防災をアートの発想で

きょうは、従来とは少し違った視点で防災に取り組む団体をご紹介します。

NPO法人「プラス・アーツ」(2006年設立)

↑こんなおしゃれなビルに入っています。

その名の通り、○○プラスアーツ、「アートで街おこし」の取り組みもされているのですが、現在、防災分野がかなりの部分を占めています。

「防災」という既存の分野にアートそのものを持ちこむのではなく、アート的な自由な発想で、一工夫ある「防災」をしていこう!という想いで活動されています。

特に最近は、海外での防災教育に力を入れています。

2005年の阪神淡路大震災10年目から、子どもたちが楽しみながら防災を学べる「カエルキャラバン」という活動を国内でしていたのですが、海外にこういう取り組みがあまりないので、ニーズが高まり、2007年のインドネシアを皮切りに、フィリピン・タイ・ミャンマー・モンゴル・ブータンなど10カ国ほどで防災教育を展開しています。

 

プラスアーツの永田宏和(ながた・ひろかず)理事長

永田さんは西宮出身。阪神・淡路大震災当時、会社員だったので、自分の故郷が壊滅的になった姿に対して何もできなかったというもどかしさがあったのが今の活動への原点だそう。

震災後10年後でも20年後でもできる社会貢献があるのを実感される日々です。

 「アートな発想を防災に!」おしゃれな防災教育?とも言えるかもしれません。これまで「防災」というと、無機質に真面目に…というイメージでした。しかし、少し可愛くしたり、楽しくしたりするだけで、ぐっと身近に感じられます。

永田さんいわく「その方が伝わりやすいのでそうしている訳で、外見だけ可愛くしても意味がない。中身がしっかりした上で、楽しくする、おしゃれにする。“楽しくしていい”という工夫こそが、アートだ」と。なるほどなぁと思いました。

例えば、企業への「防災マニュアルブック・災害時の連絡ガイドブック」

災害時の一口メモが、日常携帯してもおしゃれなデザインになっています。

上の写真で永田さんが持っているのが、今月から始まり、プラス・アーツのHPから無料でダウンロードもできる「とっさのひとこと 東日本大震災の教訓を漫画で学ぼう!」

3コマ漫画をきっかけに、自分で考える防災教育を進める教材。

ケーススタディが、より分かりやすい「漫画」という形になったものですね。

プラス・アーツは今後、防災教育の海外での広がりをつなぐ役割をしたいという展望があるそうです。

学び合うプラットホーム作り

自分たちが一方的に教えに行くスタイルではなく、広がった先でつながっていくことが理想。

SNS全盛の現代社会、うまく使って、それぞれの国が学び合えるように…

この考え方は「世界規模の防災」につながっていきそうです。

 プラス・アーツに興味を持った方は、是非HPhttp://www.plus-arts.net/をご覧ください。