伊敷亜依子さんにお越しいただきました。
視覚に障害がある人が白杖を持って歩いていて、
青信号で渡ったり、スマートフォンを操作していると、
「見えてるでしょ」「詐欺じゃないか」と罵倒される事が
あるそうです。でも実は、白杖を持って歩いている人の中で、
全盲の人は少ないそうです。「視野の真ん中だけ見える」
逆に「ドーナツのように周辺だけ見える」見えると言っても、
目の病気をかかえていらっしゃるので、
視力は0.1もないという人も多いです。
ほかにも、「光だけ感じる、陰がわかる」など
目の状態は人によって様々です。そんな皆さんが
白杖を持って、確認しながら歩いておられます。
白杖をたよりにして歩く事は訓練を受けていても怖い事ですが、
そんな中で冷たい声をあびせられると、とても悲しいそうです。
そんな勘違いを防ぐため、「はくたん」が誕生しました。
伊敷さんが考案した「はくたん」は、白杖を単2電池くらいの
サイズにして、手にかけるひもの部分が天使の輪になり、
背中には天使の羽が生えています。ストラップになった
ひとつには、白杖=全盲 とは限りません。と書いてあります。
一緒に付いているヒモは、組紐でほどくと
もしも白杖が折れた時などに応急処置に使えるそうです。
このストラップをつけて街を歩いて、
みなさんに広く知っていただきたいと思います。
ひとつ500円で販売しています。視覚に障害がある皆さんが、
ツイッターで交流している中で生まれたこのストラップ。
有志で作成されているので、ほとんどが材料費だそうです。
いずれは、はくたん着ぐるみが出来たらなと思いますので、
是非多くのみなさんにご購入いただいて協力お願いいたします。
ご希望の方は「はくたんストラップ制作委員会」の
ツイッターをご覧いただくか、
hakutan.strap@gmail.com までメールをしてください。

