「べっぴんサークル文楽へ行こう!」は
人形浄瑠璃文楽技芸員の男前代表、吉田玉翔さんがゲストでした!
玉翔さんは、高知県のご出身。
高校時代は野球をやってらしたそうです。スポーツマンなんですね。
お母様が先代の吉田玉男さんの大ファンで、大阪へ文楽を見に行かれる時に
一緒に出かけた事が文楽に触れるキッカケです。
ファンだったお母様は玉男師匠の楽屋にもいらっしゃっていたとかで、
子供の頃から師匠の事を「カッコいいおじちゃん」と思ってらしたそうです。
そのまま玉男師匠に弟子入りをしたのが18歳。
以来25年です。
「野球部を途中で辞めた事を、後々まで後悔したんです。
あんな思いは絶対にしたくないという気持ちで、辛抱ができるようになったと思います。」
と、おっしゃっていました。
今週末、6月23日(土)・24(日)は国立文楽劇場で、
「若手文楽会」が行われます。
玉翔さんも忠兵衛を遣わはりますので、ぜひお出かけくださいね!
開演時間 午後1時 (午後4時30分終演予定)
※開場時間は、開演の30分前の予定です。
演目 万才 (まんざい)
絵本太功記 (えほんたいこうき)
夕顔棚の段
尼ヶ崎の段
傾城恋飛脚 (けいせいこいびきゃく)
新口村の段
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「あっちこっち行ってみ~」は
没後50年「藤田嗣治展」が開催されている山王美術館へ行って来ました。
山王美術館はJR難波駅に直結するホテルモントレ グラスミア大阪の22階にあるという
ホテル常設の美術館です。 珍しいですよね?
本展覧会は、山王美術館のコレクションから、全28点が展示される展覧会です。
作品点数が少ないと思われるかもしれませんが、
山王美術館では、‘同館の収蔵品’での展覧会を行っています。
よそから借り受けたり、もしくは他館へ貸し出したりは原則なさっていないんです。
ですから、ここでしか見られない作品ばかりなんですね。とても貴重ですよね。
藤原嗣治は東京美術学校卒業後、1913年初めてパリへ渡り、
成功を収める為に模索・工夫を重ね、独自の画風を築き上げます。
作品の中には常に日本人というアイデンティティが生き続けていて、この頃のサインには漢字の‘嗣治’が併記されているんです。
藤田は美しい「乳白色」「線描」といった画法でパリの人々を魅了し、
瞬く間にパリ画壇の寵児となります。
ピカソやモジィリアニも大変注目していたんだそうです。
その後、世界恐慌、世界大戦と時代に翻弄されながらも、国際的画家として制作を続けます。
戦後、再度渡仏。その後1955年にはフランス国籍を取得し、1959年にはカトリックに改宗し洗礼を受けています。
本展ではパリ留学時代の初期の作品の初展示から晩年の作品まで時代ごとに紹介しています。
初期の風景画・水彩画から晩年の子ども像、
「ど~なってんのん?」とつい見入ってしまう繊細で美しい油彩画まで、
明治から昭和にかけての作品の変遷を見る事は、時代が画家に与えた影響について考えさせられます。
日本画や木彫の展示もありますので、ぜひご覧になってくださいね。
ホテル内の美術館ですから、前後にゆっくりランチやティータイムを楽しむのもいいですね。
山王美術館
会期 2018年3月1日(木)~7月31日(火)
開館日 毎週月~金曜日(月~金曜日の祝日は開館)
開館時間 11時~17時(入館は16時半)
アクセス JR難波駅から約2分、大阪メトロ四つ橋線なんば駅北改札30番出口約2分
他各線なんば駅から約2分~10分
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♪今日のオンエア楽曲♪
1. VICTORY / EXILE
2. VOLT-AGE / Suchmos
3. 雨 / Gigliola Cinquetti
4. アンブレラ / 椿屋四重奏
5. 永遠の一秒 / 田村 直美
6. 愛のしるし / PUFFY