ニュースキャプテン 喜怒哀楽

アメリカよ どこへ行く

2018/11/12 月曜日 - 18:17:46 by ニュースキャプテン

「アメリカファースト」のトランプ政権への審判、米中間選挙が終わった。上院で与党・共和党、下院では野党・民主党が多数(過半数)を占めた。結果判明後、共和党・トランプ大統領は「とてつもない成功だ」、民主党・ペロシ下院院内総務「われわれの国のための勝利だ」と、どちらも勝利宣言を行った。さらにともに「連携」「協力」という言葉も使った。

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◆現実には下院での共和党敗北は、トランプ氏にとっては政権運営が難しくなった。民主主義の原則、数の不利で予算案、法案が否決され成立しにくい。さらにはロシア疑惑、口止め料疑惑、脱税疑惑…疑惑と名のつく数々の追及を受ける。上院で多数を維持したため、弾劾有罪の道は阻止したが、トランプ氏は時間をとられ精神ダメージも被ることになる。

しかしトランプ氏は法案が成立しないのは民主党のせい、と一層過激に批判し「アメリカの前進を阻んでいる」と反撃をかけるだろう。結局、トランプ氏の政治基本「アメリカ第一」は変わらない。敵をつくり力を結集する手法だ。内政では今までのように行かず、その分対中・露外交や経済で外に”攻める”姿勢に拍車がかかる。

方や躍進といえる民主党。気になるのは、中間選挙で依然オバマ前大統領が全面に出ていたこと…トランプ氏対立軸となる”新ヒーロー”がいない。

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◆今回の中間選挙は投票者が初めて1億人を超え、投票率は過去50年間で最も高い47.3%に達した。

下院の民主党勝利を大きく左右したのは若者、女性の投票だ。CNNテレビの出口調査によると、18~29歳は民主党67%共和党32%、女性も民主党59%共和党40%と圧倒的な差が出た。

トランプ氏の女性蔑視発言は、常に投票率が低い中間選挙に風を起こした。女子高生まで巻き込んだ「ピンクウェーブ」や「Me Too 」運動は女性たちの危機感、怒りを呼び”反トランプの渦”となったと言える。

若者たちも投票に足を運んだ。奇しくも中間選挙の翌日、ロサンゼルス郊外サウザンドオークスのバーで銃乱射事件が起き12人が死亡。容疑者とみられる元海兵隊員の男(28)も自殺したと報じられた。米で後を絶たず、学校でも起きた銃乱射事件に若者の間では銃規制の声が大きい。銃規制に消極的なトランプ共和党への反対も票につながった。人気アーティストのテイラー・スウィフトさんの呼びかけなども後押しした。

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◆日本への市場開放、貿易圧力は増すだろう。不公正な要求には、毅然とモノを言わなければならない。しかし同盟国の根本的協力は変わらない。日本にとっても北朝鮮の拉致・核問題、対中韓でも課題山積である。アメリカとの友好を軸に対処して行かざるを得ない。

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2020年大統領選 始まった!

<2018.11.12    S>

ハロウィーン 狂騒曲

2018/11/05 月曜日 - 18:17:08 by ニュースキャプテン

◆10月31日ハロウィーン、予想通り狂騒が繰り広げられた。東京・渋谷で翌朝にかけ13人が逮捕され、前週末から小型トラックを横転させたりで逮捕者が出る”無法地帯”となった。愉快なパーティ―でなく蛮行だ。

「西の聖地」とも呼ばれる大阪・ミナミでも、仮装した多くの若者らが集まり大混雑。トラブルを恐れ飲食店などが営業を早めに切り上げる中、アメリカ村周辺では車両規制も実施し、大阪府警が300人態勢で終日警戒にあたった。今年も酒瓶を片手に騒いだり橋の上で飛び跳ねたり、道頓堀川などにダイブする100人以上(延べ)の若者の姿も見られた。

海外の仏ではパリの店で略奪、リヨンで放火、SNSで警察襲撃を呼びかけるなど各地で拘束された若者らは100人以上となった。内相が「ジョークでなく、脅威だ」とクギを刺したほどだ。

若者たちに、楽しむなと言う気は毛頭ない(自らの若き時代も振り返り⁉)。一種のストレス発散も必要だろう、大いに楽しんでほしい。ただし大人の言動…他人に迷惑かけるな!暴力NO!後始末をしろ!

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◆ハロウィーンは古代ケルト人が起源と考えられている祭。秋の収穫を祝い10月31日に行われた、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だった。現代では特に米国で一大民間行事となり、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習。日本でもイベントとして定着しているが、元は農産物の収穫を祝い、そして魔除けの「歓びと祈り」の厳粛な祭である。

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◆趣向を凝らし家族連れで行進し楽しむ、地域のハロウィーンも多い。

川崎ではJR駅前の大通りを全面規制して、全国から集まった約2500人の仮装者たちが、大音響のクラブサウンドに合わせて踊り歩くパレードが整然と行われた。参加者全員が対象の史上最大規模の仮装コンテスト「ハロウィーン・アワード」…主催団体があると、それだけでルール、マナーも自然と出来上がるから不思議だ。

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◆経済効果は大きい。

今や日本においてハロウィーン→クリスマス→バレンタインと秋から冬への大イベント。ハロウィーンは2016年にバレンタインの経済効果を抜いた。年々規模が拡大し、仮装パーティーやイベント・パレードなど参加者も増大をたどっているが、一般社団法人・日本記念日協会によると、今年のハロウィーン経済効果は、前年と比べて約5%減少の1240億円という。現在の形では今が”ピーク”と言え、商業イベントとしての曲がり角に来ているのかもしれない。

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◆さすが日本と思え、ホッとすることもあった。

祭の後の渋谷やミナミでは、ゴミ拾いをする若者たち、ボランティア、通りがかった会社員らが協力する姿まであった。年々その数は増えているという。本当は、楽しんだ若者たちが行うべき姿だが。

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大いに楽しんで 責任!

<2018.11.5    S>

安田純平さん 解放

2018/10/29 月曜日 - 18:17:54 by ニュースキャプテン

内戦下のシリアに2015年6月、トルコ南部から密入国し、武装勢力に拘束されていたフリージャーナリスト安田純平さん(44)が23日解放された。

今のタイミングで解放につながったのは、シリア内戦が最終局面に至っているという現地情勢と、水面下で続けられてきた解放への外交努力の存在だといえる。

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◆安田さんは帰国の機内で「殺されるかもしれない」と感じた独房の日々を振り返り「今日も帰されないと考えるだけで日々、だんだんと自分をコントロールできなくなってくる」と語った。あごひげを長く伸ばし、黒いTシャツ姿で「監禁されているという状況が当たり前の生活のように感じ始め、非常につらかった」と言葉を選びながら話した。拘束中は「足を伸ばして寝てはいけない。寝る範囲が1.5メートル、それが24時間」という状態が8カ月ほど続いたこともあったとも。

/◆2014年にイスラム過激派組織のIS(イスラム国)に拘束され、2015年に殺害されたと見られている後藤 健二さん(47歳、ジャーナリスト・インデペンデント・プレス代表)とも交流があった。

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◆安倍晋三首相は解放を確認した後「トルコとカタールに感謝する」と述べた。

シリア内戦を調査している民間団体「シリア人権監視団」代表は「カタールが身代金300万ドルを支払った」と主張した。「カタールは、日本人の人命救助への貢献を国際社会にアピールするためだった」と話し、「日本政府はテロ組織への身代金支払いは拒否した」とも指摘した。

カタールが世界に中東での過激派組織への力アピールと、日本への”恩”を売ったとの見方もある。

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◆安田さんの行動に賛否。

フリージャーナリストしか危険地帯に行けない、そこからの情報こそ事実報道との声。自ら覚悟のうえに行き莫大な金、各方面に迷惑をかけたことの自己責任を問う声。

少なくとも自らの声で説明責任を果たし、情報発信はしなければならない。

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◆帰国後の再会を果たした妻・深結さんは、「先ほど無事に安田と対面できました。本当にここに来るまで、いろいろなご協力いただきまして、お礼申し上げます」と話した。

父親は「自分で行ったのだから…よく無事で帰ってくれた」。父としての責任と想いは伝わってきた。

生きて 命の重み

<2018.10.29    S>

喜ばせてくれ 「矢野阪神」

2018/10/22 月曜日 - 18:17:10 by ニュースキャプテン

17年ぶりの最下位に終わった阪神タイガース・金本知憲監督(50)の退任に伴い、矢野燿大新監督(49)が誕生。矢野新監督は金本監督の「超変革」野球を作戦兼バッテリーコーチ、2軍監督として支え戦ってきた。東北福祉大でもともに活躍した。

それだけに、複雑な思いもあっただろうが監督就任を受諾した。岡田彰布氏、掛布雅之氏の名前も挙がったが、球団は清新で2軍監督としてファーム優勝し、選手育成力のある矢野氏で決定した。3年契約、背番号は「88」。

◆矢野捕手はドラフト2位で1991年、中日ドラゴンズに入団。7年間在籍したが、当時中日の正捕手には中村武志がどっかと座り、2番手捕手に甘んじていた。1998年、トレードで阪神に移籍。その2番手捕手の”辛酸”悔しさが、不動の阪神正捕手になった原動力の一つだったのではないか。

◆「勝ちながら育てる」ほど阪神に余裕があるかといえば?。焦らずファームで育て、1軍に引き上げたならコロコロと日替わり打線などとらず我慢して固定、ブレない勝つ野球に徹する。”経済力”は弱いゆえ大きなトレードはせず、選手獲得時のスカウトから徹底した「育成野球」をする広島東洋カープがいい手本だ…言うは易しだが。

◆観客動員数は巨人に次いで2位。ホーム71試合で約290万人、1試合平均4万人を超えている。

今、ほぼ全国にプロ野球球団がある。ファンあってのプロ野球、地元と一体に強く楽しく、いいことだ…しかし勝っても負けても甲子園は満員⁈ 不甲斐ない試合が続けば甲子園をガラガラにする”愛のムチ”を!

◆矢野新監督は清新爽やかなイメージの奥に、現役時代大スターと言うわけでなく”縁の下の力持ち”、痛みも分かる強さもあるはずだ。また、キャッチャーという球場全体を見渡せる位置を守り抜いた経験も生きる。

就任会見で「タイガースファンを喜ばせたい」と抱負を語った。自らクジを引く25日のドラフト会議については「(何となく全体がいい選手よりも)特長のある選手がほしい。足が速い、肩が強い、遠くに飛ばせる…」。

個性的で面白く、勝つ虎野球に期待したい。そして不動の虎のエース、4番が見たい。

新生猛虎 復活を!

<2018.10.22    S>

こんにちは 2025大阪万博

2018/10/15 月曜日 - 18:17:09 by ニュースキャプテン

いよいよラストスパートだ!2025年万国博覧会の誘致活動が大詰めを迎えている。日本・大阪、ロシア・エカテリンブルク、アゼルバイジャン・バクーの3国の争い(フランス・パリは、費用対効果の点を理由に撤回)。11月23日に決定する。

◆国際博覧会事務局(BIE)加盟国170の投票。第1回投票で3分の2を獲得すれば決定、獲得国がなければ2回目の決選投票へ。過半数で開催が決まる。

吉村洋文大阪市長(43)は10月8日に出発し11日まで、パリで最後のロビー活動を行った。「念押し」という言葉を使い、「決選投票」も見すえ日本をお願いすると話した。そして帰国後「迷っている国に追い込みをかけた。手応えはあった」と語った。自信が垣間見える。

アジアや大洋州の票をほぼ押さえたとみられるが、大票田の欧州47カ国(票)、アフリカ49カ国(票)の浮動票の行方が勝敗を分ける。

争うロシア、アゼルバイジャンとも、資源=石油・天然ガスの輸出を経済基盤とするが脆弱性は否めない。かつある意味”強権国家”だ。技術のみならず安全安心の面でも、日本の優位は変わらないが…投票とは”水もの”、原油高の風、強権政権の後押しで一気に勢い、一体となった強味にも目を離せない。

◆1970年の大阪万博。三重から、中学校社会見学と父に連れられ2度見た。畏れを感じた太陽の塔、月の石、動く歩道、最先端の企業館…まだ”不便”な時代、見るもの聞くものすべて新鮮で驚き、ワクワクした。あまりの楽しさに帰りの待ち合わせ時間を忘れ、こっぴどく叱られたことを覚えている。

2025年大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」 。漠然としていま一つ分からない。IT含めた技術、何でも手に入る時代の2025年、その具体的中身が問われる。

◆会場整備費は1250億円、国と大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担するが、会場の人工島・夢洲への鉄道延伸などインフラ整備にも700億円以上が必要といわれる。誘致されれば経済波及効果は2兆円と、政府は見込んでいるが…。

夢洲と言えばもう一つ、大阪が忘れてはならない”悪夢”がある。2008年の大阪五輪招致失敗だ。開発は宙に浮き負の遺産が残った。IR(カジノを含む統合型リゾート)もにらみ負の払拭、起死回生のイベントにしたい思いも強いはずだ。インバウンドの更なる風にもしたい。

◆2017年の大阪府民世論調査では「賛成」62%、「反対」24%。にもかかわらず、いま一つ盛り上がりに欠け発信力も弱い。 莫大な税金を使うより、もっとやる事があるだろうという声さえ聞こえる。まずは誘致決定へ注力、決まれば自ずと盛り上がるはずだが。

自然、歴史、技術、文化、芸術・能、食、健康…府民を巻き込んでオール大阪の魅力、オールJAPANの発信こそ。中身が勝負だ、オモロい万博よ!

大阪の悲願⁉︎ 元気再び

<2018.1015    S>

平成の大横綱 角界去る

2018/10/08 月曜日 - 18:17:55 by ニュースキャプテン

日本相撲協会が臨時理事会で貴乃花親方(46)の退職を承認した=10月1日。貴乃花部屋所属の力士、床山、世話人の千賀ノ浦部屋への移籍も承認、貴乃花親方の実父・故二子山親方(元大関・貴ノ花)が1982(昭和57)年に創設した旧藤島部屋の流れをくんだ貴乃花部屋は消滅することになった。

一見、旧態依然の”オジさん集団”と、はねっ返り”青年”のけんかのようにも見えるが⁈ ことは日本の国技である。突き詰めれば、人間関係のこじれの結果のようで、残念でならない。

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◆貴乃花親方は2003(平成15)年に現役を引退した後、2010(平成22)年の相撲協会理事選挙に出馬し当選、相撲協会幹部としても順風のスタートを切った。しかし昨年、元横綱・日馬富士の弟子・貴ノ岩への傷害事件の対応を巡り相撲協会と対立し、今年1月に理事を解任された。

さらに初場所後の相撲協会の役員改選に出馬したが落選。その後、相撲協会の処分に異議を唱え内閣府に告発状を提出していた。だが、3月の春場所で弟子の貴公俊が支度部屋で付け人に暴行し、その責任を取って告発状を取り下げ、一兵卒から再出発することを表明した。相撲協会からは師匠としての責任を問われ平の年寄への降格処分。わずか3カ月で相撲協会No.3から、序列でいえば88番目への5階級降格になった。貴乃花一門(阿武松グループ)を離れ無所属の親方となった。

ところが相撲協会は7月の理事会で、全ての親方は5つの一門(出羽海、二所ノ関、時津風、高砂、伊勢ケ浜)に所属しなければならず、無所属の親方を認めないことを決定。

貴乃花親方は告発状の内容を全否定しなければ、一門に合流できないとの有形、無形の要請を受けたという。それは認めることができないとして、9月25日に相撲協会に引退届を提出。同日開いた会見で、そう退職理由を明かした。

◆5つの一門に入らなけれはならないという決定は、すぐには公にされず協会側対応に疑問を残した。

協会側は、貴乃花親方が語った有形無形の一切の圧力を否定し、「運営補助金などの透明化、かつ各一門にガバナンス(組織統治)強化を担ってもらうため」と説明した。

八角理事長(55)は「直接話し合いの場を持つつもりだった」「一門で引き受けてもいいと思っていた」と語った。この「…つもりだった。…思っていた。」は、結局は後付けと思われても仕方ないのではないか。

「無念」と語った貴乃花親方も、近い親方の説得に耳をかさないなど頑なに過ぎた点もあろう。「名選手、名監督にあらず⁈」といわれる事もあるように、組織人として清濁合わせのめない一本道。歯切れも悪く、協会側の個人名を伏せずに明かすべきだった。

国技の世界、ともにもう少し懐深くあってほしかった。

◆若貴ブームは凄かった。

若花田、貴花田の兄弟は1988(昭和63)年3月場所でそろって初土俵を迎える。1991(平成3)年、千代の富士-貴花田戦を覚えている。夏場所初日、時の大横綱・千代の富士を破り初金星。「体力の限界」と語ったウルフ・千代の富士引退のきっかけともなった。後に若貴人気で、若い女性ファンの姿が目立つようになった。昭和の重厚な大相撲から、平成の大相撲に華やかさを持ち込んだ。

1995(平成7)年11月場所、千秋楽の優勝決定戦の舞台に上がったのは、12勝3敗の横綱・貴乃花と大関・若乃花。大相撲史上に残る一番、同部屋兄弟対決だった。

「若貴ブーム」として時代を席巻していた2人の対決。ところが、取組中に貴乃花が覇気のないように見えたことから”八百長疑惑”まで出る始末。結果は若乃花が下手投げで勝利し2度目の優勝を飾った。

後のインタビューで貴乃花は「やりにくかった」と答え、疑惑がさらに膨らんだことを思い出す。期待された激しい取組ではなかったが、兄弟なのだから当たり前だと思ってしまうが…「若貴対決」大相撲の名場面に違いない。

優勝22回の横綱貴乃花。日本の相撲界にとって大きな損失は明白である。その実績を無にしていいものなのか。相撲協会”経営”から離れ、かつ相撲協会も認める立場で大相撲支援など…その功績に報いる道はなかったのか。

◆今の相撲界に若貴時代の”魅力”はない。日本人力士の奮起も期待したい。いずれにしろ協会の顔の見えない、透明性に欠ける大相撲は支持されず、このままでは危うい。国民あっての国技、正々堂々の原点が求められる。まさに土俵際の正念場だ。

元貴乃花親方は、4日に永田町に姿を現し、馳浩元文部科学大臣と電撃会談。参院選出馬やプロレス転向かとの憶測が駆け巡るが、本人は「いや全く…またそんな器用にできない」。

真の国技へ 待ったなし!

<2018.10.8    S>

自民党総裁選 もっと身近に

2018/10/01 月曜日 - 18:17:48 by ニュースキャプテン

事実上の日本国首相を決める自民党総裁選挙、安倍晋三総裁(64)が3回連続当選を果たした=9月20日。地方票405・国会議員票405を合わせた獲得票で勝敗を決し、石破茂元幹事長(61)を553票―254票で破った。

今後3年間の任期。来年11月19日には、桂太郎(元長州藩士・陸軍大将)の首相在任日数2886日と並び「歴代最長首相」となる。

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◆石破氏は、戦前の予想に比べ地方票の約45%181票を獲得し「善戦」と言われたが、結果は完敗である。「出来レース」との声さえ聞こえてくる。

評価するべきは、石破氏が出馬し無投票にしなかったことだ。選挙戦も行わずまた無投票になっていれば、”首相選挙”はますます国民から離れ国民不在の政治になっていったはずだ。

しかし、今回の総裁選は盛り上がりに欠けた。早々と安倍氏が国会議員票の8割以上を押さえて「当確」。さらに候補2人の主張の違いが分かりにくい。ベースは同じ自民党の政治理念、違いは憲法改正しかもそのスタンスぐらい? 安倍氏の実績を認め、上回る議員がいない…結果は必然だった。

安倍氏は選挙後すぐに党要職・内閣に石破派から起用しないと、方針を明らかにした。少子高齢化、対米中露、対北朝鮮では非核化、拉致問題、来年には参院選も控えている…国内外に難題山積の時期、政治的に前へ進むためには当然といえる…一方で安倍政権の正念場、ブレない一国の”舵取り集団”を期待したい。

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◆地方票は、党員・党友106万人以上(2017年)の票を全国一括で集計、得票数に応じて405票分(国会議員票と同数)を比例配分する。単純計算だと約2600人=1票か…。

総裁選の仕組みは2014年の改正で、300票と固定されていた地方票が国会議員票と同数(今回405票)になり、地方票を重視する制度になった。

実は改正のきっかけは2012年の前回総裁選、決選投票は今回と同じ対決構図「安倍ー石破」。1回目投票、地方票で石破氏が圧勝したが過半数に届かず、国会議員のみの決選投票となり安倍氏が逆転した。当時、衆参合わせた国会議員票198、地方票300だった。

この時、結局は国会議員だけが決めるのか⁈ 「地方の声があまりに弱い。もっと反映してほしい!」との声が上がったからだ。

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◆今回の選挙戦で唯一と言ってもいい興味は、小泉進次郎氏(37)の動向だった。キーマンとして小泉氏は、やっと投票日当日に前回と同じ石破氏支持を表明。「健全な批判勢力が必要だ」と語ったという。

安倍陣営からは「仮に小泉氏の表明が7日の告示前だったら、地方票で逆転されていたかも…」という安堵のささやきも。

事実、2001年総裁選では父・小泉純一郎氏が地方票で圧勝することが分かり、”勝ち馬”に乗ろうと国会議員票も小泉氏に雪崩を打ったことがある。

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“土壇場”での小泉氏の表明。冷遇覚悟で敗者につくことで対外的に筋を通し、一方で安倍氏にも、ギリギリの態度表明で礼を示し決定的な関係悪化を回避。考え尽くされた絶妙のタイミング⁈ 恩を売ったのか⁈

注目される内閣改造・党役員人事。安倍氏は、石破氏らを冷遇するが「挙党内閣」の形を見せるはずだ。その候補に小泉氏の名があがり、大臣でなくても”表舞台”に出る可能性はある。小泉氏を抜擢すれば政権の目玉になり、挙党態勢も示すことができる。

さて小泉氏はどうするか。「戦が終わればノーサイド」と受諾するか、「石破氏を推した立場として資格はない」と固辞するか…先も見つめ、その立ち居振る舞いは小泉氏自身も問われることになる。明日になれば分かることだが…。

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◆「総裁選って?どうせ国会議員で決めるんでしょ」と、諦めにも似た思い…国民にはいつも”遠く”感じる。何とかもっと参加できないものか。

反対、批判ばかりの野党、政策力・実行力とも健全な2大政党制にほど遠く…一足飛びに米大統領選のように、とも行かない。さらに成熟した政治社会のもとに、制度改革も含め「国民の1票」が重みを増す将来こそ願う。

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国民主権日本  1票の重みは

<2018.10.1    S>

「自分らしく」 さらば2人

2018/09/24 月曜日 - 18:17:41 by ニュースキャプテン

◆樹木希林さん逝く、75歳(9月15日)。左目の失明、全身がんでも淡々とした生きざま、人の強さは自然体なんだと教えてくれた。映画「万引き家族」の絶妙な姿、「寺内貫太郎一家」の身もだえ「ジュッリー!」…肩の力が抜けた存在感、記憶に残る。

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その語録も深くホッと、恐れ入る。

「靴下でもシャツでも、最後まで使い切る。人間も十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるということ」

「他人と比較しない。世間と比較しないこと。比較すると這い上がれないので」

「…来世で出会わないために、今完璧に付き合っているのよ」(抜粋)

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ロックンローラー内田裕也さん(78)との夫婦生活も、凡人には理解できない。初デート後すぐ内田さんがプロポーズしスピード婚(1971年)、そして間もなく別居。

1981年には、夫・内田さんが一方的に離婚届を提出。この騒動の会見で、樹木さんは「これから本当の夫婦の一歩」とさらりと語り、内田さんは妻・樹木さんのことを「ひと口で言えば、おっかないひと」。その後樹木さんは、裁判で離婚届を「無効」にする強さを見せた。結果、40年以上の”別居婚”。

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数日後、内田さんが思いをつづった。

「…啓子 今までありがとう」(かつては樹木さんを頭文字の「KKさん」と呼んでいたが、本名の「啓子」と呼び掛けた)

「おつかれ様…見事な女性でした」

内田さんは、30日に営まれる樹木さんの葬儀で喪主を務める。

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◆翌16日には「平成の歌姫」、安室奈美恵さん(40)が引退した。

1970年代、バブル崩壊から間もなく日本がまだ下を向いていた頃、「アムラー」と呼ばれ社会現象にまでなった安室奈美恵さんが登場した。厚底ブーツで上を向いて歌い踊り、若い女性たちを牽引し元気づけた。そう、日本を後押ししたのは、政治でも企業でもなかったのかもしれない。

安室さんの活躍で、女友達は初めて胸を張って「私、沖縄出身です」と言えるようになったと言った。

歌やファッションだけでなく、同じ時を生きた人々と等身大だった⁈ それが同じ世代の背中を押し、つまずいた心を励ました。街頭インタビューで若者たちは「安室奈美恵も頑張ってるから、私も」「僕の人生変えてくれた、ありがとう」…日本、捨てたもんじゃない!

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この人の言葉も温かく、”応援歌”に聞こえてくる。

「私も、仕事柄、自分の事を書かれるのは仕方ないと思うし、自分自身の事であれば何を書かれても構わない。でも、大切な家族や自分の生き方を”安室奈美恵”の犠牲になんてさせない」

「経験することは、一番の未来につながるもの」

「誰にでも時間は平等だし、過去は変えられないけど、今や未来は自分しだい」(抜粋)

ラストライブは9月15日。東京ドーム10分の1にも満たないが、故郷沖縄・宜野湾市の会場だった…日本中のファンを感動と涙で包み込み、さっそうと去った。そして翌日引退日、故郷が送りだす花火をさらりと浴衣で楽しんだ。

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◆時代とともに、人それぞれがリンクした映画・ドラマ、そして音楽。最後まで第一線の2人…「自分らしく」貫いた。

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心は Never End

<2018.9.24    S>

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▼「ニュースキャプテン 喜怒哀楽」―事実は小説より奇なり!?ニュースや日々の出来事に目を凝らし、喜怒哀楽を伝えていきたいと思います(毎月曜予定)。

褐色の肌 大坂なおみ選手快挙!

2018/09/17 月曜日 - 18:17:15 by ニュースキャプテン

アメフット、ボクシング、体操…2020年東京五輪まで2年を切り、選手ファーストが当たり前の世界で”不祥事”が相次いでいる中、爽快なスポーツ界の出来事だ。

◆テニスの全米オープンで大坂なおみ選手(20)が、4大大会=全英・全仏・全米・全豪=シングルスで日本勢初の優勝を果たした。日本人選手がまったく歯が立たなかったビョルン・ボルグ選手(1976-80年 全英5連覇)世代としては信じられない日、嬉しい!

◆大坂選手はハイチ出身の父、日本人の母の間に大阪で生まれ、3歳で米国へ。幼い頃遊びに来ていた大阪市の靭テニスセンターは、一気に盛況だという。祖父母は北海道根室市に在住。台風や地震の被災地となった大阪や北海道も励まされた。

決勝の相手が、四大大会23度の優勝を誇り、大坂選手の憧れの存在セリーナ・ウィリアムズ選手(36)だったことも初制覇に彩りを加えた。

大会後に今最も食べたいものを聞かれると、たどたどしい日本語で「トンカツ、カツ丼、カツカレー…抹茶アイス」。インタビューの受け応えに、日本人女性の素顔と魅力も見せてくれた。


◆イケメンのドイツ人コーチ、サーシャ・バイン氏(33)の存在も大きい。大坂選手の飛躍の根幹は、身長180cmの身体を自由に繰れるようになったフィジカルの強さだ。しかしスポーツ・勝負の世界で、いかにメンタルが大事かも示した…大坂選手の完璧主義を解消した精神改良、それを成し遂げたのはコーチの手腕だ。これも「選手ファースト」の一つと言える。

大坂選手のパワーに焦る?女王セリーナ選手の苛立ち…さらに判定・抗議やブーイングで騒然とする中、平常心を失わなかった精神的成長、世代交代も見せつけた。

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◆褐色の肌をした大坂選手の快進撃に、日本中の多くのファンが感動した。一方で「純粋な日本人と違うしなぁ…」などと”心ない”声もあった。この活躍が、日本のさらなる「国際スポーツ国」への後押しとなってほしい。

陸上競技ではケンブリッジ飛鳥選手、サニブラウン・ハキーム選手といった海外にルーツを持つ日本人選手が五輪代表を目指し、最速を競っている。バスケットボールや野球、サッカー、ラグビーなどでも、いま普通の光景だ。国民の期待とともに、選手たちの目標・憧れになりつつある。

スポーツの世界だけではない。来日外国人を含め、さまざまな国籍、人種の人々が国内に暮らす。あえて言うまでもないが、それが健全なものである限り差別・偏見から解き放たれた社会でなければならない。

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真のスポーツ国  JAPANへ

<2018.9.17    S>

災害列島 力合わせて

2018/09/10 月曜日 - 18:17:58 by ニュースキャプテン

ゴォーと風が渦巻く音とともに、社ビルが揺れた。スタジオの外窓が外れかけて、あわや大惨事か…それほど凄まじい暴風雨だった。

9月4日正午頃、非常に強い台風21号が徳島に上陸、2時間後には神戸に再上陸した。近畿を中心に大きな被害をもたらし、死者は5府県で13人に上った。

[ニュース情報部はM部長・Fアナウンサー・Sキャプテン連携で、刻々と変わる状況をタイムリー報道]

◆日本列島に上陸した台風は1951年以降、今回の21号がちょうど200回目となった。7~9月に集中し164回、8月が70回と最も多い。都道府県別にみると、1位・鹿児島41回、2位・高知26回、3位・和歌山23回。

◆気象庁は朝からすでに暴風・大雨など警報を発令。JRや私鉄も前日から運休予告を初めて行った。「えーっ!今から」などと驚き、批判の声も聞かれたが、早い判断と”脅し”は懸命で効果的だったといえる。平日昼の大阪の都心に人が少ないことが負傷事故や混乱、帰宅困難者…多様な人的被害を抑えた。

◆一方で、お粗末なタンカーの関西国際空港連絡橋衝突。当時、瞬間最大風速51.8メートルが吹き荒れる関空周辺。一気に流されてしまうことは容易に予測できたはず、事前に湾から離れるとか何か手は打てたはずだ。衝突により片側車線が大きく損壊し道路が盛り上がり通行不能、あげく関空には8000人が孤立してしまった。

海と見まがうように浸水した関空は翌日から、被害を免れたB滑走路を使用し国内線、翌々日には国際線が一部再開するという迅速な対応。いい教訓として大阪空港・神戸空港と連係し発着便を振り分け、オール関西の見せ所だ。状況に応じ、即座に対応できるルールを作るべきだ。

◆延べ約219万戸が停電した関西電力は、情報提供不足や停電解消・復旧に手間取った感を否めない。

近畿では6日経ってもなお約1万戸(10日午後現在)で停電が続き、和歌山、京都の一部地域では長期停電の恐れさえある。

◆その2日後の未明、北海道胆振(いぶり)地方で最大震度7の大地震が起き40人の死者を出した(10日現在)。

ライフラインはまひ、北海道の半分の電力を担う苫東厚真発電所が緊急停止した…道内全域で停電となる国内史上初の「ブラックアウト」に陥った。停電は解消されたが、供給不足のため道民に2割節電を求め、その上で計画停電の検討にも入る異常事態だ。

2011年の東日本大震災後、首都・東京は電力逼迫で、計画停電の寸前までいった。地下鉄など節電を優先し、数週間は薄暗かったのを覚えている。少しくらいの暗さや不便さを受け入れ、協力が大切な時だ。

◆被災者支援も急務だ。20日投開票される自民党総裁選真っただ中だが、”支援予算”を最優先するべきだ。多くの企業も救援金を募っている(OBCも実施)。被災自治体・地へではなく「被災者の手に」渡ってこそ支援だ。さらにその先の「働く場」提供など、被災者の再起こそ求められる。

◆「異常気象だ」「地球全体が変だ」「想定を超えた事態」とよく耳にする。もはやこれが「普通」と考えるべき時代ではないか…そして減災へ備える。

乗り越えろ 日本列島

<2018.9.10    S>