キャプテンの一言

6/26(月)キャプテンの一言

2017/06/26 月曜日 - 22:00:25 by captain

▼クジラに関する面白い研究結果が先週金曜日に
配信された。これはAFP時事が報じたもので、商業
捕鯨がクジラの個体の縮小を招いたというもの。スイス
のチューリヒ大学の研究チームによると、20世紀後半
まで続いた商業捕鯨によって調査したイワシクジラ、
ナガスクジラ、シロナガスクジラ、マッコウクジラの4種
は明らかに平均で数メートルは小さくなったと結論付け
た。最大では4メートルも小さくなってしまったとしている。
すると、地球上で最大の哺乳類シロナガスクジラは30
メートルと巨大な体をしているが、100年以上前は4
メートル近くも大きかったことになる。地球上のすべて
の種は環境によって体の大きさを決めるとされれている。
島に住む種は大陸に住む種よりおおむね小さい。また
天敵がいる場所に住む種も同様である。つまりクジラに
とって人類が天敵ということになる。人類に接したために
少しでも体を小さくして隠れようとしたのだろう。こうした
ところでも人類は悪者になってしまっているのか、残念。

▼よくある事とはいえ、きのう(25日)のキタサンブラック
の大失速にはア然とした。宝塚記念まで16戦して4着
以下になったのが3歳時のダービー(14着)だけだった
馬が、4月に快勝したGⅠ「大阪杯」と同じ舞台で11頭
立ての9着に大敗するとは。鞍上の武豊騎手は「走らな
かったですね。正直、よく分からないですね。残念です。
雨もそれほど降らなかったし、そこまで影響するものでは
なかった」(サンスポ)とレースを振り返っている。オーナー
のサブちゃんこと北島三郎さんは「これまでずっと頑張
りっぱなしで、きょうは『疲れているんだよ』とボクに言い
たかったんじゃないかな」(同)と優しい言葉を口にした。
3コーナー手前で勝ったサトノクラウンにつつかれる展開
になり、これが鞍上のデムーロ騎手のファインプレーと
いわれている。確かに1000メートルを1分00秒6で通過
する馬場(やや重)を考えてもややスローな展開を感じて、
前を楽させないようにプレッシャーをかけたデムーロ騎手
の判断は素晴らしいものだと感心する。でも、それだけで
キタサンブラックの直線でも失速は理解できない。

▼8枠10番からスタートを決めたキタサンブラック。
内のシュヴァルグラン(5番)が逃げる展開は予想も
しなかったが、逃げ馬不在であれば馬場状態も
手伝って前に行く方が有利に決まっている。そして
シャケトラ(6番)が2番手、キタサンブラックは外から
4番手、3番手でレースを進めた。ボクなりの推測だが、
キタサンブラックはこれまで内ラチを通るレースで結果
を出してきた。「こっちかい!」という高畑充希さんの
TVCMではないが、左回りでも右回りでも、すぐ近くに
ラチがあった。それが今回、遠くにあったためにリズム
をつかめなかったのでないか。いろんな条件が重なった
ことが9着という結果につながったのだろうが、その一つ
が「いつも通りの場所を走らなかった」ということで普段
通りのレースができなかったと思う。この敗戦により秋の
凱旋門賞への挑戦は断念された。残念ではあるが、秋は
天皇賞・秋、有馬記念を目標にする予定があるようなので、
日本のファンはまた雄姿をみるチャンスができたと納得しよう。

▼実はこの日の第5レースの新馬戦(メイクデビュー、芝
1800メートル)、なかなかの好メンバーが揃っていて
来年の有力馬が現れるのではないかと期待していた。
ディープインパクト産駒のダノンプレミアム、シエラネバダ、
イベリアの3頭にアドマイヤビクター、シュバルツボンバー、
スプリングスマイルと有力馬が10頭立ての内6頭もいた。
結果は父ディープインパクト、母インディアナギャルの
ダノンプレミアムが2着スプリングスマイルに4馬身差を
つけて圧勝した。ただスローペースを前につけて抜け出す
という王道勝利ながら、大接戦を予想していた者としては、
ちょっと楽なレースになりすぎたのではないかと思った。
勝った馬は強かったが、もう少し力の入るレースだったら、
さらに良かったと思う。ダノンプレミアムの2戦目に注目したい。

6/23(金)キャプテンの一言

2017/06/23 金曜日 - 22:00:11 by captain

▼アフリカの動物が登場するテレビ番組で、
高い頻度で出てくるのが牛の仲間「ヌー」の
大群が豪快に川を渡るシーンではないだろうか。
きのう(22日)ナショナルジオグラフィック日本版
が配信してきたのも「ヌー」の話。それによると、
アフリカ中央部タンザニアのセレンゲティ国立公園
の大草原を100万頭もの群れで草を求めて移動
しているヌーがケニアとの国境を流れるマラ川を
渡るときに多くが犠牲になっている。ボクはこれまで
川を棲み処としてワニの餌食になっていると思って
いた。テレビの映像でも脚を折って立てなくなった
ヌーを襲うワニのシーンだった。ところがアメリカの
ケアリー生態系研究所のアマンダ・スバルスキー
氏が調査した結果、年間平均6250頭ものヌーが
川の犠牲になっていると推計した。もちろん、その
中にはワニに捕食されたものもいたが、ほとんどが
溺死だったという。何割かが溺れることは渡河の様子
を見たことがある人には分かるだろうが、大半が溺れて
死んだとは驚きである。この研究にはさらに驚きがあり、
それは溺死したヌーが栄養分となって川の生態系を
支えているとしていること。これこそが自然の理という
ことなのだろう。この大移動を今後妨げるのは人間に
よる開発だという。言い方は悪いかもしれない、勝手
かもしれないが、アフリカ大陸の南北を除く中央部は
自然の動植物優先にしてほしいと願っている。

▼宝塚記念の枠順がきのう(22日)JRAから発表され、
注目のファン投票1位、キタサンブラックは8枠10番に
入った。最近の馬番は1番枠が多く、前走「大阪杯」の
5番枠でも「案外外目だなあ」と感じたくらい。去年から
見てみると産経大阪杯7番枠で2着、天皇賞・春1番枠
で1着、宝塚記念3番枠で3着、京都大賞典1番枠で1着、
ジャパンカップ1番枠で1着、有馬記念1番枠で2着、大阪
杯5番枠で1着、天皇賞・春3番枠で1着となっている。
これまで外枠でも結果を出しているので問題ないと思うが、
キタサンブラックらしい内枠を引いて欲しかった。とはいえ、
鞍上の武豊騎手が各スポーツ紙で「道悪は大丈夫」と語って
いるので、素直に信じることにする。断然の1番人気なので、
相手を広げてしまうと的中しても収支がマイナスになって
しまう。軸が堅い上に上半期を締めくくるGⅠなのでぜひ
的中したい。

▼そこで気になるのは馬場状態。レース当日(25日)
は雨の予報でそれなりの降雨があると思われる。
きのうのスポーツ紙や夕刊紙に大ヒントがあった。
やや重までしか走ったことがない5枠5番のシュヴァル
グランの福永祐一騎手が先週の阪神の馬場は時計
が速すぎて先行馬に圧倒的有利だったので、そのまま
だったらシュヴァルグランには不利だったが、中間の雨
に加えて当日に降れば時計勝負になることはなく、
有利になると話している。前走の天皇賞・春ではキタサン
ブラックに0・2秒差の2着だったが、サトノダイヤモンド
(3着)には先着した。確かに長い距離が得意で2200
メートルでもやや短いかもしれないが、馬場が渋れば
スタミナ勝負となり好勝負になりそう。もう1頭は重馬場
がめちゃくちゃ得意と信じている2枠2番のゴールド
アクター。おととしのアルゼンチン共和国杯(中山、芝
2500メートル)での重馬場でのパフォーマンスが忘れ
られない。阪神は初めてになるが中山が得意なので
心配はないと思う。今回は逃げるかも。また近走パッ
としない(凡走という意味ではなく勝ちがない)ので
シャケトラやサトノクラウンより人気しないと思われる
ので狙い目ではないか。ここまで絞ればあと1頭、
宝塚記念と相性といい牝馬、ミッキークイーンを加え
たい。宝塚歌劇団の本拠地があることが関係して
いるのかもしれない。

6/21(水)キャプテンの一言

2017/06/21 水曜日 - 22:00:48 by captain

▼またまた地球サイズの太陽系外惑星が発見された。
NASA=アメリカ航空宇宙局=が19日発表したもので
AFP時事などが20日伝えた。それによると、ケプラー
宇宙望遠鏡を用いて銀河系=天の川銀河にある太陽
系外惑星候補219個の観測結果が明らかにされ、この
うち10個が地球サイズの岩石惑星で、しかも10個とも
ハビタブルゾーン(生命が維持できる環境)に存在し、
水が液体で存在している可能性があるとしている。今回
に10個の発見によって、われわれ太陽系がある銀河系
の中に合わせて50個の地球型の系外惑星が見つかった。
ケプラー宇宙望遠鏡は2009年3月に系外惑星を探す
ことを目的に打ち上げられたもので、2013年8月に姿勢
制御系のトラブルがあり、いったん主観測任務を中断した。
しかし、2014年5月から太陽光圧を姿勢制御に取り入れ
「K2ミッション」として再出発した。恒星の表面を惑星が
横切る時の明るさの減光によって存在を確認する方法で、
これまで系外惑星候補を4034個を発見している。その
うち2335個はケプラー宇宙望遠鏡以外の望遠鏡でも
確認されている。これほどまでに地球に近い惑星は存在
しているわけで、近い将来、地球外生命発見のニュース
を聞くことができるかもしれない。

▼25日(日曜日)のJRA上半期を締めくくるグランプリ
「宝塚記念」(阪神競馬場、芝2200メートル)で気になる
のが空模様。競馬場付近の降水確率は60%とかなり高い。
ファン投票1位、大本命のキタサンブラックはこれまで16
戦戦ってきたが、1度も重馬場で走ったことがない。この
ことに関して鞍上の武豊騎手は「やってみないと分から
ないところはあるが、道悪はある程度こなせるタイプだと
思う」(夕刊フジ)と話している。16戦して着外がわずか
1回だけという超堅実、ここまで強ければ馬場の巧拙を
問う必要はないかもしれない。競馬週刊誌のG誌、B誌
ともに本命キタサンブラックで一致しており、逆らうことは
無謀だろう。ことし新設のGⅠ「大阪杯」、「天皇賞・春」と
G1を連勝している。宝塚記念を勝つと優勝賞金1億5000
万円と特別ボーナス2億円(外国産馬は1億円だがことし
権利があるのはキタサンブラックだけ)をゲットできる。
きょうの追い切りも不良馬場の中、CWコース馬なりで
6F83秒3、ラスト1F12秒5で3頭併せで余裕の先着を
果たした。競馬に『鉄板』はないが、『鉄板』と信じたい。

▼ついに織田信長が登場した。しかし、市川海老蔵さん
には申し訳ないが『恐ろしい信長』を意識しすぎたのか、
脚本のままなのか、このころ(永禄10年)の信長はわれ
われのイメージより怖くなかったように思う。まして唯一
の盟友である徳川家康に対して娘の徳姫の結婚相手
選びで命令する高飛車な態度を取ったとは思えない。
18日のNHK大河「おんな城主 直虎」は直虎の母・
祐椿尼の実家・新野家の娘の「さくら」の今川家の重鎮、
庵原氏への嫁入りを強調されるために挿入された場面
だと思われる。ましてや、家康が武田信玄との間に友好
(婚姻などで)を結ぶことは、この時点では考えられない。
武田家と徳川家は内々に今川家の領地を分割する密約
があったが、それでも少しでも領土が広い方が決まって
いる。徳川家は当時、織田家あってのもので、独力で
武田家と戦う力はない。家康が唯一といっていい負け戦、
のちの三方が原の戦いが物語っている。ひとつ考えられる
のは、家康の「武田と」とのひと言が築山殿(瀬名)の悲劇
を暗示されるために行われた演出かもしれないということ。
ただ、そのために信長と人格と家康との関係を捻じ曲げる
ことは許されることではない。作りすぎると内容のないつ
まらないものになってしまうということだろう。今後、直虎
にはさらなる最大の試練が訪れる。
歴史観を持って展開してもらいたい。

6/19(月)キャプテンの一言

2017/06/19 月曜日 - 20:44:16 by captain

▼やっぱり尼崎だけにとどまらなかった”殺人アリ”
の「ヒアリ」。神戸市はきのう(18日)積み荷が陸揚げ
されたポートアイランドの神戸港のコンテナヤードで
およそ100匹のヒアリが見つかったと発表した。この
事件は先月26日、中国から神戸港に到着(20日)
したコンテナが尼崎市に運ばれ積み荷を降ろす際、
数百匹のアリと卵が見つかったもので、専門家が
鑑定した結果、9日になって猛毒を持つ「ヒアリ」と
確認された。普通に考えれば卵も一緒に見つかった
のだから女王アリが存在するはず。ところが、これまで
女王アリは確認されていない。偶然、女王アリなしで
中国から運ばれてきたのであればいいが、2・5ミリ
から6ミリという小さなヒアリがすでに2か所で発見
されていることから、完全に駆除できたとは言い難い。
原産地が南米の中央部であるにもかかわらず、すでに
中国、台湾、オーストラリア、ニュージーランドなど
環太平洋諸国で生息が確認されていることを考えると
徹底的な捜索が求められる。

▼外来種といえば、熊本県天草近海で珍しい貝が
捕獲された。タイ、マレーシア、フィリピン、台湾など
東南アジアの海を中心に生息している「ハルカゼ
ヤシガイ」という30センチにもなる巨大な貝。きのうの
日本テレビの映像を見ると両手でないと抱え上げられ
ないような大きさで、報道によると大きさおよそ30センチ、
重さ7・4キロもあったという。「ハルカゼヤシガイ」は
暖かい海の比較的浅い場所に住み、ほかの貝を捕食
しているとのこと。もちろん、日本では初めての捕獲で
専門家は温暖化と船と一緒に来たと推測している。
人が故意に離したのでなければ、間違いなく船だろう。
稚貝ならバラストとしての海水の中に紛れ込んで、温暖
化が進む日本の海で成長したか、船底に付着したそこ
そこの大きさの貝がそのまま日本の海に紛れ込んだの
だろう。せめてオニヒトデなど害をなす海生生物を捕食
してくれるなら許せるが、ほかの有用な貝を食べ尽され
ては一大事である。ヒアリもそうだが船による荷物の移動
には十分な配慮が必要だろう。多くの外来種は人の手
によってもたらされているのだから。

▼函館競馬はかつてのイメージがまったくなくなってしまった。
第1日の土曜日(17日)に2本(10R、11R)、第2日の
日曜日には3本とレコードの大安売りとなった。特に日曜
日のメインレースGⅢ「函館スプリントS」の1200メートル
は土日で3度もレコード決着となった。まず土曜の11R
1000万以下クラスの「HTB杯」はこれまでのレコード
1分07秒8を0秒2縮める1分07秒6の勝ちタイム(勝ち
馬タマモビリリアン)。翌日の8R500万以下の平場戦では
勝ち馬エリシェヴァが1分07秒5で逃げ切り。そして「函館
スプリントS」では3歳牝馬のジューヌエコールが50キロの
軽量とはいえ1分06秒8という驚異のレコードタイムで快勝
した。しかも6着までがレコードタイムというもの。土曜の
レース前なら10着までがレコードというもので、これだけの
高速馬場を誰が予想しただろうか。北海道(函館と札幌)
の洋芝得意(時計がかかるパワー勝負タイプ)の馬たち
の苦戦の原因といって間違いない。ということでボクの
馬券は悔しささえない大外れとなってしまった。今週以降
は速い持ち時計を持っている馬をチェックしなければなら
ない。ただし、今週は大イベント夏のグランプリと言われる
「宝塚記念」(GⅠ、芝2200メートル)が阪神競馬場で行われ、
ファン投票1位のキタサンブラックが出走する。
このレースはしっかり的中したい。

6/16(金)キャプテンの一言

2017/06/16 金曜日 - 20:38:05 by captain

▼白亜紀(およそ1億4550万年前からおよそ
6550万年前)の9900万年前の地層から時空
を超えて現代にワープしてきた「ベロン」には
驚きだ。これは日本ナショナルジオグラフィックは
14日配信したもので、エナンティオルニスという
超小型恐竜のヒナに付けられた名前。ヒナと
いっても化石だが、ミャンマーの9900万年前の
樹液の化石=琥珀の中から見つかったもの。
およそ7・5センチの琥珀の中には、頭、翼、ツメの
ある脚、皮膚そして羽毛までがはっきりと残っていた。
この種はスズメほどの大きさで発見当時は真鳥類
だといわれていたが、今では6550万年前に絶滅
した小型羽毛恐竜ということになった。最近、ティラ
ノサウルスについて羽毛がなく、鱗に覆われていた
という研究成果が発表されたが、これに対して、
羽毛は全身ではなく、一部に存在したという説も
いわれている。現在の鳥類の祖先が恐竜であること
では一致しているが、かつてニュージーランドで生息
していた3メートルにもなるジャイアントモアの先祖は
どの恐竜なのだろうか。おそらく1種ではなく、恐竜の
多くの種が鳥としてわれわれも前に姿を見せている
のではないだろうか。

▼今週、中国からアッと驚くニュースが入っていた。
時事通信などが伝えたもの。それによると、中国は
来年2018年に打ち上げを予定している月面無人
着陸探査機「嫦娥4号」でジャガイモなどの育成や
蚕の卵を使った生育実験を行うことを国営新華社
通信が報じたことを明らかにした。中国政府が重慶
大学などと共同で「月面ミニ生態園」という直径16
センチ、高さ18センチ、重さ3キロのアルミ合金製
の空間で実験するもの。土、水、空気を使い100日
間に及ぶ実験の様子は世界中に映像を中継する
計画だというので注目したい。中国はすでに習近平
国家首席が「宇宙強国」を掲げて取り組んでいる。
ほかの国と違い”一声”で予算がつくので、短期間
にアメリカ、ロシアに迫るだろう。一帯一路で大陸を、
南シナ海の要塞化で海を、そして月や火星まで乗り
出し、世界に中国を誇示しようとしている。留まること
を知らない欲望に各国がどう対応するのか、平和
主義だけとは思えないので心配が先立つ。

▼来週の夏のグランプリGⅠ「宝塚記念」を前に今週
から函館競馬がスタートして本格的な夏競馬に突入
する。最初の重賞はGⅢ「函館スプリントS」(芝1200
メートル)が18日の日曜日に行われる。函館は個人
的に大好きな街で、過去7回ほど訪れ、そのうち6回
は函館競馬場にも足を運んだ。ボクが訪れた時代は、
函館競馬から新馬戦(2歳、かつては3歳)が始まり
夏競馬のスタートだった。ただ函館の新馬戦は1000
メートルと1200メートルだけだったと記憶している。
現在は後半から1800メートル戦(7月9日、同16日、
同23日)もあり、来年のクラシックをめざす馬たちも
登場するようになった。かつて函館シリーズが前後
半8日ずつの16日間だったが現在は6日ずつの前
後半合わせて12日間で行われている。「函館スプ
リントS」には春の短距離王、GⅠ高松宮記念の
覇者セイウンコウセイ(8枠12番)が出走する。
6月からクラス編成が行われた恩恵で4歳馬の
セイウンコウセイはクラスに適応される賞金が
半額になったことで56キロの斤量となった。洋芝
の函館は初登場となるが負けることはないのでは
ないか。相手は函館巧者の8枠13番のブランボ
ヌール、5枠6番のクリスマス、7枠10番のシュウジ
に、初の芝となる2枠2番のノボバカラを穴で。

6/14(水)キャプテンの一言

2017/06/14 水曜日 - 22:22:32 by captain

▼きょうのニュースでも伝えた通り、先月20日に
中国・広州市から神戸港(ポートアイランド)に到着
した貨物船から”殺人アリ”と呼ばれている「ヒアリ」
が日本に上陸した。確認されたのは初めてのこと
で毒性昆虫で大騒ぎになった「セアカゴケグモ」
以来の騒動となった。指定外来種で、しかも世界
の侵略的外来種ベスト100にも入っている。
尼崎市内のコンテナ開封場所で集団で発見され、
環境省では現場を含め神戸港なども消毒を実施
したが「ヒアリ」は大きさ2・5ミリから6ミリと極めて
小さなことから、国内に紛れ込んだ可能性も否定
できない。「ヒアリ」の尻にある針で刺されると
アレルギー反応「アナフィラキシーショック」を起こし
最悪死に至ることがある。漢字で書くと「火蟻」で
火がついたように熱く痛いところから名づけられた。
アリに羽を付ければハチにそっくりとなる。
「ヒアリ」は分類上ハチ目スズメバチ上科アリ科と
なり、スズメバチと近い遺伝子を持っていれば
当然、毒もあり、しかも強力なものでも何ら不思議
ではない。「ヒアリ」は元々南アメリカの中央部が
原産といわれているが、今や北アメリカをはじめ
オーストラリアや中国、マレーシアなど太平洋に
臨む広い範囲で繁殖している。開けた草地を好み、
アリ塚と作り巣とする。「ヒアリ」そのものはかなり
小さい存在で分かりにくいが、巣はすぐに確認
できると思うので注意したい。

▼「ヒアリ」も怖いが、アリの仲間で一番強烈なのは
やはり「グンタイアリ」だろう。こちらも南北アメリカ
大陸はじめ、7属が中央アフリカなどに生息している。
1度、グンタイアリの行列を映像で見たことがある。
行列に邪魔なものが大きな動物であろうが、小さな
生き物であろうが、集団で襲い死に至らしめる。
おそらく怖さ知らずという点では地球上で最強では
なかろうか。多くは巣を作らず、隊列を組んで
ひたすら前進することから「グンタイアリ」の名前が
つけられた。その名の通り敵を蹴散らして進むので
、人であっても避けて通る必要がある。

▼11日放送のNHK大河「おんな城主 直虎」は
2度目となる龍の雲が浮かび、龍雲丸が井伊家に
召し抱えられることを断り、物語が乱世の直虎に
戻るものと思っている。区切りとなる別れになった
のだから、今後、龍雲丸の登場は避けてもらいたい。
でも願いは叶いそうにないが…。
この物語はおんな城主の直虎がいかに井伊家を
潰すことなく「中興の祖」といわれる井伊直政に
つないだかが最も重要なテーマであって、その
道筋に沿って展開していくべきもの。多少、横道に
逸れるのは史実の不足からやむをえないと思って
いることも事実だが、あまり脱線が長いと物語の
本質が分からなくなってしまうだろう。また、ことし
の大河は女性目線であることも承知しているが、
NHKの大河の枠は外してほしくない(今後、大きく
崩れてしまうようだが)。それが視聴率に現れ11日
12・3%、前回4日12・1%(ビデオリサーチ調べ、
関東地区)と低空飛行を続けている。幸い次回
18日放送分にはこの時代最大の巨星「織田信長」
が登場する。さらに徳川家康(まだ松平だが)
とともに、激動の日本を表現するものと期待される。
そして今川氏真が裏切られた腹いせに武田信玄
に対して「塩止め」を行うらしい。となれば名前だけ
でも上杉謙信も出てくるかもしれない。とにかく、
この時代の動きは激動に相応しい波乱の連続
なのだから、その描いている時代の芯を抑え
ながら直虎を表現してもらいたい。
多少の道草は女性が主人公なので仕方がないと
思っているのだから。

6/12(月)キャプテンの一言

2017/06/12 月曜日 - 22:04:21 by captain

▼日本時間のきのう午前に行われたアメリカ3冠
レースの最終戦「ベルモントS」(ニューヨーク州、
ベルモントパーク競馬場、ダート2400メートル)に
出走を予定していた日本のエピカリスは直前に
右前脚に不安が出て残念ながら取り消した。
萩原調教師は「炎症は決して深刻なものではなく、
ほぼ出走できる状態でしたが、時間が足りません
でした。帰国後はできる限り早くファンの皆様に
元気な姿をお見せできればと思います」(サンスポ)
と話している。残念ではあるが症状が軽度だった
のは不幸中の幸い、日本では無敗が継続中
なのでムリはせず、できるだけ早くターフに帰って
きてもらいたい。一方、この「ベルモントS」(2番
人気のタップリットが優勝)は日本でもJRAが
馬券を発売していた。発売開始から3時間経った
時点でエピカリスの取り消しが発表されたため
売り上げ総額およそ5億1851万円のうち返還金
はおよそ8058万円に上った。海外のビッグレース
を買いたい人と日本馬を応援したい人がいるので、
結果として去年の凱旋門賞から始まった海外主要
レースの馬券発売で最低となってしまっったが、
競馬に取り消しはつきもの、この返還額はやむを
えないところだろう。

▼一方、国内の新馬戦(メイクデビュー)では
金曜日にこのコーナーで触れた超良血馬ジナンボー
がきのう、東京競馬場の第5レース(芝1800メートル)
に登場。父ディープインパクト、母アパパネという
父母ともに3冠馬という組み合わせで生まれた
2歳馬は当然1番人気に支持された。血統から
すると単勝1倍台でもおかしくなかったが、結果的
に2・7倍と圧倒的な支持というわけではなかった。
しかし、レースは1000メートル1分03秒0という
スローペースもあって序盤はアタマを上げ気味に
見えたが、最初だけであとはスムーズに2番手に
付け直線を向くと早々に先頭に立ちラスト3F最速
タイの34秒8で快勝した。勝ち時計は1分49秒9
だった。鞍上のデムーロ騎手は距離が延びても
大丈夫と話していることから来年のクラシックが
今から楽しみになってきた。父と母、そして
ジナンボーのオーナーでもある金子真人氏は
「名前が面白いでしょう。勝ちっぷりが良かったし、
勝った後も落ち着いて堂々としていた。この後も
楽しみ」と話し、12冠(父7冠、母5冠)ベイビー
に夢を広げていた。

▼先週、T―レックス=ティラノサウルスには
羽毛がなく鱗で覆われていたという説が発表
されたと伝えたが、これに対して中間的な研究
成果を発表したのがカナダ、アルバータ大学の
古生物学者のスコット・パーソンズ氏。これは
9日、日本ナショナルジジオグラフィックが配信
したもので、それによると羽毛か鱗かは体の
大きさが関係したのではないかとしている。
つまり体の大きなほかのティラノサウルス科の
恐竜を調べたところ、やはり鱗がだいぶ部分を
占める結果になったという。これは体の巨大化に
よって羽毛部分が減少して鱗の部分が広がった
ためだとしている。それなら羽毛恐竜が希少価値
かといえば、今や世界各地から続々と羽毛恐竜
の化石が発掘されている。さらにいえば、地球上
のあらゆる場所で繁栄している鳥類の祖先が
恐竜だということはほぼ共通の世界認識になって
いることも間違いない。中生代最後の白亜紀には
恐竜は巨大化したといわれている。その一つ前
のジュラ紀には大小織り交ぜて生息していた。
その中の小さい方が羽毛を発達させて鳥に発展
していったということはごく自然の成り行きだった
ことは想像に難くないだろう。

6/9(金)キャプテンの一言

2017/06/09 金曜日 - 21:51:57 by captain

▼地球の生命はどのようにして誕生したのか、
多くの化学者が、小惑星や彗星が太古の地球
に衝突して、その中に生命の元となる物質が
あった。あるいは海の誕生とともに波の運動に
よって生まれた―などいろいろの説が唱えられ
てきた。ところが今回、恒星系が誕生する段階
ですでに生命の元になる物質が検出されたと
いうニュースが飛び込んできた。これはAFP時事
がきょう(9日)配信したもので、イタリアのアル
チェトリ天文台とオランダのライデン天文台の
科学者が同時に8日付のイギリス王立天文台
学会月報に発表された。それによると、南米チリ
にあるアルマ電波望遠鏡を使い地球からへび
つかい座の方向400光年の場所にある若い
3つの恒星を取り巻く濃い星間の塵やガスを
観測した結果、生命に欠かせない物質
「イソシアン酸メチル」をそれぞれ発見したという。
「イソシアン酸メチル」はタンパク質の形成に
きわめて重要な役割を果たす物質で、形成
されつつある惑星系にすでに存在していた
ことになる。つまり、太陽系でも惑星系が
出来上がる前に生命の元が普通に存在した
ことになる。この事実から生命は宇宙でごく
平凡なものということになる。恒星が誕生
する場所には生命の元が存在することが
分かったわけだから、星の表面を詳細に
観測する技術が開発されれば、その星へ
直接行かなくても生命を確認することが
できても不思議ではない。400光年先と
いうことは太陽系がある銀河系の中と
いうことになる。急速に進歩する人類の
科学技術からみても近い将来、地球外
生命を見ることができるかもしれない。

▼今週、JRAのGⅠレースは休みだが、
海の向こうアメリカでは3歳クラシック3冠
レースの最終戦「ベルモントS」(ダート
2400メートル)がニューヨーク州のベルモン
トパーク競馬場で(日本時間11日午前7時
37分発走予定)行われる。日本から3月の
UAEダービーでハナ差2着惜敗だった
エピカリスが出走する。11番枠となった
エピカリスだが、12頭立てと少頭数に
なったことで外枠の影響はないだろう。
それより断然1番人気と思われた全米
2歳チャンピオンで2冠目「プリークネスS」
2着だったクラシックエンパイアが直前の
挫石(石を踏む)で回避したことで、チャンス
が巡ってきたかもしれない。今回の
「ベルモントS」には5月6日の1冠目「ケン
タッキーダービー」(ダート2000メートル)
の勝ち馬オールウェイズドリーミングと
5月20日の「プリークネスS」(ダート1900
メートル)の勝ち馬クラウドコンピューティング
が出ていない。ライバルになりそうなのは
ルッキンアットリー(ケンタッキーダービー
2着、プリークネスS4着)ではないか。日本
の3冠レースは春2レース(皐月賞、ダービー)
秋1レース(菊花賞)だが、アメリカの3冠レース
は春の短期間にイッキに行われる。ダート戦
でのアメリカ馬の強さはけた違いだが、今回
はチャンスかもしれないので注目したい。この
レースの馬券はJRAから発売される。

▼日本でもGⅠではないが、11日注目で新馬
戦(メイクデビュー)がある。東京競馬場第5レース
(芝1800メートル)に父ディープインパクト、母
アパパネの第2子、その名も「ジナンボー」(美浦、
堀厩舎)。長男のモクレレは故障もあって1戦未
勝利だが、父母ともに3冠馬の息子がどんな
走りをするのか、来年のことを思いながら観戦
(生はムリだが)したい。

6/7(水)キャプテンの一言

2017/06/07 水曜日 - 21:01:03 by captain

▼秋の後半、10月中旬から11月下旬にかけて
見ることができる「おうし座流星群」。アルデバラン
を中心に「すばる」(プレアデス星団)などで構成
されている。この流星群の中に紛れて地球に接近、
または衝突する可能性がある小惑星が存在している
という研究結果が発表された。これはAFP時事など
が7日伝えたもので、チェコの研究チームが明らか
にした。それによると、おうし座流星群の中に200
メートルから300メートルの小惑星が少なくとも2個
含まれている新たな分枝(集団)を発見したという。
この集団には直径数十メートル以上の未発見の小
惑星が多数存在する可能性が非常に高いとしている。
そのため、数年に1回は衝突の危険性があると警告
している。本来、流星群は地球の公転軌道上を通過
した彗星からまき散らされた直径1ミリから数センチの
小さな塵が地球の大気圏に突入したときに摩擦で高温
になり元の10倍程度に輝くもの。今回、いわれている
ものは別の小惑星がおうし座流星群の同一軌道を通る
ものと思われる。本来の大きさが数十メートル程度なら
地上に到達する前に燃え尽きてしまうか、小さな隕石と
なってしまう確率が高い。もちろん、小さくても人に当たれ
ば致命傷になるので怖い話だが、高速で落下してくるの
で避けることは不可能だろう。

▼およそ6550万年前の巨大隕石で滅亡したとされるのは、
今も絶大な人気を誇る恐竜。近年、T―レックス=
ティラノサウルスをはじめ多くの恐竜に羽毛があった
というのが定説になりつつあったが、国際研究チーム
が7日、イギリス王立協会の専門誌「バイオロジー・
レターズ」に羽毛ではなく鱗に覆われていたという
研究結果を発表した。AFP時事が伝えた。これは
ヒューストン自然史博物館にあるT―レックスのクビ
の表皮、尾などの標本やティラノサウルス科の近縁
種4体を調査して発表されたもの。確かに調査した
4体については羽毛を確認できなかったかもしれないが、
これまで多くの調査で羽毛があったことが分かっている。
では、どういうことなのだろうか。現代に照合してみては
どうだろう。21世紀になっても新種が続々と見つかって
いる。これからもこの勢いは続くと思われる。それなら
白亜紀という遠い過去の生き物だって同様に多様化して
いたはずである。その中には羽毛があるものやないもの
が存在していても、何の問題もないと思う。一ついえること
は恐竜から進化した結果、鳥類が生まれ、隕石の奇禍
にも負けず現代の繁栄を築いたということ。ただティラノ
サウルスのような大型の恐竜から鳥へ進化したとはさすが
に思えないのは事実だろう。

▼恐竜の時代よりはるかに現代に近い今から77万年前
の千葉県市原市の地層に地層時代区分の「チバニアン」
(千葉時代)という名前がつくかもしれない。以前から話題
になっていたが、きょう7日、日本の茨城大学や国立極地
研究所などの研究チームが国際地質科学連合に申請する
と発表した。チバニアンは新生代第4紀更新世の77万年前
の地層。ライバルはイタリアで正式決定は来年になる見込み。
中生代のジュラ紀も地名からきており古い時代区分の多くは
特徴的な地層から命名されることが多い。2分の1の確率
ならぜひとも「チバニアン」になってもらいたい。基準値の
地層は海底で連続的に積もった安定性があり、生物や気候、
地磁気の変化が分かるなどの条件を満たす必要がある。
関係ないかもしれないが、心配は「チバニアン」がすでに
特許庁にある個人から登録が出されていること。使い勝手
が悪くなる可能性がある。

6/5(月)キャプテンの一言

2017/06/05 月曜日 - 22:24:18 by captain

▼ことしの2歳馬の一番星に輝いたのは、
父ディープインパクト母ケイアイガーベラの牡、
ケイアイノーテック。このワクワクするレースを
現場で観戦した。土曜日(3日)阪神競馬場の
第5レース、芝1600メートルで行われ、トップ
スタートを切った2番のケイアイノーテックだったが、
鞍上の福永祐一騎手がサッと3番手に下げた。
前半の1000メートルが1分3秒0というスロー
が流れだったが折り合いをつけ、直線を向くと
メンバー最速のラスト3F33秒8の末脚で2着馬
に2馬身差をつけて快勝した。
レース後、福永騎手は「期待通りいい内容でした。
完勝でした」(サンスポ)と将来性をうかがわせる
談話。また管理する平田調教師も「ゲートは
速かった。センスはいいし能力は高い」(同)と
話す。このあと放牧して秋から始動、暮れのGⅠ
「朝日杯フィーチュリティS」をめざすという。
ちなみに去年の一番星も平田調教師と福永騎手
のコンビ(レッドラシーマ)だった。一方、きのうの
GⅠ「安田記念」(東京競馬場、芝1600メートル)
は7番人気のサトノアラジンが豪脚を発揮して
初のGⅠを奪取した。サトノの冠のオーナー、
里見治さんは去年のサトノダイヤモンド(菊花賞)
以来、これまでの惜敗を晴らすようにGⅠを勝ち
まくっている。高額馬、良血馬が多いので今後も
要注目だろう。

▼昨夜の内容から想定すると主人公の直虎の
年齢は30歳から32歳くらいだろうか。NHK大河
「おんな城主 直虎」を1年間50回も放送するのは
ムリがあるのかもしれない。だから激動する戦国
日本列島を無視する形でドラマを進行されると、
今どこにいるのか分からなくなってしまう。直虎
が30歳だと永禄8年=1565年となり32歳なら
永禄10年ということになる。永禄10年=1567年
は織田信長が岐阜城を定め「天下布武」を宣言
して全国制覇への野望を鮮明とした年だ。
翌永禄11年には上洛を果たしている。この年
には武田信玄と徳川家康による駿河切り取りが
始まっている。つまり今川家が滅亡するという
こと。こんな緊迫した情勢の中で盗賊集団との
やりとりを何週にもわたって続けていることに
非常な違和感を覚える。当然、井伊家もその波
に飲み込まれている。永禄11年(今川館も陥落)
には直虎は井伊谷城を小野政次に奪われること
になる。すかさず時々登場する井伊3人衆
(菅沼忠久、近藤康用、鈴木重時)がとってかわり、
井伊家は風前の灯火となる。だが同11年には
虎松(のちの井伊直政)は徳川家の家臣、松下
清景に再嫁した母(しの)とともに引っ越して松下姓
を名乗ることになる。
もちろん、虎松の命が狙われるとの考えによる。

▼こうした緊張した時代にもかかわらず「忙中閑
あり」のような展開を入れる必要はないと思う。
確かに人手は井伊家に限らず小さな領主では
恒常的に不足していたということは事実だろう。
しかし、当時は兵農分離は行われておらず、
農繁期以外は領主のために戦(いくさ)に駆り
出されたり、土木工事やそれこそ山仕事もさせら
れたりしただろう。もちろん武田信玄も同様で、
田植え時期には戦を控えた。ただし織田信長は
兵農分離を最初に行った大名で、当時日本最弱
という風説があった尾張武士だが、実は間違って
いると思っている。役割分担を明確にしただけで、
確かに平均的には弱かったかもしれないが、
槍専門とか鉄砲専門とか分野別にみれば、それ
ぞれ特化しているので、いわれるほど弱いとは
思っていない。信長のあと、豊臣秀吉の「刀狩」
によって兵農分離が完成するとともに寺社も武器
を召し上げられた。