キャプテンの一言 » 2013 » 3月

3/29(金)キャプテンの一言

2013/03/29 金曜日 - 22:32:21 by captain

▼300年以上も前に絶滅した飛べない鳥、
ドードーの骨の一部が来月ロンドンで行われる競売に
掛けられることになった。これは競売大手の
クリスティーズが発表したもので、絶滅動物の
象徴ともいわれているドードーの骨の競売は
80年ぶりだという。予想落札価格は140万円から
210万円。ドードーはアフリカ東海岸、
マダガスカル島からさらに東の海上にある
モーリシャスにいた飛べない鳥で推定体重25キロと
かなり大型。大航海時代に発見され、
わずか100年あまり(1681年)で絶滅した
憐れな鳥である。モーリシャスでは国鳥で、
国章にも描かれ、出入国のスタンプにも
登場しているという。
絶滅の原因はもちろん人間によるもの。
食用にもしたらしいが、それより人が持ち込んだ犬、
一緒に上陸したネズミにヒナなどを
捕食されたことの方が大きいとのこと。
ちなみにドードーは日本語では愚鳩=グキュウ=
愚かなハト、と表す。ドードーはハトの近縁と
最近になって確認されている。それにしても
絶滅しても酷い扱いである。

▼このオークションにはもう一つ、エピオルニスという
マダガスカル島にかつて生息していた飛べない鳥の
卵の化石も登場するらしい。エピオルニスは1800年代、
または1600年代に絶滅したといわれる体重500キロ近く
あったと推定される巨大な鳥でダチョウに近い仲間。
卵の大きさは長さ30センチもある。
こちらの予想落札価格は280万円から430万円。
骨の一部より卵の完全品の方が価値がある
ということか。ドードーは剥製が世界に一つ
(チェコの修道院にあるとのことだが確認していない)
あるらしいが、エピオルニスは骨格しかないようだ。
それにしても飛べない鳥は人類がいないうちは
外敵がいない土地で繁栄していたが、
人類に発見された途端に絶滅へ一直線に突き進んだ。
ペンギンも飛べない鳥だが彼らは海へ逃げることが
できる。陸上で飛べない鳥は絶滅する
未来しかないのではないだろうか。

3/27(水)キャプテンの一言

2013/03/27 水曜日 - 22:22:52 by captain

▼国立環境研究所が去年4月から8月にかけて岩手県から
千葉県の沿岸で貝類などの生物の状況を調査していた。
その結果が明らかにされたが、内容は驚くべきもの
だった。北海道南部から九州に至るまでごく普通に
数多く生息している「イボニシ」という巻き貝が
福島第1原発から南側30キロで全く見られなかった。
警戒区域内でも10カ所の調査地点の内、見つかったのは
わずか2カ所にとどまったという。
国立環境研究所の堀口室長は「東日本大震災の津波の
影響だけでは説明がつかない現象だ。放射性物質の
影響の有無を含めて原因を調べる」と話している。
日本中どこにでもいる、ありふれた巻き貝が原発事故を
境に突然いなくなったのだ。
明らかに放射能の影響だろう。調査の結果が待たれる。

▼イボニシは北海道の北部を除き日本中に生息する
肉食の巻き貝。和歌山県の田辺湾にはC型とP型が
存在し、P型はイワフジツボという貝のみを捕食する。
ところがC型はいろんな貝を食べるらしい。
歯舌といわれる歯のような舌のようなものと、
酸を分泌して貝類を食べるという。
雌雄別々で繁殖力を強く、ちょっとのことでは
退治できない強靱な貝、そんなイボニシが姿を
消してしまった。まさしくただ事ではない。

▼きょうISS=国際宇宙ステーションから
日本の宇宙飛行士、星出彰彦さんが飼育していた
メダカが地球に帰還した。メダカが乗って帰って
来たのは民間企業スペースX社のドラゴン宇宙船。
民間企業が火星旅行の企画をどんどん発表している。
その火星で今、頑張っているのが火星探査車
キュリオシティーだ。
ついこの間、生命の構成元素である酸素、炭素などを
岩石の中から発見している。しかし、この発見から
5日後の17日トラブルに見舞われて
活動を停止していた。
それが25日やっと回復、活動を再開した。
ところが、今度は太陽が邪魔をする。
実は4月4日から1カ月ほど、地球と火星の間に
太陽がいる状態になる。
そのため、通信が遮断されてしまう。
再開したばかりだが、キュリオシティーは来週半ばから
『太陽休暇』に入る。

3/25(月)キャプテンの一言

2013/03/26 火曜日 - 13:04:07 by captain

▼アポロ11号の暗号は宇宙船ではなく、
月=ムーンだった。
きのうの中京競馬場で行われたG1高松宮記念。
見た目2着でもおかしくない激走を見せた
13番・ハクサンムーン、最後の最後で12番・
ドリームバレンチノに差されて3着になったが、
同タイムとアッパレな内容だった。レコード決着の中、
14番・メモリアルイヤーと競り合ってハナを奪う
厳しい展開を我慢した価値ある3着。
でも暗号を読み解く的が外れてしまっては
どうしようもない。今週以降の反省材料に
(とはいっても勘頼りの予想だったが)。
勝った馬、ロードカナロアはやっぱり強かった。
単勝130円でも安心して見ていられたのでは。
さすがにボクは圏外、見事な空振りに終わった。

▼きのうは一つの競馬場の歴史が
終わった日でもあった。
広島県福山市の福山競馬場が63年ちょっとの
長い歴史に幕を下ろした。何度か行ったことがある。
ただしボクが行った時代はサラブレッドではなく
アラブが走っていた。きのうは1万人を越える人は
来場したらしいが、
おそらく普段は十分の一程度ではなかったか。
だからこそ赤字に陥って閉鎖に至ったもの。
馬券でいい思い出はないが、
新幹線のガード下にあった地元の海産物を
食べさせてくれた店は懐かしい。小さすぎる魚
(メゴチよりはるかに小さい)の唐揚げと
シャコの七味醤油焼きは絶品だった。
時代の流れとはいえ寂しい。

▼これはあまり報道されてないと思うが、
アメリカ24日、
共和党のロジャース下院情報特別委員長が
CBSテレビに出演してシリア情勢について
「少なくとも少量の化学兵器を使った」
可能性が高いとして「レッドラインを越えた」と
発言してオバマ政権に対して介入を求めた、というもの。
ここでいう介入とは紛れもなく軍事介入のこと。
現在、アメリカは財政強制削減が行われており、
それどころではないだろうが、もしアサド政権が
自国民に対して化学兵器を使ったのであれば、
国際的にも許されない行為だ。
速やかに国際部隊を派遣する必要があるだろう。
問題はロシアと中国の動き、
北朝鮮への制裁についてはやっと折れたが
シリアはそうはいかないと想像される。
ロジャース議員、証拠を突き付けなはれ。

3/22(金)キャプテンの一言

2013/03/22 金曜日 - 22:25:54 by captain

▼週刊誌SPAが面白い企画をアップしている。
それは日本の動物園のキモカワ系動物人気ベスト5
というもの。1位から順番に上げると
伊豆シャボテン公園のハシビロコウ、
2位東武動物公園のヘビクイワシ、
3位横浜ズーラシアのテングザル、
4位上野動物園のアイアイ、
5位東山動物園のヤブイヌとなっている。
タイトルほど全国的ではないが、1位にハシビロコウと
4位のアイアイは秀逸だと思う。ハシビロコウは
国内では前記伊豆シャボテン公園をはじめ4カ所(?)
で見ることができるワシントン条約で
取引が制限されている稀少種。
名前の通りクチバシが特徴的で顔がほとんど
クチバシに見える。全長1・2㍍、体重5キログラムと
大型で、アフリカの南スーダンからザンビアにかけての
湿地帯に生息している。
クチバシともう1つ面白い特徴がある。
それはエサが肺魚にかなり特化しており、
しかもじ~っと動かずひたすら肺魚が息継ぎのために
水面に上がっているのを待つ。数時間でもへっちゃら。
そして丸飲みする。

▼アイアイは♪おさ~るさぁんだよ、という童謡で
有名だが、マダガスカルの固有種でハシビロコウより
絶滅が心配、というより1度は絶滅したと
思われたくらいの珍獣。現地では歌とは違い
不気味な風貌から不幸の前兆、悪魔の使いと
信じられていた。また、農産物を食い荒らす
害獣扱いされていた。実際は雑食で、昆虫や果実の
胚乳、キノコ、樹皮などをエサにしているので、
人間に迷惑はかけていなかったと思われる。
昼間見ることが無く、夜行性で人が見る時が
食事中の怖い表情から変な噂が成立したのではないか。

▼日曜日のJRAは中京競馬場のG1高松宮記念。
天気も持ちそうなので
11番・ロードカナロアの軸は不動、
相手は15番・サクラゴスペルと
4番・スギノエンデバー。
特にエンデバーは、スペースシャトルを連想、
今週アメリカのアポロ11号の第1エンジンが
およそ5000㍍の海底から引き上げられた記念すべき週。
アメリカの宇宙船繋がりでおおがけが
あってもおかしくないのでは。

3/18(月)キャプテンの一言

2013/03/18 月曜日 - 22:23:31 by captain

▼きょう内閣府が発表した南海トラフ巨大地震の
被害想定は恐るべきものだった。いわゆる東海、
東南海、南海大地震による金額的被害は最悪220兆円
だという。日本の国家予算の一般会計で2倍強である。
すでに去年発表された人的被害、死者32万3000人と
合わせたら空前絶後、国家存亡の危機といわざるを
得ない。ただ今回の試算は被災地を北海道、東北6県を
除く40都府県としているので、やや納得いかないものに
なっているのも事実。しかも地震の1週間後での
避難民の数はなんと950万人だという。
軽く見る気はもちろん持ち合わせていないが、
納得できない。この中には東日本大震災のように
原発事故は想定外である。内閣府の理由は
「原発事故は切り離して議論すべきだ」としている。
しかし、現実には中部電力の浜岡原発は19㍍の津波が
想定されている。現在、22㍍の防潮堤を建設中だが、
これもあくまで予想。発表するならもっと緻密なものに
してもらいたい。

▼さて、JRAは今週G1が始まる。
第1弾は中京競馬場で行われる電撃戦1200㍍の
高松宮記念。きのうの阪神競馬、阪神大賞典の
ゴールドシップ(単勝110円)ほどではないにしても、
ロードカナロアの連軸は堅そうだ。
こうゆう時はひも穴が定番、ドリームバレンチノ、
ダッシャーゴーゴー、マジンプロスパーなど
人気馬は1頭くらいにして人気薄を探す手だと思う。
現時点で見つけた穴馬はスギノエンデバー。
この馬、中京は2戦1勝、3着1回で複勝率100%、
しかも昨年末にオープン特別(尾張S)を
メンバー最速の上がりで勝っている(1着同着)。
父は快速サクラバクシンオー、母の父は
ブライアンズタイム。人気はないほど魅力的な馬。
もう1頭、サクラゴスペルは3連勝中、前走夕刊フジ杯
オーシャンSで重賞ウイナーの仲間入りを果たした。
あまり人気すると危険だが追っかけて損はないように
思える。あとは追い切りと枠順が決まってから。

▼ボートでは今、SG総理大臣杯の真っ最中、
都心・平和島ボートで行われている。
あすは準優戦で春分の日で優勝戦への6人が決まる。
11Rと12Rの1号艇・吉田弘文、池田浩二選手は
インの弱い平和島でも持ちこたえそう。
10Rは6号艇の深川選手の動き一つ。
あす、あさってはいい天気になりそうだし、
「ボート日和、ただしボクらは、ボートピア」。
勝手ですがこのコーナー20日は休みます。

3/15(金)キャプテンの一言

2013/03/15 金曜日 - 22:19:06 by captain

▼今週も宇宙に関したニュースが多い。
南米チリの標高5000㍍のアタカマ高地に日本をはじめ
世界各国が協力して1000億円かけ建設していた
「アルマ望遠鏡」の主要部分が完成し現地13日、
開所式が行われた。合計66個(直径12メートル54個、
7メートル12個)のパラボラアンテナからなっている。
この電波望遠鏡の凄いところは、完成前に
宇宙の大発見をしたこと。それは、銀河が爆発的に
形成される「スターバースト銀河」が宇宙誕生と
いわれている137億年からわずか17億年後だったことが
分かった。これが完成途中の「アルマ望遠鏡」で
観測された。もちろん本来の目的の一つだが、あっさり
大発見となった。もう一つの目的は宇宙空間に漂う
アミノ酸など生命の材料を見つけること。つい先日、
火星で酸素など6元素が発見されたばかり。

▼一方、地球ではフカヒレの原料となるサメの取引が
規制される。これは14日までタイのバンコクで
開催されていたワシントン条約締結国会議で
承認されたもの。対象はヨゴレ、シュモクザメ、
ニシネズミザメ。ヨゴレというサメには
少々ビックリした。サメの中では珍しく外洋性で、
亜熱帯から熱帯に広く生息している。
2~3㍍が中心だが4㍍近くなるものもいる。
腹が白く、背はグレーや褐色またオリーブ色と
個体差が激しいらしい。また、ヒレの先端が白いので、
もし遭遇すればすぐに見分けがつく。
しかし、ヨゴレの最大の特徴は凶暴であること。
これを「狂乱索餌」(きょうらんさくじ)という。
集団で狂乱状態になりながらエサを食べる状態、
とくにサメに多く見られ、その中でもヨゴレと
ヨシキリザメが有名とのこと。よもにメジロザメ科に
属し、もちもんフカヒレの原料になる。
さらにヨシキリザメはアオブカ、ミズブカとも
呼ばれている。フカの呼び方があるのは
このメジロザメ科に多く、イタチザメはサバブカ、
またネムリブカも同じ科に属す。

▼当然、中国が大消費地であり、偽装フカヒレまで
登場している。ほとんどのサメは原料になると
いわれているが、最高級のフカヒレはなんと
ジンベイザメとウバザメらしい。
ともにプランクトンなどを中心に食べる大型ザメ、
大きければいいのかと思いたくなってしまう。
ある食材をたべればいい、わざわざ絶滅の危機にある
種を取って食べる必要はないと思うのだが。

3/13(水)キャプテンの一言

2013/03/13 水曜日 - 22:22:22 by captain

▼きょうはビッグニュースが飛び込んできた。
火星を探査中のキュリオシティーが岩石を分析した結果
をNASAが発表、それによると、生命に欠かせない
元素の酸素、炭素、窒素、水素それにリン、硫黄が
見つかったというもの。数十億年前には水もあり、
現在の地球のような環境だったのだろう。
これで地球だけが特別な存在ではなく、宇宙では
そんなに珍しい星ではないということが
明らかになった。ただ、その環境が
どの年代であったかが問題だということ。
おそらく、人類が到達する、しないは別として
どんどんこんな星が見つかっていくだろう。

▼ところで、4日前、人工衛星の軌道などを追跡する
アメリカの民間研究機関CSSIが、
ロシアの小型衛星に中国が2007年にミサイル実験で
破壊した気象衛星の破片が衝突して
使用不能になったことを明らかにしている。
実はロシア側からCSSIに報告があり調べた結果、
中国の「風雲1号C」の破片であることが分かった。
こうした宇宙ゴミは「スペースデブリ」と呼ばれて
いて、地球の上空には4500トンあるといわれている。
ロシアの衛星の軌道は気象衛星と同じ
3万7000㌔付近で、密集地帯ではないようだが、
スペースデブリは秒速3キロで周回している。
中国は地対空中距離弾道ミサイルの発射実験を行い
1999年に打ち上げた衛星を破壊した。
これに対してアメリカやカナダ、オーストラリアが
数百の破片になったと思われることから抗議した経緯が
あった。なぜなら、直径10センチの破片で
宇宙船が破壊されるほど威力があるからだ。

▼今回より前、2009年にはアメリカの通信衛星と
ロシアの機能停止したロシアの衛星が衝突している。
宇宙への玄関口である地球に近い空がスペースデブリに
汚染されてしまった。衝突を防ぐため、
いろいろ検討されているが、有効な手立てが
なされないままになっている。せっかく、火星で
ビッグニュースがあって、宇宙の生命に対して視界が
広がったのにもかかわらず出口を塞いでしまっては
どうしようもない。早急な対策が求められる。

3/11(月)キャプテンの一言

2013/03/11 月曜日 - 22:22:41 by captain

▼1万5881人が亡くなり、今も行方不明者2668人も
出した東日本大震災の発生からきょうで2年、
心からご冥福をお祈りするとともに、1日も早い復興を
お祈り申し上げます。
福島第一原発事故では多くの人がまだ避難生活を
余儀なくされている。電気がない生活は現代社会では
不可能だろうが、今の状況で原発再稼働には、
はやり不安が伴う。
100%の安全性はすべてのものでムリがある。しかし、
概ね安全は担保してもらいたい。
政府が消費税増税の時、決まり文句のように
「将来に財政赤字を持ち越さない」といっていたが、
原発にも同じことがいえるのでは。日本人の英知で
安全だとなれば再稼働も仕方なしと思う。
しかし、危険の意識があるのに再稼働すれば、
とんでもないことになる。
10年、20年事故がなかったとしても、未来の日本人は
過去(現在)の政治家や技術者のお墨付きに縛られる
可能がある。将来のためであるなら、
しっかりした安全性のもとで再稼働の判断を
してもらいたい。

▼もう1つ気になることがある。それは被災地から
遠くにいるボクらがいうことではないかも知れないが、
陸前高田市の「奇跡の一本松」のこと。
残念ながら枯れてしまった松をレプリカにして
大きな枠まで作って残したこと。
確かに津波の後も唯一生き残ったもので、
復元したいという思いは伝わるのだが、それにかかる
費用が1億5000万円ほどにもなったこと。本当に
自然の中で生き残ったものなら、
大事にしなければならない。そうでないなら、
もっとコンパクトにしてもいいと思う。寄付にしろ、
その金額は今、困っている被災地の人に
使ってもらった方がいいのでは。ただ、これは、
それこそ被災地から遠く離れた人間の考え。
現地の弱い立場の人の思いを形にしてほしい。

▼今の日本は自然災害だけでなく、原発もあれば中国の
大気汚染も深刻だ。空は地球全部つながっている。
われわれの努力ではどうにもならない。また、北朝鮮の
暴走も核兵器を保持しているだけに不安でならない。
ただ、マイナス志向だけでは生きていけない。
できる努力だけはしていかなければならないと思った
3・11、合掌。

3/8(金)キャプテンの一言

2013/03/08 金曜日 - 22:27:29 by captain

▼カナダの純古生物学チームが5日の科学誌
ネイチャー・コミュニケーションズに
掲載した論文によると、350万年前のカナダ北極圏で
ラクダの骨の化石を発見したとしている。
われわれはラクダといえば中東の砂漠地帯や
アフリカのサハラ砂漠をすぐ想像してしまうが、
ラクダの先祖は北アメリカが原産らしい。
200万年から300万年前にベーリング海
(当時は陸続き)を渡ってユーラシアに広く分布し
現在のようにヒトコブラクダ、フタコブラクダに
進化していったと考えられている。
つまり、カナダはラクダの生まれ故郷なわけで
そこで化石が発見されても、歴史を知っていれば
驚くことはない。しかし、見つかったエルズミア島は
グリーンランド北西沖の北緯80度付近にある
植物も育たない不毛の土地。
現代ではとても生存できないが、当時の気候は今より
高く平均気温は氷点下くらいだったという。
しかもカラマツの森林が広がっていたとのこと。

▼厳しいといってしまえばそれまでだが、砂漠で耐えて
生きていく底力は、太古の遺伝子に違いない。
今のラクダはほ乳類で唯一、血液中に水を蓄えることが
できる。
ラクダは1回に80リットルの水を飲むことが可能で、
最大では136リットルも飲んだといわれる。
これだけ摂取すると、他のほ乳類なら赤血球中に
浸透し、その圧力で赤血球が破壊されてしまうらしい。
昔よくいわれたようにコブの中に水を
溜めるのではなく、血液の中に蓄えているのだ。
コブの中身は脂肪で断熱材の役割を果たし、
灼熱の砂漠での体温調整を行い力強く生きている。

▼ちなみに北アメリカのラクダは絶滅したが、
パナマ地峡(当時は陸続きだった)を渡って
南アメリカへ行った仲間は逞しく生き残り、
アルパカ、ビクーニャなどに進化、発展した。
現在、世界に1400万頭いるといわれているラクダ、
その90%はヒトコブラクダだという。
特に野生のフタコブは1000頭ほどしかいなく、
絶滅が危惧されている。ヒトコブに関しては
オーストラリアで野生化して、人家を襲うなど
社会問題になっている。
映像を見たが破壊力は半端じゃない。おぉ怖っ。

3/6(水)キャプテンの一言

2013/03/06 水曜日 - 22:41:34 by captain

▼きょうのニュースの中にも入っていたが、
現在タイのバンコクでワシントン条約の締結国会議が
開かれている。14日まで討論される。
ワシントン条約は分かりやすくいうと
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に
関する条約」と、なかり長い名称となっている。
1973年にワシントンで開かれた国際会議で
採決されたため、こう呼ばれている。
絶滅の程度の高い種から付属書に形でⅠ、Ⅱ、Ⅲ類に
分けられ、Ⅰは例外があるものの事実上、
取引ができない。
今回バンコクでの会議では71種に及ぶ動植物について、
対象に入れたり、除外したりを討議する。

▼ここに沖縄の海などで雄大な姿で泳ぐ
マンタ=オニイトマキエイ=がブラジル、エクアドル、
コロンビアの3カ国から付属書Ⅱへの提案があった。
オニイトマキエイが地域にとって減少傾向にあるのは
事実のようだが、アメリカの環境保護団体
「ピュー環境グループ」によると、
肉が中国で健康食材として高値で取引されていることが
原因だとしている。オニイトマキエイは暖かい海なら
ほぼ世界中に生息している。
成魚で3~5㍍になり
大きいものだと8㍍にもなるという。重さは最大3トン。
優雅に泳ぐ姿からダイバーに人気が高い。
オニイトマキエイにはほとんど天敵がいない。
まれにホホジロザメやイタチザメなど大型のサメに
襲われることもあるらしいが、
本当の天敵は人間ということになる。

▼オニイトマキエイが数を減らした原因は
人間のほかにもある。それは繁殖力。
魚類でも最低と思われる1回に1~2匹しか産まない。
卵胎生という繁殖方法で、これはジンベイザメも同じ。
卵で産むのだが、体内でふ化して、
1メートル前後で体外へ出てくる。
魚類で1~2個しか産まない種は聞いたことがない。
だから乱獲に遭うと、たちまち個体数を減らして
しまう。高値が付けば漁師は捕獲してしまう。
比較的簡単に捕まえることができるという。
今回の会議ではオニイトマキエイ以外にも
カメの多くの種が討議の対象になっている。
今や食料は養殖や育殖の時代、
絶滅危惧の生き物を食べる必要はないと思うのだが…。