ラジオ大阪 OBC

防災ラジオステーション

2023/09/01(2)『ハッピー・プラス』大阪880万人訓練/関東大震災に学ぶ/あべてんBOSAIスイッチ

 「防災の日」であり関東大震災から100年の節目でもある2023年9月1日(金)、今年4回目の防災特別企画は、「過去の災害に学び、備えに取り組む」をテーマに、6:30から16:30までのワイド番組で、様々な視点から災害と備えを取り上げてお送りしました。

 

「新しいあなたの朝に!ハッピー・プラス」8:00~11:00出演:若宮テイ子)では、人と防災未来センター高原研究員から関東大震災について伺ったほか、大阪府「令和5年度 第12回 大阪880万人訓練」、阿倍野・天王寺で開催される防災イベント「あべてんBOSAIスイッチ」を取り上げました。

 

 

大阪府『令和5年度 第12回 大阪880万人訓練』について

今年12回目を迎えた「大阪880万人訓練」。
府民の、自らの身を守る行動に繋げ、防災意識を高めることを目的として行われます。

ただの訓練とやりすごさず、万一の事態をシミュレーションして、
・実際に机の下に隠れるなど命を守る行動をしてみる
・メールの受信をきっかけに実際に避難場所に行ってみる
・災害用伝言ダイヤル171をかけてみる
・おおさか防災ネットで避難所情報を確認してみる
などを実践してみましょう!

 

近代日本に未曽有の被害をもたらした関東大震災から防災を考える

ゲスト:阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 研究員 高原耕平さん

100年前に起きた関東大震災のメカニズムや規模などについて解説していただき、被害から学ぶべきことを伺いました。

関東大震災では、10万人以上と数えられる死者の、大多数が火災によるものだったこと、明治維新以降の人口急増で災害に弱い街が形成され被害が拡大したこと、殺人などによる痛ましい事件が多数あったことなど、現代の私たちにも戒めと捉えるべき特徴があります。

高原研究員は、こうしたことは貴重な学びであるとともに、やはり個人の基本的な備えが重要であり、特に職場や学校から自宅への帰宅困難など、起こりうる事態を具体的にイメージして対策をすること、物資の備蓄や避難場所を家族で話し合うことを、ぜひ取り組んでほしいと呼びかけられました。

 

9月16日(土)開催「地域とつくる防災イベント『あべてんBOSAIスイッチ』」

ゲスト:あべてん防災コンソーシアム 橋本真緒さん、松尾紀明さん

阿倍野・天王寺の地域の「人・企業・団体」で構成される「あべてん防災コンソーシアム」が主催する防災イベント「あべてんBOSAIスイッチ」についてご紹介いただきました。

 

阿倍野・天王寺は遠方からも多くの人が集まる場所。災害時には多くの帰宅困難者が発生することが考えられます。
ここに来る人、そして、その地域の人・企業・団体が「今、ここで南海トラフ地震が起きたら?」ということを具体的に考え、それぞれに備えようというのが、テーマのひとつです。

気軽に訪れた人に、このイベントをきっかけに「心の防災スイッチ」をONにしてもらえたらという思いで、スタンプラリーやワークショップなど楽しい企画をたくさん用意されています。

イベントを紹介してくださった橋本さんは、100円ショップの商品で手軽に作ることができる「防災ポーチ」を作るワークショップを開かれるということで、パーソナリティーの若宮さんにもたくさんの商品の中から自分に必要なものを選んでもらいました。

 

このイベントには、ラジオ大阪も参加させていただき、お家の中の防災対策の啓発と、ロゴ入り防災ラジオや、ローリングストックに最適なオリジナルレトルトカレーを販売しました。