吉田和生さんⅡ

今週も「べっぴんサークル文楽へ行こう」では
人間国宝 吉田和生さんのお話をお送りしました。

毎年、巡業で愛媛県の内子座での文楽公演がおこなわれています。
愛媛は和生師匠の故郷です。

巡業になるより前、
亡くなられた文雀師匠に弟子入りなさって20年の時、
師匠から「20年やし故郷でやったらどうか」というお話があったそうです。
まさに「故郷に錦を飾る」ですね。
師匠からのうれしい申し出ですよね。

今では恒例になった文楽内子座公演も、今年22回を数えます。
彼の地の方々も、和生師匠が人間国宝になられて
一層の盛り上がりでしょう。

ある年の内子座公演で、本番中に停電したことがあったそうです。
そこで機転をきかせて劇場の一番上に並んでいる明かり取りの窓、
1階の入り口などを全て開け放ち、舞台に燭台を立てて無事最後まで
お芝居が出来た、、、という事もあったそうです。

内子座は、大正5年に建築された芝居小屋です。
昔の芝居小屋だからこそできた‘照明’ですね。

お客様からは「いつもより雰囲気があってよかった。」という
お声もあったそうです。

文楽内子座公演。行ってみたくなりました。

シリーズ「技芸員の手」です。
手のひらにタコができるのは「女形を遣っていることが多いから」
だそうです。
細かい動きが必要だからタコができるそうです。

反対に立て役は胴串(どぐし)をしっかり握るので
タコはできないそうです!

いよいよ来週末11月3日(土)から文楽11月公演が始まります。
1部2部ともとっても魅力的な内容です。

時間がないとおっしゃる方、ちょっと見てみたいとおっしゃる方には
ひと幕だけから見られる、お得な「幕見券」がオススメです!

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「あっちこっち行ってみ~」は奈良・興福寺の中金堂をご紹介しました。
興福寺は、法相宗の大本山の寺院です。
平城京遷都と同じ710年に創建され、中金堂は714年にできました。
中金堂は、1180年の平氏による南都焼き打ちなど戦災や火災で7回焼失して、
その度に再建されてきましたが、1717年の火災以降は仮堂でしのいでいました。

その中核施設の中金堂が301年ぶりに再建されたことを祝って、
先日、5日間かけて「落慶法要」が行われました。

私も、華やかな様子の写真を新聞でみました!
「落慶」って、正倉院展の説明文で見るくらいしかありませんでしたが、
それが、この平成の世に行われたんですよね。

再建された中金堂は東西37m、南北23m、高さ21m。
奈良では江戸時代に再建された東大寺大仏殿に次ぐ大きさの木造建築です。

中金堂の本尊は1811年に造られた釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)。
その周りに国宝の四天王像(13世紀)などが安置されています。

また、法相宗の祖師を描いた法相柱は日本画家の畠中光亨画伯によって再現されました。
法相の教えを確立・発展させてきた14人の祖師が描かれています。

重要文化財の厨子入り木造吉祥天倚像(もくぞうきっしょうてんいぞう)は
お正月の3日間のみ御開扉されます。
 

真新しい朱塗りが秋空に映えて本当に美しい。
ご本尊は江戸時代に再建されたもので、お堂の中では一番新しいそうです。
また、今回金箔を貼り直したのでひときわ艶やかです。

「800年たったら四天王像みたいになるからね~」と
係の方がおっしゃていました。

そうなんですよ。
301年ぶりに再建されて、この先何百年にも渡っての大きな‘事業’が
なされたわけです。

「ようやってくれはった」と思いますよね。

興福寺は

場所 近鉄奈良駅から徒歩約8分、JR奈良駅から徒歩約18分
時間 9時~17時(入場16時45分まで)
    11月11日までライトアップと夜間特別拝観が行われています。
    夜間拝観は17時半から20時まで(入場は19時半まで)です。
拝観料 大人500円、中高生300円、小学生100円。

また11月11日(日)まで 北円堂が特別開扉されています。
弥勒如来坐像、無著・世親菩薩立像などが公開されていますよ。

国宝館では乾漆十大弟子立像( かんしつじゅうだいでしりゅうぞう) 、
あの阿修羅像で有名な、乾漆八部衆立像(かんしつはちぶしゅうりゅうぞう)が
安置されています。

そしてかつて興福寺東金堂に安置された梵天立像と帝釈天立像が
長い時を経て再会した特別展示も11月15日(日)までおこなわれています。

北円堂、国宝館など、詳しくは興福寺のH.P.をご覧くださいね。

こんなに近くに奈良があってよかった。
奈良の紅葉はこれからですよ。

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♪今日のオンエア楽曲♪
 1. 贈る言葉 / GReeeeN
 2. デイ・ドリーム・ビリーバー / ザ・タイマーズ
 3. SHOW ME / 森川 由加里
 4. 花瓶の花 / 石崎ひゅーい
 5. Hold On / Wilson Phillips
 6. 想い出にかわるまで / スターダスト・レビュー
 7. 甘えんぼ / 大塚 愛
 8. アイムホーム / 山崎 まさよし