文楽劇場 首担当 村尾愉(たのし)さん

べっぴんサークル文楽へ行こう!
文楽人形の首(かしら)をつくっていらっしゃる村尾愉(たのし)さんにお話しをうかがいました。

現在使われている首の90%は昭和の名人といわれた四世大江巳之助さんの作品です。
ただ、約400ある首の中でも、例えば‘文七’と呼ばれる勇ましい男役の首でも、演目や場面によって階級や状況でつかいわけるそうです。もちろん役柄や階級や、場面にあわせて色を塗り直したりと作業は尽きません。これをお2人でなさっています!

もちろん村尾さんがつくられた首も舞台に出ています。
また文楽には新作もありますので、役に合わせた首を村尾さんが作りはります。
先日行われた「フィガロの結婚」の首も、以前つくった首に手をいれて再登場したものだそうです。

舞台がはじまってからも、いつアクシデントに見舞われるかわかりませんから、次の舞台の準備をしながら常に劇場で不測の事態に備えていらっしゃいます。「保健室の先生みたいに・・・」とはピッタリな言葉でしたね。

「首は顔より調子や」とは人間国宝吉田簑助師匠の言葉だそうです。

人形遣いさんは正面から人形を見て遣うわけではありません。
ですから、思ってはる向きに人形が向いてるかは、考えている調子にあっているかで変わってくるんですね。

村尾さん曰く、四世大江巳之助さんの首はその部分一つとっても素晴らしいんだそうです!

インタビューの間に、舞台を終えた人形の髪型をなおしてらっしゃる床山さんと新作の首の話しをされていました。
「ようぉおうてたよね・・・。」と話しながら、大切そうに首をご覧になっていました。

貴重なお話をうかがえて、本当にうれしかったです。
村尾さんにはくれぐれも健康第一で過ごしていただきたいです!

文楽4月公演もいよいよ30日(月・祝)に千秋楽を迎えます。
手軽な幕見席もありますので、ぜひお見逃しなく!

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「あっちこっち行ってみ~!」は、大阪市立美術館で行われている
「特別展 江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」をご紹介しました。

一口に戯画といっても多種多様なものがあるんだそうで、本当におもしろい企画でした。
江戸時代には、多くの戯画(ぎが)が描かれたそうで、
今回の展示では「鳥羽絵」をキーワードにその江戸時代の戯画を紹介しています。

「鳥羽絵」は、戯画の源泉ともいわれていて、広く戯画や漫画(思いつくまま漫然と描いたもの)を指したり、18世紀に大坂を中心に流行した軽妙な筆致の戯画を指します。
大坂では「鳥羽絵本」が出版されて、多くの人を楽しませたそうです。

最大の見どころは、4月17日(火)から5月13日(日)の前期限定で、世界で初めて一挙に公開される、歌川国芳の「金魚づくし」シリーズ全9作品!
江戸における戯画の名手される歌川国芳の作品の中でも高い人気「金魚シリーズ」では、金魚たちがにわか雨の中で傘をさしたり、いかだに乗ったり、尾びれを尻からげしたりしてます!物売りは赤ぼうふらやミジンコを売ってたり!愛嬌あるタッチで描かれています。
「金魚づくし」シリーズの9作品が揃うのは前期5月13日までです。

その他「鳥羽絵本」は今見ても本当に楽しいです!
大口開けて笑う人たち、転げ回る人、デフォルメされた人物達など、多彩です。
滑稽に描かれる地獄の亡者たちは、鬼達からちょっと思いつかないようなバカバカしい責めにあいます。

また、様々な擬人化された生き物が登場します。
カエル、おたまじゃくし、金魚、牛、犬、馬、猫、亀、ねずみ、、、そして妖怪!
もう擬人化する題材が尽きたのか?と思うほどです!
「亀の顔が当時の人気役者」という絵は、版元の読みがはずれて売れ行きが悪かったそうですが、なかなか気持ち悪いもんでした。

子供さんが見ても面白いと思いますよ。

こんなフォトスポットもあります。

江戸時代の戯画約280件を展示する今回の特別展。

鳥羽絵を洗練させた耳鳥斎(にちょうさい)の作品をはじめ、鳥羽絵から影響を受けたとされる葛飾北斎や歌川国芳らの作品を通して、江戸時代に描かれた様々な笑いの世界が紹介されています。
この展示は巡回の予定がなく、大阪1会場のみでの開催なんだそうですよ。

江戸時代の人達がどんな漫画で笑っていたのか。
笑いの文化が階間見えます。

 

大阪メトロ御堂筋線・谷町線「天王寺駅」15・16号出口、JR「天王寺駅」中央改札口、近鉄「大阪阿部野橋駅」西改札口、
開催期間 4月17日(火曜日)から6月10日(日曜日)まで 49日間
       前期:4月17日(火曜日)から5月13日(日曜日)まで
       後期:5月15日(火曜日)から6月10日(日曜日)まで   ※開催期間中展示替えあり
休館日:月曜日(ただし、4月30日は開館)
開館時間 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

入館料  一般1,400円(前売、20名以上の団体料金は、1,200円)、
      高校・大学生1,000円(前売、20名以上の団体料金は、800円
      ※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)
      ※大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金

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♪今日のオンエア楽曲♪
 1. freebird / SMAP
 2. 緑の日々 / オフコース
 3. アイラブユー / 西野 カナ
 4. Boom Boom / Paul Lekakis
 5. すこしだけ やさしく / 薬師丸 ひろ子
 6. 恋におちたら / Crystal Kay
 7. クローバー / CUNE