいデイモス。大きいといってもフォボスの大きさは
直径およそ27㌔しかない。火星に補足された小惑星だと
考えられている。もう1つの特性は太陽系の中で、
最も主星(この場合火星)に近い衛星で、その距離は
6000㌔しかない。ちなみに地球の衛星、月はおよそ
38万㌔離れている。あまりに近すぎるため、5000万年
以内に砕けて土星の輪のようになるか、火星に
激突してしまう運命と考えられている。

▼白星(1着)が欲しい選手の激闘が期待できる
チャレンジカップ。あす19日、地球の津ボートで
SG第16回チャレンジカップが開幕する。1着賞金の
2500万円をかけて争われるが、その競走は年末の
ビッグイベント「賞金王決定戦」(優勝賞金1億円)
出場枠獲得への最終チャレンジになる。ベスト12だけに
権利があり、現在ボーダーにいる選手にとっては、
乾坤一擲のレースとなる。出場選手の賞金上位から
ドリーム戦が組まれているので、ここに出るインから
①瓜生、②池田、③新田、④松井、⑤毒島、⑥井口の
6選手は賞金王決定戦への切符は手中に収めている。
しかし、12位で欠場している峰選手はよっぽどの
ラッキーがない限り13位以下になってしまう。
優秀すれば12位に食い込む、あるいは優勝戦に進めば
ベスト12入りする選手に注目したい。

11/15(金)キャプテンの一言

2013/11/15 金曜日 - 22:18:41 by captain

▼先週の金曜日、ペンギンモドキはペンギンだった
ということを紹介した。すでにおよそ1700万年前に
絶滅している。ナショナルジオグラフィック公式
日本語サイトに、現在、地球上に生息している6属
18種のペンギンの共通祖先は2000万年に登場したと
する記事が掲載された。この研究はオーストラリアの
グリフィス大学のサブラマニアン博士らのグループが
13日に科学誌に発表したもの。それによると、現生
ペンギンに分岐し始めたのは今からおよそ1100万年前
からおよそ1600万年前で、その祖先は2000万年前に
登場したという。これまでDNAの解析の結果、
共通の祖先はおよそ4000万年前とされ、化石として
証明できる1000万年前と大きな差があったが、今回の
遺伝子研究の結果、前記のようにその中間地点が先祖
から現生ペンギンへの分岐点になったようだ。
その原因は、地球の気候変動だといっている。分岐の
時代は南極の寒冷化が急速に進んだ時期で、ペンギンに
とっても大きな分岐点になったとしている。しかし、
ペンギンに似た化石は6200万年前のものが存在する。
この数千万年の差を埋める材料は見つかっていない。
もしかしたら、ペンギンモドキまたは近縁種が祖先
かもしれない。

▼話は変わってベトナム。「アジアのユニコーン」とも
いわれ、絶滅危惧種のサオラと呼ばれるオリックスに
似た動物がベトナムで15年ぶりに撮影された。1992年に
ベトナムのブークアン地区で角が発見され、その後
ベトナムとラオスの国境で標本を発見、1996年に生体が
捕獲された、極めて新しい種である。シカに似ているが、
別の種類で角は生え替わることがなく、ガゼル、
インパラやオリックスに近い。人目に触れることがなく、
捕獲が難しいため、「アジアのユニコーン」といわれる
所以だが、サオラの角はユニコーンと違って2本ある。
しかも額から真っ直ぐに伸びているので、形態は似ている
ともいえるが、ユニコーンが前に出ているのに対して
サオラは後ろへ伸びている。
ちなみに「カモシカのような足」という言葉、実は
カモシカの足ではなく、サオラやオリックス、ガゼル
などの脚を差している。カモシカは見た目もすらっと
見えない。もちろん、カモシカはシカの仲間ではない。

11/13(水)キャプテンの一言

2013/11/13 水曜日 - 22:26:18 by captain

▼今週の月曜日、ESA=ヨーロッパ宇宙機関=の
人工衛星「GOCE=ゴーチェ」が地球に落下した。
日本時間の午前9時ごろ大気圏に突入して炎上、分解、
ESAによるとシベリア、太平洋西部、インド洋東部、
南極を通過したが被害の報告はなかったとしている。
「ゴーチェ」は2009年、地球の重力分布や海洋循環
パターンなどを調べる目的で打ち上げられた。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で発生した
電波を捉え、軌道上の衛星が地震を記録した初めての
ケースとなった。先月21日に燃料が尽きて当初の高度
270㌔㍍だったものが190㌔㍍まで降下していた。
地球軌道ではおよそ高度2000㌔㍍まで希薄ではあるが
大気が存在するため、この範囲を飛行している衛星は
大気の抵抗で徐々に高度が下がってしまう。
「ゴーチェ」もこうして大気圏に突入した(8月に人為的に
220㌔まで下げている)。本来900キログラムの重量だったが、
落下したのは200キログラムと推測されている。

▼「ゴーチェ」の場合は落下したが、昨日が停止したまま
落ちずに宇宙にとどまっているのが、スペースデブリ
=宇宙ゴミ=である。宇宙ゴミは大小合わせると1億個とも
いわれるくらい多く存在している。10㌢㍍を超えるものは
カタログができており、およそ1万6000個ある。当然、
若田さんが滞在しているISS=国際宇宙ステーションでも
警戒の目を光らせている。この問題は世界が共有しているの
だが2007年1月、中国が老朽化した人工衛星「風雲1号」を
弾道ミサイルで破壊した。その時、出た宇宙ゴミはなんと
2841個、過去最大の発生となった。この時の高度は850㌔㍍と
高かったため、今なお漂っている。また、2009年2月には
アメリカの通信衛星「イリジウム」とロシアの機能停止中の
軍事通信衛星「コスモス」が衝突した。この時発生した
デブリはイリジウム側で521個、コスモス側で2251個だった。
現在、国連決議で衛星爆破は禁止されている。

▼ISSにいる若田光一さんは、日本時間のきのう、
ツイッターで宇宙からの初めてのつぶやきを書き込んだ。
「ステーションに戻れてうれしい。居住スペースに
落ち着きました」と英語で綴った。半年間、無事に任務を
全うしてもらいたい。

11/11(月)キャプテンの一言

2013/11/11 月曜日 - 22:26:31 by captain

▼きょう11月11日がポッキー&プリッツの日
ということは知っていたが「電池の日」「チーズの日」や
「きりたんぽの日」とは残念ながら知らなかった。形から
棒のようなものは数多く記念日になっている。
「コピーライターの日」でもあるが、これは鉛筆、ペンに
起因している。麺の日はちょっと長すぎる気がするのは
ボクだけだろうか。ことしの11月1日に認定されたばかりの
出来たてホヤホヤなのが「チンアナゴの日」。東京のある
「すみだ水族館」が申請していたもので、こちらも海底から
棒のような体(顔も含む)を出してゆらゆらと揺れている
様子がかわいいと人気らしい。チンアナゴは日本犬の
「ちん」に似ていることから名付けられた。インド洋、
西太平洋に分布し、日本では高知県から沖縄県にかけて、
珊瑚礁の砂底に潜り込む形で生息している。敵が近づくと
すべてを砂の中に隠してしまう。普段は全長40㌢ほどの
4分の1くらいを穴から出して浮遊する動物プランクトンを
補食する。ユーモラスな顔と動きが癒やしになるのだろう。

▼こちらは癒やしとはほど遠いミイラの話。イギリスのテレビ、
チャンネル4が10日、ドキュメント番組で、ツタンカーメンは
ミイラ作りの不手際から黄金の棺に収められたのち、
自然発火によって焼けたという内容を放送した。
ツタンカーメンは「ツタンカーメンの呪い」として日本でも
有名。古代エジプト第18王朝のファラオ、ツタンカーメンは
1922年、カーナヴォン卿の支援を受けたイギリス生まれの
考古学者ハワード・カーターが王家の谷で見つけ、世紀の
大発見といわれた。しかし、公開前にカーナヴォン卿が
急死すると、関係者が次々と謎の死を遂げるに至って
「呪い」といわれるようになった。発見者のカーターも
事故死と報じられたが、これは事実と異なり、彼は64歳まで
生きており、当時としては平均的に寿命を全うしたといえる。

▼呪いといえば、ぼくはきのう4歳馬の呪いにはまってしまい
GⅠエリザベス女王杯を大敗してしまった。データは3歳馬
有利となっていたのだが、どうしても現役最強牝馬
ジェンティルドンナの強烈な印象が頭から離れず、この馬と
接戦を演じてきた4歳ヴィルシーナを軸にしてしまった。
無念!

11/8(金)キャプテンの一言

2013/11/08 金曜日 - 22:18:45 by captain

▼若田光一さんが無事ISS=国際宇宙ステーションへ
到着した。昨夜7時27分、ソユーズ宇宙船とISSが
ドッキングに成功、乗り移って人ごとながら初めて
ホッとした。打ち上げの様子をテレビで見ていたが、
ロシアではなんと淡々と映像を流すのだろう、と
思ってしまったのはボクだけではないはず。若田さんは
地上との交信で「あっという間に着いてほっとしている。
見守ってくれた多くの人にありがとうといいたい」と
話した。これから長い半年間の宇宙での生活、頑張って
もらいたいと願っている。

▼今週は国内でも興味深い発表があった。岐阜県立博物館が
5日、これまでペリカンの仲間と思われていたミズドリ
「ペンギンモドキ」は脳の形態からペンギンの仲間だと
発表した。ペンギンモドキはもちろん飛ぶことはできない。
海に潜り魚を捕って食べるという、ペンギンと同じ生態を
持っている。とはいえ、すでにおよそ1700万年前に
絶滅してしまったので、骨格など化石からの推測と
いうことになる。岐阜県立博物館の河部学芸員らのチームは、
化石が多く出ている北九州の北九州市立自然史・歴史博物館が
所有するペンギンモドキの頭部の化石3つをコンピューター
断層撮影で解析して脳を再現したところ、ペリカンよりも
ペンギンに近いという結論に達した。現在、ペンギンは
南半球にしか生息していない。クジラは赤道付近で子育てを
行い、こどもに体力がつくと北や南にエサとなるオキアミ
などを求めて旅をする。海を自由に泳ぎ回るペンギンも
北の海にいても不思議ではないにも拘わらず「いない」と
されてきた。ところが今回の研究成果で、かつては
北半球でも生息していいたことが分かった。
実はペンギンモドキがペンギンだという説は2005年に
アメリカの進化生物学者が発表していた。それを今回、
脳の構造比較でマゼランペンギンに非常に近いものと
断定した。ペンギンモドキの化石は北太平洋周辺で見つかり、
その中でも日本でもっとも出土している。

▼ちなみに、ペンギンという名前はこのコーナーでも
1度触れたことがあるが、今われわれが見ているペンギンは
最初、南極ペンギンといわれ元のペンギンは1844年に
絶滅した北大西洋中心に生息していた「オオウミガラス」の
こと。南半球の探検が盛んになり、ペンギン=オオウミガラス=
に似た、飛べない、泳ぐ鳥を発見して南極あるいは
南ペンギンと命名された。そのうち本家が絶滅したため、
現生の種が晴れて「ペンギン」と呼ばれるようになった。