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9/30(月)キャプテンの一言

2013/09/30 月曜日 - 22:33:52 by captain

▼民間宇宙企業「オービタル・サイエンシズ社」が
19日、自社ロケット「アンタレス」によって
打ち上げられた新型無人補給機「シグナス」が
きのうの夜、ISS=国際宇宙ステーションと
ドッキングした。当初は22日に予定されたものだが、
1週間遅れになった。これはドッキングに使うソフトに
不具合が見つかったため延期されていた。
アメリカではNASAのスペースシャトル
(2011年引退)に変わって民間補給機をISSへの
補給機に利用しており、最初に成功したのは
「スペースX社」のファルコンによる「ドラゴン」、
今回の「シグナス」は2社目となる。現在、NASAが
契約しているのは、この2社のみ。
ちなみに小川アナンサーは夏休みにアメリカ西海岸へ
旅をしてきてスペースシャトル「エンデバー」の
実物を見てきた。ワンダフル!
できれば実際に乗って宇宙から実況してほしかった。

▼きのうは中山競馬場で秋のGⅠの初戦、
「スプリンターズS」が行われた。2番人気の
ハクサンムーンが今までにない好スタートを切った。
内で逃げ宣言していたフォーエバーマークは2番手が
やっと。ハナを切れたことで、馬の力を十分発揮して
最後まで素晴らしい粘りを見せて2着。勝ったのは
断然1番人気のロードカナロア。サクラバクシンオー
以来2頭目の同レース連覇を果たした。これで香港も
含めてGⅠを5連勝、ハクサンムーンの粘りに鞍上の
岩田騎手は「久しぶりに緊張してのどがカラカラ。
ガッツポーズもできなかったね」とサンスポ紙上で
語っているように、観戦しているわれわれよりも
厳しい内容だったようだ。しかし、テレビ観戦では
着差は4分の3馬身だったが、強さだけが
目立ったように見えた。負けていたらラストランだったが、
この勝利によって香港がラストランになりそうだ。
京都のマイルチャンピオンシップ(11月17日)を
挟むかは微妙。今週は国内のGⅠはひと休みだが、
フランスではオルフェーヴルとキズナが出走する
凱旋門賞がある。関西テレビでは実況があると
いうことなので、ぜひとも応援したい。

9/27(金)キャプテンの一言

2013/09/27 金曜日 - 22:23:29 by captain

▼9月22日は「世界サイの日」だった。もちろん、
知らなかったわけで、サイに申し訳ないことにした
気になった。というのも、この日に合わせてWWF
=世界自然保護基金=が発表した、ことし
「サイの日」までに南アフリカで密猟者によって
殺されたサイの数が688頭に達し、去年の668頭を
上回ったという。サイは世界に5種生息しており、
南アフリカを中心としたアフリカにはシロサイと
クロサイ、ネパールとインド北東部にいるインドサイ、
東南アジアにいるスマトラサイとジャワサイ。
この内、ベトナムとラオス、そしてジャワ島にいた
ジャワサイは、2011年ベトナムとラオスで絶滅が
確認されており、現在はジャワ島のみに生息している。
すべての種の絶滅が危惧されている。ちなみに、
シロサイは白いから付いた名前ではない。サイの中で
最大のシロサイ(体長330㌢から420㌢、体重2000㌔
から3600㌔)、吻端(くちびる部分)が広いため
「Wide」表記が「White」と間違えられて
呼ばれるようになったというウソのような話。
ということで、もう1種も色からではなく、シロとの
対称としてクロサイと呼ばれるようになった。

▼サイの角を得るために密猟されており、象牙を
取るために密猟されるゾウと同じ運命である。
サイの角は工芸品のほか、「犀角」(さいかく)
として漢方薬で希少価値があるという。きょうの
金の買い取り価格は1㌘2300円前後だったが、
サイの角は1㌔500万円もするという。1㌘で5000円も
する金より高価なもの。これでは密猟が後を
絶たないのも納得してしまうが、誰が欲しがるのか。
実は中国人が圧倒的で、経済成長に伴って出来た
富裕層が富のシンボルとして購入するという。
また、ベトナム、タイでも需要が大きいらしい。
日本も象牙に関しては同じようなもので取引が
禁止されていても象牙の印鑑は珍重されている。
さて、犀角の漢方薬としての効能だが、専門家に
よると成分は、ゾウなどの骨と違って人間のツメや
髪の毛と同じケラチンというタンパク質で何の効能も
ないという。それでも欲しがる人は、
何を考えているのだろうか。お金が余っているのであれば、
せめて世の中のために使ってもらいたいと切に思う。

9/25(水)キャプテンの一言

2013/09/25 水曜日 - 22:22:07 by captain

▼大阪府茨木市にある弥生時代中期の東奈良遺跡で
出土した土器に銅鐸の線画が描かれていたと茨木市
教育委が明らかにした。紀元前1世紀ごろの土器
だという。銅鐸は紀元前2世紀から2世紀までの
400年間に作られた祭祀用の青銅器といわれているが、
風鈴のように中に舌と呼ばれる棒が銅鐸の内側に
ぶつかって音を出すということ以外にはよく
分かっていない。大きさも12センチから1メートルを
超えるものまで、様々で、後期になるにつれて大きく
なってきた。ボクらが中学生のころは「銅鐸文化圏」
と「銅矛文化圏」があったと教科書で教えられた。
前者が近畿から東海、後者が九州を中心とした
文化圏だが、今ではそんな話は誰もしない。
時代とともに出土数が増えて境界を示す根拠が希薄に
なったためである。祭祀用とはされているが、
いまなお謎の多い銅鐸である。現在のところ兵庫県
での出土がもっとも多く、島根県、徳島県、
滋賀県と続く。

▼島根県の加茂町の岩倉の丘で1996年(平成8年)
農道工事中に銅鐸39個が見つかった。これが
加茂岩倉遺跡である。現在、ここから出土した銅鐸は
出雲大社のすぐ隣にある島根県立古代出雲歴史博物館
に展示されている。39個のうち30個は全国でもっとも
多い「袈裟襷(けさだすき)文」、残りの9個は時代が
少し下がる「流水文」だった。また、シカ、カメ、
トンボなどの絵画が描かれたものが7個あった。
以前にもこのコーナーで紹介したが、今月9日に
訪れた時に、本物をしっかり観察してきた。
国宝が表現は悪いが、所狭しと展示されていて、
有り難みは「今ひとつ」という感じだった。
とても失礼なことだが…。
しかし、展示を説明してくれる人はボランティアの人が
圧倒的に多く、気さくに「この模様、ここにトンボが
います」とか、同時に展示されている荒神谷遺跡の
358本の銅剣もあり、「これは本物です、こっちは
調査中でレプリカになっています」などと説明して
くれた。出雲大社へ参拝の折りにはぜひとも立ち
寄ってもらいたい。徒歩5分で到着するが見るものが
かなり多いので時間には余裕をみてほしい。
車でないかぎり交通の便はよいとはいえないので。

9/23(月)キャプテンの一言

2013/09/23 月曜日 - 22:09:22 by captain

▼きのう、阪神競馬場で行われた菊花賞トライアル
GⅡ「神戸新聞杯」、断然の1番人気に押された10番
・エピファネイアが他の17頭とは格の違いを
見せつけて快勝した。春の皐月賞はロゴタイプの、
ダービーはキズナのそれぞれ2着と悔しい思いをしたが、
鬱憤を晴らすような見事な勝利だった。
鞍上の福永祐一ジョッキーもサンスポ紙上で
「めちゃめちゃうれしい。やっと乗りこなすことができた。
春の敗戦を踏まえて、牧場や厩舎スタッフが最大限の努力を
してくれたので、その思いに応えたかった」と語っている。
レース前も実況中継している関西テレビで、リングハミに
替えて、舌を縛って臨んでいると話していた。特に
「折り合い」という言葉を出して、人馬一体になれるよう
努力してきたことを話していた。福永祐一ジョッキーは
サンスポ紙上でさらに「これくらいパワーがある馬を
乗りこなせないと、超一流の馬で結果を出せない。
この馬で成果が出ないと意味がないから」と語り、
筋肉トレーニングをしてきたことを明かしている。
彼ほどの一流ジョッキーでも日々努力をしていることが
分かり、意味がある1日となった。

▼エピファネイアが次走、どこを使うかは明確に
なっていないが、3冠のラスト、菊花賞を使うとすれば、
ほぼ堅いのではないかと思う。前述のロゴタイプは
間に合うかどうか分からないし、ダービーからも
エピファネイアの方が上だろう。また、キズナは現在
フランスに遠征中。凱旋門賞をオルフェーヴルとともに
めざしている。ともに前哨戦を勝利していて、本番の
10月6日が大いに楽しみ。ということは10月20日の
菊花賞は時間的に無理なわけでエピファネイアには
是非とも菊花賞に向かってもらいたい。

▼競馬も秋本番を迎え、今週はGⅠのスプリンターズS。
ここもロードカナロアで堅そうだ。前走のセントウルS
こそ2着だったが、これは去年も同じで、本番はきっちり
勝利している。ライバルは春の高松宮記念2着、去年の
スプリンターズS3着のドリームバレンチノ、そして前走、
ロードカナロアに競り勝った成長著しいハクサンムーン
といった人気馬だと思うが、ちょっと気になっているのが、
ニンジャという馬。さすがに定量の57㌔は厳しいかも
しれないが、1票投じてみたい。

9/20(金)キャプテンの一言

2013/09/20 金曜日 - 22:18:03 by captain

▼日本時間のきょう、NASA=アメリカ航空宇宙局=
が重大発表を行った。火星無人探査機「キュリオシティー」
が生命を探し求めてきたが、これまでの観測結果から
火星に今も生命が存在する可能性は限りなく低くなった
という。キュリオシティーが去年の10月からことしの
6月にかけて6回にわたり、火星の大気を測定した。
微生物などが代謝の過程で出すメタンを検出しようと
してきたが、キュリオシティーの観測機器では
検出されなかった。これまで地球からの特殊な望遠鏡などを
使った観測では、メタンが大量にあるという研究結果が
報告されていて、「今も火星に生命」の仮説の根拠の1つに
なっていた。この結果、現火星にはメタンを出す微生物が
生息している可能性は低くなった。しかし、過去
(数十億年前)の火星には水が存在していたことは
事実であり、今回の報告は生命の存在した可能性が
否定しておらず、キュリオシティーは今後も生命の痕跡を
求める探査を続けるという。

▼NASAといえば、ボールデン局長が来日していて、
きのうISS=国際宇宙ステーション=に11月出発する
若田光一さんについて「日本の宇宙開発の歴史を書き
換えることになると思う」と日本人で初めてコマンダーを
務め、世界の注目の的になるだろうと期待感を示した。
ボールデン局長は23日から北京で開かれる国際宇宙会議を
前に日本を訪問している。また、小惑星探査や火星への
有人飛行に関して「日本のエンジン技術は素晴らしい。
ロケットを開発する際は学ばせてほしい」とリップサービス
した。なぜなら、アメリカはきのう(現地18日)宇宙企業
「オービタル・サイエンシズ社」がスペースX社についで
民間企業として2番目となる新型無人補給機「シグナス」の
打ち上げに成功した。ISSに食料や衣類を運ぶ。
日本時間の22日夜にはISSとドッキングする予定に
なっている。「シグナス」はオービタル・サイエンシズ社の
自社ロケット「アンタレス」で打ち上げられた。
初の民間補給機打ち上げを成功したスペースX社の
「ドラゴン」も自社ロケット「ファルコン」によって
打ち上げられている。ボールデン局長のサービスが
わかろうというもの。ただし、H2Aロケットも9月14日に
打ち上げた「イプシロン」も無人補給機「こうのとり」も
優秀であることは間違いない。

9/18(水)キャプテンの一言

2013/09/18 水曜日 - 22:09:00 by captain

▼九州大学と熊本大学、それに海洋研究開発機構の
研究チームが岐阜県の木曽川沿岸と大分県の津久見
湾沿岸で露出した、およそ2億1500年前の地層から
粘土岩を採取、分析したところ巨大隕石に含まれる
白金族元素「オスミウム」を検出したと16日付けの
イギリスの科学誌に発表した。熊本大の尾上准教授に
よると、カナダ・ケベック州にある2億1400万年前の
「マニクアガン・クレーター」と大きさと年代が
一致するとしている。「マニクアガン・クレーター」は
直径およそ100㌔で、セイント・マーティン・クレーター
など4つのクレーターと合わせて2億1400万年前に
破砕した天体の衝突によってできたと推定されている。
もちろん、カナダのクレーターの成分が現在の岐阜県と
大分県に落ちたわけではなく、当時は赤道近くにあった
ものが移動したものだという。

▼この時のわずか後、およそ1億9960万年前、三畳紀末
の生物大量絶滅が起こっている。白亜紀末およそ
6550万年前には、メキシコ、ユカタン半島に落下した
直径およそ10㌔の隕石によって大量絶滅が起こっている。
この時、鳥に進化しなかった恐竜が絶滅したと
いわれている。地球上の70%の種が消滅した。では、
今回の発見で「マニクアガン・クレーター」を作った
隕石の大きさはどのくらいだったのか。研究チームの
算出した最大値は直径7・8㍍、重さは推定5000億㌧
という、とてつもなく巨大なもの。これが事実なら、
この後起こった白亜紀末の大絶滅と同じく隕石に
よることになるが、違った見方も存在する。

▼1億9960万年前はアンモナイトの多くが絶滅したことで
知られているが、同時にワニなどの大型は虫類も多くの
種を失った。原因として中央大西洋マグマによって
引き起こされた火山活動だという説も有力視されている。
また、古生代デボン紀後期のおよそ3億7400万年前
(フラスニアン期とファメニアン期の境に当たるため
F―F境界といわれている)には、寒冷化と海洋無酸素
事変の発生が指摘されている。
さらにおよそ2億5100万年前にもペルム紀末の大絶滅が
起こっている。この時の理由は地球規模の海岸線後退と
巨大なマントルの上昇流「スーパーマントル」による
火山活動が上げられている。このように地球そのものが
生き物のように変化して、表面(海中、海底も含む)に
住む生命に影響を与え続けてきた。当然、これからも
同様であるから、地球にはもっと優しく接しなければならない。

9/16(月)キャプテンの一言

2013/09/16 月曜日 - 22:30:11 by captain

▼1週間前の月曜日、出雲大社にお参りした。
日曜日から実家のある松江に帰っていたが、
さすがに日曜日は凄い人出になると考え、
最初から月曜に決め、出雲大社の権宮司・
千家隆比古(せんげ・ながひこ)さんに
お目にかかる約束をした。松江駅前のホテルを
9時15分に出て、約束の11時に余裕があると
思っていたら、ぎりぎりだった。出雲大社前駅には
20分前についたのだが、さすがに参道は長い。
1の鳥居から始まって4の鳥居の前で両手と
口を清める。千家・権宮司に大遷宮や4拍手
(普通の神社は2拍手)のことなどを聞いた。
大遷宮は伊勢神宮の20年に1度と違い、60年に1度、
運が良ければ2度巡り会えるが、普通は1度だけ
だろう。このチャンスを逃したくないという
思いも強かった。4拍手については、出雲が
死の国(根の堅州国=ねのかたすのくに)に
つながる黄泉比良坂(よみのひらさか)を
連想させるからとかいわれているが、権宮司は
そうではなく、拍手の数は元々32とか16など
決まりのない大きな数字だったものが省略した
形として4とか2になってきたものだという。
ちょっと肩すかしの答えだが、こればかりは
仕方がない。

▼権宮司の案内で真新しい本殿を1周しながら
説明していただいた。もちろん、高さ24㍍の
本殿の大きさには目を見張るものがあったが、
向かって右にある正妻スセリヒメを祀る
ミムカイ神社の、さらに右にあるイノチヒメ神社の
話に興味を引かれた。この神社はキサガイヒメ
(赤貝)とウムガイヒメ(蛤)を祀っている神社で、
本殿の祭神・大国主命が兄の八十神たちに
イノシシに見立てた真っ赤に焼けた岩を受け止め
死んだ時、生き返らせた神で、治療の神ともいえ、
権宮司にいわせると、ナイチンゲールより遙かに
昔にいた看護師の祖ということになる。また、
大遷宮で使われた檜皮は41トンにもなり、
しかも葺く檜皮の長さ120㌢(長い部分)もあり、
もちろん出雲大社だけの長さのため、職人捜しに
苦労したという。20年に1度なら前回仕事をした人が
いるが、60年に1度となるとそうはいかず、かなり
大変だったらしい。そのため今回は映像も含めて
記録をしっかり作って60年後に備えたという。
檜皮の関しても植林して少しでも自前の量を
確保しようとしている。神様に仕えるのも
並大抵ではないと思った。

9/13(金)キャプテンの一言

2013/09/13 金曜日 - 22:20:49 by captain

▼8日、9日は1泊2日の日程で実家のある
島根県松江市に帰っていた。60年に1度の
大遷宮が行われた出雲大社へも参拝してきた。
出雲国には一宮が2つあり、1つはもちろん
出雲大社。もう1つは熊野大社で、今では
松江市になっているが、かつては八雲村と
いわれていた熊野の地にある。718年の
養老律令の神祇令には国として祀らなければ
ならない天神地祇(てんじんちぎ)をあげている。
まず天神、つまり天つ神として伊勢神宮、
京都の下鴨神社・上賀茂神社、大阪の住吉大社、
そして出雲の熊野大社などをあげ、地祇つまり
国つ神として奈良の大神神社、そして出雲の
杵築大社(今の出雲大社)などの神を神祇官に
祀れといっている。それくらい有名だった
熊野大社は山に囲まれた場所にひっそりと
佇んでいた。ボクがいった日曜日の午後にも
かかわらず、参拝者もまばらだった。創建は
神代といわれているが、禰宜の佐々木さんに
よると、斉明天皇5年(659年)に「出雲国造を
して厳神(いかしかみ)の宮をつくらしむ」と
日本書紀にあり、文献によるなら、創建は新しく
見積もって「この時」だという。もちろん、
ここに出ている出雲国造とは、現出雲大社の
宮司を代々務める千家氏(当時の出雲臣)である。

▼だから今でも熊野大社と出雲大社はつながっていて、
10月15日に、証しとなる「鑽火祭(さんかさい)」が
毎年行われる。この中で行われる「亀太夫神事
(かめだゆうしんじ)」は特に有名で毎年、
最前列の場所取りが大変なことになっていると、
前出の佐々木さんは話している。この祭は
出雲大社の大事な神事「新嘗祭(しんじょうさい)」に
使う神器のヒキリウスとヒキリキネを受け取るために
宮司が大きな板餅(長さ1メートル)を2枚持って
熊野大社を訪れるのだが、この時、熊野大社の社人、
亀太夫が餅の出来映えに難癖をつけるという。
この間、出雲大社の宮司は何もいえず、
黙って聞くしかない。ひとしきり苦情をいって、
やっと餅を熊野大神(くまのおおかみ)に
お供えして、出雲大社にヒキリウスと
ヒキリキネを渡す。この嫌みをする亀太夫は
熊野大社の宮司ではなく、岩田さんという社人。
佐々木さんによると、18代目で、この行事が
始まったころ、もっとも高いところ、山の上に
近くに住んでいて人との接触が少なく、
神の近くにいるという理由から選ばれたと
話している。来週の月曜日は出雲大社の話。

9/11(水)キャプテンの一言

2013/09/11 水曜日 - 22:28:39 by captain

▼月曜は休んで失礼しました。
JAXA=宇宙航空研究開発機構=はきょう、
先月27日ロケットと管制装置の間の通信が
0・07秒ズレたため、打ち上げを直前中止
した日本の新型ロケット「イプシロン」を
今月14日午後の打ち上げめざしてツメの作業に
入っていると発表した。トラブルの原因は
0・07秒ズレたことと断定した。
打ち上げ前の姿勢についてのデータが届く前に
地上のコンピュータが監視を始めたために
異常と判断したという。このため設定をやり直しを
行い問題はないとしている。また、トラブルを
受けて行った総点検で、ロケットの先端部分に
あるカバーに断熱材の接着が不足した部分が
数カ所見つかった。当然、補修を行ったわけだが、
それはまさしく初歩的なミスで、とても日本が
世界に問う新型ロケットとは言い難い。
しっかりしてもらいたい。

▼以前から話題になっていた火星への片道切符。
オランダの「マーズ・ワン」が募集した火星
移住計画による火星への往路だけへの応募者が
発表され、20万2586人だったという。そのうちの
4分の1はアメリカ人で断然の1位。次いで1割を
占めたインド人だった。日本人の応募数は不明だが、
中国、ブラジルよりは少ないようだ。マーズ・ワンに
よれば2年後までに集中訓練で4人1組の10チームを
作って2023年に第1陣を到着させる計画にしている。
しかし、基地建設にかかるおよそ6000億円の調達の
メドは未だたっていない。

▼それよりも問題は他にある。去年8月、NASAの
キュリオシティーがスカイクレーンや超音速
パラシュートを使って見事な火星着陸をみせたが、
5月に行われた宇宙開発会議でかなり厳しい意見が
多く出た。特に住居を火星に着陸させるのは
至難の業だという。キュリオシティーは重さ1トンだが、
計画されている人類の着陸準備にはおよそ40トンの
補給カプセルが必要と試算されている。有人飛行に
不可欠な食糧や水、酸素のほか、宇宙飛行士は
帰還するための輸送手段も必要となる。
あまり否定的なことばかりいっても未来は開けない。
ただ準備万端にしてから実行してほしい。
ボクにしても火星へ行けるなら片道切符でもOKだが、
もっといえば火星よりさらに遠い星、例えば
木星の衛星(エウロパ)まで行きたいと強く
思ってしまう。とにかく14日のイプシロンは
ぜひ成功してもらいたい。

9/6(金)キャプテンの一言

2013/09/06 金曜日 - 22:37:02 by captain

▼日本の食文化に多大な英貴重を与えるように
思える5日、福岡市で行われたWCPFC=
中西部太平洋マグロ類委員会=の小委員会で
マグロ漁獲量15%以上の削減が大筋合意された。
きのうのニュースの中でも解説があったが、
3歳以下の繁殖に満たない幼魚が対象で
「メジマグロ」といわれるもの。メジマグロと
いわれてもピンとこないが「ヨコワ」といえば
分かってもらえると思う。ヨコワはクロマグロの
子どもで、繁殖能力がない。値段も親に比べて
3分の1程度とお買い得なので市場で多く流通している。
このヨコワを10年前に比べて15%以上削減しよう
というもの。われわれの食卓も大変だが、もっと
深刻なのは養殖業者。近大のように完全養殖を
行っているところは少なく、去年養殖用の
クロマグロの稚魚およそ47万匹のうち21万匹が
天然だったというから、かなりの打撃となってしまう。
最終的には12月にオーストラリアで行われる
WCPFCの年次総会で正式に決まることに
なっている。ただし、この削減案に韓国が
反対しており、行方が注目される。

▼マグロついでにもう1つ。マグロやカツオ、
サバの祖先は深海魚だという研究成果がきのう
発表された。これは千葉県立中央博物館や
東大などの研究グループが発表したもので、
白亜紀の終わり、恐竜の絶滅が起こった6550万年前の
深海魚に起源があるとしている。細胞核DNAや
細胞内のミトコンドリアのDNAを分析して
導いたもの。また、近い種と考えられていた
カジキやカマスは今回の解析の結果アジやカレイに
近い可能性があるという。深海魚は200㍍より深い
海に生息しているが、確かに隕石による影響は
受けにくいだろう。ところが、ことし7月に
アメリカ、コロラド大学地球物理学者の
ロバートソン氏らの研究チームは、この6550万年前の
異変で生き残った多くは海の生命ではなく、
淡水の生命だと発表している。淡水の方が
生きるのに困難が多いため、生き抜く進化を遂げて、
ドロの中に潜ったり、酸素を効率よく取り込めるように
なったことで多くの種が生き残ったとしている。
どちらも納得させられるが、要はその時の環境に
適応した強い種だけが現在まで生き残ったと
いうことだろう。