ブラジルと椎葉を結ぶドラマ
今日のゲストの成世昌平さん、新曲は『ノスタルジア椎葉』。
民謡「稗(ひえ)つき節」のルーツ・宮崎は椎葉村が舞台。
椎葉村は日本3大秘境のひとつにも数えられ、
宮崎市内からでも車で3時間半。
その昔、米も獲れず、焼畑によって収穫した稗を食べていました。
その稗を食用に挽く作業の際に唄われたのが「稗つき節」。
その歌詞は山村の暮らしを取り上げたものや、
男女の情愛にかかわるものが多く、おおらかで土臭いものでした。
ところが長い歴史の中で男女の情愛だけを捉えた「猥歌」の要素だけが
残ってしまったそうです。
昭和2年地元の尋常小学校に赴任した教師・酒井繁一は
あまりにも低俗な内容に落胆し、「稗つき節」に美しい悲恋伝説の話を
織り込んだ幾節かを創作しました。
しかし、その酒井氏は、昭和7年にブラジルへ移住することに。
舞台は椎葉村からはるか海の向こうブラジルへ…
終戦をむかえ、ある日サンパウロの日本人街を歩いていると、
街角から聞き覚えのある「稗つき節」のレコードが流れてくる。
しかし、彼は自分の創作であることは誰にも名乗ることはなかったのです。
『ノスタルジア椎葉』は酒井氏の立場になって
ブラジルの大地から「稗つき節」を通して甦る
故郷・椎葉村の原風景をうたった作品です。
壮大なスケールで舞台が展開し、
何十年もの月日の流れがその背景には存在するわけです。
先週、このことを説明しようと
「ほんまもん」にゲスト出演した成世さん、
10分以上かけて熱弁を振るったものの
原田ANには「長い」と突っ込まれたばかり。
今日はリベンジとばかり、1枚の原稿を用意してのスタジオ入り。
出演後、たまたま聞いていた原田ANから
「今日は話がようこなれてましたわ、今日はよう分かりましたわ」
なんとなく満足そうな成世さんでした。
『ノスタルジア椎葉』の発売は、11月7日です。
さて、今日は昨日の南湖さんに続いてたまさんのファイナルレポート。
たまさんの場合は、レポートそのものより
スタジオに帰ってからの楽屋話、裏話のほうが印象的でした。
今日は何を言い出すかと毎回楽しみでした。
たまさん、南湖さん共通して口にしたのは
「毎回毎回全力を尽くしました。白い灰のように燃え尽きました」
9月でお2人とはお別れですが、充電して『僕ラジ』にもう一度戻ってきてください。