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12/5(水)キャプテンの一言

2012/12/05 水曜日 - 22:17:53 by captain

▼このところノロウイルスによる感染性胃腸炎の
ニュースを目にすることが多い。きのうも大東市の
病院で集団感染したうちの2人が亡くなった。
ノロウイルスは寒い時期に流行するウイルスで、
今年は近年では特に勢いが凄いという。
国立感染症研究所感染症情報センターによると、
患者数は去年のピーク(12月)をすでに上回っていて、
西日本での報告が多いらしい。健康な成人は
比較的症状が軽く回復するが、高齢者や低年齢者、
また抵抗力が落ちている人は重い症状になり最悪、
死に至る。治療薬がないため、病院でも輸液する
しかないとのこと。経口感染で、うがい、手洗いを
頻繁に行うなどして予防することが重要という。

▼ノロウイルスの歴史は浅く、1968年アメリカの
オハイオ州ノーウォークの小学校で集団発生した
急性胃腸炎の患者から検出され、
「ノーウォークウイルス」と命名された。
また、1977年には札幌市でよく似た
小型球形ウイルスによる幼児の胃腸炎の集団感染が
起こり、こちらは「サッポロウイルス」と
名付けられた。これらが2002年8月の
国際ウイルス学会でノロウイルス属、サポウイルス属と
なった。この時、初めてノロウイルスと呼ばれることに
なった新しいウイルスだ。

▼厚生労働省によると、去年の食中毒発生件数は
1062件で、この内、ノロウイルスによるものは
296件あり、全体の27・9%に当たる。
また、患者数を見ると2万1616人の内、8619人,
39・9%がノロウイルスによるものだった。
おそらく食品から感染したと思われるが、その食品を
特定することはかなり難しいという。
分かっているのはノロウイルスを含む2枚貝を熱処理
せずに食べた場合に感染することがある。大量の食事
を調理する人が感染すると集団感染に繋がってしまう。
罹ってしまうと特効薬がいまだ、ないので、
まずは手洗い、うがいなど罹らない努力が必要になる。
特に小さい子どもや高齢者にいる家庭ではくれぐれも
注意しましょう。