BOROさん/文楽学習/いろトリどり

大病を乗り越えてこの番組に来てくださったのが2015年でした。
ご自身も、今回のアルバム「RISING!」で11曲書き下ろして、「シンガーソングライターとして完全に復帰した感じ」と仰っていました!
ボロさんの深い詩の世界がダイレクトに伝わってくる作品ばかりです。

内田裕也さん、萩原健一さんとの思い出深い「大阪で生まれた女」から40年。記念のアルバムを聞いて、ぜひライブにも足を運んでください!

9/29 午後2時 からツタヤ戎橋6階でインストアライブ

ライブは
11/23 神戸モズライトカフェ
12/8 大阪 湊町music bar S.O.Ra.
で行われます。

詳しくはBOROさんのオフィシャルホームページで確認してくださいね。

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国立文楽劇場から徒歩で約10分。
大阪市中央区にある高津小学校にお邪魔しました。

こちらでは、総合学習の一環として約20年前から授業に文楽を取り入れていらっしゃいます。
毎年6年生が1年かけて「二人三番叟」と「五条橋の段」をお稽古し、11月には発表するんです。

私たちがお邪魔した日は、敬老の日に近くのお年寄りに披露する二人三番叟の通し稽古でした。

太夫の竹本織太夫さん、三味線の鶴澤清馗(せいき)さん、人形の桐竹勘次郎さんが到着するのを、三業のリーダーが校門でお迎えします。

お稽古の部屋に先生方が入られた時には、子供さん達はもう準備をして正座で待っている状態です。
教室内はとても緊張した雰囲気です。

「宜しくお願いします!」と声を揃えてご挨拶の後は、いよいよ通し稽古です。

太夫さん達、しっかり声が出ています。
三味線の3人も、重たい三味線と分厚い撥をがんばって見事にあつかっています。

人形は3人で動かすだけでも大変なのに、小さく足で拍子を取りながら、段取りもバッチリ演じています。
鳴り物や後見など、それぞれの役割が全てに関係していますから、段取りはとても大切です。

もう、感激です!
泣けてきました!

あらためて気づいたのですが、文楽って指揮者がいないんです。
合図を出す人がいないのに三業はもちろん取り巻く全ての役割がピッタリ合うんです。

本当に真剣にお稽古していないと、なかなかこんな風に仕上がらないと思います。

通しが終了するとそれぞれの先生方がアドバイスの時間です。
その後、担当ごとに分かれてのお稽古です。

毎回先生方にみていただけるわけではありませんので、貴重な時間を無駄にしないよう皆真剣です。

三味線のお稽古は一階にある「ぶんらくしつ」で行われていました。
こんな教室があるんですね。
お道具や首が並んでいました。

太夫さんのお稽古も、繰り返しのアドバイスに応えようと子供さん達も
一生懸命です。

床本をちょっと覗かせてもらいました。

自分で書く事も大切なんですね。
11月の発表会にむけて、先生方、技芸員の先生方、そして何より子供さん達も、一生懸命です!
地域性を生かした取り組みは
これからも続いていきます。

がんばれー!

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今日のあっちこっち行ってみ~でご紹介したのは
嵯峨嵐山文華館で行われている
「いろトリどり – 描かれた鳥たち」です。

日本の風土に根ざした鳥たちは、多くの画家によって描かれてきました。
日本に住んでいる鳥は白、黒、茶など、自然の中で目立たない色をした鳥がほとんどです。
クジャク、インコやオウムなど色鮮やかな羽をもつ海外の鳥たちは、
貿易によってもたらされ、描かれていくようになりました。

展示の最初には
ニワトリなどを多く描いた江戸中期の伊藤若冲、洋風画の技法でオウムやクジャクなど珍しい鳥を描いた司馬江漢(しばこうかん)の作品が並びます。
軸に墨絵の若冲、鮮やかなニワトリを描いた作品もあります。
どの鳥も目が印象的ですね。

その他、トリのように空を飛ぶコウモリの絵や、着物の柄や髪型など意匠化されたトリも紹介されていました。
円山応挙の「雪中南天鴨図」は清々しくてとても美しい絵です。

長沢芦雪(ながさわろせつ)の「富士越鶴図」には、本物より角度が急に描かれた富士山を、一列になって飛ぶ鶴が描かれています。
ところがこの鶴たちはサギのように首を「Z型」にして飛んでいるんです。
本当はまっすぐに首を伸ばして飛ぶんですよね?

1本の木に10種類の鳥が集まっていたり、日本では自然には生息しない鳥が描かれたり、

絵の世界だからこそできる「ありえない情景」を生み出すことができるんですね。

2階の120畳の大広間にも作品が展示されているのですが、
それぞれのキャプションがとても楽しいんですよ。

「群れるってこういうことですか?」
「こりゃめでたい!鳴き声は『ゴキッチョー(ご吉兆)』」
「タンチョウの中に2羽だけナベズルがいます」

など、ちょっとクイズっぽいものもあるので、ついついしっかり読んでしまいます。

橋本関雪(はしもとかんせつ)の「霜葉晴鳩(そうようせいきゅう)」という作品には鳩が描かれているのですが、
「ピジョンミルクご存じですか?」というキャプションがついています。
ハトが雛に与えるエサは、虫や昆虫ではなく、栄養のある白い液体を作ってあげるのだそうです。
初めて聞きました!

今回の展覧会では、江戸時代から近現代までの多種多彩な鳥にまつわる絵画が展示されていて、実際の鳥と描かれた鳥を比較をしたりしながら、鳥の魅力に迫っています。

今日から一部展示替えがあり、後期の展示がはじまっています。

また、こちらには、百人一首の歴史や魅力を伝える常設展示があります。

約800年前、歌人・藤原定家が選んだとされる『百人一首』。
特に有名な「小倉百人一首」の’小倉‘は、ここ嵯峨嵐山の小倉山を指しています。
そのふもとに、藤原定家の山荘があったといわれています。

百首の歌が、詠み人の小さな人形と一緒に展示されています。
子供の時に覚えた句を探すのも楽しいですよ。

2階の広間からはゆったりと流れる大堰川を望むことができ、
1階にはロケーションの素晴らしいカフェも併設されています。

周囲には観光客で賑わう渡月橋からお土産物屋さんが並ぶ通りとは違う、静かな嵐山が広がります。
嵯峨嵐山文華館はとても素敵な場所にありますので、ぜひ散策の楽しみを広げてみられてはいかがでしょう?

「こんな嵐山もあったんだ」と、ちょっと得した気分です。

展示は一部を除いて写真撮影可能です。

「いろトリどりー描かれた鳥たちー」は
2019年10月20日(日)まで。

開館時間 10:00 – 17:00(入館は16:30まで)
     *カフェ 嵐山 OMOKAGEテラスの営業時間も同じです
休館日  火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間

詳しくは嵯峨嵐山文華館のホームページをご覧ください。

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♪今日のオンエア楽曲
 1. こしゃくなレディ / スターダストレビュー
 2. はじめましての気持ちを / DAOKO
 3. 不思議な恋 / BORO
 4. 小さな拳銃 / BORO
 5. Baby Don’t Cry / 安室 奈美恵
 6. Koi / androp
 7. 離郷の歌 / 中島 みゆき
 8. 秋からも、そばにいて / 南野 陽子