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紙幣刷新 「令和」の世

2019/04/15 月曜日 - 18:17:53 by ニュースキャプテン
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財務省は9日、2004年以来20年ぶりとなる千円、5千円、1万円の紙幣(日本銀行券)を2024年度上半期に一新すると発表した。新紙幣の表図柄は1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎になる。新紙幣には世界初となる偽造防止技術を採用する。
21年度上半期をめどに500円硬貨も、中心部と外側で色が異なる2色構造にする。
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◆麻生太郎財務相は閣議後の会見で「これまでおおむね20年ごとに改刷してきた」と述べ、偽造防止のためを強調。採用の人物について「明治以降の文化人から選ぶとの考えに基づいた」と説明した。このタイミングで「平成」から「令和」への改元機運を盛り上げる。そして経済刺激策としての側面も見える。
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渋沢栄一は第一国立銀行(現みずほ銀行)など多くの企業を設立、日本の資本主義の父。 津田梅子は津田塾大学の創始者、女子教育に注力。5千円札は樋口一葉に続き女性の図柄。 北里柴三郎は近代医学の父、感染症予防や細菌学の発展に大きく貢献しペスト菌を発見。
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◆紙幣は財務省・日本銀行・国立印刷局が協議し財務相が決定する。
麻生財務相は3人を選んだ理由として、鮮明な写真が残っている、品格がある、国民に親しまれている―などを挙げた。
各紙幣には最新のホログラム技術を使い、紙幣を傾けても3Dの肖像が同じように見える偽造防止対策を導入した。
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◆新紙幣のポイントは、今まで金額の漢数字が洋数字より大きいが、逆転し洋数字をグッと大きくすること。
洋数字は大きくなるが、立体感が薄れ軽く?感じられ、全体の色合いも薄く見えるがそこに高度な偽造防止策もあるのだろう。最大9ケタの記番号も10ケタに変更される。
現紙幣にはもう一種類ある。どこへ行ったのかと思うほど見られない2千円札、ほとんど流通していないため新紙幣には切り替えない。
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◆新たな紙幣刷新には経済効果が期待できる。例えば国民のタンスに眠る”タンス預金”。「古い紙幣使えるの?」という疑問から放出の可能性が大きい。タンス預金は全国で約50兆円と推計され、その3%約1兆5千億円が動くことになる。また各種自動販売機などの関連需要が生まれる一方で、キャッシュレス化に拍車がかかるだろう。新紙幣への切り替えには、企業がATM(現金自動預け払い機)や両替機、自動販売機など更新するにはコストや時間がかかり、時代の流れもキャッシュレスだ。
しかし、国家経済の根幹は紙幣(キャッシュ)。キャッシュレスとのバランスを保つ必要がある。
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◆新紙幣の大きい洋数字。年々増加する訪日外国人客にも分かりやすく、配慮していると言えるだろう。さらに観光立国をめざす日本、その一施策でもある。
できるならば訪日外国人の方々に紙幣を通し、日本の誇れる人物、歴史をより正しく理解してもらいたい。
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新たな紙幣 新たな時代
<2019.4.15    S>
*平成も残り少なく、令和の時代を迎えます。変わりつつ変わらぬものを大切に、喜怒哀楽を伝えていきたいと思います…ご愛読いただければ幸いです。

維新圧勝 大阪はどこへ

2019/04/08 月曜日 - 18:17:06 by ニュースキャプテン
昨日7日、ほぼ半世紀ぶりに統一地方選の大阪府知事・市長・府議・市議の4重選が投開票された。知事、市長選とも維新の会の吉村洋文、松井一郎両氏が反維新の小西禎一、柳本顕両氏に圧勝した。
やはり「大阪は特別、維新強し」を改めて示した結果になった。国の政権与党・自民党相手を寄せつけず…今のままでなく、何か改革をやってくれるんでは?の思いもジワジワと浸透し出したのか。
◆争点は何だったのか。
橋下徹市長時代の2015年、わずか1%差で否決された都構想。小欄は都構想をメリットvsデメリットで、分かりやすく府民市民に訴えることこそ政治家の使命と以前から言ってきた。しかし争点は「都構想」の具体的政策論争ではなく、「維新vs反維新」の非難合戦に終始する形になった。
大阪の未来、都構想を問うと言いダブル選になったんでは⁈ …そして未だ「都構想」が分からない府民市民が多い。将来のビジョンを分かりやすく示す、それが政治家ではないのか。
大阪維新の会は政治目標「都構想再び」を掲げ、ダブル選の勢いで府議・市議の議席過半数を狙った。住民投票へは府・市議会可決が必要だからだ。結局、定数88の府議選で51と過半数を獲得、定数83の市議選では40と過半数に届かなかったが大きく議席を増やした。維新戦略は成功といえる。
かたや自民大敗、打撃は大きい。”野党連合”に嫌気、知事選・市長選ともに自民支持層の50%以上が維新側へ流れたという調査もある。今後は野党側が歩み寄り、「都構想」は前へ進んでいくだろう。だからといって、一気に行けるほど簡単ではない。今回の獲得票が即「住民投票」につながるというのは早計だろう…議論を尽くし府民市民にオープンにしていくべきだ。
◆松井氏は、勝利後の会見で「批判の票もあった。丁寧に謙虚に、議論を尽くしていく」と述べた。これから正念場で長期戦?最後の思いもにじませた。維新にとって「都構想の核」吉村知事・松井市長、両氏が今後4年間の時間を得た意味は大きい。
少子高齢時代は進む。いずれ「改革」は必要になるだろう。今なのか先なのか、未来を語れ…いずれにせよ、与野党ともにもっと説明を!主権は大阪府民市民だから。
政治家よ!痛みも語れ
<2019.4.8    S>

新元号 「令和」時代へ

2019/04/01 月曜日 - 19:17:28 by ニュースキャプテン
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御代替わりの歴史的な年。きょう4月1日午前11時40分ごろ、新元号「令和」を菅義偉官房長官が発表した。典拠は初めて国書、万葉集から。
「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」。寒く厳しい冬の後に、花開く梅を詠んだ日本の心が込められた和歌。
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◆元号は国民の理想として良い意味を持つもの・漢字2文字で書きやすく読みやすい・過去の元号で使われていないもの ・世間一般で日常使われていないもの。元号法では元号を政令で定めるとしている。「令和」、今回初めて日本の古典から採用されたことはいい事だ。
「令」は指令などと使われるが、りっぱ、清らか美しいという意味もある。「和」は言わずもがな、日本、和やか、助け合って…元号に表れる時代になることを願う。
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◆世界中で元号を採る唯一の日本。
645年の「大化」から「令和」まで元号は248を数える。ほとんどが漢字2字で表されるが、歴史上まれに3字、4字、6字の組み合わせもあった。採用された字はわずか73字で、そのうち21字は10回以上も用いられている。最も多く使われた文字は「永」で29回、2番目は「天」「元」のそれぞれ27回。「平成」の「平」は12回目で「成」は初めて使われ、「昭和」の「昭」は1回「 和」は19回使われている。
そして「令和」の「令」は初、「和」は5番目の多さ20回となった。
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◆以前から言われていた、文書などの日常生活にも配慮しローマ字頭文字で書くと明治M、大正T、昭和S、平成Hなので「MTSH」以外から「R」となった。
元号は歴史的出来事に使われ、その時代をあぶり出す。例えば「享保の改革」など。一方で昭和◯年は西暦◯年?などのように、日本の歴史と世界史の比較しにくい点もある…例えば江戸「安政の大獄」と「英の東インド会社解散」は同じ年と言われても? 1858年と西暦で比較してこそ分かる。
事務的なもの、また場合によっては西暦優先という柔軟な対応も可であろう。
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◆30歳代より20歳代の方が元号を使い、親しんでいるという調査もあるが、元号は存在感としては薄れてきているかもしれない。
しかし1300年以上の長い歴史を積み重ねてきて、伝統や文化の重みもある。国際社会の中の日本には、様々な背景や考えを持った人たちが集まり、新たな「日本らしさ」を模索する時代の一歩と言えるかもしれない。
変わらなければならない時代だからこそ、変わらぬ事も見つめ大事にしないといけない。いま改めて元号に思いを寄せることは意義深く、変わらぬ「元号」に寄り添い生きる。5月1日0時「令和」スタート。準備して、混乱なく迎えられることを祈る。
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敬愛と感謝 寿ぐ
<2019.4.1    S>
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*「令和」時代へ。
変わらぬ喜怒哀楽を見つめて、続けていきたいと思います。引き続きご愛読頂ければ幸いです。

イチロー引退  ”あっさり”と

2019/03/25 月曜日 - 18:17:51 by ニュースキャプテン
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「こんなにいるの?  現役生活に終止符を打ち引退することになりました」
日米通算4367安打という野球界前人未到の記録を打ち立てた米大リーグマリナーズ・イチロー(45)が引退した(3月21日)。日米でプレーし続け今シーズン28年目を迎えた、数年ぶりの日本の地で”あっさり”と。
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◆愛知工大名電高校・鈴木一朗は、1991年のプロ野球ドラフト会議でオリックスブルーウェーブに4位指名で入団(1位指名は田口壮=関西学院大学)。同期に金本知憲(広島4位指名)・石井一久(ヤクルト1位指名)・三浦大輔(広島6位指名)・桧山進次郎(阪神4位指名)らがいる。
非力で細い身体の鈴木一朗は運命の出会いを得る。仰木彬監督。奔放、個性重視、「仰木マジック」とよばれる指導。そして”安打製造機”の異名をとった新井宏昌打撃コーチ…そこから世界の「振り子打法」が生まれた。選手登録名も「イチロー」になる。阪神大震災が起きた1995年、「がんばろうKOBE」を掲げオリックスとしてリーグ初優勝を飾る。
会見で、酒席の話も交え「仰木監督から学んだものは計り知れない」と語った。
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◆日本人選手は野手としては大リーグで活躍できない、と言われるなかマリナーズ入団。いきなり242安打で新人王、シーズン最多262安打、10年連続200安打、日米通算4367安打…偉大な記録も次々”あっさり”と塗り替え、はにかみながら帽子を取り片手を上げる程度。喜びも抑えた僧のようなストイックさ。
米で絶賛される松井と違い、無愛想との批判も浴びた。動と静、陽と陰などとも例えられた。だからこそ記録しかない思いで、ひたすら進むしかなかったイチローの苦しみ…それでも自然体でブレず歩んできた。
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◆日本球界で王さん、長嶋さんのように記録に残る選手、記憶に残る選手と例えられる。しかしどちらかなどあり得ない、両方だ。
政府は国民栄誉賞を授与する方向で調整に入っている。2001年(平成13年)と2004年(平成16年)に授与を打診されたが、現役を理由に固辞している。
マリナーズのディポトGMは「野球に関する頭脳は並外れている。マリナーズファミリーの一員として残る」と明言した。
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◆稀に見る素晴らしい85分間の引退会見…人間イチローの一言一言が胸に刺さった。
「(試合に出られなかった昨年…)それでもやってきた事、それがささやかな誇り」
「記録など大した意味はない、後から来る人に抜かれるもの。最も思い出に残る試合は、今日おいて他にない」
「(ホームでの試合前にいつも食べるおにぎり)妻に3000個まで握らせてあげたかった」
「(貫いたことは)野球を愛したということ」
「(子どもたちへ)夢中になるものを見つけてほしい、そうすれば壁に立ち向かうことができる」
「後悔などあろうはずがありません」
感謝がにじむ会見だった。いつの日か、日本プロ野球の監督の姿を見たい…「絶対無理」と言っていたが。
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ありがとう!日本にエール
<2019.3.25    S>

コンビニ 24時間必要か

2019/03/18 月曜日 - 18:17:21 by ニュースキャプテン
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コンビニエンスストア「セブン―イレブン」の東大阪南上小阪店オーナー(松本実敏さん・57)と、本部のセブン―イレブン・ジャパンが24時間営業をめぐり対立していたが、本部側はこれまでの方針を撤回して「違約金や契約解除は求めない」と伝えた。
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◆南上小阪店は2018年6月から2019年2月までの間に従業員13人が辞め、松本さんは「1人で28時間働いたこともあった」。その状況を脱するため、人手不足を理由に営業時間を19時間に短縮したが、本部側はフランチャイズ契約に違反すると指摘し「違約金1700万円」を求められた。
後にコンビニオーナーでつくる「コンビニ加盟店ユニオン」がセブンーイレブン・ジャパン本部へ、どういう状況なら24時間営業をやめられるのかを話し合う団体交渉を申し入れた。酒井孝典委員長は「チェーンイメージが大切なのか、人の命が大切なのか考えてもらいたい」と訴えた。
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◆日本中にコンビニは約6万店。セブンーイレブンはトップで2万店を突破している。今や場所によっては100メートル四方にセブンーイレブン・ファミリーマート・ローソンが、しのぎを削っているのも不思議ではない光景だ。
一方で少子高齢社会の日本は労働力不足。外国人労働者拡大の改正入管法も成立した。現行法下でもコンビニには、多くの外国人が働いているが、ほぼ留学生のアルバイトに限られている(はず)。就職活動も解禁されたが売り手市場という事からも明らかだ。
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◆”時代の寵児”の如く、1990年頃から飛躍を続けてきたコンビニ。何でもあり手ごろ価格、誰もが足を運んだことのある便利な所。
かつて、セブンーイレブン・ジャパン古屋一樹社長は「セブンーイレブンとして、24時間営業は絶対的に続けるべきと考えています」と語り、社会的インフラとしての存在にもなっている側面も強調した。
本部側は今月、24時間営業の見直しへの実験を始めると明らかにした。全国で順次、午前7時〜午後11時までの短縮営業を実施するという。
◆言うまでもなく「契約の基に経済活動」が根本であり、利益は重要である。とは言え、地域・場所によっては大きく人出にも差がある…全てが24時間である必要はない。例えば、旗艦店は24時間、他は選択制などの手法もあろう。
少子高齢社会を迎え、痛みも伴うがもう拡大路線は?…個性路線などどうだろうか、新たな楽しみが生まれそうだと思うが。心強いインフラの側面を保ちつつ、時代に添って柔軟に変わるべきだ。
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近未来 生活に合わせて
<2019.3.18    S>

3.11 もう8年まだ8年

2019/03/11 月曜日 - 08:17:44 by ニュースキャプテン

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あの日から8年が経った。

死者15000人以上、今なお行方不明者は2500人を超える。
小学6年生は20歳になった。生まれ育った故郷、我が家に未だ帰れない人も多い。
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◆2011年3月11日14時46分、産経新聞社の東京本社編集局。突き上げるようにガガガっと音を立て(そう思った)大きな揺れが来た。初めて命の危険を感じ、休憩中の10階から必死に階段を駆け下りた。外に出て数分、(紙面を作らなければ!という本能のようなものに押され)スプリンクラーから滴り落ちる水、まだギシギシと不気味な音の中階段を上って騒然とした編集局へ。
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「号外だ!」「何としても新聞を作るんだ!」怒号の中、十数分で「列島激震」大見出しの号外を作り上げ、すぐ朝刊本体の作成だ。
整理担当編集局次長として紙面作りだけでなく、新聞発行するため制作局・販売局・営業局との交渉責任者でもあった。見出しレイアウトの指揮と並行して、他局交渉にも追われる。間髪入れず次々と連絡が入る…仙台の印刷センターが壊れ稼働不能、新聞が刷れない。東京の印刷センターで印刷してトラックで運ぶしかない。さらに早く印刷するために、予定紙面を大きく減らし20ページに…広告も含め目いっぱい削りテレビ・ラジオ面、オピニオン面以外はすべて大震災ニュースにすると決断した。
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何度も余震に襲われるなか言葉を失う大津波映像、刻々と入ってくる速報。「巨大津波 東北壊滅」「首都混乱、いつ帰れる」「街が次々消えた」の黒ベタ(黒いバックに白い文字)大見出しが並んだ。深夜には福島第1原発爆発、放射線漏れ情報…午前2時過ぎの最終版を終えた記者たちの険しい顔が、頼もしく優しく見えた。
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◆この日から途切れることなく、東日本大震災の紙面づくりは続いた。記憶に残る紙面もある。
・3.11から50日目の大型連休初日、当番の編集長だった。
迷った末に1面トップは、爪痕が残る被災地仙台で行われたプロ野球・楽天ゴールデンイーグルスの”地元開幕戦”に決めた。各地を転々として試合をしてきた選手たちの全力プレー、スタンドには喪章をつけた人や涙するファン…何より湧き上がる歓声があった。
勝敗よりも試合ができる応援ができる、その気持ちを見出しにしよう。いくつも悩んだ結果、1面トップの見出しは「東北の底力  “お帰り”歓声」…被災地への読者への思いだった。
・3.11からほぼ1年後。社会面に小さい扱いだったが、グッとくる写真が載った。
笑顔の母に腕を引っ張られ照れ笑いを浮かべる、大きめの学生服を着た新中学生。入学式を終えて帰る途中の日常の写真に見えるが、周りに写る長屋風の家や帰る自宅は校庭に建てられた仮設住宅だった。見出しは「入学式 母と寄り添う帰り道」…記者の胸に迫る思い、エールが込められた。
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◆単身赴任の1Kルームに帰ったのは3日後。幸い積み上げっ放しの本、新聞が崩れて散乱、風呂の漏電くらいだった。その後も余震は続き、1階だったため何度も窓から逃げ出した。東北の被災地には比べものにならないが、東京も”もう一つの被災地”だった。
都会ゆえの弱さ…コンビニなど生活品不足、交通網寸断で帰宅難民。何より何度も電力不足に陥り、あわや首都東京ブラックアウト(全域停電)の危機さえあった。節電のため、地下鉄が長い間薄暗かったのを覚えている。人間はそれにも慣れるもので、地下鉄が明るく戻ったときには逆に電力は大丈夫かなどと思ったものだ。「普通」の有り難さを知った…。
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◆島国日本の「防災」、意識も高まっている。それでもやってくる自然災害。
8年前によく語られた「減災」ー災害時、ある程度の被害発生を想定した上で、その被害を最小化するための取り組み。準備、避難、連係、耐震、マップ、防壁・林などで減らすことのできる被害…「減災」もう一度、考えたい。
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伝えること 誰かのために
<2019.3.11    S>

米朝首脳 再会談”決裂”

2019/03/04 月曜日 - 18:17:06 by ニュースキャプテン
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◆経済成長著しいベトナム・ハノイで、トランプ米大統領と金正恩北朝鮮朝鮮労働党委員長が再会談を行った(2月28〜29日)。しかし、合意文書で折り合いがつかず物別れ”決裂”し、予定されていた共同声明・宣言?も幻となった。仮にも一国の指導者が、世界注視の会談で何も残せないとは…。
自国内外も絡む、威信をかけた駆け引き会談。「完全な制裁解除」を求めた金正恩委員長に、トランプ大統領が拒否したと伝えられている。当然であろう。トランプ大統領が迫った寧辺の核施設査察・全施設公表を金正恩委員長ものめなかったと言われるが、まず北朝鮮への「完全な制裁解除」はあり得ない…ただ他にも何かあったのか!?
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◆今回の決裂は、中途半端な合意で米中韓の”仲間外れ”になるよりはよかったとの見方もできる。
朝鮮半島の非核化は隣国として当然重要であるが、日本にとっては「拉致問題」の前進・解決こそだ。トランプ大統領は拉致問題について、会談で2度触れたという報道もある…米を通しての道筋。いずれ歴史の時間が解明するはずだ。
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◆2002年8月30日、「小泉首相が北朝鮮訪問へ」と福田康夫官房長官が電撃発表した。9月17日、小泉純一郎首相が訪朝。国交のない北朝鮮へ、政治家は安倍晋三官房副長官だけで総勢7人という最少随行で”乗り込んだ”。
金正日北朝鮮総書記は初めて拉致について認め謝罪し「英雄主義者の暴走」と語った。一方で「5人生存、8人死亡」という返答も突きつけられた。北朝鮮は「横田めぐみさん、田口八重子さんら8人死亡」と一方的に通告してきたが、その後に遺骨が別人であったり、全く根拠のない点が次々と判明した。
そして10月15日、地村保志・富貴恵夫妻、蓮池薫・祐木子夫妻、曽我ひとみさんが祖国日本の地を踏んだ。政府チャーター機のタラップを降りる5人の姿は、今なお鮮明に目に浮かぶ。
あれから無情にも17年が過ぎた。
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◆最初の拉致報道は1980年、大先輩である阿部雅美記者のスクープだった。「アベック三組ナゾの蒸発」「外国情報機関が関与?」の大見出し、産経新聞朝刊1面トップ記事。が、他紙に追随する記事はなく日本政府も”無視”が続く。ようやく1987年、大韓航空機爆破事件から「拉致」が国際ニュースに、拉致被害者奪還運動へつながっていった。報道がなければ、今なお闇だったかと思うと…。
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◆最愛の家族を取り戻すべく闘い続けてきた、拉致被害者家族会会員も高齢だ。横田めぐみさんの両親、滋さん86歳・早紀江さん83歳。田口八重子さんの兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(80)は「最後のチャンス」と語った…もはや待ったなし、一刻も早い具体的前進を望む。
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◆歩み寄ったかに見えた米朝会談”決裂”…皮肉な事に日本にとって、17年前の「小泉訪朝」の状況に似てきていると言えないか?チャンスなのかもしれない。
安倍晋三首相は「次は私自身が金正恩委員長と向き合わなければならない」。
日本の誇りをかけて、拉致被害者が帰るまで訴え続けて行く、つないで行く。
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諦めない 家族を返せ!
<2019.3.4    S>

6歳未満男児 脳死移植

2019/02/25 月曜日 - 18:17:20 by ニュースキャプテン
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◆群馬県内の病院に入院中の6歳未満の男児が臓器移植法に基づく脳死と判定され、臓器提供の手続きに入ったと、日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)が発表した(2月17日)。脳死と判定された6歳未満の子どもからの臓器提供は10例目、10歳未満の女児らに移植。
男児の両親は「人から求められると何でも分け与える優しい息子でしたので、臓器移植という選択が息子の意思に沿うものであると信じております」などとするコメントを発表した。
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◆臓器移植法は1997年(平成9年)に施行、「生前本人が文書で意思を示していること・15歳以上」と定められた。しかし法的脳死移植の実施まで約1年半の時間を経る。
今からちょうど20年前の1999年(平成11年)2月、くも膜下出血で高知赤十字病院に運ばれた40歳代の女性が脳死と判定された。女性は「ドナーカード(臓器提供の意思)」を所持し、家族も臓器提供を承諾した。それまで空白の30年余、日本初の法的脳死移植が行われることになった。
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◆その日、私は新聞社で整理部(記事判断し見出し、レイアウトする部署)デスクとして朝刊当番だった。大声が飛び交い騒然とした異様な雰囲気の編集局内。
「患者に見えた命の光」。助かる命に”喜び”をレシピエント(臓器提供を受ける人)側への思いを乗せ、迷わず大見出しを打った。臓器提供をしたドナー側への思いを欠く偏ったものだったと、のちに反省した。「命のバトン…」の見出しにも「人の命は厳粛なもの、バトンとは何ごと!」とお叱りもいただいた。
現場には記者が殺到しドナーの家族を取材した。歴史的瞬間を伝える使命、仕方がない動き。しかし、肉親の死と隣り合わせのドナー家族の思いは…。
苦い記憶と日本語の深さ、伝えるとは何かを否応なく教えられた。
それからほぼ3日後、手術が始まった。記事にはこうある。
「受け継がれる命が高知から全国へ飛んだ。日本の移植医療は新しい歴史の時を刻んだ 」
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◆その後2010年、改正臓器移植法が成立する。本人の意思表示がなくても家族の同意・承諾があればよく、15歳未満からも臓器提供が可能になる。
それでも脳死移植は期待したほどは増えなかった。そこには日本人の死生観だけでなく、提供施設・病院側の整備や技術、協力環境が整っていない点もあるのではないか。事実、家族が臓器提供を申し出たにもかかわらず、移植に至らなかった例は5年間で13件に上った…国が牽引、フォローする時代なのかもしれない。
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◆脳死移植の数という点だけ見れば、日本は先進国の中で明らかに遅れをとっている。人口比100万人に欧米は30〜40人、韓国10人、日本は0.7人という(2015年)。
米では1万人近くの臓器提供者が現れる年もあり、また生前の意思表示がなければ臓器提供承諾と解釈する国もある。
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◆時間切れで亡くなる患者、待ち切れず、高額費用にかからわず海外で移植を受ける患者も後を絶たない。
プライバシー保護、経緯の透明性確保を根本に臓器移植が進み増える道はないものか。
男児の尊い命が、誰かの希望の命となり生き続けることを祈ってやまない。
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命をつなぐ いつの世も
<2019.2.25    S>

池江璃花子さん もう一つの挑戦

2019/02/18 月曜日 - 18:17:07 by ニュースキャプテン
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◆日本女子競泳界のエース、池江璃花子さん(18)が白血病を公表した(2月12日)。世界中に衝撃が走った。個人12個リレー9個の日本記録を保持、来年に迫った東京オリンピックでは金メダルを期待されている。
苦しく悔しい胸の内はいくばかりか…ツイッターで18歳自らが明かした力強い言葉に頭が下がる。
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◆国内外からのエール、励ましの声が止まない。
同じ白血病から復帰を目指しているサッカー・アルビレックス新潟の早川史哉選手 やテニスの錦織圭選手、競泳女子の世界的スター米レデッキー選手、バッハIOC(国際オリンピック委員会)会長、歌舞伎界の市川海老蔵さんら各界から多くの応援が寄せられた。スポーツって素晴らしい。
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◆一方で日本語を知らないのか、と思う発言。桜田義孝五輪大臣が「本当にがっかりしている」「1人がリードすると皆、その人につられて全体が盛り上がる。そういった盛り上がりが下火にならないか、若干心配している」と語った。「治療に専念して元気な姿に戻ってほしい」とも話し、お詫び・撤回会見を行ったががっかりだ。政治家の言質ばかりを捉えるのもどうかと思うが、あまりにも言葉の重みがない! オリンピック、日本は大丈夫か?
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◆池江選手は、骨髄移植に注目が集まっていることに感謝込めて「同じように辛い思いをしてる方たちにも、本当に希望を持たせて頂いてます」。
白血病を公表した日、骨髄移植ドナー登録(年齢は健康な18歳~54歳)が急増し通常の日の50倍になった。うれしいじゃないか!日本 。
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◆池江さんはこう綴った。
「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はない」。そして「必ず戻ってきます」と締めくくった。
しなやかな泳法、さわやかな笑顔を皆楽しみにしている…来年の東京五輪に間に合わなくいいから。
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輝く笑顔 必ず戻ってくる!
<2019.2.18    S>

大阪都構想 どこへ行く

2019/02/11 月曜日 - 18:17:05 by ニュースキャプテン
◆大阪維新の会結成以来、悲願の「大阪都構想」。住民投票時期について、公明党と維新が昨年末から激しく対立していたが、松井一郎知事(大阪維新の会代表)は8日、「夏の参院選と同日実施はもう無理だ。自分の権限のある間に実現を目指す」と語った。知事の任期満了(11月26日)を期限として、目標にしてきた参院選との同日実施を断念した。
公明党府本部代表の佐藤茂樹衆院議員も、住民投票実施を「知事の任期中」と公明側が主張する合意書について「効力は生きている」。松井知事と吉村洋文市長は辞職し、4月の府議・市議選とのダブル選も辞さない強硬姿勢を見せていたが回避される見通しとなった?
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◆水面下で落とし処を探る”極秘会談”が続いていた。公明幹部は、法定協が空転していることを受け、維新に一定配慮を要請。維新が3月中の協定書(制度設計)完成をずらせば、知事・市長の任期中の住民投票を受け入れる姿勢を示したという。
「採決せいよ」「ええかげんにせい」 恥ずべき怒号が飛び交い、議論にも入れなかった法定協はようやく再開された。
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◆住民投票実施には、府・市議両議会で協定書を可決しなければならない。両議会で維新は第1党だが、過半数に届いていない。
協力を得ざるをえない公明と維新の間で交わされた、2017年4月の「任期中に住民投票」合意文書は密約とも言われた。一転した状況に、他会派からはまた密約かとの声も漏れてきている。
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◆一方で、まだまだ”落ち着かぬ発言”も…松井氏は府・市両議会選が行われる4月の統一地方選よりも前に、法定協で都構想の協定書をまとめることが、実施時期を話し合う大前提になるとも強調。「協定書がまとまらないのに、住民投票の時期だけ約束しても、机上の空論」…改めて公明に協定書の可決に応じるよう求めた。維新の会は9日の党大会でも「(都構想は)政治改革の原点」と位置付け、改憲議論も主導する2019年活動方針を採択した。
ダブル選リミットは3月中旬。まだ知事・市長辞職、入れ替え立候補の可能性はゼロとは言えない。
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◆約4年前の2015年5月17日に行われた「大阪都構想」を問う住民投票。投票率67%の高い関心の中、賛成694844票(49.6%)・反対705585票(50.4%)のわずか1万票余りの差で否決された。当時の橋下徹市長は引退した。
あの時とは大阪市民の”空気感”が違い、大阪都構想への熱は下がっていると言える。
維新にとっての最重要目標ではあるが、連敗は許されない。さらに現状の票読みもにらみ、”立ち止まり”戦略は懸命である。機はいずれ熟してくるはずだ。
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◆今回の”騒動”で痛感したのはメリット・デメリットを含む政治家側の説明不足、説明責任を果たせという事…今のままでは市民の理解は得られない。一方で我々も勉強不足を反省し、自らの”行き先”を注視すべき時だ。市民こそが問われているのかもしれない。
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急がば説明 大阪の未来
<2019.2.11    S>