ニュースキャプテン 喜怒哀楽

つないだ夢!サムライブルー

2018/07/16 月曜日 - 15:00:28 by ニュースキャプテン

波乱のロシア大会と言われた2018年W杯サッカーが終わった。

◆フランス(世界ランキング7位)がクロアチア(同20位)を4-2で下し、1998年大会以来20年ぶり2度目の優勝を果たした。

準決勝では、ベルギー(同3位)との死闘を制し1-0、薄氷の決勝進出だった。ベルギーは結局、3位決定戦でイングランド(同12位)に2-0で快勝。世界一流の超速カウンターは、他国を震え上がらせた。

◆そのベルギー相手に3度目の決勝トーナメントに進出した日本(同61位)は1回戦、2-3で逆転負けを喫し、過去2度(2002年・0-1トルコ、2010年・0-0PK3-5パラグアイ)と同じように8強入りの悲願は砕かれた。アディショナルタイムに3点目を奪いにいった西野J、10秒足らずの圧巻カウンター攻撃に「最後の30分、何もできなかった」。今大会戦績としては1勝2敗1分け、素晴らしい結果とは言い難い。

しかしサムライブルーは”世界の扉”をようやく開けた。一歩踏み出したにすぎないが、確実に踏み出したと言える。フィジカルな個人力アップだけでなく、揺るぎない戦略的サッカーができたからだ。

黄金世代ともいわれる”赤い悪魔”に真っ向挑み、本気にさせた。決勝トーナメント以降、ベルギーから2点以上取ったのは日本だけ。原口、乾のゴールは日本にとって決勝トーナメント史上初の得点だ。

敗戦後「他に戦い方があったはずだ」と、厳しい指摘もあったが…過去出場5回のような”弱者のサッカー”から抜け出し、地に足をつけた試合運びができるようになった。何より、世界の舞台で戦える「自信」を得たことが大きい。

次の世代に繋いでほしい。

◆「自信の舞台」が終わると同時に、サムライブルーを牽引してきた3人が日本代表から去った。

西野朗監督63歳。

「この任を受けた瞬間から、W杯終了までという気持ちだけでここまできた。今は任期を全うした気持ちでいる」。

「戦い終わった後の背中に感じた芝生、見上げた空の色は忘れるな。ベンチにいた選手の居心地の悪いおしりの感触をわすれるな。それに対抗していくのが、これからだ」。

本田圭祐32歳。

「この意思を次に引き継いでもらいたい。まだ優勝ということを口にする選手はいないので…なんと言われようと『優勝』と言い続ける奴が、次を引っ張っていく」。

長谷部誠34歳。

「僕にとって日の丸を胸に戦った時間は、背中に荷物を背負っていった感覚、それよりも誇りの方が大きかった」「同じ時代に戦えた事は幸せでした」。

いろいろと物議をかもしたこともあったが、功績は現としてある。将来を望む!いや報われなければならない。新たな更なる「日本サッカー」のために。

◆そしてアディショナルタイム4分、ベルギーに決勝点を許すまじとシャドリを最後まで追い、走り続けたJリーガー昌子源(25)。敗戦のホイッスルに、突っ伏して何度もピッチを激しく叩いた姿。

そこに4年後の光を見た。

サムライブルー  いざ!カタール

<2018.7.16>

お知らせ

- 15:00:11 by ニュースキャプテン

「ニュースキャプテン 喜怒哀楽」 6月からスタート。

事実は小説より奇なり!?ニュースや日々の出来事に目を凝らし、喜怒哀楽を伝えていきたいと思います(毎月曜予定)。

容赦ない 自然猛威

2018/07/09 月曜日 - 18:34:08 by ニュースキャプテン

記録的豪雨で甚大被害を出した近畿・九州北部・中国・東海で9日、一転梅雨が明けた。猛暑の追い打ち…被災地が案じられる。

◆前日まで、西日本を中心に歴史的大雨が襲った。数日間大雨が続いた地域もあり、九州から東海地方まで家屋水没、土砂崩れ、交通網、ライフラインの寸断など甚大な被害をもたらし、死者は120人を超え、安否不明80人以上(7月9日現在)、なお全容は見えない。平成最悪の豪雨災害となってしまった。

福岡、佐賀、長崎から広島、岡山、鳥取、愛媛、高知、京都、兵庫、岐阜まで広範囲に大雨「特別警報」が発令され、各自治体は避難指示を出した。

この「特別警報」は、気象庁の「警報」基準をはるかに超える数十年に一度の規模で起きる様な甚大な災害の恐れ、最大級の警戒が必要な場合に適用される。すぐにでも命の危険が迫ることを知らせるものだ。

「これまでに経験したことのないような大雨となっています。直ちに命を守る行動をとってください」。繰り返し放送された。

しかし、被害が出た後での「特別警報」だった地区もあったのでは…さらに早く発令する方法はなかったものか。

◆1959年9月26日の伊勢湾台風(死者4,697人=犠牲者数は1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生するまで、第二次世界大戦後の自然災害で最多)。

約60年前の私事だが、この時三重県に居住していたため流されかけた経験がある。と言っても記憶はなく、周りからの伝え聞きを覚えているだけだが…。

私と祖父が畳ごと流されそうになるのを、母は畳の縁をつかみ、爪が剥がれても放さなかったと聞いた。「少し離れた場所で、親の手から子どもの手が放れ流されていった光景が忘れられない」とも。

自然の猛威に、情けはない。犠牲になった方々・被災した方々には家族があり人生がある、それさえも一瞬に奪う。

◆法とは、そこに生きる人のためにある。支援のため国・自治体は、時に法の壁を超えてでも、臨機応変にかつ公明に税金を投入してほしい。しっかりとした説明責任の上なら、誰も異論はとなえないだろう。

人・物・心、継続した被災地支援が急務だ。

◆自然科学の進歩で予知や警報、SNSなどで被害は抑えられる。しかし容赦なく人知を超えてくる自然災害。

進歩し続けてきた現代社会。改めて立ち止まれ!間違えた部分はないのか、と突きつけられているようにも思える。

それでも備えるしかない、個々が家族が地域が国が。そして久しく聞かなくなった減災へ、もう一度具体的に考え迅速に動かなければ…言うは易しだが。

島国日本 乗り越える。

<2018.7.9>

これが世界か! サムライブルー

2018/07/03 火曜日 - 18:00:17 by ニュースキャプテン
スマホの目覚まし音が鳴る。寝不足は分かっているがテレビの電源ボタンを押す。何年ぶりかの未明のスポーツ観戦になった。
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◆「サッカーどうする?」「3時かぁ。前もって寝る手もあるか」。前日、若者たちの話ではない。いい歳をした大人たちの会話だ。注目のW杯サッカーロシア大会・16強による決勝トーナメント日本(世界ランク61位)-ベルギー(同3位)の一戦。
前半0-0で折り返す…波乱続きの今大会、もしかしたらイケるかも⁈ そして後半タテ続けに、3分に原口、7分に乾がゴールを決めた。イケる!
その後ベルギーに24分、29分と同点にされ、アディショナルタイム(追加時間)4分に決勝点を挙げられ3-2で試合終了…つかみかけた史上初の8強を逃した。これが世界の壁なのか。
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◆前戦の決勝トーナメント進出をかけたポーランド戦。ラスト10分、1-0で負けているのにパス回しだけの”時間稼ぎ”に海外でブーイング、国内からも批判を浴びた。決勝トーナメントへ進むためドイツ(世界ランク1位・前回覇者)が、なりふり構わず自陣ゴールを空にして全員で攻め失点。まさかの1次リーグ敗退となった…それと何ら変わりない戦いだった。スポーツとしてか勝負としてか、決勝トーナメントに進出するための”賭け”。W杯の舞台で揺るぎない「美学」より「使命」を実践した姿、サムライブルーの成長が確信に変わった。
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◆勝利と敗北しかない。天を仰ぐ香川、涙の乾、川島…倒れ込み寝転ぶ日本選手を、ベルギー選手が颯爽と横切っていく。それでも国を背負った一生懸命、選手たちはいい顔をしていた。
未明(日本時間)の試合にもかかわらず関西地区の平均視聴率は28.3%、瞬間最高視聴率37.5%にも上った。
英BBCは(ハリルホジッチ監督解任劇・ポーランド戦の時間稼ぎがありながら)「日本の大きな賭けは報われたようだ」。ブラジル紙のスポーツサイト「黄金のベルギーを仰天させた」。中国メディアさえ「これこそがアジア最強のプレーだ」。
◆試合後のインタビューで西野監督は、しばらく言葉が出ず「W杯の怖いとこ。追い詰めたが、何が足らなかったのか」。世界との差を聞かれ「すべて。でもわずかだ」。
あのコロンビア戦から2週間、すばらしい時をもらった。
終わった。悔しい…。
ここからだ!サムライブルー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<2018.7.3>

あぁ 面白き日本映画よ

2018/07/02 月曜日 - 19:17:26 by ニュースキャプテン

◆久しぶりに2週続けて日本映画を観た。シニア割で観られること、休みの日にこれといった重要事も少なくなってきたからだ。

2018年の映画興行収入ランキング(6月26日現在)によると、ベスト10に日本映画は「万引き家族」だけ。上位に名探偵コナン、ドラえもんなどアニメ映画、他は洋画が占める。2017年にいたっては、ベスト10に日本映画0。日本映画が盛り返してきた、と言われたが実体はアニメが押し上げただけということ⁈…興行収入面からとはいえ淋しい。
映画は、各々の観る側の気分でも、受けとり方感じ方は少なからず違ってくる。あらゆる観点から冷静に分析する映画評論家には敬服する。しかし「映画好き」の楽しみは、脚本、役者、映像…それでいい、というかその域を出ない。賛否両論、一ファンの視点で書くことをご容赦いただいて。
◆「蚤とり侍」鶴橋康夫監督(78)=興行収入34位。
鶴橋組の魅力が満載だった。「蚤取り」の史実は猫の蚤を取る商売、なぞらえて女性をよろこばせる裏稼業。真面目すぎるエリート侍が、主君の逆鱗にふれ”落ちぶれて”のみ取り侍に。時代を超えて、のみ取り侍・寛之進(阿部寛)を取りまく人間模様、喜怒哀楽が詰め込まれていた。
着物姿だけの登場人物、映像ともにひと味違う艶やかさで何ともカッコいい。にじみ出る、初ののみ取り客となるおみね(寺島しのぶ、寛之進の亡き妻千鶴の二役)は言うに及ばす、のみ取り指南をする江戸No.1プレイボーイ・清兵衛(豊川悦司)には男の色気を初めて感じ、驚いた。
のみ取り侍に、客おみねが一喝「下手くそ!」のシーンもしかりだか、久しい大笑いが何度もできた。
浮気封じに燃える清兵衛の恐妻おちえ(前田敦子)に「君はこういう顔を持っているはずだ。はじけてくれ」と”口説いた”というが、鶴橋監督の人間を見る眼力にも恐れいった。そしていつもこう語っている「日常生活の中の怖さや面白さを、何とか映像で表現したい」。
大半を笑いが占めた。しかし知らぬ間に、何か諦めず頑張れと言われているように感じた。
◆「万引き家族」是枝裕和監督(56)=興行収入7位。
仏カンヌ国際映画祭・最高賞パルムドールを受賞。
役者の妙は言うまでもなく、生活空間などにおいて細部までのこだわり。至るところに日常の淡々とした時間が流れていた。観ていくうちに映像でなく現実と錯覚してしまう…その実は現代の”日本の縮図”をえぐり、深く描いている。

わずかの年金を受ける祖母(樹木希林)、日雇い仕事で働く父(リリー・フランキー)、クリーニング店パートの母(安藤サクラ)、「JK店」でアルバイトする母の妹(松岡茉優)、そして、時に大人たちより冷め万引きをする少年(城桧吏)と実の両親からネグレクトされた女児(佐々木みゆ)―経済大国の首都・東京の片隅で暮らす家族の生活。淡々と客観的”実情”ゆえに、より観る側は考えさせられる。
国際的に高評価されてきた日本映画は多々あるが、「東京物語」(1953年・小津安二郎監督)や「楢山節考」(1983年・今村昌平監督)「HANA-BI」(1998年・北野武監督)、「おくりびと」(2008年・滝田洋二郎監督)…いずれも日本独特の死生観が秘められていた。「万引き家族」ももちろん、生きることへの模索が描き出されているが、それはかつての“日本らしさ”から脱皮した形といえるのかもしれない。
家族のつながりを問い”見て見ぬふり”をもうやめろ、と迫っているかのようだ…日本映画、今後こそが真価を問われる。
わずか2時間の世界。笑って泣いて、人っていい。
<2018.7.2>

諦めない! サムライブルー

2018/06/25 月曜日 - 17:00:33 by ニュースキャプテン
◆深夜の死闘、寝不足がこたえる。
だが”ピッチ上の戦争”とも言われるサッカーの激しさ、そして西野Jの戦略的組織サッカーは本物だと分かった。4年に一度の世界スポーツ最高峰、W杯サッカーロシア大会。日本の1次リーグ第2戦は、アフリカの強豪セネガルに先制されながらも2-2でドロー。勝ち点4とし、決勝トーナメント進出へ前進した。
開幕前は日本戦よりもメッシ、ロナウド、ネイマール…世界中で知られる選手たちの圧巻プレーが観たいと思っていたが、日本代表も楽しみになってきた。
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◆西野Jは初戦最高のスタートを切った。大方の予想を覆し南米コロンビアに2-1で勝利。サッカーは比較的番狂わせが少ないスポーツで、世界ランキング61位が16位を破ったと海外メディアは金星と伝えた。
この試合の後、開始早々にハンドで退場となり、コロンビア敗因の一つとなったカルロス・サンチェス(32)殺害を示唆するようなツイッターの書き込みがあった。やはりというか、国によっては”ピッチ上の戦争”とされる所以だ。
コロンビアでは1994年のアメリカ大会1次リーグでオウンゴールした守備の要アンドレス・エスコバル(27)が、帰国後にバーを出たところ射殺された事件を思い出す。まだW杯期間中で、世界に衝撃を与えた。二十数年前の出来事だが”恐ろしいスポーツ”とさえ感じたのを覚えている。犯人は不法賭博組織の用心棒とみられ後に逮捕されるが、組織自体の関与は分からずじまいのまま…南米国の”闇の部分”ともいわれた。
◆西野朗監督(63)といえば「マイアミの奇跡」。1996年アトランタ五輪・男子サッカーグループリーグD組第1戦で日本がブラジルを1対0で下した。試合後、西野監督は「奇跡とは思っていない」と淡々と言い放った。相手チームを緻密に分析し、ブレのない戦術サッカーが根本ゆえの発言だ。

今のジャパンには運もある。W杯直前のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)解任劇、さらに選手選考で”オッさんジャパン”と揶揄(やゆ)する声もあったが、新監督、ベテラン勢が活躍…リードされた後半33分、好調の香川(29)に代えた本田(32)が2点目の同点ゴールを決めた。「西野采配」が的中した。
ピッチの外でも日本評価は上がっている。試合後、サポーターがスタンドでごみ拾いをする光景に称賛の声だ。英BBCは「サムライブルーはこのマナーを欠かすことがない」。
大阪北部地震で滅入りがちな心にも、諦めない力をくれた。
◆日本は過去5回の出場のうち、初戦に勝ち点を上げた2大会(2002年の日韓W杯=対ベルギー2-2、2010年の南アフリカW杯=対カメルーン1-0)は決勝トーナメントへ進出している。過去最高のベスト16と言わず、もっと上を期待したい。
西野監督は試合後のインタビューで、次の1次リーグ最終戦(対ポーランド・日本時間28日午後11時)について聞かれ 「ただ、勝ち切るだけ」。
“半端ない”サムライブルー  前へ!
<2018.6.25>

震度6弱 伝えること

2018/06/20 水曜日 - 18:00:17 by ニュースキャプテン
◆いつもより早く目覚め、新聞を繰っていたとき下から突き上げるようにグラグラッと来た(ついに南海トラフかと…)。ビーッビーッと不気味なスマホの緊急地震速報が鳴る。思わず這いつくばって、揺れがおさまるのを待つ時間が長く感じた。
18日7時58分に起きた大阪北部を震源とする震度6弱(大阪で初)の地震。すぐに津波の心配はないという情報。単身赴任の東京時代に起きた東日本大震災(2011年3月11日)、津波の猛威を思い出しひとまずはホッとする。
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社へ向かおうと駅に着いても、大阪の鉄道網は全線ストップ。いつ再開できるか、駅員でさえピリピリと「分かりません」。とにかく歩いてひと駅、道路沿いを来たこともあり運よくタクシーに乗ることができた。阪神大震災(1995年1月17日)のときは全く車はつかまらず大渋滞、それに比べるとまだ被害は少ないのでは、と感じる。
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◆制作報道部は”一種”騒然としていた。まず被害は死傷者は、そしてライフライン優先だ。鉄道は全面ストップ、断水、停電17万戸、ガス11万戸停止、エレベーター停止、休校は企業は…次々と情報が入ってくる。普段は放送しやすい記事にするが、その余裕がない。わずか1行2行の速報をつぎ足して記事にする。アナウンサーは、経験から淡々と着々と放送していく。
制作報道部長、アナウンサー部長の指示が飛ぶ。定時ニュースでは通常より詳しく長く伝える。それ以外に番組中にも情報を“差し込ん”でいく。住民の足であり速報性を求められる重要な鉄道情報は、刻々と止まることなく入ってくる。リスナーに伝える…素早く判断し臨機応変に状況をまとめていく松本アナウンサー。ニュースの間に読み原稿にし、別枠で的確に柔軟に放送する和田アナウンサー。また、地震直後でごった返す大阪駅で、藤川アナウンサーが会社員、女子大生らの声を聞き臨場感ある中継レポート・実況をした。チームプレーで伝え続ける。
私鉄、大阪メトロなど順次運転を再開していく中、JR大阪環状線がやっと動き出したのは14時間後、夜の10時だった。多くの「帰宅難民」を出すなど、またも都会の脆さを露呈した。
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そんな中、「京阪脱線」「京セラドームの屋根亀裂」「南千里駅が倒壊」…SNS上に心ないデマ情報もあった。命に関わる災害情報、看過できない。
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人的被害だけでも、違法建築で倒壊した小学校ブロック塀の下敷きになった女児、80歳代の男性ら計5人が死亡、負傷者は2府4県で400人以上に上った。被災地域各所では避難所が設けられ、発生3日目で1700人が不安な時を過ごす。体感数は少ないが余震は続き、30回を超える。追い打ちをかけるように梅雨時の雨、土砂災害も当分警戒しなければならない。何より被災者の心身が心配だ。
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◆世界有数の地震国日本。突然来る地震、内陸型活断層が走る近畿。今回の「大阪北部地震」のエネルギーは「阪神」の60分の1程だといわれるが、震源が浅かったことも影響したという見方もある。地震メカニズムの解明、知ることも重要だ。
そして、減災へ「命を守る」ために何ができるのか。
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伝える 誰かのために。
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「父の日」 なんだっけ?

2018/06/18 月曜日 - 20:00:50 by ニュースキャプテン
◆きのう6月17日(6月第3日曜日)は「父の日」だった。
直前に「ベストファーザー・イエローリボン賞」が発表される。37回目の今年は、長久手市長・吉田一平氏(72)、メルセデスベンツ日本社長兼CEO・上野金太郎氏(53)、落語家・林家たい平氏(53) 、ロックシンガー・ダイアモンド☆ユカイ氏(56)、ボクシング元世界チャンピオン・山中慎介氏(35)が選ばれた。実績、ビジュアルなど憧れのカッコいい父親たち…なのに相変わらず「父の日」は、「母の日」に比べると悲しいくらい盛り上がらない。
ヤフーショッピング・ネット通販調査(20~30代男女、3500人対象)によると、父の日に何か贈り物をするかの問いに55%が「贈らない」と答えた。2018年の「母の日」の市場規模(記念日文化研究所推計)は1170億円で前年比約35億円、3%の増加となったが、おそらく今年も例年通り「父の日」はその半分以下だろう。

◆父の日は、制定も母の日の「後づけ」であり、由来はいずれも米国からだ。100年以上前にさかのぼる。母の日に遅れること3年、1910年ワシントン州。南北戦争から復員した後6人の子どもたちを男手一つで育て上げた亡き父に「感謝する日」をと、ジョン・ブルース・ドット夫人が牧師協会へ嘆願して始まったとされる。意外に知られていないが、母の日のカーネーションのように父の日にも花があり、バラだ。ドット夫人が、父親の墓前に白いバラを供えたからとされている。
日本では遅く、1950年頃に広まったといわれている。実は前述の「イエローリボン賞」の名も、黄色い(身を守る、無事を願う意)バラを贈ったり、贈り物を黄色いリボンで巻いたことからだ。

母へのプレゼントには花、バッグなど小物雑貨、洋服、食事、スイーツ…選択肢が豊富で、子どもにとってずっと「近い存在」だから自然と良く知っている。一方、父には「何が好きなのか知らない」「面倒くさい」の声さえ聞こえてくる。かつては、せいぜいネクタイか左党の父親なら酒類くらい? さらに、母はあふれる笑み、言葉などリアクション”喜び方”も知っている…それに比べて、いつの間にか「遠ーい存在」かつ表現下手な父親勢。思いは同じや、などと言ったところで完敗だ。そんな親父たちには自分への褒美として、自己買い”セルフ父の日”という現象まで静かに浸透しているという。
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◆「地震・雷・火事・おやじ」。怖い存在であったのは、今は昔!? 背中で教える、それも多様な情報社会では”通じない時代”かもしれない。しかし、変わらないものもある。
生き物と生き物は出会いが始まり。その最初、生まれた時は誰かが差しのべてくれた手にすがるり、そして成長し生きていく。そこには絆がある。親は思う「どこの世界に我が子が可愛くない親がいるか」。
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さて、贈り物を貰えたか貰えなかったか。そんなことは…一年に一度、父を「思う」。そうしよう!!
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たかが父の日されど父の日。
<2018.6.18>

つまずいた若者たち 負けるな

2018/06/11 月曜日 - 18:00:59 by ニュースキャプテン

◆バドミントン日本代表に復帰した桃田賢斗選手(23歳、NTT東日本)の快進撃が続いている。5月の国・地域別対抗戦、トーマス杯で世界ランク1位のビクトル・アクセルセン選手(デンマーク)や、リオ五輪金のチェン・ロン選手(中国)を破り、日本の準優勝に貢献した。

21歳で世界ランク2位という絶頂期の2016年4月、違法カジノ店での賭博問題が発覚し無期限出場停止処分、メダル獲得を有力視されたリオ五輪出場資格も失った。まだ記憶に新しい。

出場停止が決まった2年前。フィジカル面強化からやり直し、好物だった菓子類も断った。体重数kgアップ、かつ持久力もつけた。 勝ちを急ぎすぎ”一人相撲”があったが、試合運びにも幅が出ている。支えているのは変化したメンタル面だ。インタビューでも「昔の自分はただ勝てばいいと思っていた」「あの(出場できない)時間が、人として成長させてくれた」と語っている…今、試合で観客へ向かってお辞儀する姿がある。

約1年前に世界ランク282位から再スタートしたが、12位まで上がった(5月現在)。 過去はあえて振り返らず「目の前の試合を感謝の気持ちを持って。それだけは忘れずに、戦っていきたい」。

桃田選手は地に足をつけ、先を見据えている。

◆アメリカンフットボールの「悪質タックル」から、はや1カ月余りが経つ。なお尾を引いている。スポーツ、大学とは組織の在り方とは…多くの問題を投げかけた。

名門、日本大学の選手が関西学院大学との定期戦(5月6日)で、パスを投げ終え無防備な選手に、背後からタックルしケガを負わせた。幾度となく流れた公開映像、誰もがスポーツでなく”暴力行為”と目を疑った。 アメフット関東学生連盟は日大・内田正人監督と井上奨コーチの指示を認定し、永久追放相当の「除名」、タックルをした選手・チームには「出場資格停止」とする厳しい処分を下し、内田氏は後に日大常務理事も辞任した。関西学院大の選手側は、告訴状を警視庁に提出している。当然のことである。

◆あまりに違ったのは、説明責任である会見だ。

最後まで「指導と選手の受け取り方に乖離(かいり)があった」とした日大側と、自らの言葉で語った当該選手の覚悟と勇気。

事実がようやく見えてきたのは、”加害者”となった日大アメフット部の宮川泰介選手(20)が、氏名を公表し行った記者会見だ。 「名前を出さない謝罪はない」(弁護士)と、日本代表にも選ばれたことのあるがっしりとした体躯で、カメラの放列を前に深々と頭を下げた。そして経緯・思いを訥々と、かみしめるように語った。日大側の会見に比べ胸に響くものがあった。

「『相手のQB(クオーターバック)を1プレー目でつぶせば試合に出してやる』と指示を受けた」

「たとえ監督やコーチに指示されたとしても、『やらない』という判断をできず…事実を明らかにすることが償いの一歩だと決意しました」

「(好きだった)アメフットが好きでなくなった。この先、競技を続ける権利は(自分には)ない」

負傷した関西学院大アメフット部のQB奥野耕世選手(19)も、関西大戦(5月27日)で実戦に復帰した後、取材に応じ「家族や先輩にも励ましてもらい、やっとここまで来られた」と語り、宮川選手に対しては「またフットボール選手として戻って、グラウンドで正々堂々と勝負できたら」と、エールを送った。

”迷走”を続けた「大人たちの会見」が恥ずかしい。

大学の主役は、言うまでもなく学生である。その「根幹」をないがしろにするなら、大学の存在意義はない。

◆スポーツに限らず、つまずきはある。責任ゆえに厳しく苦しいが、同時に周りの支えや感謝を知ることもできる時だ…多くを教えてくれた。

若者たちの未来 頑張れ。

<2018.6.11>

幼い命を守れない

2018/06/04 月曜日 - 19:00:59 by ニュースキャプテン

また幼い子どもの命が奪われた。憤りと悔しさを抑えられない。

新潟市の事件の第一報は、JR越後線で「小学生とみられる女児がはねられ死亡」だった(5月7日)。この”事故”はその後急展開、新潟県警が重大事件と見て捜査本部を設置したからだ。一気にマスコミも動き出した。被害者は近くに住む小学2年生の大桃珠生(たまき)さん(7)で、首を絞められた後、線路上に放置されたことが分かった。

1週間後に逮捕されたのは、大桃さんの自宅かつ遺棄現場からも近い所に住む23歳の会社員の男、小林遼(はるか)容疑者だった。「家族を介護したり、真面目で…」という評判が聞こえてくればくるほど、事件の残虐さにゾッとする感覚に襲われた。一方で、4月には別の未成年者連れ回しで書類送検されていたことも明るみになった。なぜ、この事実を事前に周辺住民に知らせられなかったのか…法の壁とはいえ悔やまれる。

そして同じ月の5月30日、2004年に岡山県津山市で当時小学3年生の筒塩侑子(つつしおゆきこ)さん(9)が殺害された事件で、別の事件で服役中の勝田州彦(くにひこ)容疑者(39)が逮捕された。侑子さんは帰宅直後に殺害された疑いが持たれ、面識はなかったという。

容疑者は2015年、姫路市の路上で中学3年生の女子生徒を刺し大けがをさせたとして逮捕され、岡山刑務所で服役中だった。岡山県警が、同じような手口の事件を調べる中で勝田容疑者が浮上した。「他にも複数回、危害を加えようと女の子に近づいた」と供述した。

少女たちの未来は無限であり、奪う権利は誰にもない。防ぐ方策はなかったのか。

米国では性犯罪者の顔写真などをネットで公開したり、「Three strikes law(三振法)」=重罪の前科がある再犯者が3度目の有罪判決を受けた場合、罪の軽重にかかわらず終身刑に処す=がある。韓国も児童に対する性暴力犯罪者にGPS(衛星利用測位システム)の装着が義務づけられ、現在では対象の罪種を拡大させている。日本国内でもかつて、橋下徹知事時代の大阪府などが同様の条例を検討したこともあるが、制定までには至らなかった。

前歴者の人権侵害、更生への妨げ、監視社会への危惧…導入論議のたびに、必ず強い反対がある。難しい判断も求められる。しかし最優先されるべきは、幼い子どもをはじめ社会的弱者を守ることではないのか。

大桃さんの家族「大切な存在である娘を思いがけない出来事で失い、悲しみの中におります。この状況を受け止めることは難しく、犯人が捕まったとしても娘が戻ってくることはありません」。

筒塩さんの家族「侑子は小学3年のまま、時は止まってしまっている。犯人を到底許す気持ちはありません」。

悲惨な事件のたびに思い出したように再発防止策が叫ばれるが、未だ実施されていない。

もう終わりにできないものか。

<2018.6.4>