国立民族学博物館 准教授の広瀬浩二郎さんに
お越しいただきました。
兵庫県立美術館で開催される企画展
プロデュースされました。
視覚障害者である広瀬さんの音声ガイドを聞きながら
作品に触れてみましょう。視覚障害者のみなさんが、
どのような感覚で作品を感じているのでしょうか?
作品の大まかな形だけでなく、手触りや温度など、
視覚に多くを頼っている晴眼者が忘れている感覚を総動員して、
全身で作品をみるそうです。
晴眼者の為の、見えない見えにくいという疑似体験ではなく、
視覚に頼らず作品を鑑賞する体験です。
会場を出る最後にどんな作品を触ったのかを観る事は出来ません。
自分が触って感じた作品がその作品そのものなので、観る必要もないのです。
会場にはアンケートがありますので、ご自身が感じた作品の絵を描くのも
おもしろいかなと思います。
「つなぐ×つつむ×つかむ 無視覚流鑑賞の極意」の開催期間は、
11月6日(日)まで。是非、兵庫県立美術館に足をお運びください。
9月19日(月・祝)午後3時からは、広瀬さんの講演
「人生の触り方・無視覚流の極意を求めて」があります。